入試から数日が経ち、ついに合格発表の日が来た。
この日だけは全国誰であろうとも緊張してしまうことだろう。
我が家も同じく、合格できてるかを緊張して…
「あらあら、良い所まで行ったのに大きな悪者さんに叩かれちゃったわね」
「4〜5人居ようとも、やはり初代には負けるか…」
いません。
日曜の朝ゴールデンタイムで流れる○リ○ュアの録画を観ながらお菓子食べてます。
あぁ、言いたいことはわかる。何でそんなに呑気にテレビ見てるのかって言いたいんだろ?
確かに私はあの日、試験の最後演習場を破茶滅茶にしてしまった。それは凄く反省した。でもそれ以外は筆記も合格ラインには届いていたし、実技でポイントもしっかり稼いだ。まぁ演習場の件でヒーロー科に所属できなかったとしても、ヒーロー科がある他の高校に行く選択肢もある。普通科の中では成績次第でヒーロー科に移動することができる制度がある。普通科には合格するラインを維持しているし、チャンスも残されているから特に気を張る必要はないと悟ったのだ。
悟ったのだ。大事なことなので2回言いました。
「帰った」
「あら拳くんおかえり」
「父さんおかえり」
録画を観てたら父さんが帰ってきた。手には何かの封筒を携えている。
「雄英から何かきてたぞ」
合否の書類だ。父さんから封筒を受け取って中身を確認する。中には数枚の書類と小さな円盤みたいな物が入っていた。何かの機械に見える。
机の上に置いてスイッチを押すと機械から光が出て映像が浮かび上がった。
『私が投影された!』
「へ〜、俺の時より性能良くなってんな。機械も小っさくなってるし」
「…何だオールマイトさんか。飽きるんだよなこの人。できればお婆ちゃんとかが良かったなぁ、この前久しぶりに会ったし」
「俺は嫌だ」
「父さんには聞いてねぇんだよ」
「まあまあ2人共、オールマイトさんのお話聴きましょうね〜」
少し残念だったけど気を取り直してオールマイトさんの話を聴く。
『筆記試験はまずまずの成績だ。問題なのは…実技!実技試験143ポイント!!実技に関しては君がトップだ!』
143ポイント?私70〜80ポイントしか倒してなかったんだけど。
『ポイントの中にはヴィランポイントだけに在らず!審査の中にはひっそりともう一つのポイントも存在している。それが…レスキューポイント!!ヴィランポイント80、レスキューポイント63で合計143ポイント!堂々の入試1位だ!雄英高校入試試験合格!!進撃少女、合格おめでとう!雄英でまた会おう!!』
映像が切れた。合格できて良かった。
「響鬼おめでと〜、今夜は美味しいご飯い〜っぱい作るわね」
「おめでとう」
「ありがとう。父さん、母さん」
やっぱ合格して嬉しい。今夜の夜ご飯が楽しみだ。