絶対に寝ないドクターvs絶対に寝かせるオペレーターズ 作:8OROCHI丸
エピローグまでもうちょいや!!
めちゃくちゃ筆が載ったので投稿します。
めちゃくちゃ急いで書き上げたので
何が何だか……
「……………え?」
アーミヤは、すぐに言葉を出せなかった。
敬愛するケルシーが、そんな非人道的なことをしているとは信じられなかった。…いや、信じたくなかった。
「ハ、ハ、ハ。理解できないって顔をしているね、アーミヤ。キミでも、直ぐには分からないか」
「ど、どういうことですか!?ケ、ケルシー先生…!?」
震えていた。
地面にへたり込み、耳を抑えて、震えていた。
まるで、小さな子供が、怒られるのを怖がっているように見えた。
「…う、うぁ……!」
「どうした?ケルシー。キミが望んだ結末だろう?」
「笑えよ」
「ち、違う…。わ、私が、望んだのは、こんなことでは…!こ、こんなはずじゃ…!!!」
「やれやれ、仕方がない。アーミヤ、ワタシが説明してあげようじゃないか」
ドクターは、アーミヤに向き直った。
バイザーに隠された目は、どのような感情をアーミヤに向けているのか、まるでわからない。
「……さて、アーミヤ。先ずは、キミに一つ聞きたいことがあるんだが、いいかね?」
「…な、なんでしょうか?」
「キミらのよく知るかつての
「…………ぁ」
…アーミヤはまたも答えに窮した。
それもそのはず。ドクターはただの指揮官であり、アーツを使うはずがないのだ。
なのに、目の前のドクターは自身がアーツを行使したと言っている。何故だ?
「…ワタシがアーツを使えることに気づいたのは、フロストノヴァを救おうと考えたときだった。目の前で死に絶えようとする彼女を、救えと頭に声が響いてきた。…思えば、あれは
「…その、フロストノヴァさんは、ドクターのアーツは、未来を改変するものだと…」
「ああ、あれは方便に過ぎない。…何故なら、
ドクターは一呼吸置いた。
「ワタシのアーツの真の正体。それは
◆
「…ワタシははっきり言って疑ったよ。なぜ自分にアーツがあるのか、まるで理解が及ばなかった。しかし今起こっていることは事実であるということは認めなければならない。だからワタシは考えた。
「その結果、興味深い事実が発覚した。ケルシーの隠された私室を見つけてしまってね。興味本位で入ってしまったんだ」
「…!!?!? ま、まさか貴様!!」
「見つけてしまったんだよ、アーミヤ。ワタシは真実を知ってしまった。これを知ったワタシはショックを隠しきれなかったよ。幸い、普段顔を見せてないから誰にも気取られることはなかったがね」
「…その、見つけてしまったもの、とは?」
「ドクターはアーツを発現していない。その確固たる事実が、ケルシーの私室から出てきた。ただそれだけだった」
「だがその
「で、ですが、ドクターの指揮能力は本物でした!!偽物と疑うなんて!」
「だから言っただろうアーミヤ。
「もうやめろ!!それ以上何も言うな!!ドクター!!お前はロドスに帰って来るべきなんだ!!!!」
「黙れよケルシー。まだワタシの話の途中だ」
ケルシーの悲痛な叫びは、無情にも切り捨てられてしまった。最早、彼を止めることはできない。
「
「…前の
「もういい、やめろ、やめてくれ…!私が悪かった、頼む、それ以上は…!!」
「ケルシーは禁忌を犯した。既存の人間の意識・記憶を完全に剥奪し、新たな人格と能力を植え付けた結果が、キミたちがチェルノボーグから助け出したワタシだ。つまり、別人なんだよ」
嗚呼、終ぞ止まることはなく。
彼は、全てを暴露した。してしまった。
「記憶が思い出せない?当たり前だろう。ワタシには、
「………………………………」
アーミヤは、何も言えない。
顔は血の気が引いて青くなり、極寒の中にいるように身体は震え、歯がガチガチと鳴っている。
ケルシーの所業は、アーミヤとしても到底許せるものではなかった。
「…なんで…っ、なんで、なんでっ、そんなことを……!どうしてですか、ケルシー先生っっ!!!」
「ち、違う!違うんだ、アーミヤ!」
「何が違うと言うんですか!!いくらケルシー先生とはいえ、そ、そんな非人道的行為をするなんて…!!!」
糾弾。当然の結果だろう。
既に生気を失っていたケルシーを責め立てるアーミヤの顔も、また焦燥に刈られていた。
「あ、あのときは仕方が無かったんだ…!!あの時、ドクターを失ってしまえば、それこそバベルが崩壊しかねなかった!」
「だからといって人一人の人生をめちゃくちゃにしていい道理はないでしょう!!?ケルシー先生にとって、ドクター以外はどうでもいいと思っていたんですか!??」
「これはキミの為でもあったんだぞアーミヤ!キミは心底ドクターに信奉していた!だからキミを壊さないようにドクターを救おうとしただけだ!!」
「…ハ、ハ、ハ。アーミヤ、もういいんだ」
アーミヤとケルシーの対談を黙ってみていた彼は、ようやく口を開いた。……だが、その口調はさっきまでのような怒気は含まれていなかった。
「…もう、いいんだ」
「ド、ドクター…!!しかし!」
「どのみち、ワタシの人生は既に終わっているんだ。なぜ今になってこの話をするのかも、結局ワタシの八つ当たりに過ぎない」
「…ドクター…………」
「だが、もうワタシはロドスに帰れない。これだけは、覆すことはできない」
「な、なぜです!?」
「
「…なっ…!!??」
さしもの二人も、彼のカミングアウトには驚きを隠せなかった。重厚な装備に見を包んでいるとはいえ、融合率が80%を超えているなど、想像つくはずもなかった。
「…まァ、おかげさまでアーツの力は最高潮だ。感謝すべきなのかもしれんな」
「だ、だったら尚更ロドスに帰ってきて、治療を受けるべきでは…!??」
「無理だよ、アーミヤ。治療法は確立されてない。融合率が80%を越えてしまっているワタシに延命も不可能だ。どうあがいても、ワタシは近々死ぬ。それは絶対に覆せない」
「そ、そんな……」
「……、かつて、ドクターを失い、助けたかと思えば別人だった。おまけに源石融合率が既に手の施しようがないときた。ワタシは、やはり助かるべき人間では無かったのだろうな」
「ドクター…………」
「ハ、ハ、ハ。アーミヤ、心配することはない。ワタシが
「……えっ?」
「
◆
ドクターが何かを呟いた瞬間、猛烈な風がドクターを中心に吹き荒れ始めました。
「ど、ドクター!!?」
「
砂嵐が起き、
「い、いかん…!!アーミヤ、やつを止めるぞ!!!」
「ケルシー先生!?」
「何やら嫌な予感しかしない!!御託を述べている暇はない!!!」
「
凍えるような極寒が吹き荒び、
「ぐぅぅぅっっ……!!ち、近付けん…!!」
「アーツ、全て弾かれました!!ど、どうすれば…!!!」
「
燃えるような灼熱に見舞われ、
「いやだ、待ってくれ、まだ、私は君に謝れていない……!!頼む、ドクター!!」
「ドクター、お願いです、やめて…!!」
「………
そして、視界が光り、
「「ドクター!!!!!!!!!」」
「……さよならだ。
真っ暗になりました。
俺「おい、俺書いたぞ、オメーも出せよ」
例の「やだ(はぁと)」
なんでや!!!!
多分次でラストぉ!!