響は驚いていた。浮かんだ歌を呟いたら自分の体に見たことのないプロテクターが装着されていたのだから
「これって?・・・・・」
「お姉ちゃんカッコいい!」
女の子のその言葉に響は照れ臭さを感じながらも胸に込み上げる歌を歌い、ノイズに向かっていく。
同時刻、特異災害機動二課司令室では
「反応絞り込みました! 位置特定!」
「先程の反応とは違う。ノイズとは異なる高出力エネルギーを検知!」
「波形の照合急いで!」
と了子は自分のモニターに送られてたデータを確認する。
「まさか、これってアウフバッヘン波形!?」
とそして波形の照合パターンに一致するデータが発見され、司令部のコンソールに一致するものを表示される。
【ガングニール】
「ガングニールだと!」
「っ・・・⁉︎」と司令部にいた翼も驚きの表情を浮かべる。
視点は響達に戻り、響はノイズの攻撃を避けるため、軽くジャンプしてみると
「う、うわわわ、何これ⁉︎」
慌てて着地するが、ノイズも響を追いかけてくる。
横っ飛びでノイズの攻撃を避けるがノイズら体を伸ばして攻撃を仕掛けてくるくるが響はそれをジャンプで避けるが、力を上手く制御できていないのか、壁にめり込む。
響はなんとか別の場所に着地するがそこにもノイズがいた。
(あの日、あの時、間違いなく私はあの人達におじいちゃんやユキコさんに救われた。本来なら受けるべき迫害を受けずに済んだ。
あの2年間、飲んだくれて喧嘩しているおじいちゃん達を宥めていたユキコさんはとても優しくて力強い歌を口ずさんでいた。ユキコさんはあれはユキコさんのおばあちゃんであるチズルさんが好きだった歌らしい。
この力がある私になら今の私になら、この子を生きてお母さんのもとに帰すことが出来るはずなんだ。
そうだ、おじいちゃん達から教えて貰ったあの言葉・・・)
「勇者の武器は勇気、正義、闘志!、お楽しみはこれからだ!」
そして響はあのメキシコのトリノリアでの生活で聞いていたユキコさんが歌っていた、どんな歌手の名曲よりも大好きだったあの歌、虹の彼方を口ずさんでいた。
そして響は拳を握り・・・、拳を突き出すとノイズはバラバラに砕け散った。
「あ・・・、私、が・・・やっつけたの?・・・」
その時、一台のバイクが現れた。
ノイズを次々と吹き飛ばしながら、「あ!」
響はバイクに乗っていた人物の顔を見て驚いていた。それは本来の今日の目的であるCDを出しているアーティスト、風鳴翼だったのだ。
「風鳴翼?」
「ぼーっとしないで!、死ぬわよ、貴女はそこでその子を守っていて」
と翼はノイズへと向かっていった。
それからは一方的な戦いではあったが、響は翼の華麗な戦い方に見惚れてしまっていた。
そして戦いは終わり、響はあれよあれよ言う間に拘束されて、彼女の昼間通う学校のリディアン音楽院にやってきた。
そしてスリリング満点のアトラクションもかくやというほどエレベーターを使って下におり、通された特異災害起動二課の司令室に入れば何発かのクラッカーの音と自分の名前が書かれたようこその看板が響をむかえるのだった。
今回も最後まで読んでくれてありがとうございました。