個性把握テストをした翌日、今日から本格的に高校生としての生活が始まった。
週6日、土曜日にも授業を受けなければならない過酷なスケジュールが展開されている。国語・算数・英語等の一般教養は勿論、ヒーロー科専門教科、戦闘訓練などなど目まぐるしく忙しい。
午前の授業が全て終わり昼休憩に入った。昼飯は母さんが作ってくれたお弁当を食べる。雄英にはデカい食堂があるらしいのでまた今度利用する。
お、玉子焼き入ってんじゃん。イエェーーーイ。
あれ?なんで俺一人で飯食ってんだ?
俺ボッチじゃね?(自己責任)
説明しよう。この時俺は気付いていなかったが、入学初日からヤンキー(爆豪勝己)に口でからかったり、中指立てて喧嘩を売ったり、女なのに男子生徒用の制服を着用していたりとのことが積み重なり、話しかけるきっかけが見つからず切島とか陽キャの男子以外の周りから普通に避けられていた。
そして女子からも。
まぁいいさ。今は玉子焼きが最優先事項だ。
「結構席空いてんじゃん。ここで食べる?」
「ええ。そうしましょう」
「じゃあどこにし…ウワァ⁉︎」
前から歩いてきてた女子が机の脚に引っかかってこけた。その際に手に持っていた弁当が宙を舞う。
俺は本能的に今いる自分の机から左を向き椅子ごと後ろに倒れる。隣の机に右腕をついてこけた女子の下になる様に椅子の後ろの2本の脚と自分の体で女子を支える。
次いでに俺の体を越えようとしている弁当を左手で捕まえた。
「大丈夫?はいこれ弁当」
「ご、ごめん!ありがとう!」
「どいたま(どういたしまして)」
「ど、どいたま?」
「大丈夫ですか、耳郎さん!」
「うん。ヘーキ。弁当も無事」
弁当を渡すとこけた女子が立ち上がり駆け寄ってきた背が高めの女子と並んだ。
「耳郎さんを助けて下さりありがとうございます」
「本当にサンキューね。えーと、進撃だっけ?」
「進撃で合ってるよ。進撃響鬼、こっちこそよろしく」
「…女性に使ってよいかわかりかねまずが、意外と紳士的なのですね」
「ッ、い、意外とって…ブハ!!」
「そこのアシメ人のことを笑うんじゃあない失礼な」
そこから会話が進んで俺も一緒に食べることになった。
背が高めの女子は八百万百、こけた女子は耳郎響香。八百万はポニーテールで耳郎がアシメと個性で耳朶にイヤホンが付いてて特徴的で覚えやすかった。
耳郎は俺と同じく普通な家庭の育ちだったが八百万は所謂お金持ちの一種らしくオカズ交換に目をキラキラさせて超プリプリしてて可愛いかったからボッチだったことに気付いたのはもうどーでも良いや。
ヒーロースーツアンケート
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