時間の無駄なのかもしれないと、コーティーはぼんやりと考えていた。
大農園に通じる転送装置が存在しないために徒歩での移動、しかもコーティーには擬似的にでも空を飛ぶ装備を持っていない。カーリーやクォートのようにマシンガンでもあればと思ってもみたが、無いものねだりをしても仕方がないことだ。
農園に通じる道は複数あるとの事だが、もっともわかりやすいのは外壁から登っていくルートだろう。現にコーティーもそこから上へ上へと移動していた。そこであの二体に出くわしたわけなのだが。
しかし、最初の内は苦労したものだ。こんな浮遊島だというのに上に登るための道はほとんど存在していなく、島の下方部に上陸したロボットは穴を掘るようにして進んでいた。
コーティーの場合は運動性が尋常ではないので外壁をよじ登るのもそう困難ではなかったが、他のロボットからしてみればヒマラヤ山脈に丸裸で挑むようなものだ。もしかしたら、ミミガー達は島を物理的に掘り起こされるのを嫌っていたのかもしれない。
ドリルでガリガリと穴を掘っているロボット達の姿は、ミミガーからしてみればそれは残酷な侵略者に映ったことだろう。
「ふう……」
外壁をロッククライミングの要領で登り始めて三十分程度になるが、未だに農園のある区域である上層部への道程は半分といったところだろうか。流石に病み上がりですぐに、しかも片腕での岸壁登りというのは鋼鉄の身体にも応えるものがある。
砂区が島でもかなり下層に位置する区域なので、内部からある程度上層に移動して外壁に出るという選択肢もあった。それをしなかったのは、同時にある物を捜索したかったからだ。
行方不明になっているネメシスと、自分の左腕を見付けたかった。
正直に言ってダメ元だ。自分が倒れていた場所の付近で見つかっていないという事は、そのまま島の外に放り出されてしまった可能性が高い。惜しい物を無くした、そんな一言で片付けたくないような思い入れがあの銃にはあった。
そろそろ、あの二体と戦った地点だ。
「一旦休むか……」
この喪失感を埋めるには少々の時間が必要らしい。
☆
「これ、は……」
唖然とした呟きが響く。辿り着いた大農園の入り口で、コーティーは目の前の光景が信じられずにいた。
栽培されている物を考えなければのどかとも言えるであろう風景は、半分以上が完全にその姿を消滅させていた。悪魔の王冠による大爆発の影響だろう、自分達がいた場所を中心として巨大なクレーターが出来上がっている。
この農園は大と名が付くだけあって、とても広大な敷地を誇っている。だというのに、その半分が消滅してしまっている事実が受け入れられない。どう考えてもおかしいではないか。大量の火薬を使った爆弾でもこうはならないというのに。
そして更に、それに巻き込まれた自分が生きている事実も信じられなくなってしまった。いくら機械の身体といえども、果たして自分はこんなに非常識な耐久力を誇っていただろうか。
今回ばかりは地上のクソッタレなマッドサイエンティスト達に感謝しなければいけないらしい。酷な実験ばかりを課してきた恨みは忘れないが。
とにかく、いつまでも呆けているわけにはいかない。さっさと目的を果たして砂区へ帰るとしよう。
「敵影無し、索敵行動に移行」
ズボンのベルトの左側、腰の辺りに備え付けられたホルダーからネメシスを抜き、周囲を警戒しながらゆっくりと前に進んで行く。以前はこの農園に侵入した瞬間にミザリーに襲撃されたのだが、今回はそういった事も無いようだ。
ジェンカが言うに、ミザリーやバルログのような王冠に支配された者は、王冠を持つ王に従い王冠によって生かされているのだという。そして、王冠が消え去っている今はどこかに封印されてしまっているらしい。
呪いのようだとコーティーが言うと、ジェンカは苦笑して呪いそのものだと答えた。そしてどうしてそんなにも王冠に関して詳しいのかと聞いてみると、彼女は黙って首を横に振った。
生体センサーをこらしてみても、範囲内に反応は無い。どうやら、本当に大農園には誰もいなくなってしまったらしい。
「相変わらず不気味な……」
遠目に見える建造物を目指し歩くと、地面に点々と赤い斑点のように花が散らされているのが気にかかった。あのような爆発の中でも燃え尽きずに残っているものが少しでもあるのが、とにかく恐ろしい。
今は装備が無いためにどうしようも無いのだが、今度訪れる時にはこれを全て燃やせるように準備を整えてこなければ。これ以上、邪悪な花を島に残していたくはない。
「この島に燃料があるだろうか」
そんな事を考えながらゆっくりと、しかし堂々と前進していくと、コーティーは岩肌に取り付けられた扉の前に辿り着いた。どうやらミアキドによって作られた扉のようだ。中には休憩所か何かがあるのだろうか。
罠に注意しながら恐る恐る扉を開くと、中は暗闇に包まれて何も見えない。暗視センサーも壊れてしまっているので、この中に入るのは無謀だろう。
しかし、こんな場所にこそ赤い花の核が眠っている可能性は高い。多少なりとも無理をしなければここに来た意味を無くしてしまうのだから、ここは突っ込んでみなければ。
扉を開けたままにして気休めの光を確保しつつ、ジリジリと中へと侵入して行く。目が少しずつ暗闇に慣れてくると、この部屋の正体が明らかになってきた。
石造りの壁に床、そして右手に見える鉄格子。ここは牢屋のようだ。それを証明するかのように、鉄格子の中には何かがいた。
「グル……ウゥ……」
巨大なウサギ、と言えば聞こえは良いかもしれない。しかしそんなに簡単に表現していい相手ではなく、もっと凶悪で恐ろしいものだ。
赤い花を摂取した複数の暴走ミミガー、それが牢屋の中に閉じ込められている。
元気は無いらしい。コーティーが眠っていた一週間以上何も食事を与えられていないのだろう、既に多数が息絶えているように見える。それでも、確かに生き残っている者もいた。
最も入り口に近い牢屋の中にも一匹、生きているミミガーが見受けられた。それでも、小さく唸り声を出すだけで最早立ち上がる力すらも残っていないようだ。
「……女神よ、彼らに恵みを与えたまえ」
ネメシスを向け、躊躇いも無く引き金を引いた。
光が発せられ暗闇を照らす。発行元となったエネルギー弾は吸い込まれるようにミミガーに命中し、その命をあっさりと奪った。次の牢屋には二匹、これもネメシスによって一撃で殺していく。
終始、コーティーは無表情だった。まるで、また感情を無くしたロボットに戻ったように。
この数分後、彼は寝室と思われる他所であっさりと赤い花の種の回収に成功する。そして一言も喋らないまま、それをビンに詰めて砂区への帰路についた。
その身体を、時折寒そうに震わせながら。
☆
「ご苦労じゃったの」
駐在所に戻ってみると、ジェンカは何食わぬ顔で椅子に座りながらコーティーを出迎えた。同時にお帰りと言わんばかりに、二匹の犬が彼を押し倒してその身体中を舐め始める。
「おい、おい。あまりじゃれつくな」
「すっかり懐いたようだねぇ」
懐くといっても限度があるだろう、そう反論してみても、無駄に力のあるハジメとミックはコーティーをなかなか解放してくれそうにない。
どうにかひとしきり撫で上げて落ち着かせてやり、ようやく本題に入る頃には十分以上が経過していた。
「赤い花の種だ、これで間違い無いな?」
「確かに、核じゃ」
取り出したビンを机の上に置いてやると、ジェンカは満足そうに頷いて笑う。これで違うと言われていたらまたあの悪路を戻らなければいけないところだ。確信はあったが、いざ本物のお墨付きを貰えると安心する。
出発する前に聞いた話では、砂区の最深部にある倉庫にこの種を封印するのだそうだ。その倉庫のカギはジェンカが持っている物一つしかないので、彼女がその気にならなければ絶対に開く事は無いのだとか。
後は自分でやると、これ以上はコーティーの介入を許さないという素振りも彼女は見せていた。
「農園で何かあったのかい?」
「いや、何も。ただ崩壊が酷かっただけだ」
イエスとは言わなかった。何となくこの事は誰にも話したくないと、コーティーはそう思った。
「それで、これからどうするつもりじゃ?」
「どうもこうも、地上に戻るに決まってるだろ」
「その方法を聞いているんじゃ。ヘリのような輸送機は全て王冠の男に壊されたそうじゃが、アテはあるのかい?」
「……」
帰る手段が失われているというのは、予想していた事だ。地上に宣戦布告したミアキドが真っ先に狙うとするならば、共にこの浮遊島に派遣されていた人間やキラーロボット達だろう。
そして、それを効率的に駆除するためには脱出手段を潰してしまえばいい。彼らが乗って来たヘリは真っ先に破壊されていて当然だと言える。恐らく、軍人のミアキドはヘリの在処を全て把握していた筈だ。
つまり、コーティーが地上に帰る方法は全て失われている。これはもう疑う余地も無い事実なのだ。
ジェンカにある程度の修理をしてもらっていたとはいえ、それは駆動部分だけの話。もっと細やかで特殊な機能に関しては全て壊れたままで、復旧の目途など全く立っていない。
地上に降りる手段、連絡を取る方法、キラーロボットの仲間、全てが無い。八方塞がりだ、これではもうコーティーにはどうする事も出来ない。
「とにかく、帰還する手段に関してはどうにか探してみるつもりだ。それでも何も見付からなければ……」
「見付からなければ?」
「王冠が復活するまでの間、ここで厄介になれないか?」
これは、本当に最終手段だ。現在のコーティーの頼れる相手といえば、目の前の老婆ただ一人。仲間がいない云々の話ではなく、知り合い自体がこのジェンカしかいない。
彼は正しく孤独だった。自分はキラーロボットだという事実が身体を刺し、差し出がましい事を言っているという自覚が心を焦がしていく。それでも、選択肢がこれしかないのだ。
今のコーティーの目的は悪魔の王冠の完全消滅、それに限る。あれの脅威を直接確認してしまった彼は、無力化のためになら何でもするだろう。頼む、ともう一度頭を下げた。
正直なところ、ジェンカを百パーセント信用出来るかと問われれば、答えはまだノーだ。悪魔の王冠と赤い花に関する行動と言動は信用に値するように思われるが、彼女はあまりにも多くを知りすぎている。
それこそ、恐らくはアレの根本に関する事ですら知っているのだろう。それを全て語ってもらうまで、コーティーは彼女を信用する気にはなれなかった。
と言っても、敵対するような事態にはならないと信じているが。
「出来る限りの指示には従う、俺は王冠をこの手で滅ぼしたい」
「ふむ……」
ジェンカの表情は変わらない、ふむと唸ってはみても困ったような雰囲気は全く感じられなかった。
値踏みをされているような、そんな感覚だ。
「あんた、ミミガーをどう思う?」
数秒を沈黙の後、ジェンカはそう質問した。コーティーは迷わずに答える。
「弱い生き物だ、だからこそ赤い花に関しては……今なら単純に気の毒に思う」
「傲慢じゃな、ミミガーを殺して回った本人が気の毒とは」
「否定は出来ない。俺はあくまでもロボットで、俺は命令に従うだけの機械。与えられた使命を遂行するだけの人形だ。だからこそ、何の疑いも持たずミミガーを殺し続けていた。……だが、それももうわからなくなった」
一旦言葉を区切り、コーティーは続ける。
「今は、俺には命令も与えられない。だからこそ、従うべきは俺自身の意志だ。それが俺にはまだ何もわからない。こんな経験も無ければ、概念すらも与えられていないからな。それに、俺にはほんの少しだが曖昧な感情とかいうものが生まれてしまってるらしい。それが、ミミガーを気の毒だと言わせた。そうか、これが傲慢なのか」
ジェンカにはコーティーが苦笑したように見えた。いや、実際には彼は全く表情を変えていない。ただ、彼が纏うまるで人間の如き雰囲気がそう錯覚させたのだ。
コーティーは、まだ言葉を止めない。
「最近、人間と変わらない感情を持つロボット二体に出会った。俺とは違って最初からそう作られていたんだろうな、俺を止めるために躊躇いなく銃を向けて来た。あの頃は何も思わなかったが、もしかしたら、羨ましかったのかもしれない。自分の意思で動くロボットだ。願わくば……」
「実は、最近はこの砂区も物騒になってきてね。わし一人で管理するのも疲れてきたから、自警団を作ろうと思うんじゃ」
言葉をジェンカが遮った。有無を言わせず、彼女は突拍子も無く続ける。
「それで、そのリーダーを探していてね。仕事は野生動物の退治に治安維持、それからわしのお使いをしてもらう。この駐在所は空き家でね、わしの家はまた別にあるんじゃ。リーダーにはここを自由に使ってもらえるんじゃが……」
あっ、と思わずコーティーは情けない声を出してしまった。そして内心でとても焦りながら、更に言葉を割り込ませる。
「俺が立候補しよう、やらせてもらってもいいか?」
「歓迎するよ、コーティー」
名前を呼ばれたのは、認められた証拠なのだろうとコーティーは解釈した。ジェンカが自分の中に何を見たのかはイマイチわからない、それでもこうやって誘われるだけの信頼を得ることが出来たという事は間違いないのだろう。
ジェンカが左手に杖を突いて立ち上がり、右手を彼女の前に差し出してきた。この手の意味を彼は知っていた。同じく右手を出して、握り返す。
初めてした握手は、特にこれといった感傷をもたらさなかった。
「王冠が復活する周期はまちまちじゃ。ただ、今回は恐らく十年前後といったところじゃな」
手を放してジェンカが座り直し、コーティーはまた二匹の犬に押し倒されながらこの後の事について話を始めた。
「わかるのか?」
「老婆の勘じゃよ、もしかしたらもっと早いかもしれん。アレはひっそりとわかりにくい場所に復活するからねぇ、見付けるのに時間がかかるんじゃ」
「つくづく厄介な代物だな、どうにかならないのか?」
「どうにもならん。島全体で協力して監視するしかないだろうね」
それを聞き、コーティーは深く溜め息を吐いた。神出鬼没な上に、破壊力だけは世界を滅ぼすレベルの天災。迷惑などという話を越えてしまった物だ。
王冠を作った奴はとことん性格が悪いのだろう、恐らくは最近戦ったあの魔女のように。生物が全てどこぞの兄弟機のように無害になればいいのにと、そんな理不尽をつい考えてしまっていた。
それもそれで大問題か、とすぐに思い改めたが。
「そういえば、俺の頼みはどうなった。二体のロボットの捜索は」
「ちゃんとやってるよ、ウチの犬ころは全部で五匹じゃ。今は交代制で残りの三匹がそこらを探し回ってるじゃろう」
「なるほど、大所帯だな」
時々帰って来なくなるけどね。という言葉は聞かなかった事にして、疑って悪かったなとコーティーがハジメとミックの背中をさすってやると、二匹は眠そうに目を細めた。
それにしても不思議な犬だ、ロボットに懐いてロボットにじゃれ付いて来るとは。
「変な奴だな」
ワンっとハジメが小さく鳴く。お前が言うなと、そう言われた気がした。
☆
三ヶ月が経ち、コーティーがジェンカの使い走りにされる生活に慣れて来た頃、寂れていた砂区もえらく賑やかになってきた。
現在この砂区では、戦災孤児となったミミガーを受け入れる運動が盛んに行われている。これはその先頭に立っているコーティーの案ではなく、彼に管理の役目を押し付けて自分はあっさりと隠居してしまったジェンカの案だ。
当然ながらコーティーはお前も手伝えと文句を言ったのだが、当のジェンカはもうそんな体力は無いという一点張りだ。そして仕方なく、彼は各地を回ってミミガー達を保護していた。
しかし、ミミガーにとってキラーロボットは自分達を殺していた共通の敵だ。当然ながら彼を信じて着いて来る者などそう現れてくれない。
それでもコーティーは諦めず、拒むミミガーの元に何度も何度も通っては頭を下げ続けた。時には自分自身の事を語ったりもした。そして通った回数が両手の指で数えられなくなった頃、ようやく移住を決めてくれる者が現れ始めた。
そこからは全てがスムーズに進んでくれる。一度誰かを保護をして、良い生活環境を与えているという事実が生まれてくれれば、後はそれを広めるだけで危険は無いと判断する者が増えて行く。
気が付けば、保護したミミガーの数は五匹になっていた。
ここまではいい、問題はコーティーにはミミガーに対する接し方や育て方に関するノウハウが一切無いという事だ。
一般的常識程度は生まれながらに与えられている彼であるが、このような他との共同生活に関する知識は欠片を頭の中に存在していない。どこまでも、この元キラーロボットは不器用なのだ。
結論は、無理な事は他にやらせればいいだった。
「それでね、コロンズったら酷いのよ。置いてあったマシンガンを勝手に触って壊しちゃうんだから」
「ちゃんと直っただろ。何にでも興味を持つような年頃なんだろうな」
「でも、触っちゃダメって言ったのに。危ないんだから」
駐在所の一室で椅子に座ってネメシスを磨くコーティーの隣のベッドに寝転がりながら文句を垂れるのは、あの女性型ロボットのカーリーブレイスだ。
コーティーとジェンカの契約が成された直ぐ後に三匹の犬によって発見された彼女は、爆発とミアキドとの戦闘によって受けたダメージが合わさって酷い状態だった。
四肢にこそ奇跡的に損傷は無かったが、言うなれば命の瀬戸際の瀕死の状態。急いで各地のキラーロボットの残骸からパーツを集めて二人で修理するという処置を行い、どうにか完全とはいかないまでも元の状態に近付けるまでは成功した。
しかし、失われたものはどうしても戻らない。今現在も彼女には記憶が戻っていない。
消えてしまったのは彼女の自分自身に関する事柄だ。自分がどういった存在だったのか、何のために島に来て誰と共に誰と戦ったのか。それら全てを覚えていない。
覚えているのは、一般常識と自分の名前がカーリーブレイスであるという事だけ。コーティーの事も、そしてもう一人のロボットに関しても忘れていた。
「明日はどうするの?」
「ミミガーの村のアーサーのところに行くつもりだ。赤い化け物が出るので、その調査を手伝ってもらいたいだとか。……正直、行くのは気が引けるが」
「アーサー以外には目の敵にされてるしねー」
「言うな」
それでも、元来の明るい性格は変わっていなかった。カーリーはやはりカーリーだったのだ。コーティーにとってそれは大きな救いだった。
もう一人の、彼女の仲間はまだ見つかっていない。
これから暫くはこうしたのんびりとした生活が続くのだろうか。コーティーの生まれと目的を考えてみれば、まるで不釣り合いな状態だ。望外がすぎる。
ジェンカが言う王冠の復活までの十年程が経つまで彼が動く事はない。いや、動く必要性が生まれないのだ。激動の後の充電期間だと言えば聞こえは良いが、嵐の前の静けさという言葉もある。それでも、この島は平和だった。
ベッドの上で寝息を立て始めたカーリーを見ていると、もしかしたらこんな生活も悪くないのかもしれないと思う自分に気が付き、コーティーはばしりと両手で自分の頬を叩いた。
ヒロイン? ジェンカのお婆さんに決まってるじゃありませんか。
これで原作時系列前の下準備は終了です、ここ原作と違うじゃねーか馬鹿野郎といった点がありましたら教えてくださると助かります。
時間を飛ばす前に閑話を挟むか、少し考え中。