煉獄杏寿郎と巡るユグドラシル【オバロ×鬼滅】   作:空想病

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第漆話   煉獄杏寿郎、噂を聞く

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 ミズガルズ〈奥地〉第九開拓都市。

 

 ユグドラシル初期から人間の世界を冒険し、開墾(かいこん)し、プレイヤーたちの手によって開拓が推し進められた、九つ目の都市。

 時刻は夜更(よふ)け過ぎ。

 商業ギルド“ノー・オータム”が運営する、とある酒場。

 さまざまな美酒と美食がテーブルに運ばれ、人間とエルフとドワーフ、さらには獣人や小人系の亜人がどんちゃん騒ぎを繰り広げている。雇われた楽師隊が享楽の宴に心地よい演奏を添えて、力試しや腕自慢、それにともなう賭け興行まで執り行われている、巨大なウッドハウスのビアホール。人間と亜人ばかりが集うファンタジーゲームそのままの雰囲気がする店内──その一角で、とある噂話がもちあがった。

 

「聞いたか? あの噂」

「噂って?」

「アルフヘイムのワールドチャンピオンが引退したとかで、公式大会が前倒しになった話?」

「いやあ、そっちじゃなくて、ニヴルヘイムとヘルヘイムの」

「ああ! “モーズグズ消滅”の話?」

 

 モーズグズとは。

 北欧神話におけるニヴルヘイムとヘルヘイムの境界、ギョッル川にかかる黄金橋を守護する処女の門番のことである。

 彼女はこのユグドラシルにおいて、二ヴルヘイムとヘルヘイム、この二つのワールドを往来するものらを監視・監督する役割を与えられたNPCであり、神クラスの戦闘力を有するボスモンスターに位置する。ニヴルヘイムとヘルヘイムは異形種に有利なワールドであり、そのため逆に、人間種や亜人種の侵攻が難しい特性が組み込まれている。モーズグズは神話における冥界の門番よろしく、両世界へ入り込む人間種と亜人種のプレイヤーを通さない役割を担っていた──が、そのボスキャラが、何者かによって討滅され、ここしばらくの間は復活していない──消滅してそのままになっている──という噂。

 かのワールド・サーチャーズ……ギルドランキング最高二位に位置する探索ギルドからの報告というわけでもなく、二つの世界から離れたミズガルズには、あまり縁のない話であるため、そこまで確たる証拠はない。ただ、異形種狩りに赴くPK集団などにとって、ここ数ヶ月面倒な門番(モーズグズ)が消えているという情報は好都合な状況ということで、知るものには知られた伝聞として、各方面に伝播しているという状況にあった。

 

「おかしな話だよな。なんで運営側が用意するボスキャラが復活してないんだ? ヘイムダルやフレイヤみたいに、北欧神系のボスは討伐しても翌日には復活する仕様だろ?」

「じゃないとドロップ稼ぎもできないしな」

「おれ、モーズグズの外装(グラフィック)けっこう好みだから、早いとこ復活してほしいんだけどなー」

「いやそっちかよ」

「でも、確かにすげえいいよな、褐色(かっしょく)眼鏡(メガネ)(っこ)

「それに、ザ・戦乙女って感じ」

「武器も鎧もゴツくてかっこいいよな!」

「ボスキャラ討滅ねえ──それ、誰かがニヴルヘイムかヘルヘイムの異形種ギルドを討伐しに行くって話じゃあないのか? 前にナザリックへの大侵攻があった時は、野良の門番や障害、厄介なフィールドエフェクトは真っ先に潰されて、沼地から墳墓までのルートも整備されてたんだろ?」

「ああ。けど今更、あのナザリックに本気で向かう奴なんていないし、ニヴルヘイムのワールドチャンピオンがいる上位ギルドの拠点も、目立った被害は受けてないらしい」

「ギルドを合同討伐しにいくんなら、掲示板やスレで、募集なり布告なり出すはずだろ? そんなの最近見た覚えねえがな?」

「そもそもギルド討伐目的にしても、できて数日限定だったろ? 数ヶ月も復活なしの音沙汰なしって、おかしくね?」

「運営がさぼってるとか?」

「あのクソ運営だと割とありそうで困る」

「ギルド討伐って言えばさ。あの話は聞いたか? 謎の集団がさ、100位圏内のランカーギルドを十個も潰したって」

「謎の集団って、なんだよ?」

「ギルドやクランじゃないの?」

「それとも新実装のモンスター?」

「いや、ほんと噂でしかないんだけど、少年のアバターの剣士が────ん?」

 

 ふと。

 店内のざわめきが唐突に、引く波のごとく穏やかになった。

 鈴付きの入り口を見やると、不思議な佇まいの少年剣士が、たったひとり。

 それだけなら別にユグドラシルにおいて特筆すべきアバターではなかった。少年であることも、帯刀していることも、ごく普通の剣士(ソードマン)プレイヤーである。

 

「ようこそ、お客さん。ご注文は?

 うちのコックが提供する、アルフヘイム産オレンジジュースでも、いかがです?」

 

 この酒場は商業ギルドが運営しており、従業員もプレイヤーたちで多く構成されている。料理人(コック)給仕(ウェイトレス)も、すべて。そんな彼らを束ねる店主──禿頭髭面(とくとうひげづら)の大男は、この都市の造営にもたずさわった開拓者であり、巨大斧(ジャイアントアクス)を主武装とする凄腕の木こり(ランバージャック)だ。さらに、商業ギルドの一員としてだけでなく、第九都市の顔役としても親しまれている。五百年の大木のようなごつい見た目に(たが)わぬ太い声で、自分の背丈の半分ほどしかなさそうな少年を、彼なりに(こころよ)く迎え入れる。

 

 対する少年は物怖(ものお)じする風でもなく、はっきりと笑みを浮かべている。

 緑と黒の市松模様で(いろど)られた羽織。

 額には、火傷を思わせる大きな(あざ)

 太陽のように(まばゆ)い笑顔の少年は、こう(たず)ねた。

 

 

 

 

 

 

「この近くに、キサツタイという団体がいるという噂を聞いてきたのですが、どなたでも構いません、ご存じありませんか?」

 

 

 

 

 

 

 その夜。

 

 ミズガルズの第九開拓都市は、壊滅した。

 

 

 

 

 

 

 

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 ミズガルズ〈最奥〉第十一開拓都市。

 郊外。

 クラン:キサツタイ(鬼殺隊)が借りている拠点──格安のボロ屋敷を改装した、和風建築の一軒家。

 その庭。

 もとい“稽古場(けいこば)”。

 

 

 

「ははははは! どうした! どうした!」

 

 

 

 この家の主となった“師範”──彼の快活明朗な激励が、稽古場にこだまする。

 

「まだ素振り二万回(・・・)の途中だぞ! 頑張れ、みんな!」

 

「「「 は、はい! 」」」

 

「呼吸を意識することを忘れるな! 呼吸を極めるのだ! 呼吸を!」

 

 応じる煉獄の継子(つぐこ)たち──ではなく、クラン:キサツタイに属する隊員(プレイヤー)たちは、一心不乱に重量つきの武装──訓練用の木刀を振っている。剣道場の門下生のように道着と袴を身に着けているが、とくにこれといった特異な効能があるわけではない。ただ、煉獄が「稽古をする際は、この格好でなければ!」という具合に制定されたいきさつがあるのみ。

 彼らを監督する煉獄もまた稽古着に着替え、息を乱すことなく素振りを続けていた。

 それも、彼等に施されてる重量の三倍増しで。

 驚異的な体力と底知れぬ膂力を見せたまま、煉獄だけが素振り二万回を完遂してみせた。

 

「うむ! 皆、まだまだだな!」

「は、はいぃ」

「だが全員、一万回を超えることができるようになった! はじめのころは千回で音を上げていたことを思えば、実にすばらしいことだ!」

「あ、ありがとう……ございまひゅ」

「よし! 今日の稽古はこれまで! 各自休息! 道具は俺が片付けておこう!」

「れ、煉獄さ、いや、師範に、そんな、こと」

「気にするな! (からす)くんたちは本当によく頑張っている! そんな虫の息では立ち上がるのもままなるまい! いまは休むことが修行だぞ!」

「あ、ありがとうございます!」

 

 結果的にクランの発起人(ほっきにん)となったプレイヤー、カラスが応えた。

 まるで疲労の色を見せることなく、全員分の木刀を運び去っていく煉獄を見届け、大の字に寝転がるプレイヤーたち。

 

「……さすが、……煉獄さん、……だな」

 

 息も絶え絶えにカラスが賞賛する傍ら、シマとオルリが悲鳴じみた声をあげる。

 

「……カー、くん、私ら、ほんとに、これ、つよく、なってる、かな?」

「こ、ここまで、スポ根、全開、なる、なん、て」

「いやいや実際、バカにはできないよ。基礎体力の向上は」

 

 そう口をはさんだのは、「ツークフォーゲル」というプレイヤー名の、白衣を着た童女だ。

 小人ほどの背丈の少女は縁側に腰かけ、全員の心拍などのフィジカルデータを精査する空中タブレットを操作しつつ、金髪ショートヘアの頭上に、小悪魔のような笑顔アイコンを浮かべている。

 

「煉獄さんの言う“呼吸術”はよくわかんないけど、このDMMO-RPGの強さは、実際のフィジカル面の強さも大いに影響してくるからね。かの名高きワールドチャンピオン──最上位のプレイヤーも、肉体的な強さがあってこそって試算もあるし。まぁ、最上位の一部には重度の廃課金野郎もいるにはいるけど、アンタらは、そういうプレイスタイルじゃないでしょ?」

 

 彼女もまた、煉獄によって窮地を助けられたことのあるプレイヤーであり、この数ヶ月でクランに加入したメンバーの一人である。

 そんな仲間に対し、シマは恨めし気に手を伸ばした。

 

「ツーク、あんたも、稽古、参加、しなさいよ」

「いやいや~。私は頭脳労働専門だし~。それに、この見た目だし~。修行をつけるには、ちょっっと年齢が」

「ちゃっかりサバ読むな、同い年!」

「第一、私の戦闘はパワードスーツとオートマトンを使った遠隔戦主体だから。煉獄さんが言うところの裏方……“カクシ”的なやつ?」

「納得いかな~い! グルーさんみたいな鍛冶師や、チーウーさんみたいな魔法職特化ならともかく~! 私だって魔法火力役なのに~!」

 

 ケラケラと笑ってみせるツーク。

 

「しっかし、この数値──いつ見ても煉獄さんのフィジカルデータは……」

 

 軽く何かをぼやきそうになって、ツークは口を(つぐ)んだ。

 (いぶか)しむ間に、修練場へ三人のメンバーが遅れてやって来た。

 

「おお、おお。今日もやっとるな、若人(わこうど)よ」

「毎日おつかれさまです、皆さん」

「…………」

「タカナシさん、ファルコンさん、シラトリさん、おつかれさまです!」

 

 カラスが率先して仲間たちを迎え入れる。

 迷彩柄の軍服に銃器を担ぎ、1900年代の古いガスマスクをオレンジの頭髪に被る傭兵。清廉な純白の鎧を身に纏い、背中に銀色に輝く星球(モーニングスター)を担う白髪の聖騎士。大具足と面覆いで、その全貌をひた隠している鎧武者。

 外で一狩りしてきた三人を代表し、タカナシが大風呂敷を手渡した。

 

「これ、今日の収穫な。あと土産話(みやげばなし)もあるんだが、と、……煉獄の旦那は?」

「いま道具の片付けに──あ」

 

 タカナシに説明する前に、煉獄が残りのメンバーを連れて──武器の修繕や製造を担う鍛冶師・グルーと、魔法職を極めつつある女性・チーウーが、修練場に現れた。

 

「おお、ちょうどいい! 全員そろったようだな!」

 

 クラン:キサツタイの総員数、煉獄を含め九名。

 侍に転職したカラスをはじめ、女侍・シマエナガ、女忍者・オオルリ、童女の博士・ツークフォーゲル、鍛冶師・グルー、女魔法使い・チーウー、傭兵・タカナシ、聖騎士・ファルコン、鎧武者・シラトリ……

 誰もが煉獄に助けられるなどして、彼への敬意と助力を惜しまないユグドラシルプレイヤーたちである。

 カラスが喜色満面のアイコンを浮かべて煉獄を手招いた。

 

「煉獄さん。今日のお菓子はスイートポテトだそうです」

「おお! さつまいもの洋菓子か! 弟が作ってくれたことがあるぞ!」

 

 縁側でオオルリの手により切り分けられる大好物を前にして、嬉しさを大声の中にはちきれんばかりにつめこんだ煉獄。そんな彼のさまを見て、全員が慣れた様子で頷きつつ、茶を用意していく。

 世界樹を臨む空の下で、古式ゆかしい雅な茶の時間が供される……

 

 

「うまい!」

 

 

 (とどろ)烈声(れっせい)

 いくらゲーム内での飲食物が、実際に味覚ある存在ではない──効能としてはポーションと同じ、回復や強化用のアイテムだとしても、煉獄が本当に食べ物をおいしそうにしている様を見るだけで、全員が面映(おもは)ゆいものを感じるのだ。

 まるで本当に、彼という存在が生きているようにさえ錯覚するほどに。

 彼らは煉獄と語り合った。

 家族のこと。友達のこと

 学校のこと。生活のこと。

 そして、このユグドラシルのこと。

 煉獄もまた彼らとの語らいを大切にした。

 かつて、鬼殺隊で柱として率いていた仲間や、継子(つぐこ)であった甘露寺、弟・千寿郎に、語った時のように。

 

 煉獄は心の底から感謝している。

 彼らのおかげで、この世界で鬼殺隊を結成できたこと。さらには、煉獄一人では探しようがない、他にこの世界に来ているやも知れない鬼殺の剣士の情報を、出来うる限り集めようとしてくれていること。煉獄には使えないスレッドやネットなどを駆使してくれていること。行くあてのなかった煉獄に、この居宅を与え、住むのに最適なまでに手を加えてくれたこと。

 数え上げればきりがなかった。

 それらすべてのきっかけを作ってくれた──この世界における知識を語ってくれたモモンガたちにも、煉獄は感謝の念を新たにしつつ、キサツタイの仲間たちの会話に耳を傾ける。

 

「そういえば、タカナシさん。さっき言ってた土産話って?」

「ああ、それな。今日は、ちっとヤバイ報せ(ニュース)があってよ」

「やばい(しら)せか! それはなんだ、小鳥遊(タカナシ)青年!」

「ああ──旦那にだけ隠すわけにはいかねえしな──すげえ信じがたいんだが、この都市の隣の隣に位置する第九開拓都市。そこが壊滅したらしいんだわ」

「……なに?」

 

 ほぼ全員が(ほう)ける間を要した。

 

「第九が、壊滅?」

「うそでしょ、さすがに」

「デマとかじゃないの?」

「いや、まぁ、まだ詳細は調査中らしいし、俺らも実際に見に行けたわけじゃねえから確定とまではいかねえが。第十では、その話でもちきりになってる」

「ファルコンさんも、その話を?」

「ええ。タカナシさんとシラトリさんと一緒に聞きました。しかしなにぶん物理的な距離があるので、行って確かめる時間はありませんでした。その上、第九に繋がる転移門(ゲート)もすべて機能しないらしく……これは商業ギルド筋の、確度の高い情報です。確かめようにも、我々は転移系魔法が使えませんので」

「どう、チーウー?」

「──本当だ、第九への転移門が開けない」

「単なる嘘っぱちじゃないってことか?」

「ちょ、マジかよ」

「てか都市壊滅って、どっかのギルドの仕業(しわざ)?」

「いや、大量発生したモンスターに呑まれた、とか?」

「ユグドラシル初期時代ならまだしも、今時そんなヘマやらかす?」

「あるとしたら、やっぱ、ワールドエネミーとか?」

「でも運営から何のイベント告知もなしに?」

「……煉獄、さん?」

 

 ひとり静かに、だが、はっきりと見えそうなほどの憤怒に燃えている煉獄の姿がそこにはあった。胸の前で組まれた両腕が、ギシリと音を奏でるのがはっきりと聴こえてくる。

 そんな彼に対し、カラスとシマが率先して話しかけた。

 

「だ、大丈夫ですよ、煉獄さん! きっと誤報か何かですって!」

「そうですよ。第九開拓都市っていえば、割とこの世界でも凄腕が集まる都市なんですよ?」

「ああ。わかっている。が、しかし、それが(モンスター)の手によるものであるならば……」

 

 断じて許し難し。

 そう言外に発する煉獄の覇気は、慣れているはずのキサツタイ・メンバーでさえ、空恐ろしくなるほどのものがあった。

 今すぐにでも駆け出していくべきか、煉獄がそう思った、そのとき。

 

「ん?」

 

 玄関先に来客の気配を感じたのは、煉獄ただひとりであった。

「少し待っていてくれ」と短く言付(ことづ)けて、煉獄は屋敷の玄関に。この日この時間に、来訪を事前に告げていた人物に心当たりがあった。

 そして、彼等はそこにいた。呼び鈴を鳴らす直前に、煉獄は引き戸をあけて歓迎する。

 

「息災で何よりだ! 三人共!」

 

 人間種の姿に化けた異形種が三名──ぶくぶく茶釜、ペロロンチーノ、そしてモモンガ。

 だったが、

 

「お元気そうでなによりです、煉獄さん」

「……?」

 

 煉獄はモモンガの様子に、少なからず違和感を覚えた。

 声の感じは勿論、煉獄にのみ識別できるプレイヤーの表情も普段通りであったが、彼の常ならぬものを、煉獄は鋭敏に察知してしまう。

 

「どうされたのだ?」

「え? えと」

「何かあったのだろうか? 間違っていたら謝罪するが、まるで元気がないぞ、モモンガ殿?」

「そ、そうですか?」

「ああ──どうされたのだ?」

「あはははは……いえ、まぁ……そうですね、正直ちょっと、落ち込んでは、います」

「うむ。そうか。

 立ち話もなんだ。とりあえず三人共あがっていってくれ。

 今、キサツタイの皆と休息をとるところだった。遠慮することはない!」

「はい、──ありがとうございます、煉獄さん。じゃあ、お言葉に甘えて」

 

 煉獄の眼力の確かさに、ぶくぶく茶釜とペロロンチーノ姉弟は互いに頷き合った──ここへ連れてきて正解だったと。

 そうして、モモンガたちは慣れたように、屋敷の縁側……ではなく客間に案内された。

 

 

 

 

 

 

 

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 同時刻。

 

 

 

 緑と黒の市松模様を纏った少年剣士が、キサツタイのいる第十一開拓都市に足を踏み入れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




〇クラン:キサツタイ/鬼殺隊

構成員(メンバー)メモ

 名前        武装   職種

 煉獄杏寿郎     日輪刀   鬼殺の剣士   (物理火力役)

 カラス       日本刀   黒髪の侍    (防御役)
 シマエナガ     太刀    武士+魔法職  (魔法火力役)
 オオルリ      大鎌    忍者+料理人  (物理火力役)
 ツークフォーゲル  人形たち  博士+人形使い (回復役)
 グルー       大槌    鍛冶師兼建築家 (その他)
 チーウー      聖杖    神聖系魔法使い (魔法火力役)
 タカナシ      銃火器   ガスマスクの傭兵(探索役)
 ファルコン     槌矛と盾  星球の聖騎士  (防御役)
 シラトリ      刀と槍と弓 鬼面の鎧武者  (防御役)
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