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「ところで、ドンドルマまでどうやって行くんですか?」
準備を終えて、温泉前広場……ではなく、村の入口の近くの広場に俺達は来ていた。勿論、バゼルギウス改めルギウスも居る。
そこでアトラさんを待っている間、気になってクルガさんに聞いてみることにしたのだ。
「もしかして、竜車と徒歩……
です?」
「いや……見れば、分かる。驚くぞ」
ミツネと顔を合わせ、首を傾げる。
マムのほうを見てみれば、なにかに気がついたのかハッとした顔になって、上を見ている。つられて見てみれば、そこには――――――――なんと、でっかい飛行船があった。
あれは知ってるし覚えている。龍識船だあれ。一回近くを飛行したようなしてないような……まあそれは今はいい。
とりあえず言いたいことはただ一つ。
「……本当に龍識船で行く気なのか?」
「せやでー」
「おっわぁ?!いつの間に……」
ひょこっとアトラさんが背後にあらわれた。いつの間に。
「ってことでやな、空から行くやで!」
「ええっと、先輩?」
「ん?なんや?」
「あのぅ……どうして飛行船じゃなくて、龍識船なんです?」
マムが聞く。確かに、空路で行けば、ユクモ村とドンドルマ間は一日程度で行けるとか聞いたことがある。
が、龍識船なんて大層なものを使わずとも、通常の飛行船でも大丈夫なはずである。
すると、アトラさんは苦笑いで答えた。
「そんがな……係留しとった飛行船がな、飛ばされて墜落したんよ。幸い、飛行船内の備品と風船部分が壊れたくらいで、人的被害とかはなかったで」
「先輩、でも、他にも飛行船はありましたよね?」
「あとはな、ルギウスくんもおるからってのもあるな。普通の飛行船やと、ルギウスくんには飛んでもらうことになってまうからな」
流石のバゼルギウスでも、超長距離飛行は難しいと思う。リオレウスでも、個体次第では微妙だろう
余裕でこなせそうなのは、
「ちゅーことで、はやいとこ乗船しいや!」
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翔蟲を使ったりルギウスに乗ったり、まあとにかくなんとかして龍識船に乗り込んだ。だいぶ無理矢理乗り込んだような気もする。
乗り込んで真っ先に、銀髪の少年……のように見える竜人がいた。
「あ、アトラさん!」
「おー、戻ってきたでー。夜なる言うのに来てもろて悪いな」
「いいんですよ。丁度この近くを飛行していましたし。それで、その方達が、おっしゃっていた……?」
「せやせや。このナルガクルガっぽいのがクルガで、バルファルクっぽいカラーなんがバルクくん。クルガの弟弟子や。で、金髪の娘がウチの後輩ちゃんのマムちゃんや」
「……ん」
「どうも。この子はオトモのミツネです」
『キュ』
「ふむふむ……ボクはこの龍識船の隊長を務めています、ハイメルと申します」
隊長のことは『男』の記憶で知っていたが、ハイメルという名前だったのか。
というか、アトラさんの紹介の仕方がなんというか……うん。気にするのは止めよう。
「それで、この爆鱗竜が」
「せやせや。マムちゃんの彼氏のルギウスくんやな」
「ちょっ、彼氏?!」
「違うたか?」
「いやぁ……えっとぉ……あってる……の?」
「俺の方を見られてもな」
『ムキュ』
助けを求めるように見られるが、どうしろと言うんだ。何もできることはないぞ。
「主席研究員さんが喜びそうですね……あ、お部屋はアトラさんのお部屋の近くにありますので!」
「……わかった。感謝する」
「もし甲板で寝たい方がおられましたら、寝袋もお部屋に置いてあったはずです。足りなかったら……」
「ウチに言ってや‼無駄に持っとるかんな」
とりあえず、その日は寝ることとなった。時間も時間だし、何ならいろんなことがあって流石に疲れた。
ドンドルマまで約一日。龍識船と言うのが何とも言えないが、久しぶり……
閲覧ありがとうご……ざ……( ˘ω˘ )