魔法科高校の筋肉野郎と地球外生命体   作:アグニカになりたいマクギリス

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小説の伸びが悪い…嘘だ…ウソダドンドコドーン!
エ「ちなみに今回は第三者視点が多いからな!」
あと今回少し長いです。でも正直言って次回に回すと尺が足らなくなるのでこうなりました
龍「でも楽しんでください!」


第10話 襲撃者を、殲滅せよ

 1科生と2科生の平等を謳い、有志同盟が犯罪紛いのことをした。生徒会長七草真由美は、討論会を開催し、真っ向から対立することになった。結果は生徒会側の勝利し、七草会長は『自分が生徒会長を辞めるまでに、1科生と2科生の差別をなくさせる』という宣言をし、終わった──と思われたが、突如講堂にガス弾が投げ込まれ、テロリストの攻撃が始まった

 

 辺り一面へ巻かれたガス…それはここに飛び込んできたガス弾の周りに集まり、白い塊となって外へ投げられる

 

 「…服部先輩か?」

 

 そこに視線を向けると、ガス弾──実体のない気体目掛けて腕を伸ばしていた服部先輩の姿があった。先程の魔法を見るに、収束系と移動系の魔法を使い、ガスを外に送ったのだろう。言えば簡単だが、やるとなると相当の実力がないと難しい

 

 『流石生徒副会長、その名は伊達じゃないってことか』

 

 服部先輩の魔法に気を逸らしたが、ガス弾が投げ込まれた事により会場内は混乱に陥っている。パニックになり、席から立ち上がって会場から出て行こうとする生徒もいる

 

 『生徒の皆さん!どうか落ち着いてその場に待機したください。ここは我々、生徒会と風紀委員、そして部活連が守ります!』

 

 その途端、七草会長の力強い発言に会場が静かになり、生徒達は落ち着きを取り戻していった。舞台袖から出てきた生徒会や風紀委員メンバーが観覧席の通路に向かうのも、その一つだろう

 

 しかし俺達を含めた一部のメンバーは観覧席ではなく、外に出た。学校のどこかに居る不届き者(テロリスト)らを倒すために

 

 「さぁ、お仕事開始だ」

 

 『頑張れよ〜』

 

 取り敢えず講堂から出ると人が倒れていた。おそらく襲撃に来たものの、誰かの手でやられた口だろ

 

 「俺は実技棟を見てきます」

 

 「お兄様!ついていきます!」

 

 「じゃあ俺も」

 

 「気をつけろよ!!」

 

 〜〜〜〜〜〜

 

 

 三人称side

 

 講堂を出て実技堂に向かった3人は、偶然にも居合わせたレオに出会った

 

 「達也、なんの騒ぎだこりゃあ!?」

 

 「学校にテロリストが襲撃してきたらしい」

 

 「マジかよ。物騒だなおい」

 

 達也の発言に驚愕するレオ

 

 「レオ!ホウキ!って…もう援軍が到着したのね」

 

 そこに、CADを持ってきたエリカも合流した

 

 話を戻すが、襲撃者の中には魔法科高校の関係者に扮して中に侵入してきた者もいる。幾ら荒事を想定していた魔法科高校とはいえ、完全な強襲には手も足も出ない

 

 ──そう、思っていたのだろう。敵が彼らでなければ、の話だが

 

 「達也君、こいつら、問答無用でぶっ飛ばしてもいいのかしら?」

 

 「()()()()()()()手加減無用だ」

 

 「りょーかい」

 

 と、悪魔と思わせる笑みを浮かべたエリカ

 

 『龍夜、魔法師って戦闘狂が多いのか?』

 

 (多分エリカとか渡辺先輩くらいじゃないかなぁ…)

 

 エボルト少ない会話を挟みつつ、龍夜はテロリストのうち2人に向けナックルダスター型のCADを装着させた掌を向ける──その瞬間

 

 「「ぎゃあぁぁぁぁぁぁ!!??」」

 

 突如彼らの身体から炎が出て焼き焦がしていく。彼らは必死に火を消そうとしてるのか、辺り一面に転がり始める。テロリスト達は恐怖の目で燃えてゆく仲間を見た。目の前で突然仲間が発火し初めたのだ。当然の反応だろう

 

 「ぱ…()()()()()()()?龍夜君、そんなの使えるの!?」

 

 パイロキネシスとはかつて"超能力"と呼ばれ、CADを用いずCADを使った攻撃よりも早く攻撃することが可能な魔法である。デメリットとしては、視線をキーとして使っており、障害物越しでは無意味になるということだ

 

 「いや、今のはパイロキネシスの再現と言えるようなものだな。身体中の内側からでなく、外側の分子等を振動させて引火させている。CADを使って敵を燃やすため、視線を妨げるようなことをしても無駄だ」

 

 そんなエリカの発言に、達也が答えた

 

 「え、エグいわね…」

 

 「大丈夫だエリカ、重度の火傷とはいえ、命に関わるような事態に陥っていない」

 

 達也の言う通り、身体を燃やされた彼らは意識を失い火傷を負ってはいるものの、死に追いやるほどの怪我ではない

 

 「装甲(パンツァー)!」

 

 レオはグローブ型のCADをお得意の硬化魔法で強化させ、敵を殴り抜ける。ちなみにCADだけでなく制服にも硬化魔法を掛けてあるので、刃等の攻撃は服を貫かない

 

 「はぁぁ!!」

 

 エリカはシンプルに自己加速術式を使い、相手が認識する前に警棒型のCADで撃退していく。しかし相手の攻撃は避けるというレオとは違う一撃離脱戦法であった

 

 「沈みなさい」

 

 深雪の戦い方は多彩。加重魔法で相手を地面に叩きつける時もあれば冷却魔法で武器を破壊したりする等、臨機応変に魔法を変えていく戦い方だった

 

 「…」

 

 達也は相手の首筋に手刀を当て気絶させていく。彼の戦い方はエリカと同じく一撃離脱の戦法だが、魔法を一切使わない魔法科高校の生徒とは思えぬやり方であった

 

 「邪魔だ」

 

 龍夜は先程と同様、テロリストの身体を燃やして攻撃をする。襲ってくる生徒に対しては、達也と同じく首筋に手刀で気絶させていく

 

 戦闘…いや、蹂躙とも言える惨状は瞬く間に終わってしまった。倒れている襲撃者は魔法科高校の生徒達もいるが、大半がテロリストであった。反対に襲撃者の前で立っている5人は無傷。あれだけの人数が相手をしていても、誰一人倒せないと言うことを見せつけているようであった

 

 戦闘が終わった後、龍夜はあることに気が付いた

 

 「兄貴、なんか思ったよりも少なくなかったか?」

 

 「あぁ、そもそも実技棟は古いCADしか置いていない。さらに実技棟自体、破壊されても多少授業が出来ない程度…ということは」

 

 『「「陽動(だ/か/だな)」」』

 

 達也と龍夜、そしてエボルト。彼らはこの状況で同じ答えを導いた

 

 「だけどさ、奴らの目的はどこだ?」

 

 「龍夜、忘れたの?魔法に関する文献などがあって、尚且つ魔法科高校の関係者しか入れないような場所は…」

 

 「なるほど。図書館、しかも厳重なセキュリティがある特別閲覧室ってとこか」

 

 龍夜は図書館を滅多に使ったことがないので、特別閲覧室の存在も忘れていたのだった

 

 『だからあれほど本は読んどけって言ったのによ…』

 

 (嘘つけお前一度も言ってねぇじゃねぇか)

 

 敵の目的地を知った彼らは、急いで図書館へ向かう

 

 〜〜〜〜〜〜

 

 龍夜達は、図書館へと向かって行たが、3年を主力とした迎撃部隊と襲撃者が未だ戦闘を行なっていた。そこにレオが突っ込んでいく

 

 「レオ!ここは任せてもいいか?」

 

 「おうよ!引き受けたぜ!」

 

 そして急いで図書館へ走り、邪魔する襲撃者を蹴散らしていき、龍夜達は無事にたどり着いた

 

 「…今にして思うと、こうやって会うのは初めてですね。壬生紗耶香さん…いや、壬生先輩と言いましょうか」

 

 「っ!あなた…達也君の…」

 

 「えぇ、弟の龍夜です」

 

 守っていた奴らはどうした、とテロリストは騒ぎ立てる一方で壬生紗耶香は敵対している彼らを見る

 

 「壬生!指輪を…」

 

 壬生の背後に潜んでた男が言葉を言い切る前に龍夜が飛び出し、顎と鳩尾に掌底を叩き込んだ。その間に、達也も壬生紗耶香以外の襲撃者を鎮圧していた

 

 倒れて行く仲間を、彼女はただ見て行くしかなかった

 

 「………なんで、なんで皆邪魔をするのよ」

 

 彼女の呟きにまず答えたのは、龍夜だった

 

 「壬生先輩。諦めてください。貴女達の負けなんです」

 

 「っ…うるさいわよ!」

 

 しかし、彼女は龍夜の言葉に諦めるどころか逆上して言い返してきた

 

 「どうせ貴方も、1科生だからって私も、貴方の兄も見下してるんでしょ!?そういうのはよく見てきたわよ!でも生徒会も誰も何も言ってくれない!同じ2科生のクラスメイトは、陰でコソコソ文句を言ってばかりでけっして誰もこの状態を改善しようとは無かった!私は、口先だけなのに、現状を仕方なく受け止めてるようにしか見えなかった!だからこうするしか無かったのよ!」

 

 彼女はヒステリックに、目に涙を滲ませてそう叫んだ。しかし龍夜はそれに動じず、言い返した

 

 「…確かに今はそんな状況かもしれません。ですが壬生先輩、一つ訂正させてもらいます。俺は…嫌、()()は兄貴を、兄貴のクラスメイト達を見下してなどしません」

 

 龍夜は静かに、しかし紗耶香の嘆きを沈黙させる程の怒りを込めた言葉を放った

 

 「貴女の言う通り、今この高校は差別が蔓延しています。している側も、されている側も、この状況をただ見ているだけです。だけど、貴女のやっている事は、本当にそれが改善されると…思いますか?」

 

 龍夜の発言にここに集う全員が黙っていた

 

 「今ならまだ、やり直せるかもしれません。貴女は貴女のやり方で、見下す奴らを見返してやればいい!貴女には、その力があるはずだ!」

 

 龍夜の発言に、紗耶香の頬を涙が伝う

 

 「…うっ…ううっ…うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 そして、床に手をつけ、泣き出した

 

 こうして、一高への襲撃は終わった──と、思うだろう

 

 〜〜〜〜〜〜

 

 その後、落ち着きを取り戻した紗耶香から、同盟の背後組織がブランジュだと言うことが語られ、現在達也達は生徒会室にいた。

 

 「…おい兄貴。今なんて言った?」

 

 「あぁ、奴らと一戦交える。正確には、叩き潰す」

 

 さらっと兄から発せられた言葉に、龍夜はげんなりした

 

 「危険だ!学生の分を超えている!」

 

 しかし、達也の意見に真っ向から反対したのは摩利だった

 

 「私も反対よ。学外のことは警察に任せるべきよ!」

 

 続いて、真由美も反対意見を述べ、厳しい表情で首を横に振った

 

 だが…

 

 「そして壬生先輩を、強盗未遂で家裁送りにするんですか?」

 

 達也の反論に絶句し、顔を強張らせる

 

 「なるほど、警察の介入は好ましくないな。だが、このまま放置すると、同じような事件が起きる。そんな事をさせるわけにはいかない。だがな、司波。相手はテロリストだ。下手をすれば命に関わるぞ。俺も七草も渡辺も、当校の生徒に命をかけろとは言えん」

 

 「当然だと思います。それに、最初から委員会や部活連の力を借りるつもりはありませんから」

 

 「…1人で行くつもりか?」

 

 「()()()()()そうしたいところなのですが…」

 

 「お兄様、お供します」

 

 兄の言葉を遮る形で、放ったのは、深雪だった

 

 「あたしも行くわよ」

 

 「おう、俺もだ!」

 

 次に、エリカとレオ。彼らも、行く気満々だった

 

 「あなた達…」

 

 真由美と摩利の2人は、龍夜に視線を移す。その目は、『こいつらを止めてくれ』と言ってるように感じた龍夜は居心地が悪い顔で、頭を掻く

 

 「無理ですよ。兄貴も姉ちゃんも、こうなったら止めようがありませんし。それに…」

 

 「「それに?」」

 

 「俺もやり返したい気持ちなので、当然行くつもりですよ」

 

 龍夜も、案外根に持つタイプてあった

 

 「しかしお兄様。どうやってブランジュの拠点を突き止めればいいのでしょうか?壬生先輩が話してた中継基地はとうに引き払われてる可能性もありますし…」

 

 「心配いらない。わからないことは、知っている人に聞けばいいだけだ」

 

 「「「知っている人?」」」

 

 達也の言葉に疑問を持つ龍夜、深雪、真由美の3人。そんな3人を傍目に、達也は出入り口に歩み寄り、扉を開く

 

 「…小野(おの)先生?」

 

 「九重先生秘蔵の弟子から隠れ遂せようなんて、やっぱり甘かったわね…」

 

 彼女の名は小野遥(おのはるか)。1年E組の総合カウンセラーである彼女が何故ここにいるのかと言うと…

 

 「さて…地図を出してもらえないかしら?そっちの方が早いからね」

 

 遥から送信されたデータに従い、敵の拠点と思しき場所のマーカーが浮かぶ

 

 「おいおい、目と鼻の先じゃねぇか」

 

 「舐められたものね」

 

 そこは、かつて環境テロリストの隠れ蓑という事が判明し、夜逃げ当然に放棄された工場だった

 

 「なるほどな。では、車で行くとするか。車は俺が手配する」

 

 克人の提案で、正面突破当然の作戦になった

 

 「十文字君が行くなら、私も…」

 

 「七草、お前は残れ」

 

 「真由美、この状況で、生徒会長が不在なのは拙い」

 

 真由美も行くと述べようとするが、克人と摩利か引き留めた

 

 「…わかったわよ。代わりに摩利、貴女も残るのよ。残党がまだこの校内にいるかもしれないからね」

 

 「はぁ…」

 

 そして、克人が手配したオフロード型の大型車が到着した。その助手席には、意外な人物が座っていた

 

 「よう、司波兄(しばあに)。俺も参加させてもらうぜ」

 

 「桐原先輩…」

 

 彼らを乗せた車は廃工場へ向かう

 

 〜〜〜〜〜〜

 

 とうとう、ブランジュの待つ廃工場へ到着した司波一行

 

 「司波、お前が考えた作戦だ。お前が指示を出せ」

 

 「レオはここで退路の確保。エリカはレオのアシストと逃げ出そうとする奴の始末を頼む」

 

 達也は急に言われ、尻込みもせずに指示をだす

 

 「会頭と桐原先輩は迂回して裏口は廻ってください。俺も深雪、そして龍夜がこのまま踏み込みます」

 

 「了解」

 

 彼らは指示された通りに動き始める

 

 「龍夜、もし…」

 

 「わかってるって。だからエボルトにも()()持って来させたし」

 

 『達也お前、意外に容赦ない性格だな』

 

 「お前に言われる筋合いはない。外道地球外生命体」

 

 『酷ぇ言いようだよ』

 

 彼らはスーパーにでも入るような足取りで、中に入りだした

 

 〜〜〜〜〜〜

 

 「ようこそ、はじめまして!司波達也君!そしてお隣のお姫様は、妹さんの深雪くんで…片方の彼が、弟の龍夜くんか!」

 

 「そういうお前は、ブランジュのリーダーか?」

 

 中に入るなり、いきなり敵の黒幕に出会った。というもの、相手はホール状のフロアに整列してたためであった

 

 「おおっと、自己紹介が遅れた。僕は司一、ブランジュ日本支部のリーダーさ」

 

 彼は大袈裟な口調で、達也に話しかけていく

 

 「簡単にいうよ。司波達也君。我々の仲間になりたまえ」

 

 「断ると言ったら?」

 

 「その時は…こうしようか!」

 

 伊達メガネを外した途端、一の目が妖しく光った。すると達也の表情が消え、CADを握ってる手が下に下がる

 

 「お兄様!?」

 

 「クハハハハハ!これで君は我々の仲間だな!」

 

 「この下衆が!」

 

 一の狂気に晒され、畏怖も尊敬も存在しない姿になっていた

 

 「では、まずは邪魔な弟さんから始末してもらおうかな?その後、ここまで共に歩んできた妹も君の手で始末してもらうとするか!」

 

 彼は歪んだ笑顔で、高笑いしつつ、達也に命令した──はずだった

 

 「はぁ、猿芝居はここまでだ」

 

 「…は?」

 

 達也の冷ややかな目が、一に向けられる

 

 「意識干渉型系統外魔法『邪眼(イビル・アイ)』。と言っても、本来は催眠効果の持つ光信号を明滅させる、単なる催眠術か」

 

 「そ…そんな…」

 

 「投降しろ。命までは奪わない」

 

 自身の持つ催眠も達也には効かず、諦めた──と思ったが…

 

 「くくく…くくくくっ…あーはっはっは!」

 

 「何がおかしい?」

 

 「いや実はね…こんな事もあろうかと、もう一つの策もあるんだよ…これがそうさ」

 

 すると彼がポケットから取り出したのは、龍のレリーフが掘られたボトル、ドラゴンフルボトルであった

 

 「なっ…!」

 

 「これさえあれば…魔法師を超えれる力を手に入れれるんだ!」

 

 すると彼は狂ったように高笑いしながら中身の成分を自分に振りまける。すると橙色を主色とし、右腕に火炎放射器を備えたスマッシュ、バーンスマッシュが現れる

 

 「兄貴!こいつは俺らに任せろ!他の奴らを頼む!」

 

 「わかった。深雪行くぞ」

 

 「龍夜、気をつけて!」

 

 達也と深雪は逃げ出したブランジュのメンバーを追いかけに走った。龍夜の身体からエボルトが現れ、銃に似た武装──トランスチームガンを取り出した

 

 「行くぞエボルト!」

 

 「さて、こいつのお披露目と行きますか!!」

 

《ドラゴンジェリー!》

 

《コブラ!》

 

 龍夜はスクラッシュドライバーにドラゴンゼリーを、エボルトはトランスチームガンにコブラボトルを装填した

 

 「変身!」

 

 「…蒸血」

 

 それと同時に龍夜はベルトのレバーを押し下げる。エボルトはトランスチームガンを下から上へと動かし、煙を自身の周りに撒いた

 

《潰れるッ!流れるッ!溢れ出るゥ!!Dragon in CROSS-Zcharge!ブゥルァ!》

 

《mist match…COBRA…CO…COBRA…COBRA…FIRE!》

 

 龍夜はクローズチャージに変身し、エボルトの姿は宇宙服にコブラの意趣が施された姿──ブラッドスタークへと変わる

 

 「いまの俺達は…負けられねぇ!!」

 

 龍夜のいつもより気合が入った掛け声と同時に2人はバーンスマッシュへと走る

 

 〜〜〜〜〜〜

 

 龍夜とエボルトが戦闘を始めた頃、達也もブランジュのメンバーを追いかけていた

 

 「き…来た!撃て撃てぇ!」

 

 彼らは敵が迫ってくるという恐怖に駆られ、銃の引き金を引いた。しかし…

 

 「な…なんで…」

 

 「弾が出ない!?」

 

 本当は達也を襲うはずだった銃弾が、一発たりとも発射されない

 

 「さて、弟が頑張ってるんだ。兄として、手を抜くわけにはいかない」

 

 そう言いつつ達也は敵に向けCADの引き金を引いた

 

 「ぎゃあぁぁ!」

 

 「ひぎゃぁぁ!」

 

 すると男達の肩や足から次々と血を吹き出し倒れていった

 

 「…これでここらの敵は全滅か」

 

 達也の周りには、夥しい程の血と、呻き倒れる敵だけが転がっていた

 

 〜〜〜〜〜〜

 

 「…」

 

 深雪は達也とは違い、一歩も動かなかった。しかし、それと同じく、彼女を襲おうとした愚か者らも、動かなかった。精神的だけでなく、物理的にも動けずにいた

 

 深雪が裁きを告げるように手を上げた

 

 「お前達は運が悪い」

 

 いつもの彼女とは思えない口調。しかしその言葉には、怒りが含まられているようにも感じとられる

 

 「私はお兄様や龍夜ほど、慈悲深くはない」

 

 白い霧が彼らの身体を這いまわるように、上がっていく

 

 「せめて、命があることだけ…感謝しなさい」

 

 霧は、男らの頭頂まで達し、濃ゆくなっていく

 

 敵に断末魔を挙げさせず、敵を倒す魔法…振動減速系広域魔法「ニブルヘイム」それが、この魔法の名称である

 

 〜〜〜〜〜〜

 

 「おりゃあ!」

 

 「はぁ!」

 

 龍夜とエボルトはバーンスマッシュ相手に善戦していた

 

 「エボルト、こいつのハザードレベルは!?」

 

 「2.6!お前よりも低いし、成分抜き取っても無事だ!」

 

 「了解だ!おらぁぁ!」

 

 元々の敵のハザードレベルが龍夜よりも低いという理由もあった…だがもう一つ、ある理由があった

 

 「にしても、今の龍夜のハザードレベルは3.9…感情の昂りで急上昇してるということか…まぁ、あの敵自体向こう(ビルド世界)での万丈の恋人だったから…か?」

 

 「おい、何ボーッとしてる?一気に決めるぞ!」

 

 「了解!援護する!」

 

《コブラ!Steam Break!》

 

 エボルトはトランスチームガンにコブラボトルを再装填し、敵に向け発射。コブラのエネルギーを纏った弾がそのままバーンスマッシュへ直撃し、少しよろける

 

 「よっし行くぜ!」

 

 そのまま走り出したクローズチャージ。しかしバーンスマッシュはその体勢を変えず、右腕を真っ直ぐクローズチャージへと向け巨大な火炎弾を発射した

 

 「ってヤベェ!」

 

シングル!ツイン!

 

 すぐさまツインブレイカーに消防車フルボトルとゴリラフルボトルを装填し、アタックモードへと変更する

 

 「はぁぁぁぁぁ!」

 

 そのまま火炎弾を殴り上げた。火炎弾はそのままの勢いで天井にぶつかり、大爆発を起こす

 

 「…筋肉バカな龍夜だから出来る芸当だな」

 

 後ろでエネルギー弾を撃ちながらエボルトは呟いた

 

《Scrap Break!》

 

 「はあぁぁぁ…」

 

 右足にエネルギーを溜め、飛び上がる龍夜。バーンスマッシュも撃ち落とそうと、右腕を向けるが…

 

 「させるかよ!」

 

 エボルトがエネルギー弾を放ち、反撃の隙を与えない。そこに龍夜の一撃が放たれる

 

 「せりゃあぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 その一撃はバーンスマッシュを打ち抜き、爆散する。爆発後にはバーンスマッシュは倒れ、動かなくなった

 

 「よしっ!」

 

 「それより、早く成分回収だ」

 

 成分を回収し、司一が現れた。どうやら身体に影響はないらしい。ホッと息をつき、エボルトが龍夜の体内に戻る

 

 「どうやら、そいつがリーダーのようだな」

 

 「…十文字会頭」

 

 その直後、裏口から真っ直ぐ来たであろう克人と桐原が近づいてきた。彼らの背後の壁が壊されてるので、間違いなく十文字の魔法を使って壁を破壊しながらこちらに来たのだろう

 

 こうして、一高襲撃は本当の意味で幕を閉じたのであった




パイロキネシスの再現シーンはクウガの最終決戦の超自然発火現象を真似しました
龍「マジかよ。先輩の技使っていいの?」
いいんじゃないかな?(適当)
あとこれ描いてる途中に魔法科のゲームが始まってビックリした
エ「んで入れるの?」
実は作者のスマホ、機種が古いんですよね。んで最近容量とかが少なくなってきて…買い替えたらダウンロードします
ちなみに今回ネタないのは単に作者が思いつかなかっただけです。すみません…
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