天彗の狩人   作:VerT-EX

11 / 21
 こんな夜中にこんにちは、ウェルテさんです。ハクメンコンモウが出現しそうな時間帯ですが、それはそれとして、奇しき赫耀のバルファルク、あまりにもかっこよすぎではないですか??あの波動砲みたいな攻撃なんなの?????????エリア移動だけでかっこいいのずるくないです?

 さて、今回は(今回も)作者の趣味モリモリです。今回とか次回とか、割とバゼルギウスの生態を捏造しています。ご注意をば


クエスト?:爆鱗の矢……?

 サイレンのような鳴き声と共に、爆鱗が降り注ぐ。衝撃を加えられた爆鱗は着弾すると順に爆発しようとしていく。

 

 が、着弾する直前、ミツネは泡をまき散らして爆鱗を遠くへと滑らせ、俺達はひとまず無事だ。

 

 

 

 

 

 バゼルギウスは対空したまま、ちらりとマムの方を見た後、こちらを見つめてくる。

 

 

 

 ……ん?なんかこう、こいつ、どこか違和感があるというか……?

 

 

 

 

 

 それでもとりあえず警戒するに越したことはないので、カカルクモナキに手をかけて警戒する。

 

 

 

 

 

 先に動いたのはバゼルギウス。炎の球を吐き出してくる。

 

 ミツネの吐き出した大きな泡とぶつかり、球は届かない。

 

 この隙に攻撃を加えるべく、翔蟲を用いて飛び上がる。接近と同時に抜刀、そのまま身を翻しながら急降下、頭部に斬撃を叩きこむ。

 

 

 

 うまい具合に入ったのか、バゼルギウスはスタンしながら落下、その衝撃で爆鱗が爆発し、爆風で少し吹き飛ばされながらダウン。

 

 追撃。気を溜めながら尾を狙い、ステップを踏みつつ攻撃を加える。

 爆鱗が胴にないこの間にと、ミツネは跳び上がって急襲……洗濯機のような回転を加えた体当たりを放つ。

 

 

 一歩退き、カカルクモナキを構えて一気に距離を詰めて斬りつける。

 が、丁度バゼルギウスは体勢を立て直し、後退するように飛び退いたせいで、桜花鉄蟲気円斬はバゼルギウスの尾に当たった。

 

 

「機動力が高いな……」

 

 マムは逃げただろうか……と思ってチラリと見れば、その場で立ちすくんで一切動いていなかった。

 

 バゼルギウスの方を見れば、既に空中にいる。あの構えは確か、特攻機のように突っ込んでくるものだ。狙いは、俺達より後方……マムの方だ!

 

「危ない!」

「ひゃえ?!」

 

 叫ぶと、マムは我に返ったのか回避行動を取ろうとする。しかし、それには遅い。

 俺達もなんとかしようと動くが、俺は翔蟲がまだ帰ってきておらず、ミツネも泡を用いて滑るが、体格によりバゼルギウスに追いつけない。

 

 

 バゼルギウスは特攻機が如く勢いでマムに突っ込む。そのままマムは突き飛ばされ――――――――なかった。

 

 

 

『クルルルル……』

「ひゃああああ?!」

 

 バゼルギウスはマムの目の前で急停止し、そっと地面に降りると、甘えるような鳴き声を出しながら、マムに頭をこすりつけていた。

 

「……何だあれ」

『……キュゥ』

 

 なんだあれ。心の底からなんだあれ。そう思うのはミツネも同じらしく、呆れたように鳴いた。

 

 襲っているというか、いや襲っているんだけど、どっちかというと襲撃という意味の襲うではなく……

 

「た、助けてーーーー!」

『クルル……!』

 

 とりあえず引きはがそうと思い一歩踏み出すと、途端にバゼルギウスは振り向き、こちらを威嚇するように低く唸ってきた。

 

「あー……ちょっと待て。今出るかな……」

「な、なにする気なの?」

「話す。」

「は、話す……?」

 

 (バルファルク)の記憶と、教官直伝の声真似を駆使して、意思疎通を図る。

 

 とはいえ、完璧にモンスターの言葉とかがわかるわけではない。俺はライダーじゃないし。ニュアンスと片言でゴリ押す感じだ。

 まあ、ミツネだけは例外的に何を考えているのかわかるし、ミツネも俺のことや言葉を理解してくれているようだが。

 

 あと、俺のできる鳴き声ってバルファルクだけなので、後ではちみつを舐めないと喉を傷める。人間の声帯では、あの甲高い声はかなり負荷がかかるのだ。あと、調子次第では出ない時がある。

 

「きあー、ぁー、あーあーあー……キァァァ……」

 

 よし出た。「おいそこの竜」と、若干高圧的な気もする感じで話しかければ、バゼルギウスは驚いたように目を見開いた。まあ、そりゃそうだ。人間がモンスターの、それも古龍の鳴き声だしてきたら驚くだろう。多分俺も驚く。

 

「キィィィィ……ァァァ、キィィ……?」

『クルルル……ガァウゥ』

「?!き、キィィ、キィァァ……」

『クルルルル!ガウゥ』

 

 マジで?という顔になってると思う。いや俺、異種婚姻譚は嫌いではないが、あまりにもこのバゼルギウスは、なんというか……

 

「えっと……なんて?」

「あー、えっとな。アンタに一目惚れしたって……」

「はあ?!でたらめ言ってんじゃないわよ?!」

「でも実際そうだから、俺に言われてもな」

『クルルルル』

 

 そう、俺が「何故その娘に構うのだ」みたいな感じのことを聞いたら、『この娘がオレのヨメだから』みたいなのが返ってきた。あまりにも驚いたので、「えっ、それマジで言ってんの?」と言ったら、自信満々に、だいたい『もちろんだ、だからお前らにはやらせん!』みたいな返事が来た。

 正確ではないが、大体あってるはずだ。

 

「で、でも私、何か惚れられるようなことをした覚えは……」

「あー、キィィ……?」

『クルルル』

「……『寝ていたところを起こしてくれた』、だそうだ」

「へ……?あ、あの時起きてたの?!」

 

 何か心当たりがあるらしい。

 あー、喉痛い。一応「そっちが来ないなら襲う気はない」とだけ伝えたし、もう鳴かないでいいだろう。ロイヤルハニー、帰りに採ってこ……。

 

「はあ……なんかこう、逆に落ち着いてきちゃったわ」

「しかし、狩猟するわけにはいかなさそうだしな……ん?」

『キュ!』

 

 飛来してくる何かに向かい、ミツネが高圧ブレスを当てて撃ち落とす。

 

「大丈夫かいなーーーって、なにしとるんや?!はよ離れ!」

「今、助ける……」

 

「ストップストップ、ちょっと待ってください!?」

 

 声の方を見れば、クルガさんとアトラさんが驚いた顔をしていた。飛来物は、アトラさんの放った斬裂弾だった。よく反応できたな、ミツネ。

 

 とりあえず、2人に対して全力で事情を説明する羽目になるのは見え見えなので、俺は面倒くささを感じてため息をついた。

 




閲覧ありがとうございま( ˘ω˘ )
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。