魔法科高校の筋肉野郎と地球外生命体 作:アグニカになりたいマクギリス
龍「待たせすぎだ」
いやほんとすみませんでした。自動車免許取るために車校通ってたり学校のイベントで色々時間取られて投稿遅れましたー
九校戦3日目に起きたバトル・ボートの事故。それに巻き込まれ渡辺先輩は九校戦に出れない程の大怪我を負い、一高の優勝は少し遠くなっていった
九校戦4日目、そして新人戦1日目が始まった
1日目はスピード・シューティングとバトル・ボート両方の予選のみ。俺が参加する種目はアイス・ピラーズとモノリス・コードなのでまだ出番ない。誰だよ明日優勝するって言った奴
『お前以外いねぇよ』
はい俺です。これには何も言い返せません
そんなことは置いといて今はいつものメンバーで朝食をとりながら、世間話をしていたが、話は新人戦へと切り替わっていく
「さて、今日から新人戦よ!雫もほのかもどんな活躍をするのか楽しみね!」
「エ、エリカちゃん…緊張してるからプレッシャーかけないで…」
涼しい顔で期待を大きくさせるエリカに対し、ほのかはこっちが心配になりそうな声色で肩身を小さくさせた
「そういえば、雫が出場するスピード・シューティングって兄貴の担当だよな?大丈夫か?」
「うん、達也さんに調整してもらったけど違和感なし。それどころか普段より快適かな。うちの専属魔工師として雇いたいくらいだよ」
「でも雫の家には凄腕の魔工師雇ってるでしょ?そんな事言ったらその人が可哀想だよ」
雫が冗談めかした発言に姉が見えないとこでワタワタしていたが、既に雇ってる魔工師がいるのを聞いてホッとしたようだ
「雫の家には専門の魔工師がいるのか?」
専門の魔工師を雇ってると聞いて兄貴が反応した。魔工師ってのは簡単に言うと魔法の発動に必要なデバイスの調整、手入れなどを行う人間のことだ
「母が有名な魔法師だったらしいけど父の家系には魔法師がいない。弟は魔工師を目指してるけど、魔法が使えない」
「だから雫のお父さん、雫を優秀な魔法師にするんだーって張り切ってるんです。その魔工師の人も、結構な報酬で引き抜いたみたいですし」
もしかして雫のお父さんってかなりの親バカ?
『お前それ間違っても本人と雫に言うんじゃねぇぞ』
あっはい
「もしかしてよく九校戦を見に行ったって言ってたが、それも教育の一環というわけか」
「そうだね。けど今年から参加できるって知ったら凄い喜んでたよ」
「ほんと、伯父様らしい」
〜〜〜〜〜〜
三人称side
新人戦女子スピード・シューティング予選、観客は未来のスターの試合を目撃しようと、新人戦に参加する選手はライバルになるであろう選手達がどんな手を打ち、どう攻略するべきかの視察のために、先輩達は純粋に後輩を応援しようと、それぞれが思い思いで観客席に座る
「摩利、まだ寝てなくて大丈夫なの?」
「病気じゃないんだ。暴れない限りは問題ないさ」
大怪我を押してまで観客席に座る摩利に、心配した真由美は声をかけていく
「ところでリンちゃんはここでいいの??スピード・シューティングのスタッフなんでしょ?」
「半ば無理矢理休暇にされたと思えばいいですよ。私の仕事は実質司波くんに奪われたような物なので」
「市原…流石にそれは冗談だよな?」
「えぇ、そうですよ」
口ではそう言ってるが、元々は鈴音本人が了承した上で達也に任してるため、彼女が不満を言うわけがないのだが…摩利はそれを冗談かどうか判別しにくかったため苦い顔で質問したらあっさりと肯定された。あまりの即答に摩利はため息をしながら、会場に目を落とす
「それにしても、あいつのエンジニアとしての実践をこの目で見るのは初めてになるな」
「それもそうね。私の試合はお手伝い程度だったから、彼が一から調整した調整したCADがどんな活躍を見せてくれるか。楽しみね」
「龍夜君からメールで聞いた話ですが、北山さんだけじゃなくて他の女子選手達も達也君が調整したデバイスには好評らしいですよ。初めは抵抗があった人達も自分達のCADを持ち込んで調整を頼み込む姿もあったとか」
「そうね。それはよかっ…待って鈴ちゃん。龍夜君の連絡先なんて持ってるの?」
「えぇ、深雪さんが暴走した際に呼んでくれと」
「「…」」
深雪の暴走。そう聞いた2人は一瞬全身真っ黒に染まり破壊の限りを尽くす深雪が脳裏に映ったがすぐさまその考えを捨て去り話を切り替える
「なんで鈴ちゃんだけなの!?私も龍夜君と連絡先交換したいんだけど!?」
「御言葉ですが、会長に連絡先を渡すと碌なことにならないから、と本人が言ってましたよ」
「ちょっとそれは酷くないかしら!?」
「ははっ、それも一理あるな」
「もう、摩利まで!」
試合が始まるまであと数分というのに、会場で一番騒がしいのはここだろうという騒がしさだった
「会長のせいで話が逸れましたが、司波くんはその辺りを考えて試合が終わった後に見ることになってるそうです」
「自分の都合を優先しつつ、女子へのフォローも忘れない。達也君"も"やっぱり女たらしね」
達也"も"という言葉に一瞬怪訝な顔をした摩利だったが、女子生徒をたらし込んだとある後輩の顔が思い浮かび、納得する
「…確かにな」
摩利はそのまま一高の選手がいるテントへ視線を向けた
〜〜〜〜〜〜
作戦テントの中。そこにいるとある後輩こと龍夜の視点はずっと中央の兄に向かっている
「…なぁ兄貴」
「どうかしたか?」
「俺さ、一言言いたいことがあるんだよね」
「なんだ、言ってみろ」
弟からの冷たい視線を背中に感じながら、CADの調整を怠らない達也
「なんで俺、拘束されてんの?」
「お前が逃げるからだ」
「エリカと兄貴が追いかけるからだろうが」
龍夜は何故かロープでぐるぐる巻きにされていた
事の発端はこうだ。雫の試合を見るために観客席に向かってた龍夜だが、突如達也とエリカが強襲。それに悪ノリしたエボルトが龍夜にバレないように身体の主導権を強引に取得し、龍夜の身体の動きを止める。そこをエリカがロープで拘束させ、達也に引き渡された。そして今に至る
「大体さー、俺って関係者のテントに行くほどの必要なくない?」
「一部の女子からは人気だぞ」
「そんなわけないだろ」
「『……………はぁ」』
達也だけでなくエボルトですらため息をつくほどの鈍さ、それが龍夜である
「なんでため息つくんだよってか、この縄外してくれないの?」
「危険になる恐れがあるから外す事は不可能だ」
「弟を勝手に猛獣扱いするな」
「冗談だ。これが終わったら外すから待ってろ」
まるで凶悪犯のように縛られてる龍夜に目もくれず、一心不乱にCADの調整を続ける達也
「早くしてくれよー。これ誰かに見られたら溜まったもんじゃ「達也さん、もう少しで試合が…失礼しました」待て待て待て!!」
早く縄を解かしてほしい龍夜は愚痴るがその途中で雫(とほのかとエイミィ)が入室、何か察したのかすぐさま扉を閉めようとするが龍夜がこれを止めようする。縛られたままの姿で
「…ごめんなさい。まさか龍夜がこんなプレイをしてるなんて…」
「俺は至ってノーマルだよ!これは兄貴がやったことだから!」
「達也さんがそんな事を!?わ、私は別にそれでも…」
「待てほのか。何か勘違いを起こしてないか?」
雫の誤解を解こうにも今度はほのかが別の勘違いをし顔を赤くする。誤解を解けばまた誤解が発生し、2人はその対処に追われ始めた
「それはそうと…ほら、これが雫のCADだ」
「ん、ありがとう」
達也に調整してもらったCADを手に、雫は軽く感触を確かめるように触れる。しばらくして、満足したように頷く
「うん、思った通りいい感じだよ」
「それはよかった」
「やっぱり達也さん、うちで働かない?」
「それは無理な話だな。そうなったら、誰が深雪と龍夜のデバイスの調整をしてくれるんだ?」
現場に深雪がいたら「お兄様、それほど私のことを案じて…」と涙ぐむが、あいにく彼女は観客席にて試合開始まで待機。そうなってたんだろうなと思ってそうな表情の龍夜は縛られたまま兄を白い目で見てた
「おっと、縄を解き忘れてたな」
「今更!?」
弟のツッコミですら無視して縄を解き始める達也。文句をいいながら、龍夜はただ縄を解いてもらってるだけであった
「ふぅ…やっと解放された…」
手首を軽く動かして様子を見、身体をほぐす龍夜。そんな彼に雫が近づいていく
「龍夜」
「ん?」
「私、勝ってくるね」
「…おうよ。優勝してこいよ」
2人は軽くグータッチをして、雫は会場へ向かう
そんな光景を見た達也とほのか。2人は雫を見送った後に龍夜をジト目で見つめていた
「……なんなのさ?」
「「なんでも(ない/ありません)」」
「?」
『お前さ、とっとと腹決めて逝けよ』
(お前逝けって言わなかった!?)
『言ってない言ってない』
(言ってたよな!?聞き間違う事なくそういってたよな!?)
『言ってねぇって。本当だよほんと』
龍夜の質問をのらりくらりとかわしていくエボルト
「なにやってんだ。試合始まるぞ」
「わかってるよ…てめぇ許さねぇからな」
『嫌だね』
「この野郎…」
そういいながら関係者席に備え付けられるモニターに目を向けて、雫の試合を見ようと意気込み
「達也さん、2人の恋路、なんとかならない?」
「すまんが、それだけは無理だ。なんなら直球に言ったほうが龍夜に伝わると思う」
「………ほのかは雫が告白できると思う?」
「…私にはなんとも言えないかな…」
「仮に雫が成功したらはほのかもそれを見習って…「それ以上言っちゃダメー!」むぐぐぐ!!!」
ほのか、達也、エイミィの密会はほのかによるエイミィへの口封じ(物理)により強制終了。相変わらずの難聴*1によりたまたま、本当にたまたま龍夜の耳に入らず、試合開始のブザーがなった
〜〜〜〜〜〜
試合会場に現れた雫が持っていたのはライフルを模したCAD。頭には遠視機能を備えたゴーグルを装着し、万全を整えている
「流石にあれには細工されてないわね」
CADに細工を施されてない事に安堵する真由美。摩利と鈴音もほっと息をつける事ができた
試合開始のブザーがなり、雫の前にクレーが射出された。発射されたクレーは有効範囲に入った物から壊され始めた
次に射出されたクレーは有効範囲の中心に、2つ同時に放たれたクレーは端に入った瞬間に破壊されていく
雫の視線はそのまま真っ直ぐを維持しており、クレーが射出されてもそれがぶれる事はなかった
「凄い豪快に行くわね」
予想外と呼べる雫の戦略と魔法、それを見た真由美は率直な感想を述べた
「もしかして有効エリア全域が魔法範囲内というのか?」
「見た感じはその様ですね。彼女は有効エリアにいくつかの震源を設置して、固形物に振動波を与える仮説的な波動を発生させてます。震源から広がった波動に標的が進入すると、その振動波が標的内部で現実となって破壊すると言う物ですね」
摩利がどんな魔法か解析してるうちに、事前に達也から聞いてた鈴音が横から解説を入れる
「有効エリアは一辺15メートルの立方体です。司波くん…達也くんはそのエリア内部に一辺10メートルの立方体を想定して、その各頂点と中心に震源を設定してます。各ポイントは番号を割り振られており、展開された起動式にその番号を変数として入力すると半径6メートルの仮想波動が発動するようになってるそうです」
「随分と余計な力を使ってる様に見えるな。ピンポイントで発動した方が魔法力を温存出来るんじゃないか?」
「"震源を番号で管理"してると言うところに何かポイントが隠されてそうね」
真由美の推測に鈴音が頷き肯定をしながら説明を続けた
「そうですね。スピード・シューティングの有効エリアは試合開始以降動く事はありません。つまり細かい座標をいちいち入力する必要はありません。よって、あらかじめポイントを設定しておいて、発動する時に番号を入力するだけで事足りるとのことです」
「それだけじゃなく、この魔法は威力や持続時間を考える必要がなく、制御面での操作が必要ないため魔法発動そのものに魔法力を最大限活用できるそうです。連続で使用できたり、マルチキャストも思いのまま、と本人はそう言ってましたね」
説明が終わった瞬間、終了のブザーが鳴った。撃ち漏らし0、パーフェクトで決勝進出である
「魔法の名前は"
「私の発想とは真反対な魔法ね。よくこんなの思いついたわよ」
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「それにしても、あんな魔法よく作ろうと思ったな。あれじゃ魔法大学からインデックス*2に採用されるかもしれないぜ?」
「その時はその時だ。次の試合のとこ行ってくる」
「俺もついてこうか?」
「お前は雫の応援でもしておけ」
「なんで辛辣なの?」
「…自分の胸に聞け」
「????」
わけがわかってない龍夜を尻目にしながら達也はその場を後にした
一抹の嫌な予感を内心に抱えながら。
番外ネタ:龍夜確保の瞬間
龍夜(観客席で雫の試合でも見に行きますか)
エリカ「龍夜君発見!確保!」
龍夜「エリカ!?ちょ、は!?」
レオ「すまんな龍夜!」
エリカ「龍夜君!逃げないでよ!!」
龍夜「逃げるに決まってるだろうがって…あれ?」
エボルト「なんか面白そうなことやってるじゃねぇか。俺も混ぜろよ」
龍夜(エボルトォォォォォ!!!)
エリカ「確保!!という訳で達也君あとはよろしく」
達也「あぁ、任せた」
龍夜「兄貴ぃぃ!どこにつれてくつもりだぁぁ!?」
そして雫の試合前の会話に戻るとさ
最近思うようにネタが思いつかないな…
龍夜にオリジナル魔法つけてもいいかな?
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(つけて)よし!
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(つけて)よくない!