転生先は、新世紀エヴァンゲリオン   作:㐂眼翔

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お久しぶりです。m(._.)m

ヨピスヨッピーです。( ´ ▽ ` )ノシ

ちょっくらヨピスの母星に行ってきて投稿遅くなりました。m(._.)m

それともう一つの作品も考えていた所為もあります…。(/ _ ; )

いや〜、久々に出すと緊張するわ〜。

では、どうぞ!(^ω^)


止めない足

鳴り響く警報機、第3新東京市は使徒迎撃形態へ移行していた。

 

「…はぁ、使徒かぁ。なんかこう色々あり過ぎて、気が滅入りそうだな。」

 

シンジは学校にも警報が鳴っているのを聞いて少し愚痴を零した。倒した体を起こして、溜息を一つ吐き重い腰を上げた。制服に付いた砂をはたき落とすとズボンの後ろポケットから携帯電話が震えていた。

それに気づいたシンジは、携帯電話を取り出し耳に当てた。

 

「もしもし?」

 

『もしもし、シンジ君?ミサトだけど、今中学校ね?使徒が接近中の為、急いで本部に来て!』

 

「了解です。諜報部員が用意してくれている車で、そっちに向かいます。」

 

『よろしくね!』

 

ブチッ

 

ツーツー

 

シンジは、携帯電話を仕舞い校門に向かう為その方向に向きを変えると少し離れた場所にレイが立っていた。不思議に思ったシンジはレイに近づく。

 

「あれ?どうしたの、レイさん。先に行ってたんだと思ってたけど?」

 

シンジはレイに聞くと、レイは紅い目でシンジを見ながら無表情で言う。

 

「…シンジ君、何を怯えているの?」

 

レイの一言で、シンジの体はピシリと固まる。そして、レイはシンジの手を持ち校門へと向かった。

 

(俺は怯えているのか…?)

 

シンジは内心で負の感情が渦巻いていた。

 

(人に殴られてまで、エヴァに乗るべきか…。本当に俺が人類を…、守れるのか…。)

 

そんな思いを持ちながらレイに手を引かれながら校門に着き車に乗った。シンジは考えが纏まらずネルフに向かった。

 

 

 

 

 

 

ネルフ本部

 

「波長パターン青と確認、使徒です…。」

 

日向は、モニターに映るデータを見てミサトに報告する。

 

「総員、第一種戦闘配置!」

 

ミサトはネルフのスタッフ達に命令をかける。すると、ネルフ本部内が戦闘配置のアナウンスに変わる。ネルフのスタッフ全員が慌ただしく動き回っていた。

 

「民間人の避難、無事完了しました。」

 

「第3新東京市は戦闘態勢に既に移行してます。」

 

そびえ立つ数々のビルは地下に収納されて行き、第3新東京市は使徒迎撃要塞都市になり変わる。

 

紅く紫が入った色に頭だと思われる部位は、丸く木の葉のような頭でデカく目があった。体は筒のように寸胴で首元にコアと呼ばれる部位があり、腕だと思われる部位はT字になっている使徒が第3新東京市に向かって来ていた。

 

使徒が東京湾から陸上に入ると、凄まじい数の砲撃が使徒の全方位から飛んで来ていた。だが、凄まじい数の砲撃を当たっているに関わらず使徒の進行は止まらなかった。

 

「国民が出した税金を無駄遣いとは…。」

 

リツコはボソリと呟く。今、ネルフにはゲンドウと冬月は不在の為にミサトが指揮権を持っていた。

 

「セカンドインパクトから15年経ってから、一体目の使徒が襲来だったのに今回は一週間も経たないで来たんだから。せっかちな奴ね、女性にはモテないタイプね。」

 

腕を組み使徒相手に皮肉を言うミサト。

 

「まぁ、先の戦闘での街の被害は無いに等しいから今回は存分にシンジの援護は出せるけど…。でもあの子、街中では戦おうとしないのよね…。」

 

「シンジ君は、[街と皆の居場所を守ります]って思ってるんじゃないかしら?あの子、ヒーロー的な気持ちで使徒と戦ってるかもね。あっ、そう言えばシンジ君にプラグスーツを渡してなかったわ。ミサト、此処は任せるわ。」

 

リツコは、発令所を後にした。

 

(シンちゃん、無茶しないでね…。)

 

ミサトは、シンジの事を内心で心配をしていた。

 

「葛城一尉!委員会からエヴァンゲリオンの出動要請が来ています!」

 

長髪のオペレーター、青葉が無線の受話器を持ちミサトに報告する。

 

「煩いやつらね、言われなくても出撃させるわよ。」

 

ミサトは、愚痴を零すように小声で呟いていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

学校から本部に到着し更衣室で着替えるシンジ。

 

「ふう、なんか変なスーツだなぁ。今からダイビングでも行けるスーツだよな、これは。」

 

シンジは、リツコに渡されたプラグスーツを着替えた。ツナギの様な形で、首の所から足から入れて着る。足の爪先から首まで纏い、最後にリツコに言われた通りにプラグスーツの手首にあるスイッチを押すとプラグスーツの中の空気が抜けてシンジの体にフィットする。

 

「おぉ!凄いな、このスーツ!ぴっちりしてのに動き辛くないし、窮屈じゃないし暑くない。いいねぇ!」

 

プラグスーツの性能を、体験してはしゃぐシンジ。その後、シンジは落ち着き深呼吸をする。

 

「すー!は~!っ、良し!行くか、使徒を倒しに。」

 

重く感じる足を動かし、更衣室を出るシンジ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第334地下避難所に、非難する民間人の集団がいた。

 

「ちっ、まただよ!」

 

舌打ちをした眼鏡の少年、相田が無線テレビを見ながら愚痴を零す。隣にいた鈴原は、シート敷いた床に座り両手で後ろに突っ張りながら相田に気になり聞いた。

 

「何がや?」

 

「見ろよ、ほら…。」

 

相田は鈴原に無線テレビの画面を見せる。

 

「また文字ばっかし。僕ら民間人にはなんにも見せてくれないんだ、こんなビックイベントだって言うのに~!」

 

「お前。ほんっまに好っきゃなあ、こういうの。」

 

それを聞いていた鈴原は、相田の熱心さに呆れていた。両手を握りあい、祈るようにして唸る相田。

 

「うう~~~っ。一度だけでいいから見たい~。今度は、いつ敵が来るか分からないし~…。………………………。」

 

先程から障しがった相田は突如静かになる。そして相田は顔下げ影が出来ると眼鏡が怪しさを纏った光を放ち、相田の口の端がつり上がる。

 

「あのさ…、トウジ?話したい事があるんだけどさ…。」

 

「な、なんや?急に…、えらいな笑いをしとるが…。」

 

相田の怪しい顔つきに、額から冷汗を流す鈴原。相田と鈴原の付き合いは小学生から続けてる為、お互いに顔つきで何を考えているのかを大まかにわかってしまう。鈴原は、相田に疑いの目を向けた。

 

「ケンスケェ、お前。途轍もない悪い顔しとるぞ?」

 

「トウジ、場所変えて話がしたいんだけど…。良いかな?…な?」

 

必死に相田は説得していると、鈴原はフッと笑う。

 

「しゃあないのぉ。じゃ、ケンスケ…。小便にいくか。」

 

鈴原は重い腰を上げるようにゆっくり立ち上がり、委員長である洞木がいる方向に体を向ける。それを見た相田も立ち上がる。二人は立ち上がり洞木の方に近づいた。

 

「委員長ぉ。」

 

鈴原は、同じシートに座る女子と話をする洞木に後ろから声をかける。鈴原に声をかけられ、洞木は後ろから呼ばれた為後ろに振り向く。すると洞木は、問題児とも言える鈴原を見て微妙な顔になる。

 

「何?」

 

「儂等二人…便所やぁ。」

 

洞木は鈴原の言葉で呆れた顔になり、洞木と話していた女子は不潔と思ったのか鈴原から視線を外していた。

 

「ちゃんと済ませなさいよね…。」

 

「えらいすまんなぁ。」

 

洞木に了承を頂き、鈴原と相田の二人は避難所の便所に移動した。

 

 

 

 

 

場所は変わり男子便所。

 

「あのさ、トウジ。手伝ってくれないか?非常口の扉を開けるの。」

 

「はぁ!?外に出たら、上のドンパチに巻き込まれるで!」

 

男子専用の便器で二人は並んで用を足していた。相田の言葉で、鈴原は驚き声を上げていた。

 

それもその筈、相田は避難所から抜け出して第3新東京市の街で戦う使徒とエヴァンゲリオンを見たいだけに危険を冒してまで外に出ようとしているのだから。

 

「死んでしまうでぇ、外に出てもうたらぁ!あかんでぇ…。」

 

友達が危険な事を止めようとする鈴原。だが、相田は意志を曲げないで鈴原を説得し始めた。

 

「死ぬ前に一度でも良いから見たいんだよ。それにトウジも見に行く義務があるよ。パイロットである碇を、あんな思っ切り殴ったんだぜ…。あいつが、[乗らない]って言い始めたら俺ら死ぬぜ?そんな事をしたんだ、トウジは。そしてあいつの意志も、今日ので良く分かってるんだろ?命がけで戦っている碇は、学校で聞かれても嘘をついてまで自分をパイロットを隠した。普通だったら、自慢しても良い筈なのにそれさえもせず。ましてや、謝ってる碇にトウジは殴るし。それは前の戦闘で、トウジの妹と親父さんが入院したけど碇も頑張って戦っている所に事故で怪我したんだろ?碇だって、街を守る為に敵を街から追い出して倒したんだから…ニュースに上げられてた爆発後も敵を倒した後見たら碇が街を救った事がよく分かるよ。それでも、納得できないならトウジが実際に見てみればいいんじゃない?後、なんで怪我したのか聞いてないの?」

 

鈴原は、長く喋る相田に返答も出来ずにいた。そしてやっと鈴原が喋れるようになったが、相田が言う妹と父親が何故どの様な事で怪我したのか鈴原は、はっきりとは聞いていなかった事に気づいた。

 

「そう言えば、ウチの妹とオトンが怪我した時の状況を聞いてなかったわ…。その時、もうケンスケからあの転校生がウチの学校に転校してきたって聞いておって…。その後に、妹とオトンがスーツを来た男の人から聞いてワイ…。スーツの人が話している最中に、一目散に学校に向かったんやった…。」

 

鈴原は相田から、第壱中学校にエヴァパイロットのシンジが転校して来たことを知らせていていた。鈴原はその時にスーツの男であるネルフの諜報部員から中途半端で話を聞いた為に、妹と父親が先の戦闘で怪我したのがシンジの所為であると決めつけていた。

 

「それって、家族が傷ついて頭に血が昇ってスーツの人から中途半端で話を聞いて学校に来て碇を殴ったって訳かよ。…もしかして、その後二人の怪我の理由を話そうとしていたんじゃないのか?スーツの人は…。ていうか、その人ネルフ関係者だな。」

 

鈴原は少しずつ顔をしかめていた。シンジは、あの二人を守った上で事故で怪我をしただけでそれを自分は家族が傷ついて頭に血が昇り、詳しく理由も聞かずにシンジを殴ってしまったんでは無いかと罪悪感に襲われていた。

 

「もしかして、ワイ。…えらいことをしたんじゃないか?」

 

「そうだよ!やっぱりトウジも見に行くしかないんだよ。碇がどんな戦い方してるかを。それで確認出来るじゃないか、よし行こう!」

 

二人は用を足すのが終わりズボンのファスナーを上げる。

 

「ケンスケ、ホンマお前は欲望に素直なやっちゃな。」

 

「へへっ。」

 

この二人の行動で大変な事が起きるとは、まだ二人は知らなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『シンジ君!用意は良い!?』

 

エントリープラグ内で鳴り響くミサトの声。シンジはエヴァに乗り、出撃の待機をしてコックピットの座席で身をリラックスをさせて目を閉じていたがミサトの声でゆっくり目を開ける。

 

「はい…。いつでも。」

 

『いい?シンジ君、使徒のA.Tフィールドを中和しつつ出撃後に出すパレットライフルでの一斉射撃。先手で使徒に攻撃をして。打ち方は、相手にライフルを向けるとセンターが出るからそれに合わせる事よ。』

 

「はい。」

 

リツコに使徒との戦い方を言われてる中、シンジは聞きながら違う事を考えていた。

 

(はぁ…、人に殴られてまでエヴァに乗っていいのだろうか?そして、悪い事したなぁ。鈴原君に。俺の意志表現として、護衛用の拳銃を渡して命の選択させるなんて正気を疑う事をして…。でも、それぐらいしか俺には出来ないからな…。償い方は。)

 

そんな事を考えている中、シンジを乗せたエヴァ初号機は射出口に運ばれていた。

 

(今日のエヴァは、視点が俺本人だけだな。心無しか前回とは少し違う感覚だな…。)

 

シンジはエヴァとのシンクロに違和感を持っていた。すると、リツコからの通信が入る。

 

『シンジ君、言っとく事があるわ。今回の貴方とのエヴァのシンクロ率が、前回よりも低いから少し動きが遅くなる事を頭に入れといてね。』

 

今のシンジのシンクロ率は、62.1%である為に前回より低いためシンジの視界は本人だけだった。そして、リツコはその事をシンジに知らせていなければ前回との違った動きでシンジはパニックになっていただろう。

 

「はい、わかりました。」

 

『じゃあ、頑張ってね!エヴァ初号機、発進!』

 

ミサトの号令が入ると、エヴァ初号機を固定したカタパルトが電流が走り地上に向かって射出された。

 

 

 

 

 

 

 

 

山の中に小さな神社があった。それに繋げた石段の階段に二人の男子が急いで息を切らせながら登っていた。二人は避難所から抜け出し、警備の薄い山中での非常口から外にでていた。

 

「お、おい。待ちぃな、ケンスケ!早すぎるで…。」

 

相田の後をついて行く鈴原が、静止の言葉をかけるが相田は耳に入らず登っていく。登り切った相田は、第3新東京市の街を全体に見回せる場所を見つけ身を低くして右手にカメラを持ち撮影を始めた。後から鈴原も相田に追いつき同じ場所で街を見下ろした。

 

「き、来たっ!」

 

使徒が街に入り、有る程度進むと使徒は移動を辞めた。使徒は移動の際に身を横にしていたが、移動を止めるとその場に身を起こすように体を立たせる。その場を見ていた相田は、歓喜極まって嬉し涙を流す。それに打って変わり鈴原は、使徒の姿を見て微妙な顔をしていた。

 

「す…すごい!苦労して来たかいがあった!」

 

(あれが使徒っちゅうやつか…。気色悪う奴やな……。)

 

ガシャン

 

バシュウウウ

 

ゴゴン

 

すると、街に建つ一つのビルの中からエヴァ初号機の姿を表した。相田は、すかさずエヴァ初号機にカメラを向ける。

 

「よっ!待ってましたぁ!!」

 

相田と鈴原は山の中で使徒とエヴァを観客気分でみていた。

 

 

 

 

 

 

地上に出た初号機は、カタパルトから外れ一旦動きを確かめる為に右手を握ったり開いていた。

 

「少し動作が遅くなっているな…。ラグは2秒も満たないけど、心許ないな…。しょうがない!行きますか!!」

 

初号機は射出された場所から、すぐにパレットライフルが出されているビルから受け取り使徒からビルに隠れているようにしていた体をパレットライフルを構えながら身を使徒の前に現した。

 

ドドドドドドドドドドド

 

凄まじい勢いでパレットライフルの銃口から弾が繰り出されていた。しかし、使徒に着弾すると煙が発生して使徒の姿が徐々に見えなくなって行った。速やかにシンジは、パレットライフルを撃つのを停止させる。

 

「やっべ!このライフル、性能悪いだろ!」

 

『シンジ君、気をつけて!何か使徒がやってくるかも知れないわ!』

 

シンジはパレットライフルの性能に愚痴を漏らすとミサトから通信で使徒からの攻撃を気をつけるように言う。煙が使徒の周りに舞い上がっている最中。

 

突然、煙の中から2本の光る鞭上の物が上段と下段に現れ初号機に襲いかかる。

 

「!!?くっ!」

 

それを見たシンジの行動は早かった。頭の中に、右足を物を踏んづけるように左手は物が飛んでくる所をキャッチするイメージをする。

すると、初号機は右足で下段から迫る光る鞭を踏んづけて左手はもう一つの鞭をキャッチした。使徒の姿を隠した煙も消えていき、その姿を見ると使徒の腕と思われるT字から触手のように光る鞭を出していた。

今の使徒は2本の触手を、初号機に受け止められ何も出来ないように見えた。それを勝機に見えたミサトはシンジは指示を飛ばした。

 

『シンジ君!ナイスよ!!使徒の攻撃手段と思われる鞭を2本とも受け止めるなんて!相手は何も出来ないと思うから、思う存分ライフルで撃って倒してしまいなさい!』

 

初号機の左手は、使徒の触手を持っていると身を焼くようにバチバチと音を鳴らしながら左手を焼いていた。右足で受け止めた触手は、装甲の為にそこまで被害はなかった。

そして、何も出来ないと見える使徒に初号機は右手に持つライフルを向けると誰もが勝利を確信した。だが、現実はそう甘くなかった。

 

ドドドドドドドドドドド

 

初号機はパレットライフルを一斉射撃すると、使徒は数発受けた後。誰もが驚く光景が映し出された。

 

パパパパパパパパ

 

無防備とも思わせていた使徒は、パレットライフルから撃ち出された弾を叩き落として行く。

 

「はっ!?そんなアリかよ!」

 

『なんてインチキ!?』

 

余りの事にシンジとミサトは驚きの声が上がる。

パレットライフルの弾を叩き落とした物は、使徒のT字の腕とも思わせるもう一つの方から、もう2本触手を出していたのだから。その2本で初号機が撃つパレットライフルの弾を叩き落とした。計4本の触手を持つ使徒を前にして、シンジは困惑する事になった。

 

「おいおい、マジか…。どないしろと…。」

 

余りの光景にミサトも何も言えないでいた。そこにシンジは、見てはいけない物まで見てしまった。

シンジが困惑してる中、エントリープラグ内で映像が端の方で光がチカチカしていた。シンジは、疑問に思いそれを見ると山の中から太陽光が反射していた。その原因を見る為に、初号機の顔をそちらに向けズームさせるとそこには2人の姿が見えた。これに対してシンジは唖然した。使徒から目をそらすようにした初号機を見てミサトは通信が入る。

 

『シンジ君!?何をしているの!使徒から目を離すなんて!』

 

ミサトの声でシンジは正気に戻ると、使徒はもう2本の触手で初号機を叩き始めた。その際にパレットライフルとアンビリカルケーブルが触手で切られ、初号機の体に無数の傷が出来る。

 

「ぐあああああっ!」

 

『アンビリカルケーブル、断線!エヴァ、活動限界まで4分55秒!』

 

『なんですって!?』

 

使徒からの攻撃で、初号機のフィードバックがシンジに通じて痛みが走る。その時に初号機は、よろめいてしまい左手と右足で捉えた触手を離してしまう。

 

『シンジ君!活動限界まで後4分50秒よ!早く倒さないとヤバイわ!』

 

ミサトは、そうシンジに言うが使徒は4本の触手が揃うと2本の触手を初号機の首に巻きつけると軽々と待ち上げ投げられてしまった。

 

「おああああああっ!?」

 

その時に投げられた場所が、鈴原と相田がいる山の方に投げられているとは誰も知らない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少し時は遡り、エヴァと使徒の戦いを見ている相田と鈴原は観戦していた。

 

「やっぱり、すごいなぁ。あぁ、俺も乗りたいな…。あれに。」

 

カメラを撮影しながら相田はそんな事を言っていた。鈴原は、初号機の戦い方を見て一人呟いていた。

 

「あれが、転校生の戦い方…。今は街に被害は無いようやけど…。でも、あそこまで動かせておれば…。」

 

その時、初号機が使徒の触手を2本を拘束して勝利の光が見えたが次の光景に2人は驚く。

 

「ああぁ!折角、もう少し勝てる所にもう2本の鞭が出るなんて!」

 

「本当に気色悪いやっちゃな…。」

 

そんな2人が言っていると、初号機は2人の方に顔を向ける。戦っている最中に初号機が使徒から顔を逸らし、余りにも此方を見ているようにしか見えないので、2人は自分達の存在が見えているのか疑問に思っていた。

 

「おい…、ケンスケ。あれ、こっち見ぃてないかぁ?」

 

「あ…あぁ。どう見てもこっちを向いているね…。」

 

隙を見せた初号機を見て、使徒は2本の触手で初号機を攻撃した後に投げられてしまった。

 

「あれ、こっちに飛んで来てないか!?」

 

「ほ、ほんまや!は、早よ逃げへんと!」

 

相田と鈴原は、自分達の方に飛んできた初号機に恐怖で体を動かせないでいた。

 

「「ぎゃああああああああああああああああああああっ!!!!!」」

 

2人がいる場所に、初号機が落ちてきて凄まじい音と振動がその場を揺らした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドオオオオォン

 

凄まじい音を鳴らしだから、街から外れた山に仰向けのように墜落した。その間にも初号機の活動限界時間は進んでいた。

 

『シンジ君!?大丈夫!日向君、エヴァのダメージは!?』

 

『大丈夫です、いけます!』

 

エントリープラグ内で、2人の声が聞こえ少し気を失ってが意識が戻りシンジは頭を振りながら今の状況を確認する。

 

「いつつっ…。いってぇ…。あの野郎、絶対に痛みの分を返してから倒してやらぁ!っと、その前に今何処まで飛ばされたんだ?あの2人さえ見つけさえしなければ…。てか、あの2人はなんであんな所に居たんだ?とりあえず、ここはど…こ……!」

 

シンジは、体を起こしてエントリープラグのモニターで初号機の周りを見ると左腕の付近に小さな神社があるのを確認すると、シンジは顔を青ざめる。そして、左手の方に視線をずらすと2人の姿が見えた。人差し指と中指の間に身を小さくして恐怖で染めた顔を初号機の顔に向けていた。間一髪、初号機の体に下敷きは免れていた。

 

「本当に!なんでこんな所にいるだよ!?」

 

『シンジ君のクラスメート!?』

 

『何故そんな場所に!?』

 

『!?シンジ君!前!』

 

シンジは最悪な状況の為に声を荒げて、ミサトとリツコは何故2人はそこにいるのか分からず困惑していた。だが、使徒はそんな事を御構い無しに次の行動に移っていた。いち早く、それに気づいたミサトはシンジに注意を促す。

 

使徒は街中で、初号機を目標にしてその場に第3新東京市に来た時のように体を横にする。すると、使徒は4本の触手を前後に地面刺して固定して一度後ろに下がった。使徒の行動を見たシンジは何かに気づく。

 

「まさか!?リツコさん!俺の声を外に聞こえるようにしてください!今すぐに!!」

 

『わ、わかったわ!』

 

シンジはリツコに自分の声を外に聞こえるように言う。エントリープラグ内のマイク状況が変わるのを確認するとシンジは外にいる2人に声をかける。

 

「2人とも!そこを動くなよ!!」

 

すかさずシンジは冷や汗をかきながら、左手をお椀状にして2人を覆い被さるよるようにした。

準備が整った使徒は、次の瞬間に自分の体を弓矢のように初号機に向けて凄まじい速度を出し飛んでいった。初号機に目掛けて飛んでいく使徒は、頭の部位を赤紫の色から黒く変色させた。

 

ズドオオオオオオン

 

「……かはっ!」

 

使徒は初号機を的に、頭から初号機の胸部に刺さるように衝突した。初号機は使徒からの突進により体が山にめり込ませる。その中、シンジは息を強制的に肺から酸素を排出されながら左手は動かさないようにしていた。

使徒は素早く触手を動かない初号機に、4本の触手を初号機の体を突き刺して行く。

 

「がああああああああああっ!?」

 

初号機の胸に2本の触手が刺さり、残った2本は両足の太ももに刺されていた。使徒の触手は、刺してなお初号機の身を裂こうとしていた。

 

『シンジ君!』

 

『初号機、活動限界まで後3分!』

 

ミサトの悲鳴に近い声でシンジの名を呼び、無慈悲に進む初号機の活動限界時間。シンジは痛みに耐えながら初号機を動かす。

初号機の左手は、2人を覆い被さる状態から少し2人から離れて手の平を広げる。

 

「2人とも!早く乗れ!」

 

シンジの声が2人に届き、2人は困惑しながら初号機の左手に乗り始めた。

 

『シンジ君!?』

 

『一体、何をするつもり!?』

 

シンジはミサトとリツコの声に返答せずに、初号機を動かしていく。2人を乗せた左手は、初号機の首の後ろに持って行き、エントリープラグを固定している装甲を開き一度シンジはエヴァとのシンクロを切りエントリープラグを排出させた。

 

「2人とも、こんな中に早く乗るんだ!」

 

シンジの考えは、2人が外にいる為下手に動けば潰してしまうと思い今の状況で安全な場所は初号機の中だと考えた行動であった。しかし、ミサトからの通信で停止の言葉が送られた。

 

『ま…!待ちなさい‼︎許可のない民間人をエントリープラグに乗せられると思ってんの!?やめなさい!』

 

「じゃあ、どうしろと言うんですか!このまま2人とも乗せずにいたら、2人を潰してしまうかもしれないじゃないですか!!処罰は後で受けます!」

 

シンジはミサトの言う事を聞かずに、エントリープラグに2人を招き入れる。エントリープラグに入ってきた鈴原と相田は驚愕していた。

 

「な、なんや!?水やないか!」

 

「カ、カメラがぁ!?」

 

シンジは、2人がエントリープラグに入ったのを確認するともう一度初号機にエントリープラグを仕舞い再びシンクロを開始させた。だが、シンジは徐々に不快な顔になっていく。

 

『神経系統に異常発生!シンクロ率42.6%まで低下!』

 

『異物を二つも挿入したからよ!神経パルスにノイズが混じっているんだわ!!』

 

エントリープラグ内で声が鳴り響くが、シンジは気持ち悪い中初号機を動かし使徒の触手を足に刺さる2本を抜いていた。

 

『バカッ!勝手に何てことすんのよ!他にいくらでも方法があるでしょ!?』

 

ミサトは声を荒げてシンジに言う。それを聞いたシンジは少しカチンと頭にきていた。

 

「…くそったれ!」

 

初号機は使徒の体に右足を入れ、足から抜いた触手を自分の方に引き込み横に投げ捨てる。その際に胸に突き刺さる触手も抜けた。初号機に投げ捨てられた使徒は隣の山に激突していた。

 

『エヴァ初号機、活動限界まで後1分59秒!』

 

『今よ!後退して!』

 

ミサトの撤退命令が入り、シンジは初号機を立たせると使徒も立ち上がり4本の触手を縦横無尽に振り回していた。それを見ると使徒は初号機を逃がさないとでも言っているような行動の速さであった。

 

『くっ!なんて奴…。』

 

「なぁ、転校生…。」

 

ミサトは使徒の行動を見て悔しがっている中、シンジは後ろから声をかけられる。その声は鈴原であった。使徒の攻撃に注意している為、シンジは顔を向けず返事をした。

 

「なに?鈴原君。」

 

「あ…いや。転校生は、こないな危ない事してるんやなと思って…。」

 

「言い方キツイけど、君達2人の所為とも言えるからね。何故、こんな所にいたのかは今は聞かないけど。」

 

シンジの言葉で、後ろにいる鈴原と相田は顔を歪める。あそこにいる理由が理由である為に。

 

「すまん、転校生。いや、シンジと呼ばせてくれ!ワイは勘違いをしておった!妹とオトンが怪我がしたのはシンジの所為やなく事故と言う事を。こないに頑張って戦って、ましてやワイらまで助けて。ホンマに、あんがとう!」

 

「本当にごめんな、碇。そして助けてくれてありがとう。」

 

シンジは2人からの感謝の言葉を聞き、少し気持ちが高まる。少し笑みも込み上がっていた。

 

「2人とも、礼を言うのはまだ早いんじゃない?使徒を倒さないと、俺ら死ぬかもしれないんだよ?後、鈴原君と相田君。名前で呼ばせてもらうよ。トウジ君、君は間違ってないよ。家族を思っての事だから、トウジ君が怒るのは当たり前の事だよ。そこまで家族を大事に思ってることは誇っていいんだよ、トウジ君。」

 

「シンジ…。」

 

トウジはシンジに責められず、逆に褒められる言葉を聞き目から涙が溢れていた。

 

「さぁ、2人とも。エヴァに乗ってきた以上は、君達は俺に命を預けなくてはいけません。それでも構いませんか?まぁ、拒否られてもどうしようもないけど…。」

 

苦笑を混じりながらシンジは2人から聞く。すると、涙声のトウジと楽しそうに言うケンスケであった。

 

「かまへん!シンジ、ワイらの命を預けるわ!頑張れや、シンジ!」

 

「こんな事言うのは、恥ずかしいだけど碇なら任せてもいいかなって。それにエヴァに乗って碇が戦う様を見られるなんて幸せだよ、俺は。シンジ、頑張れよ!」

 

「…トウジ君にケンスケ君…、ありがとう。後、2人に悪いけど声を潜めて何も考えないようにしてくれないかな?」

 

2人からの声援を聞いたシンジは、より一層に笑みが込み上がる。すると、少しずつエヴァとのシンクロが高まる感覚がシンジの中で広がっていた。

 

『活動限界まで後1分10秒!』

 

「ミサトさん!ケーブルと拳銃式の武器、こっちまで飛ばせません!?」

 

シンジはミサトに通信を入れる。

 

『出来なくは無いわね。シンジ君、何をするつもり?』

 

「いやぁ、2人からの声援に答えないといけないんで…。ちょっくら、使徒を倒しにいってきますよ。」

 

シンジは、もう戦闘前の迷いは無くなり気持ちが楽になっていた。殴られた相手から謝りの言葉を貰い、自分のやっていることに間違いは無かったと感じて気持ちが高まりそして2人からの声援を聞くと不思議と体の緊張も適度に解れた。

 

『でも、問題はあるわ。正確な渡し方が出来ない為に初号機の上に撃ち出すぐらいしか出来ないわ。』

 

「了解、タイミングはそっちにまかせますよ。」

 

『活動限界まで後48秒!』

 

初号機は電源の問題だけでは無くなっていた。使徒の触手に突き抜かれた4箇所の傷跡から少なくは無い血を流していた。普通の人間のようにエヴァも血を通わせて動いているのだから。

 

痺れを切らした使徒は、ジリジリと初号機に近寄りながら触手での攻撃をしてきた。シンジはレバーにあるスイッチを何個か押すと、初号機の右肩にある装甲が開きナイフの柄が現れる。左手で柄を持ち、ナイフを逆手に持った。

 

「初号機!今日、最後の仕事だ!力を貸してくれよ!!」

 

シンジがレバーを力強く握り、初号機に言い聞かせると初号機の口部から何かが割れた音が聞こえた。

 

バギン

 

グオオオオッ

 

『エヴァ初号機!自ら顎部拘束具を引きちぎりました!シンクロ率、97.8%まで上昇!』

 

『シンジ君は、どこまで私達を驚かせてくれるのかしら…。』

 

口を開き雄叫びを上げる初号機。シンジの言葉に答えるようにシンジと初号機のシンクロ率は上昇した。その為、初号機の動きは滑らかになっていた。

使徒の攻撃を、左手一本でナイフを使い2本の触手を薙ぎ払う。

 

『活動限界まで残り15秒!』

 

『シンジ君!行くわよ!』

 

「どうぞ!」

 

街のビルからアンビリカルケーブルと拳銃二丁が、初号機の上に目掛け排出された。それを見たシンジは、素早くその場を跳躍する。すると、初号機がいた場所に使徒の攻撃が通りすぎていく。

空中にあるケーブルを先に取り、ナイフを使徒に投げつけてから背中にケーブルを刺した。使徒は初号機に投げられたナイフを、A.Tフィールドで弾いていた。

 

『活動限界時間、ケーブルの接続により停止!』

 

初号機の問題は一つ無くなり、まだ空中にいる初号機はすかさず拳銃二丁をキャッチする。そして、山の上に着地する。

 

「よっしゃあ!」

 

シンジは声を荒げながら、少し楽しそうにしていた。

使徒は、一段と初号機に近寄りながら触手の攻撃を放つ。

 

「しゃらくせぇ!」

 

シンジは無数の襲いかかる触手を、2丁の拳銃で撃ち、拳銃を触手に切られないように触手を払う。ガンマンも顔負けするほどの銃の使い方だった。

だが、使徒も負けていなかった。3本の触手で襲いかかり、残り1本は密やかに初号機の足元を忍ばせていた。それに気づかないシンジは、3本の触手を相手にしていた。

 

シュル

 

使徒の触手は初号機の左足首に巻きついた。シンジはそれに気づくが少しばかり遅かった。キツく締め上げられ使徒が、触手を引っ張り上げると初号機の左足は切断された。

 

「ぐっ!!」

 

シンジは舌を噛み切る寸前まで噛み、痛みに耐えて片足で立つ初号機を2丁の拳銃が火を吹かせる。

 

ズガガガガガガガガガガガガガガガッ

 

『初号機、拳銃の残弾0!』

 

2丁拳銃の弾を全部使い、使徒の触手を4本とも広げるように撃っていた。シンクロ率が上がり、シンジの視界が二つになり4つの目での出来る芸当でも言える。

完全無謀の使徒を前に、初号機は拳銃を持ったまま左足は折り畳み右足を軸にして左回転をした。

 

「これで終了だぁ!噛み殺せぇ!」

 

回り切る初号機は、回転の勢いをつけた左足で使徒のコアに向かって突き出すように蹴りを放つ。一見、無い足でコアに蹴った所で使徒は倒せないが[一つ]の行動で使徒のコアを貫いた。

 

シュコンッ

 

そんな音を立てながら、使徒のコアから聞こえた。見てみると細い空洞が出来ていた。

 

『目標、完全に沈黙!』

 

『どう言うこと?初号機の足は無く、ましてや届いてすらいないのに。それで使徒のコアを破壊するなんて…。』

 

ミサトは疑問で一杯であった。だがよく見ると、初号機の無い左足の先からオレンジ色の刃のような物が伸びていた。シンジは前回の戦闘に使ったA.Tフィールドを使った刃を左足に展開して、使徒のコアを貫いた。使徒の動きが止まると初号機は力無くその場を倒れこんで行く。

 

ズズウゥゥン

 

倒れた初号機の中、シンジはトウジとケンスケとで勝利の歓喜をあげていた。

 

「しゃーおらっ!勝ったぞー!」

 

「ようやった!シンジ!」

 

「凄かったな、シンジ!お疲れ!」

 

シンジは引っかかっていた悩みも取れ、使徒に勝利して緊張の糸が切れて疲労と痛みにより意識を闇に堕ちていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

シンジはこの先も色々な問題にぶち当たるであろう。

 

だが、彼はそれを超えて一歩づつ小さくても進むであろう。

 

彼の進む道に何があろうが…。

 

歩を止めることは無いであろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第4使徒との戦闘結果

 

第3新東京市、軽微の損害

 

エヴァ初号機、小破

 

パイロット・碇シンジ重症

 

人を守護するエヴァンゲリオン。

この先も傷つきながらも人類を守って行くのであろう。

福音の名の下に…。

 

 

 




一万字オーバーw

使徒改造計画!


【挿絵表示】


ヨッピー、疲れた…。σ(^_^;)

下手な絵も入れてみましたw

だが、読んでくれる人がいる限り投稿は止めない!(`_´)ゞ

感想者に読みづらいとか支離滅裂とかetc…

色々な事を言われて、試行錯誤の上。教えて○い人で文書の書き方を調べていましたが…ヨッピーの頭が弱い為に読書の方に力を借りたいと思う最近。

あ、後。この作品ともう一つの作品で交互に投稿して行く事にしました。(`_´)ゞ

なので、本作は少し遅くなりますがご了承ください!(>人<;)

はぁ…。ヨッピーは次に火星に行ってきます!アディオス!

ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌( ゚д゚)┘ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘

誤字とか誤りがありましたら指摘お願いします。(^人^)
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