上原歩夢は、彰としずくと侑とせつ菜と一緒に東京から京都までは東海道新幹線に乗り、能登と金沢へ旅行する事にした。
「わー、私は初めてなんだ北陸へ行くのは。」
「うん、最初は東京から新幹線「ひかり」に乗って、京都からは湖西線・北陸本性経由の特急「スーパー雷鳥5号」富山行に乗れば、能登半島の和倉温泉へ行くんだよ。」。
「そう言えば、91年に七尾線が電化開業したんだよね。」
「うん。」
「北陸へ行くのは、名古屋か京都で特急に乗り換えられるんだよね。」
「うん。」
そして、歩夢と彰たちは京都駅で下車して、そこから特急に乗り換えて和倉温泉へ向かった。
なお、和倉温泉へ行く特急は特急「スーパー雷鳥」の他、名古屋発の特急「しらさぎ」と長岡発の特急「かがやき」の4本である。
大阪発の特急「スーパー雷鳥5号」は、金沢駅で切り離し3両は富山へ向かう、残り7両は和倉温泉へ向う。
終着和倉温泉に到着したのは、16時25分である。
「うわー、ここが能登ね。」
「うん。」
この日、歩夢と彰としずく達は和倉温泉で1泊することにした。
「ようこそ、和倉温泉へ。」
と、案内人が送迎バスに乗った。
「私、幸せだよ。」
「そうか、歩夢。」
暫くして、歩夢と彰としずく達が泊まるのは和倉温泉の加賀屋である。
彰は、恵比寿の湯でノンビリした。
歩夢とせつ菜としずくと侑は花神の湯に入っていた。
「何か、外国みたいなお風呂だね。」
「うん、気分はイタリアへ行った気分だよ。」
「とてもいい湯だわ。」
「本当。」
そして、歩夢と彰は夜の灘浦海岸へ行くことにした。
「二人で海岸へ行くのも悪くないわね。」
「うん。」
「歩夢、俺さっ。」
「何、彰君。」
「俺、俺は、その―。」
「何か言ってよ。」
「ごめん、忘れた。」
「もう、彰君ったら。」
と、歩夢は言った。
「あれ、この女性。」
「えっ、どうしたの?。」
二人は、海岸で何かを見つけたものは、それは女性の死体だった。
「お、おいっ、この女死んでるよ。」
「えっ。」
キャーッ!。
と、歩夢は叫んだ。
「どうしたの、歩夢さん。」
「あっ、しずく。」
「この女性、死んでるの。」
「えーっ。」
「俺、警察に電話してくる。」
「お願いね。」
数分後、しずくが通報した石川県警のパトカーが到着し、現場は騒然としていた。
「はい、どいて、どいて。」
と、1人の刑事がやって来た。
「あなたが、発見者ですね。」
「はい。」
「私は、七尾署の嶋中です。あなたが死体を発見したんですね。」
「はい、二人で灘浦海岸へ歩いていたら、女性の死体を発見したんです。」
「なるほど。」
「それで、死因の方は。」
「詳しいことは解剖待ですが、問題は女性の身元なんだよ。」
そこへ、しばらくして石川県警・捜査一課の刑事がやって来た。
「捜査一課の小沢です。」
「ご苦労様です、死体はこちらです。」
「それで、発見者は。」
「この3人です。」
「で、あなたが第一発見者ですね。」
「はい、俺と歩夢で、通報したのはこの俺で。」
「そして、私が発見したんです。」
「と言う事は、あなたは第2発見者ですね。」
「はい。」
「では、名前を教えてくれるかな?。」
と、小沢警部は言った。
「私は上原歩夢です。」
「俺は荒川 彰。」
「桜坂しずくです。」
と、言った。
「警部、被害者の身元が判明しました。」
「本当か。」
「ええ、被害者は金沢第一病院の薬剤師・牧原由紀恵と判明しました。」
「おう、それで住所は?。」
「住所は金沢市本多町ですが、本籍は東京みたいですね。」
「よし、早速調べて見てくれ。」
「はい。」
と、嶋中刑事は歩夢と彰としずくと一緒に所轄の七尾署で事情聴取を行った。
そして
事件は謎に包まれていた。