本編最新話(134話)の鳥安と白石先輩たちのやり取りは
当然【strategist誌側には伝わっていません】。
そこを踏まえた上で、予選第二試合レポートです。
予選リーグ第二試合にして今回の天王山、昨年の決勝の再現となったロシア戦。今回の日本のスタメンは以下の通りとなった。
アタッカー
大谷 晴香
三峰 灯里
ストライカー
新城 梓
宮本 恵理
藤沢 花蓮【L】
サポーター
南 京子
石井 美羽
近藤 冬華
ブレイカー
鳥安 明美
安田 千佳
2-3-3-2の支援・狙撃重視、そしてメンバーは琵琶湖女子7名に大神2名とアイドルと言う構成である。前の試合の敗因は連携にあったといわんばかりに編成を変更してきた。同じ高校のメンバーが多い方が連携をとりやすい、との判断か。併せてリーダーが藤澤と言う点も琵琶湖女子のメンバーが多いので琵琶湖女子のリーダーである藤澤に託すという、連携重視の方向性によるものであろう。
今回の舞台は研究所ステージ。奇しくも昨年の決勝と同じステージでの戦いとなった。霧島と白石のいない、昨年の決勝戦の再現はどう転がったのか。
序盤中央部の攻防、速攻を選んだロシアを止めようとする日本、中央部でソフィアと新城が激突した。ソフィアに新城が押し込まれ始めたところに宮本と三峰が支援で割り込む。後方から安田が狙撃を仕掛け、更には石井、藤澤も支援に回ることで仕切り直しに持ち込むことに成功。高校デビュー勢の宮本と三峰による連携と安田の支援射撃は、ロシアの守護神たるソフィアをして手こずらせる程の素晴らしさである。どれだけの研鑽を積んだのか、想像を絶するものがありそうだ。
その頃出撃地点付近ではアナスタシアと鳥安が一騎討ちを繰り広げていたが、あっさりとアナスタシアがヘッドショットキルで鳥安を討ち取ることに成功。人数差をつけたことでロシアは発電所奪取に向けてプレッシャーを強める。発電所側に突入していたのは大谷と南のコンビだが、こちらも人数差で押し込まれそうなところを、今度は対ソフィアからの離脱に成功した新城が割って入り、戦線は膠着状態になった。
戦線膠着がしばし続いた31分。
中央部ではソフィア対宮本・三峰・安田の押し合いが続く。二人を相手取ってなかなか崩れないソフィアの体勢を安田の狙撃が崩すも撃破するまでは至らない。
そのときに鳴り響いた通知は鳥安が二度目のデスを喫したという悪夢であった。
その後も戦線各所は膠着状態のまま時間だけが過ぎる。
最後に押し込み始めたロシアを止めるべく近藤が口火を切るも逆に撃墜され、さらには鳥安が4回目のデス。
タイムアップ寸前に新城が警棒で(!)相手リーダーを狙うもリーダーは自ら倒れ込むことで回避され万事休す。
結果、950-980。
僅差で勝負はできていた、とはいえ辛い敗戦の記録が残った。
この試合における各選手の評価、短評は以下の通りである。
(平均点=5.5)
アタッカー
大谷 0k-0d 5.5
発電施設の攻防で人数不利の窮地を凌ぎきった事は充分に評価されていい。前試合のマイナス評価を覆したと言えよう。
三峰 0k-0d 6.0
高校デビュー勢がソフィアを連携で止めた。それだけでも充分に評価に値する。撃破こそ取れなかったが撃墜もなく、仕事はキッチリとこなしたといえよう。
ストライカー
新城 0k-0d 6.0
序盤はソフィアに押し込まれるものの、中盤以降は覚醒したかのように動きにキレが増した。こちらも前の試合の低評価を覆したと言ってよい。
最終局面、警棒の一撃が相手リーダーに届いていたら逆転もあっただけに、回避されたのは残念だったが、筆者は評価したい。プライドと勝利を天秤に掛け、完全ガトリング専から脱却することを選んだことは彼女にとっても大きな一歩であろう。
宮本 0k-0d 6.0
高校デビュー勢にしてソフィアを抑えきれたことは充分に評価されるべき点であろう。ほぼ装備が同一なので押し込まれはしたが、そこは技量と経験の差なので致し方ない。これからの成長が楽しみである。
藤沢【L】 1k-0d 6.5
支援・指揮共に及第点。また、自発的にキルを取ることが出来た唯一の選手でもある。ミサイラーの面目躍如といったところであろう。他校メンバーが多く混ざったときの指揮能力がどうなのか、その辺りは次戦以降に明らかとなると思われる。
サポーター
南 0k-0d 5.5
大谷との連携を活かした発電施設攻防戦は見ごたえがあった。前試合では相棒という形に疑問を呈したが、今試合ではうまく噛み合ったと言えよう。
石井 0k-0d 5.5
活躍らしい活躍はなかったが、それはサポーターと言うスタイルの特徴でもある。撃墜されずに戦線をしっかりと維持できるように動いたと言うことは充分に仕事をこなした証である。
近藤 0k-1d 5.0
支援ツールによる見えにくいところでの支援は、大規模戦線崩壊を防いだといっても良い。世界戦初陣と考えれば上々の結果と言えよう。ただ、最終局面で押し返しを図るも相手の自爆に巻き込まれた形でのデスをもらったのは少し気が逸ったか?
ブレイカー
鳥安 0k-4d 4.0
現状において、アナスタシア、ひいては世界トップレベルのプレイヤーと相対するには実力不足であると言うことがまざまざと露呈したと言えよう。前試合でもいいところが全くなかっただけに、次の試合は真価が問われる。状況によっては進退が掛かる闘いになるかもしれない。
安田 0k-0d 6.0
的確な牽制でソフィアを釘付けにした手腕は、もう運だけの女(ラッキーガール)とはいわせないとの矜持を感じさせた。また、ソフィアが持つ銃へきめた霧島を彷彿とさせるピンポイントショットは戦線崩壊を防ぐ一撃となった。
最後に
少し毒を吐くような形となるが、少なくとも鳥安は今大会では全くといっていいくらいに活躍しておらず、それどころかチームの窮状を招いているようにしか見えないことを踏まえ、安田と福田もしくは佐藤を併用で起用し、アイドル装甲のブレイカーが2名いることによる相手チームの混乱を企図した方がいいのではないか?
おそらく対戦相手も安田がアイドル装甲を使用していることと、その驚愕のHSスキルに関しては情報として持っているはずなので、安田らしい人物が2名、離れた場所にいるとすれば混乱を招くことができよう。
文責:皇 風烈
本編側でもこっちの短評ネタが感想欄に上がっていて嬉しい限り。
少しだけ期待を裏切ってみましたが、皆様の目にはどう写りますでしょうか?