魔法科高校の筋肉野郎と地球外生命体   作:アグニカになりたいマクギリス

18 / 20
皆さん、夏休みの宿題はどうしました?作者は終わる間近まで頑張ってました
龍「でたよ夏休み最終日に宿題終わらせるタイプ」
あと今回は長くなると予想してるのでその1と言うように数字をつけました


第17話 九校戦、開始!その1

 昨日会場に侵入者が出てきたトラブルがあったが、無事に九校戦が始まる。新人戦は4日目からなのでその間先輩方の試合を観戦するとしますか

 

 「確か一日目の種目って…」

 

 「男女スピードシューティングを決勝までやって、男女バトル・ボート予選をやるんだってよ。どうする?見に行く?」

 

 「七草会長から見にくるよう強く言われてるし、女子のスピードシューティングでも見に行くかな。んで、なんでお前出てきてんだよ。誰かに見られたらおしまいだぞ」

 

 俺の隣には何故かパンフレットを読みながらくつろぐエボルトがいた。しかもご丁寧に石動惣一としての姿でだ。俺の姿も目立ってしまう場合があるが、こっちの姿も十分目立つだろ

 

 「別にいいじゃねぇか。仮に見られても石動惣一として見られるだけだし」

 

 「それでも問題だって言いたいんだよこの野郎。惣一さんの頃の姿でもこっちじゃ十分目立つだろうが」

 

 口でそう言うが何度言ってもエボルトは聞かないのでもう諦めてる。それはそうと、これから七草会長が出場するスピードシューティングの会場に向かうべく、俺達は足を向ける

 

 〜〜〜〜〜〜

 

 三人称side

 

 唐突だが九校戦の種目をざっくり説明しよう。九校戦は六つの種目で構成されており、選手1人につき参加することができる種目はその中の2種目

 

 『スピード・シューティング』

 

 通称『早撃ち』。規定のエリア内に射出されたクレーを破壊する競技。決勝トーナメントでは2人の選手による対戦型へと変わる

 

 『クラウド・ボール』

 

 低反発のボールを魔法又はラケットで打ち返し、相手側のコートへ落とした数を競う球技。早い話、魔法を使うテニスに近い

 

 『アイス・ピラーズ・ブレイク』

 

 通称『棒倒し』。両陣はお互い12本の氷柱を全て破壊する競技。龍夜と深雪と雫の参加する種目

 

 『バトル・ボート』

 

 『波乗り』と呼ばれる種目。全長3kmの水路をボートで進むレース競技。ほのかが出場する

 

 『ミラージ・バット』

 

 女子選手限定の競技。空中に投影されたホログラムを魔法で飛び上がりスティックで打ち、打った回数で競う競技。深雪とほのかが出場する

 

 『モノリス・コード』

 

 男子選手限定の競技で3VS3の団体戦。敵陣営のモノリスを指定の魔法で破壊し隠されたコードを送信又は相手チーム全員を戦闘不能にした方の勝利となる。龍夜が出場する

 

 以上の六つの種目、これの合計点でより高い点を取ったのが優勝校となるのだ

 

 〜〜〜〜〜〜

 

 龍夜side

 

 会場に到着したのはいいが、人が多かった。結局、兄貴達のとこに着くと、もうすぐ会長の試合が始まる前だった。ちなみにエボルトは人気のないところで身体に戻させた

 

 「遅かったな。あと少しで始まる時間だぞ」

 

 「悪い。ちょっと道が混んでた」

 

 いつものメンバーと合流して、座席に座る。七草会長が姿を現すと観客席から歓喜の悲鳴があがる。最前列に至ってはカメラで写真撮影なんかしてる

 

 『あの女がそれほど人気があるということはわかるが…男だけじゃなくて女にもモテてないかあれ?』

 

 エボルトの言う通り写真を撮ってる人達は男性がほとんどなのに、中には女性の姿が見える

 

 「うちの生徒会長、男女問わず人気が高いのすげぇな…」

 

 そう言ってるうちに開始のブザーがなった

 

 「速い…」

 

 始まった途端に放たれたクレーが壊された。その光景に驚いた雫の台詞には同じくそう思う

 

 「兄貴、あれどうやって撃ち落としてるんだ?何か起きてるのか見えない」

 

 会長がクレーを破壊してるのはわかるが、その魔法がわからない

 

 「七草会長は空中でドライアイスを作り、奪った熱エネルギーを運動エネルギーへと変える。そのエネルギーを利用してドライアイスを発射して次々とクレーを破壊してるんだ」

 

 「ならなんで全部ど真ん中に当たってんだよ?」

 

 兄貴の答えにレオも興味を示してる

 

 「恐らく遠隔視の魔法『マルチ・スコープ』だな。それをやりながらドライアイスを作るという芸当は、情報量が多くて案外難しいものだがな。それを簡単に扱えると言うのは流石七草家といったところか」

 

 そうこうしてる内に、会長がどんどんとクレーを壊しパーフェクトを獲得し勝利。会長は決勝トーナメントへの出場が決定された

 

 〜〜〜〜〜〜

 

 バトル・ボート予選会場

 

 ここもスピード・シューティングと変わらない程、人が多く見に来てる

 

 『それにしても男女比での試合と比べると明らかに女性が多すぎね?』

 

 「まぁ、あんなことしてるからだろうと思うけど…」

 

 渡辺先輩が何してるかだって?周りの選手達が膝をついて構えてるのに先輩だけそのまま直立なんだぜ。そりゃ目立つよ

 

 開始の合図と共に選手の1人が突如水面に魔法を使用。恐らく他選手の妨害と推進力を狙って使用したんだろうが…

 

 「自分まで巻き込まれてちゃいけないでしょうに…」

 

 『なんで自分の魔法で足を取られるんだか…』

 

 周囲の選手の足止めをすることに成功できてたが、自分ですら制御困難な波を生み出してしまったからかその選手ですら進んでいなかった

 

 しかし流石は渡辺先輩。そんな波を苦もせず、体勢を立て直してすぐにスタート。あっという間に渡辺先輩の独走状態になった

 

 「それにしても、よく風避けもない不安定なボートの上で立ってられるな」

 

 「恐らく硬化魔法と移動魔法の両方を使っているな」

 

 「硬化ぁ?達也、どこを硬くしてんだ?」

 

 自分の十八番(おはこ)である硬化魔法を使ってると聞いて、レオが反応した

 

 「硬化魔法というのは文字通り物質を硬化させる魔法だと思っている人もいるが、それは効果の一つというだけだな。"物体の相対位置を固定する"。それが硬化魔法だな。ボートと自分を一つの物体と定義した上で移動魔法を使ってるようだな」

 

 「つまりさっきのレオの説明は的外れだったってことね」

 

 「ンだとこのアマ」

 

 「エリカ、煽るな煽るな」

 

 「レオも誘いに乗らない」

 

 エリカがレオを煽ってしまったので仕方なく俺と幹比古が仲裁する羽目に。こいつも苦労してそうだな…

 

 「すまんな2人共。達也、解説の続きよろしく」

 

 「わかった。渡辺先輩の様子を見るに、上りで加速魔法を使ってる。それに波の抵抗を弱らせるために振動魔法も併用してる。一度に3種類や4種類のマルチ・キャストを使ってるな」

 

 「マジかよ…それって凄くね?」

 

 「凄いというレベルじゃねぇな。最早、学生の粋を超えている」

 

 『流石、としか言葉が見つからないよ。この世界面白いことが多くて、飽きる事が起きねえ!』

 

 はいはい大人しくしましょうねー

 

 『あっちょ待ってまだ出てないかr』

 

 一瞬エボルトが出てきそうだったので抑え込んで落ち着かせます

 

 「あっぶなかった〜」

 

 「龍夜、なんか言った?」

 

 「いや言ってないぞ?」

 

 「なんだ。気のせいか」

 

 そう。気のせいだ。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 こうして渡辺先輩はバトルボートにて予選突破。決勝進出を勝ち取った

 

 〜〜〜〜〜〜

 

 バトルボート、スピード・シューティング予選。その二つが終わり一時的に休み時間になり観客や選手、スタッフ達が屋台やホテルのレストランで昼食を取っている頃だろう。しかし、俺と兄貴はとある場所へと向かって行く

 

 「ここか?」

 

 「ここのようだな」

 

 そこは国防軍の高級士官室だった。近くの兵士が俺達に近づき、中に入るよう促した。そこには風間少佐を初め、独立魔装大隊の主な面子が円卓を囲うように揃っていた

 

 「来たか2人とも。まぁかけろ」

 

 少佐にはそう勧められたが俺たちの立場的に上官に対して遠慮なくというのは無理な話だ。

 

 「安心しろ2人とも。今日は独立魔装大隊特尉としてではなく、我々の友、として呼んでいる。そう遠慮することはない」

 

 「「はぁ…」」

 

 と言われたので仕方なく座ることに。ちなみにこの円卓、わざわざ持ってきたらしい

 

 「お久しぶりですね。ティーカップでは少し様になりませんが、これで乾杯としましょうか」

 

 藤林中尉からカップを受け取ると、皆カップを軽く掲げて乾杯をとった。その後には、他愛もない近況の世間話へと話が始まると、自然に話は九校戦へと移っていった

 

 「そういえば、昨日の賊はどうですか?」

 

 「やはり無頭竜(No Head Dragon)の者だったよ。ただ詳しいことは未だに調査中だがね」

 

 「それにしても、2人は夜遅くまであそこにいたな」

 

 「兄貴はデバイスの調整で忙しかったんですよ。俺は見学であの場にいました」

 

 ここのどこかに盗聴器があるとは考えられないが、念を入れて会話は必要最低限で済ましていく

 

 「それにしても、天下のシルバー様が九校戦のエンジニアか。レベルが違いすぎてイカサマになるんじゃないか?」

 

 「真田少尉、彼らだって高校生ですよ?」

 

 兄貴、エンジニアとして優秀過ぎてイカサマ扱い受ける。これでスレ立てたら怒られるかな…?

 

 「そういや龍夜君の参加する種目って、両方ともかの一条将輝が出場するんだろう?勝てる見込みはあるのかい?」

 

 魔装大隊の治癒魔法師、山中先生にそう問われるが、俺は余裕で答える

 

 「えぇ、勝てる見込みならありますよ。ただ、本気を出させてもらいますが」

 

 「オイオイ、()()を使うのか」

 

 「もちろん使う気ですよ。一条の実力に答えるならこんぐらいで相手するのが礼儀でしょう」

 

 「「「うわぁ…」」」

 

 わぁ皆さん凄い引いてる!きっと俺の顔はめちゃくちゃ怖い笑顔なんだね!

 

 「…ところでだが龍夜」

 

 「はい?」

 

 不意に風間少佐が何か訪ねてきた

 

 「エボルトはどうした?

 

 「あー…もうすぐきますよ」

 

 「「あぁ〜…」」

 

 来ることを伝えると藤林少尉と真田大尉が苦い顔をした。この2人──特に真田大尉──はあの野郎(エボルト)によくいじられてるからなぁ…

 

 と思ってる合間に廊下からコツコツと誰かの足音が聞こえる。まぁ誰か知ってるけども

 

 「よぉお前ら!相変わらず紅茶なんか飲んでんな!」

 

 ドアを乱暴に開けエボルト(ブラッドスターク態)が出てきた。しかもよりによってコーヒーカップが乗ってるお盆を片手に

 

 「今回は自信がある。味見をして感想を聞かせてくれ」

 

 と言いながら無理やり全員の目の前に置いていくエボルト。この野郎何度止めても全然懲りねぇ!

 

 そして誰も手をつけずに傍観を決めてる

 

 「…誰が飲みます?」

 

 俺がそういうと全員が真田大尉の方を見る

 

 「………なんでこうなる度に皆こっちをみるんですか」

 

 「だって…ねぇ?」

 

 「こういうのは真田大尉が適任ですし…」

 

 「後はよろしくお願いします」

 

 そう言われた真田大尉は絶望の顔で少佐に視線を送る

 

 「…少佐」

 

 「真田、上官命令だ。飲め」

 

 「…」

 

 どうやら彼が選ぶべき選択肢は一つしかないらしい

 

 「…はぁ」

 

 とうとう真田大尉が意を決したのか、カップに手をつける

 

 「ふぅ…!」

 

 一息した瞬間一気に口に運んだ!

 

 「マッズ!」

 

 結果、不味かった

 

 「あちゃ、今回もダメだったか」

 

 「いつものことだけど、何をしたらあんな不味いコーヒーが出来るんだよ」

 

 「知らねぇよ。俺だって作りたくて作ってる訳じゃねぇし」

 

 なお残ったコーヒーは責任持って美味しくいただくわけにはいかないのでちゃんと処理しました

 

 〜〜〜〜〜〜

 

 九校戦1日目午後、スピード・シューティングは今日で終わる競技のため、午後から決勝トーナメントになる

 

 「…俺帰っていい?」

 

 「ダメだ」

 

 ですよね

 

 「けどさ、どうせ七草会長の優勝で決まりだろ?」

 

 「もうすぐ始まるぞ」

 

 話逸らされた…

 

 スピード・シューティングの決勝トーナメントは予選とは違い、選手2人によって自分の色のクレーを破壊してその数を競う対戦型となる

 

 2人がCADを構えるとシグナルのライトが1つずつ減ってゆく。そして最後のライトが消された瞬間に全てのライトが光り、それと同時にクレーが空中を飛び交う

 

 「えっ?」

 

 七草会長のクレーは赤。その赤のクレーが有効範囲に入った瞬間、クレーが破壊されていった。その様子にほのかが素っ頓狂な声を上げる

 

 「『魔弾の射手』…去年よりも更に早くなってます…」

 

 姉ちゃんの言葉に俺も首を縦に振り同意の意を示した。そうしてる合間にも会長は次々とクレーを壊していく

 

 こうして七草会長は見事パーフェクトを果たし優勝。まずは一種目、一高が優勝した




リバイス…1年間ありがとう…そしてギーツ…1年間よろしく
そしてリバイスも終わったのでこの作品を終わらせて次回からは『筋肉馬鹿、同級生と付き合うってよ』をお送りしまs
龍夜「いやしねぇから!てかなんだこのふざけたタイトル!?」
という訳で(どういう訳で?)まだ続きます
あと今回ネタが思いつかなかった…

龍夜にオリジナル魔法つけてもいいかな?

  • (つけて)よし!
  • (つけて)よくない!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。