バトルスピリッツ Legendary Liberator 作:bustered
初めての方は初めまして。
妖怪学園Yを見てくださる方は、いつもご覧いただきありがとうございます。
今回、前々からバトルスピリッツの小説を書きたいと思っていたので、書かせていただきました。
ただ、こういうのは初めて書くので、かなり低クオリティになるかもしれません。
それでも書きたかったので、よろしい方は本編へ。
バトルスピリッツ──
それは、"スピリット"と呼ばれる超獣の力が封じられた"カード"と、そのスピリットの命の源とも呼ばれる"コア"を使用して戦う、対戦型トレーディングカードゲームである。
他のカードゲームに、それぞれのアイデンティティとして、属性や文明と言った概念があるように、バトルスピリッツには"色"という概念がある。
その"色"は大きく分けて、6つ。
主にドラゴンや恐竜、気高き獣など、血気盛んなスピリットが集まり、互いに切磋琢磨しあっている、"赤"。
幽霊やゾンビ、呪術師や魔物など、妖しい力を使役する者たちが集まる、"紫"。
虫や鳥など、自然に生きる者たちが力強い生命力を生み出す、"緑"。
機械で出来た獣や人によって秩序が守られ、己の正義を貫く、"白"。
聖なる天使や神秘の獣が、摩可不思議な力を使う、"黄"。
ゴーレムや異形獣、厳格なる者たちが、圧倒的な力を振るう、"青"。
バトルスピリッツは、これらの色と特色を駆使して戦うのだ。
そして、バトルスピリッツにおけるコアとは、スピリットの命の源、文字通り"中核"を担っているのである。
バトルスピリッツでは、このコアをスピリットの上に置いて使用する。
コアはスピリットの命の源であるが故に、スピリットのコアが無くなってしまえば、スピリットは消滅してしまうのだ。
そんなコアの中でも、一際異彩を放つコアがある。
それが、"ソウルコア"である。
ソウルコアは、バトルスピリッツで戦う者──"カードバトラー"が、己の魂をコアに込めた、一人一つだけ持つことができる、特別なコアである。
カードの中には、ソウルコアを使うことで力を発揮する物もあり、それを鑑みてみれば、とても特別なコアであると言えるだろう。
バトルスピリッツには、スピリット以外にもカードの種類があるのだが……今は割愛させてもらう。
そんなバトルスピリッツだが、このカードゲームは、様々な伝説を生み出してきた。
ある者はバトルスピリッツの頂点に立ち、ある者は世界を救うための引き金となった。
また、ある者は神を討つために剣を持ち、ある者は宇宙一となった。
またまた、ある者は戦いの世を鎮め、ある者は勇者となった。
そして今、バトルスピリッツは、新たな伝説を生み出そうとしていた──。
スピリットたちの住む世界、"グラン・ロロ"──。
この世界では、それぞれの色や種族に分かれて、様々なスピリットが生息している。
そんな中──
「ハァッ……ハァッ……」
一体のスピリットが、この世界を駆け回っていた。
いや、
「クソッ……なんなんだよ、アイツら……!」
そのスピリットは罪を犯していなければ、世界や種族におけるルールを破ったわけでもなかった。
ただ、何故か追われているのだ。
「なんで俺を狙ってきやがる……アイツら、何の目的で……クソッ!」
彼はそれらのルールを遵守した上で、普通に生きていた。
だがある日、彼の前に謎の集団が現れ、彼を捕らえようと攻撃し始めたのだ。
彼は困惑しながらも、逃げなければと思い、今日までずっと逃げてきたのだ。
月が照らす夜の闇。
そんな月の光が照らすのは、彼の姿だけではなかった。
「!?……追い付かれたか!」
彼が振り向くとそこには、白と黒の装飾のローブを被った5、6人の集団が宙に浮かんでいた。
彼は再び逃げようと身を翻すが、ローブの者たちは腕を掲げるとエネルギーを掌に集め、それを彼に向けて放った。
「グハッ……!?」
ローブの者たちの攻撃を受け、彼は地面に叩きつけられ、のたうち回った。
(力が抜けていく……ヤベェ……ずっと逃げてたからってのもあるが……意識が朦朧としてきやがった……)
そう、彼は今日までの数日間、ほとんど休まずに逃げて続けていたのだった。
その疲労が今になって効いてきたのだ。
(こうなったら……
彼は覚悟を決めると、逃げることを止め、ローブの者たちに向き合う。
そして彼は、自分の掌に自身の命の源であるコアを出現させ──それを自らの手で砕いた。
「これをする意味……アンタらにはわかるよなあ?」
すると、彼の周りの空間が歪み、彼の背後に大きな穴が出現した。
彼の言う意味──それは、
このスピリットの住む世界、グラン・ロロと人間の住む世界、"人間界"は繋がっており、それを行き来するためには、"ゲート"と呼ばれる物を通る必要がある。
ゲートを開くためには、様々な方法がある。
その中の一つに、自分のコアを使用するという方法があるのだ。
自らの命の力を使うことによって、その力を最大限に引き出し、ゲートをも作り出すことができるのである。
しかし、それは自らの命を削るため、ゲートを開く方法の中では最もリスクのある方法──あまり積極的にやろうとする者はいない。
それをやらざるを得ないほど、今の彼には選択肢はなかった。
「ハァ……ハァ……これでもう……後戻りはできねぇ……
だが……お前たちとも……おサラバだ……あばよ……!」
そう言うと彼は全力で地面を蹴りつけ、ゲートの中に飛び込んだ。
そして彼が入ったことで、ゲートはすぐに閉まってしまった。
ゲートの中を力無く漂う彼。
薄れゆく意識の中で、彼はある出来事を思い出していた──。
──予言者の館。
彼は胡散臭いと思いながらも、何の気まぐれか、そこに訪れていた。
そして、予言者が導き出した彼の運命はこういうものだった。
──死の淵に立たされし龍、運命の者と出会い、闇の束縛を払い、新たなる伝説とならん──
(ハハ……"死の淵に立たされし龍"って、まさに今の俺のことじゃねぇか……んじゃあ、これからその"運命の者"ってやつと出会うってことか……ま、俺のことを使いこなせるやつだといいがな……)
彼はそう思うと、そこで力尽き、完全に意識を手放してしまった。
──人間界。
その上空にて、一つの穴が開き、一体の力尽きた龍が現れた。
その龍は光の球のような姿になり、この世界をさ迷った。
さ迷って、さ迷った挙げ句、光の球は一枚のカードに宿った。
カードに描かれたその姿は、先程の龍と全く同じ姿をしていた──。
タグにもある通り、作者は復帰勢でありアニメ勢であるので、煌臨編以降のカードプールはあやふやです。
加えて、妖怪学園Yの小説と平行して書いているのでかなり不定期更新となります。
それでもカードプールは増やせるように努力しますし、できるだけ早く投稿できるよう努力します。
それでは次回でお会いしましょう。
それでは。