転生先は、新世紀エヴァンゲリオン   作:㐂眼翔

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なんだかんだ、早く投稿できました…。苦笑

いや〜、これまでハーメルンでは読者側のヨッピーが作者側になるとは。w

目指せ、ランキング50内!

まぁ、夢の夢ですけどね〜。( ゚д゚)

では、今作でコミックで言うなら一巻が終わるぐらいです。

では、どうぞw


決意

 

 

 

 

エヴァンゲリオンは、使徒を迎撃する為に作られた決戦兵器である。

 

人類が唯一、使徒に対して抵抗できる決戦兵器である。

 

少年少女だけしか操縦できる決戦兵器。

 

そして選ばれた適合者しか乗れない決戦兵器。

 

パイロットとシンクロをしないと動かない決戦兵器。

 

電気で動き、供給が無くなると制限時間が課せられる。

 

エヴァがダメージを受けるとパイロットにもフィードバックする決戦兵器。

 

 

 

「簡単に言うなら、こんな感じかしらね…。とりあえず、シンジ君のその怪我は高過ぎるシンクロ率によって出来た怪我よ。シンジ君とエヴァとの間が余りにも薄いのよ。それによって、エヴァが食らったダメージの結果がパイロットにも同じものを結果が起きてしまう。言ってしまえば、シンジ君とエヴァは一心同体と言っても過言でもない…。」

 

リツコはシンジと対面で椅子に座り、エヴァの簡単な説明と特性を話していた。

 

「そのお陰で、シンジ君はエヴァをほぼ自分に近い動きが再現できる。そして、先の戦闘でエヴァがダメージを受けた所為でパイロットであるのシンジ君が右目と左腕に負傷してしまったのよ。最後の全身の痛みは、使徒の爆発による物ね。まぁ、全身の痛みと右目と左腕は一週間で完治するわ。ネルフの最新鋭治療で治せるわ。怪我の事は安心してね、シンジ君。」

 

「はぁ…。」

 

リツコはシンジの反応に疑問を持った。

 

「あれ?嬉しく無いかしら…、怪我が治るの。それとも説明が解りづらかったかしら?」

 

シンジは首を左右に振り否定をした。

 

「説明は聞き取りやすく解りやすかったんですが、怪我の方が…。一週間は、これなんですよね?」

 

「えぇ、そうよ。流石の最新鋭の治療でこれが限界よ。普通の治療は、半年ぐらいですもの。」

 

溜息一つ漏らすシンジ。

 

「まぁ、我慢するしかないか…。わかりました。了解です。」

 

「どうしたの?シンジ君。普通なら喜ぶ所の筈なのに…。」

 

シンジはリツコとの視線を外して、部屋の隅をみながら語る。

今、二人のいる部屋は少し広く真ん中にカタカナのコの形のテーブルが置いておりその上にパソコンや書類とかが置いてある。部屋の隅には食器棚があった。ここはリツコの個人の仕事部屋だった。

 

「今回の怪我で、副産物の物が多くて…。一つが目の視界がおかしくて普通に歩けなくて不自由だし、二つ目が左腕がこれだから何かするにもやり辛いし、三つ目が運動が出来ない事ですかね…。一週間も何も出来ないと考えたら…。あっ、すみません。愚痴なってしまって。」

 

「いいのよ、気にしないで。でも、怪我は我慢してね。これからの生活にネルフが協力してくれるから。」

 

元からマルドゥック期間に選ばれた適合者は、貴重なパイロットの為にネルフは護衛や監視は当たり前に着くであろう。

 

「じゃあ、私からの話はこんな物ね。シンジ君はこれから碇司令の所に行くのかしらね?」

 

「らしいですね。ミサトさんが確か、そんな事を言ってましたね。」

 

リツコは椅子から立ち上がり食器棚の方に向かって歩き始める。

 

「シンジ君、コーヒーは飲めるかしら?これから少し動くと思うし、ここで少し休んでいきなさい。」

 

リツコは食器棚を開け中から、菓子が数個乗ってる皿を取り出す。

 

「わかりました、少し休ませて頂きます。いや~、今まで動きっぱで疲れてたんで助かります…。何か手伝いましょうか?後、コーヒーは飲めます。」

 

折りたたみの小さなテーブルと菓子を乗せた皿を持ち、シンジが座る前にテーブルを立てその上に皿を乗せるリツコ。

 

「大丈夫、シンジ君は怪我人なのよ。安静にしなさい、気遣いありがとう。」

 

リツコは再び食器棚の方に戻り、コーヒーを作るためコップを二つ取り出す。

 

「リツコさん、コーヒー通の人ですか?」

 

「あら?どうして、そう思ったの?」

 

シンジは右手で一つ菓子を持つ。

 

「一つがお皿に乗ってるお菓子が、名店の[NICE]って所のお菓子なんですもん。知ってる人ならコーヒーと合うお菓子ですね。後、食器棚の中に数種類のコーヒーの粉が入った容器が見えたんで…。」

 

リツコはコーヒーを作りながら、シンジの言葉に驚いていた。

 

「凄いわね、シンジ君…。探偵のような観察眼あるのね。そうよ、私は中毒な位にコーヒーが好きなのよ。仕事の時にも良く飲むほどよ。後、[NICE]って良く知ってるわね。結構知られてない、マイナーなお店なのに。」

 

「いや、単純に人から貰って美味しかったので調べたんですよ。リツコさんはコーヒーでは粉派ですか?」

 

リツコは、二つのコップをお盆にのせて持ってきた。シンジの目の前に一つ置き、もう一つはシンジの対面の席に置く。そして、お盆を片付けてリツコは椅子に座る。

 

「そうね、私は豆から作れないから粉派ね。あ、これ砂糖とミルクね。」

 

リツコがシュガースティックとミルクの入った小さな箱をシンジの目の前に置く。

 

「お気遣いありがとうございます。自分は、基本ブラックなんで大丈夫です。」

 

「色々と凄いわね、シンジ君。良く知ってるし、子供がコーヒーをブラックで飲むなんて…。…本当に14歳?」

 

年齢を疑うリツコ。シンジは少し笑いながらコップを手にする。

 

「良く聞かれますよ。ただ周りの子供と比べたらそう思うでしょうが、自分は正真正銘の14歳ですよ。あっ、頂きます。」

 

「どうぞ。なんかシンジ君と話してると、上部の会社人と話してるのと変わんなくて…。」

 

音を立てずにコーヒーを一口飲みコップを置くシンジ。

 

「周りの子供より少し知っている程度ですよ。コーヒー、美味しいです。別に俺は唯、本とか読むんでそれで学んだが大半です。あっ、今度俺が豆からコーヒーを作りましょうか?お菓子、頂きます。」

 

シンジは、一つ菓子を取り袋を破り口の中に入れる。

 

「えっ?シンジ君、作れるの?」

 

「ふぁい…。…すみまふぇん…、預けられた所で淹れてたんで。」

 

口の中を無くし話を続けるシンジ。リツコは諦めたように椅子の背もたれに寄りかかり溜息をつく。

 

「もう私、シンジ君に驚かされてばっかり。エヴァの戦闘に点いても、豊富な知識に人間性。でも、良かったわ。正直な話、私って子供がそんなに好きじゃなかったけどシンジ君なら大丈夫ね。子供って、無知で我儘で煩い物でしょ?」

 

楽しそうにシンジにリツコは話す。年上相手にも引きを取らないコミュニケーション能力を持つシンジ。リツコは、もう殆どがシンジに対して心を開いていた。シンジは、人の繋がりを大事にするタイプの人間である為のスキルとも言える。相手に合わせるのが上手く、安心させるのがシンジクオリティ。

 

「でも、自分も子供ですけど何も知らないのを子供はそのままにしないで好奇心があり実行や聞くと体験して学習するもんです。我儘も子供にしたら、まだ世界が自分を中心で回ってる感覚なんでしょう。だけど、決まり事や嫌な事を知り学び落ち着いていくんですよ。煩くするのは自分を主張しようとしてるんですよ、子供に力も権力も無く後自分の存在アピールとも言えますね。」

 

「…シンジ君、私の下で助手にならない?高い給料だすわよ。」

 

リツコは半分本気の顔をしながら、シンジを勧誘していた。

 

「え〜、中学生相手にヘッドハンティングなんてヤダ〜。いやいや、俺じゃあリツコさんの助手なんかしたら足手まといですよ。確か、戦ってた時に聞こえてましたがマヤさんでしたか?その人の方が適任ですよ。」

 

のらりくらりとリツコの言葉を躱すシンジ。

 

(#゚̀皿゚)

 

そんな顔をしながら[ぐぬぬ…]と唸っているリツコ。リツコを知る人が見たら驚くであろう。冷静沈着が似合うのは赤城リツコとも言われる人間が、こんな顔していたら吃驚するであろう。

シンジは相手の絶対見せなさそうな一面を出すのが良くある。シンジはそれを見て楽しんでいた。その後も、時間が許されるまで楽しそうに話し合っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

暗い空間での広い部屋、床にセフィロートの樹である絵が映し出されていた。

 

「良く来た、シンジ。」

 

「呼ばれてるんですから、碇司令。」

 

「宜しい、職場での対応が出来ているな。」

 

ゲンドウは部屋の奥に置かれた机に座り、いつも通りに両肘を付き手を組み口元を隠す。

ゲンドウの後ろには冬月が後ろに手を組み立っていた。

 

「久しぶりだね、シンジ君。先の戦闘はお疲れ様。元気にしていたかね?」

 

「はい、程々に元気でいました。冬月先生。」

 

(本当にユイ君に似ているな…。いや、あの時よりも成長してより一層に…。)

 

シンジは笑顔で冬月の返答する。

だが、ゲンドウはシンジと冬月が知り合いだと知ると内心驚いていた。

 

「なんだ、二人は知り合っていたのか?」

 

「あぁ、7年前にな。ユイ君がシンジ君に私の連絡先を教えたそうだ。一度会ったぐらいでその後は、手紙だがな。」

 

「そうか…。」

 

ゲンドウは二人の繋がりがわかると口を閉ざす。

 

「あっ、そうか。冬月先生も副司令の立場ありましたね。すみません、冬月副司令。」

 

シンジは畏まり、冬月に謝罪の言葉と頭を下げる。

 

「シンジ君、私は構わないよ。立場もあるから場所を考えてくれれば。まぁ、シンジ君なら大丈夫だろう。」

 

「そんなに褒めても何も出せませんよ、冬月先生。」

 

二人が仲良く話しているとゲンドウは心の中で呟く。

 

(あの頃を思い出すな…。私とユイで冬月に会いにいった頃とシンジが生まれた後か…)

 

「そういえば、葛城一尉が言っていたな。シンジ君、何か所望があるのかね?」

 

思い出した表情をした冬月は、ミサトから聞いたのかシンジの希望を聞いてきた。

 

「えぇ、余り大きな物じゃないと思うですが…。」

 

「言ってみたまえ、無理な要求をするとは思えないが…。」

 

今の部屋にいる3人の中に1人、子供の筈であるシンジは大人顔負けの対応をしていた。

 

「一つ目が、階級を葛城一尉の下の階級である二尉を下さい。そして、あの人が階級上がり次第に自分も上げて欲しいのです。」

 

冬月は一つ疑問を持った。

 

「何故だい?君なら少佐ぐらいになら与えられるが。ネルフも上の人間達も、君に期待してそれぐらいの待遇はあるのだよ。葛城君の後を追いかける形にしなくても、結果を残せば楽に昇格するのだよ?」

 

ゲンドウも、冬月と同じ考えでいた。階級が高いほどステータスがなり、給料が高くなり権限も幅広く使えるのだから。

 

「いやいや、中学生に少佐とかあり得ませんよ。確かに、先の戦闘で結果を残したでしょう。これがもし、マグレや運だけの結果で次の戦闘で駄目ならネルフとしてマズイですよね?期待していた[碇シンジ]は、マグレでの勝利で高い階級を手にしたなんて内部に広がったら組織として致命的です。ですが葛城一尉の下の階級からなら低すぎない高すぎない階級でしょう。そして葛城さんより高い階級を得てしまうと彼女の立場として自分との関わりが変わり作戦に支障を齎すからです。それだけじゃ無く、もし自分が少佐の階級を『はい、わかりました。』と受け取ってしまうと他の人が努力した昇格を軽くなってしまうからですね。」

 

シンジの理由が、的確で尚且つ先の事まで考えておりそれを聞いていた二人は呆然としていた。それもその筈、二人の前に立ち面向かって話す相手が中学生なのだから。

 

「…わかった、お前は階級を二尉を与える。他にあるか…?」

 

「…シンジ君にはお手上げだね。普通なら甘い汁があれば、大半の人間は食いつくのに…。それを惜しみなく断るとは…。」

 

「はい、碇司令。今日から自分碇シンジは二尉として承りました。」

 

シンジは一度親であるゲンドウに礼儀正しい返答をすると冬月に話しかける。

 

「冬月先生、手の余る物は身を滅ぼしますよ。後、そして組織として子供に簡単に重すぎる権利を与えるのは余り良く無いですね。子供が追える責任じゃないです。」

 

冬月は脱帽物をシンジから聞かされる。

 

「碇司令、厚がましいですか後何個かあります。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの後にシンジは三つの希望が通る。

 

・葛城一尉の下の階級

 

・碇司令、冬月副司令より少し低いネルフでの権限

 

・碇シンジの護衛・監視の人間とのコンタクト

 

この三つが通った理由は、一つ目と二つ目が矛盾しているように見えるが特例としてシンジが何かネルフとしてプラスになると考えての承諾だった。エヴァの改造、ネルフを動かす為の権利なのだが本来それに従ってシンジに重い責任が降りかかる所をゲンドウがツルの一声。

 

「お前が失敗した時は、私と冬月で責任を持つ好きにやれ。」

 

シンジの人間性を見て、二人は承諾をしたのだ。それにネルフと言う武器を手にしたシンジ。

 

三つ目は、シンジは命懸けでの使徒との戦い以外での日常は平凡とした生活を送る為である。監視は家以外ではしないように、護衛に関しては拉致や暗殺、殺害以外は干渉しないとの事。

 

この三つの条件を持ってシンジはネルフに契約をした。

 

 

 

 

 

 

 

ネルフの施設内での通路、壁に手を這いながらシンジは歩いていた。あの後、契約し終わりゲンドウと冬月の二人と別れた。

 

(やっべぇ〜、住む所どうしよう…。それも踏まえてさっき話せば良かった…。先の事ばかり考えてたら今が困る事に…。)

 

心の中で呟くシンジ。大人顔負けの事をやっている割には、簡単な問題に引っかかるシンジであった。早速、特例の権限を使えば済む話だがシンジは実行に移さない。余り使わないようとシンジの中で決めていたのだ。

 

「はぁ〜、とりあえず上の街に戻ってホテルでも借りて明日にでも考えますか。学校の件もあるし…。」

 

シンジが行動に移す為に、シンジの荷物が置かれた場所まで移動する事に決まった。その場所に向かって歩き始めると通路の先にミサトが歩いてきた。

 

「シンちゃ〜ん、探したわよ。」

 

ミサトはシンジを見つけると声をかけて来た。

 

「どうしたんですか?ミサトさん。なんか要件ですか?」

 

「そう言えば、シンちゃん。あなた、何処に住むの?まだ決まってないわよね?」

 

「そうですね、まだ住む場所は決まってないので今日は街のホテルで泊まって考えようとしてます。」

 

キュピーン

 

そんな音が聞こえそうな目をするミサト。

 

「じゃあ、シンちゃん!私の家に来なさい、一緒に住みましょ。」

 

軽い口調でミサトは言った。シンジは呆然として少し経ってから正気にもどる。

 

「………………、はっ!えっ!?何言ってんですか?俺、男ですよ!此処に来るまで、俺達は赤の他人でしたよね!何考えるんですか!?」

 

シンジは珍しく狼狽していた。それもその筈、いきなり一緒に住もうと言われればこの反応は当たり前である。

 

「いやね、シンちゃん。男と言えど貴方は子供でしょ?保護者が必要になるわ、住む場所がまだ決まってないって事はお父さんとは住まない事じゃない?それだったら、私がシンちゃんの保護者になろうと考えた訳よ。あれ〜、シンちゃん?もしかして、お姉さんの事を襲うの?」

 

ミサトは自分の体を守るようにするが、体をくねらせていた。それを見たシンジはイラッとする。そして白い目でみる。

 

「何言ってるですか?この人。そんな事言ってると無視しますよ?そして、襲うなら明日くるかもしれない使徒でも襲ってますよ。」

 

「なにそれ!?酷い!」

 

しれっと言うシンジにショック受けるミサト。だが、めげずにミサトはシンジに説得する。

 

「えぇ〜、何でそんなに私と住むのを嫌がるの?」

 

「別に嫌がってるわけじゃ無く、うーん。」

 

今だに決まらない事にミサトは最終奥義を使った。目をすわらせて青筋を立て気迫ある顔でシンジに言う。

 

「上司の言う事、聞けないっての…?」

 

ピシリとシンジは固まる。蛇に睨まれた蛙の如く。動かなくなったシンジをミサトはズルズルと引きずりながら片手に携帯を持ちリツコに電話をしていた。

 

「あ、もしもしリツコ?うん、あたし。シンちゃんねぇ、あたしのマンションで一緒に住む事になったから〜。」

 

『何を言ってんのよ!?あんた!』

 

携帯から聞こえてくるリツコの声。オホホホホホと笑いながら話すミサト。

 

「だーいじょぶだってぇ。子供に手ぇ出すほど飢えてないから。じゃ、上の許可とっといてね。じゃねー。」

 

『ちょっと!葛城一尉⁉︎抜け駆けは』

 

ブチッ

 

電話を切り携帯をしまうミサト。はたから見たらドナドナされているシンジ。

 

♬〜♩〜♪〜

 

本当に流れていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ホホホホホホホッ!今日はパーーッとやらなきゃね!」

 

上機嫌で雄叫びのように叫びルノーを走らせるミサト。

 

「誘拐に近い形で、パーッとって何をパーッとやるんですか?」

 

「決まってるでしょ?同居人の歓迎会よ。」

 

「その同居人が襲われたらミサトさんは、ショタサトさんになりますね。」

 

「がっ!?」

 

( ゚д゚) (-_-)

 

運転をしながら口をあんぐり開けるミサト。気を取り直しミサトは、シンジに聞く。

 

「シンちゃん、ちょっち寄り道するわよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

山中にルノーを止めて二人は降り、第3新東京市の街が見下ろせる場所に手を繋ぎ移動する。街は殺風景な感じを思わせるほど何も無かった。

 

「なんですか、ここ?告白なら歳の差を考え直してくださいね?」

 

「か〜も〜!外見可愛いのに中身が可愛くない子ね!年上にそんな冗談言ってると痛い目みるわよ!黙って、ついてらっしゃい!「らっしゃい、いっらっしゃい?」」

 

ふっとネタに走るシンジだった。ミサトは繋いだ手を離し腕時計を見る。

 

「そろそろ時間ね。」

 

「?」

 

ウウウウウウウウ

 

突如、警報機が鳴り響く。第3新東京市の街に音が鳴り響いてると各所から地面が開く。

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ

 

そして、その穴から次々とビルがはえていく。

 

「すごい…、ビルが地面からはえていく…!?」

 

全てのビルがはえ終わると誰が見ても栄えた街並みに見えるだろう。

 

「対使徒迎撃要塞都市、第3新東京市。これが私達の街よ、そしてあなたが守った街でもあるわ。」

 

それを聞いたシンジは右手に力が入り握り拳を作り顔を下げる。

 

「そんな立派な物じゃないですよ、俺が使徒を倒せたのは偶然かもしれない。そんな俺に人類を救う力もありません…、なのに周りは俺に期待をしている…。」

 

「わかってるわ。」

 

ミサトの言葉でシンジの顔は上がる。

 

「理由はどうあれ、あなたは立派に戦ってくれた。酷い怪我をしてまでね、自信を持ちなさい。」

 

ミサトは街を見渡す為に少し前に出ながら言う。シンジは何も声に出来なかった。ミサトは黙ってしまったシンジを見て吃驚していた。

 

「シンちゃん?アララ…、ちょっと。あたし、なんか悪い事言った?」

 

シンジは両目から涙を流していたのでミサトは近寄り聞く。

 

「いえ、今のミサトさんの言葉で少し心が軽くなったら…」

 

「よしよし、シンちゃんは皆の期待が重すぎたか。でも、あなたはそれほどに私達をエヴァに乗って守ってくれた。失敗したって誰も攻めやしないわ。なんたって、それほどシンちゃんが頑張ってくれたんだから。私達は今、生きていられたんだから…ねっ?」

 

優しく抱きしめるミサト、シンジは暖かな温度を感じて歯を食いしばりながらより一層涙をミサトの胸の中で流した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シンジは結果を残し先の事を色々と考えて周りの人間から期待され言われるが、本人は周りに弱音を吐かずプレッシャーだけが積み重なっていた。

だがミサトの一言と皆の思いを思い出すと、シンジは人との繋がりがより一層大切に思った。

今シンジは、人間としてまた一つ強くなる。

皆の期待、失いたくない人々、守りたい居場所を賭けて使徒と戦う意思を高まらせる。

 

この先、何が起きようが彼は道がある限り歩き続けるだろう。

それが茨の道でも修羅の道でも地獄に続いている道だろうと…。

 

 

 

 

 

 

 

彼に幸せがいつか来ることを願う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




トランザムヨッピーバースト!

次回作から学校編です。(^O^)/

今回非常に早くかけてしまい、感想欄に書く前に投稿できました。w

ちょっとプライベートな話すると水木は仕事がお休みです。ヨッピーは…。

iPhone4sと向き合って、小説を書いて投稿して感想を書いてくれる人に返信するのが…、超たのすぃ〜!(((o(*゚▽゚*)o)))

目指せ、お気に入り100人!

では!石投げられる前に逃走!ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘
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