もしベル君にもう一人の祖父がいたら?   作:山吹色ノ大妖精

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同盟

「んぅ・・・ここは?」

 

怪物祭の騒動が終わってから数時間後、精神疲弊で気絶していたベルが目を覚ました。外を見ると既に夕方になっている。次に横を見れば、ヘスティアがベルのベッドで突っ伏して寝ている。

 

「神様、神様!」

「うーん・・・ベル君!?起きたんだね!」

 

ベルがヘスティアを起こすと、ヘスティアはベルに抱きついた。その大きな音が聞こえたのか部屋の扉が開かれる。

 

「起きましたか?・・・あ」

「「あ」」

「・・・失礼しました」

「ち、違うんです!」

 

部屋に入ってきた黒髪の青年はヘスティアが抱きついている光景に思わず部屋から出てしまう。それに焦ったのかベルはすぐに起き上がり、弁明しようと青年の後を追おうと部屋から出ると

 

「「あ・・・」」

 

今度はアイズと遭遇する。そこでベルは自分は今何処にいるのかと考える。あのモンスターとの戦いの後に気絶したベルは現在地が何処なのか皆目検討がつかなくてパニック状態に陥っている。そんなベルにアイズは

 

「やっと起きたんだね、それじゃあ行こうか」

「行く?何処にですか?」

「会議室だけど?」

「はい?」

 

 

 

 

アイズに連れられてロキ・ファミリアの会議室に来たベルとヘスティア。そこにいるのは主神のロキに勇者(ブレイバー)のフィン・ディムナ、九魔姫(ナイン・ヘル)のリヴェリア・リヨス・アールヴ、重傑(エルガナム)のガレス・ランドロックの他にも、ベート・ローガ、ティオナ、ティオネのヒリュテ姉妹、レフィーヤ・ウィリディス、そしてアイズ・ヴァレンシュタイン。ロキ・ファミリアの幹部などが勢揃いである。そしてその光景を見ているベルの心境は

 

(どうしてこうなった)

「さて、今君は状況を把握してないようだが、説明は要るかな?」

「お、お願いします」

 

そしてフィンから語られたのは、豊穣の女主人での出来事や自分達の仲間を助けてくれた感謝があったが本題はここからだった。

 

「僕たちロキ・ファミリアは君たちヘスティア・ファミリアと同盟を組みたい」

「「同盟?」」

 

ベルとヘスティアは首を傾げた。何故に同盟?

 

「ドチビ、自分ベルがゼウスとオーディンの孫ってこと知らんとちゃうか?」

「ハァ!?ベル君がゼウスとオーディンの孫!?知らないよそんなこと!?」

 

オーディンは兎も角、ゼウスの孫ということがオラリオ中に知られたら大騒ぎになる。

 

「そもそもベルに渡された手紙に、ベルの面倒を見てほしいって過保護なことが書いてあったわ」

 

ロキは笑いながらベルから渡された手紙を見せつけた。そして今度は真面目な顔で話しかけた。

 

「ドチビんとこのファミリアは零細ファミリアでベルのレア魔法を他のファミリアに知られたら奪われるで。それに対してウチは大御所、簡単に手を出すやつはおらん」

「けど、良いんですか?こちらとしては有難いですけど」

「まぁ、オーディンの頼みやしな。返せる借りは返しておきたいし」

「それじゃあ、神様も良いですね?」

「ぐぬぬ、仕方ないなぁ!」

「よっし!それじゃあよろしくな!ベル!」

「はい、ロキ様」

 

ヘスティアの了承にロキは笑みを浮かべて、ベルに握手を求める。ベルもそれに応えるためにロキの手を握った。

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