ラブライブ!~school Knight Live~   作:龍玖

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お久しぶりです……果林さんは何とか書けました…


誕生日 朝香果林2022

果林が卒業してから二年と三ヶ月たった。

俺は何もなく家で作業していた。

やっとの思いで取れた休日。入学式、中間試験と大仕事続きだったからだ。

ガンプラの手入れだったりメンテナンス、追加装備の制作をしていた。

 

そんな時だ。

スマホが着信音を鳴らしていた。

電話の相手は朝香果林。賢人が顧問として所属していたスクールアイドル同好会の一人。

 

「何、朝香」

 

「ちょっと、久しぶりの電話でそれはないでしょ」

 

「あのなぁ、一応こっちはそっちも知っている通り彼方と婚約しているんだ」

 

「彼方からあなたを奪うなんてこと、しないわよ」

 

「そうかい、じゃあ俺は作業があるから」

 

賢人が電話を切ろうとしたとき、果林は「待って」と言った。

 

「なんだよ」

 

「この前、モデルの仕事で大江戸温泉の招待券があるのだけど、その一緒に行かない?」

 

「29の夜でいいな」

 

「そ、そうね、ありがとう」

 

賢人は電話を切って作業に戻った。

朝香は久しぶりの賢人と出かけることを楽しみにしていた。

 

当日の昼、約束がなくなった。

 

賢人は教師でありながらGBNのSE兼オブジェクト権限を持つ者だ。

GBN内、いや、裏GBNと呼ばれる場所でブレイクデカールらしき物の流通、GBN内での利用が見られたという理由でカツラギから呼び出されていた。

 

「カツラギ、これはまずいことになる」

 

「やはりそうですか」

 

「理由は4つ。一つ、GBN内でのシステムへの強力なジャミング、二つ、ここ、GBNが第二のエルドラになる可能性、三つ、それによる表への被害だ。それこそ、あの時の日常生活への支障じゃ比にならない。四つ、多くのGBNユーザーがここに幽閉される。」

 

「それは避けたい事案ですね。」

 

「もちろん、今から全て滅却するがな」

 

そう言ってケントはオブジェクト権限を使って裏GBNを秒で破壊しつくした。

あとはGBN内でのブレイクデカールらしきものだけだ。

 

その頃果林は

「先生……何か嫌な予感がするわね」

そう言ってダイバーシティに向かった。

 

「果林ちゃん、久しぶりね」

 

「お久しぶりです。それより、賢人先生は……」

 

「今、使ってるよ、カツラギって人に呼ばれて、GBN内の不祥事を片付けてるとしかお兄ちゃんから聞いてないけど」

 

そう聞いた果林はGBNコーナーに行き、賢人とガンプラバトルするために作った機体でログインした。

 

「カリン、エターナルゴースト、出るわ!」

 

エターナルゴースト、賢人のファントムミラージュの後継機を想定して作った機体。永遠を彷徨う亡霊。それは果林の賢人への気持ちだった。

 

 

 

「なんだよ、こいつ!」

 

「関係ない、始末する」

 

ビームシュートライフルU7ΣとGNブラスターソードEXAで裏GBNのブレイクデカール使用者を片っ端から始末していく。

 

「仕方ない、融合合体!」

 

裏GBNのブレイクデカール使用者たちは数を集め、姿ををMAN₋003、パトゥーリアに変えた。

 

そこに蒼白の機体が現れた。

 

「誰だ、まぁなんとなく想像はできるが」

 

「来ちゃったわ、遅いんだもの」

 

カリンはパトゥーリアに射撃をした、しかしかすり傷にもなってない。

 

「ケント、あれは……」

 

「パトゥーリア、ガンダムXに登場したMA、射撃じゃ勝てない」

 

「どうするのよ」

 

「俺が道を開く、カリンはその間を」

 

「わかったわ。」

 

そう言ってケントがパトゥーリアの触手のような箇所を精密に射撃していく。そこをカリンがパトゥーリアを切り裂いて行く。そして残りコックピットの部分だけとなった。

 

「これで、おしまいよ!」

 

SPECIAL MOOV BLUEGHOSTBIRD

 

「やったな」

 

「ええ、早く戻りましょ」

 

そうして、賢人と果林はログアウトした。

 

「もう、待たせすぎよ」

 

時計は5時を指していた。賢人は1時から急遽、有給を取り、今回の件に対応していた。

 

「悪い。そんなに時間は経ってない。行こうか。」

 

そして、果林と賢人は東京テレポート駅から出てるシャトルバスに乗り、大江戸温泉物語に来た。

 

「浴衣なんて久しぶりに着るな……」

 

そして、更衣室を出ると、果林が待っていた。

 

「さぁ、楽しみましょう!」

 

果林が微笑んでそう言うと、賢人は少し安心した。

あの時から何も変わらない物がある。それは人の笑顔だ。

 

「そうだな」

 

駄菓子コーナー、飲食コーナー、小さなゲーセンのようなコーナー、撮影スポットらしきものは沢山ある。

 

「ほら、どうしたのよ」

 

「いや、少し思い出してな。」

 

「今を楽しみましょうよ、今は、今しかないんだから。」

 

そう言った果林の顔は変わらないモデルとしての顔でもなく、スクールアイドルでもない普通の朝香果林の笑顔だ。

 

「そういえば、この言葉を言うの忘れてたな」

 

「何よ、改まって」

 

「誕生日、おめでとう。」

 

「あ、ありがとう……最近忙しくて忘れてたわ……」

 

「自分の誕生日ぐらいは覚えとけよ……」

 

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