一刻館『朱美』   作:roketto

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プロローグです

五代くんがいる前ですね



一刻館『朱美』 第01話「覗く男」

第01話「覗く男」

 

 

 

 

 

うっすらと・・・

 

声が

 

きこえる

 

 

 

 

 

 

・・・・・・

 

 

 

 

 

看護婦さん

 

かな

 

 

 

 

 

・・・

 

 

 

 

 

 

看護婦さんのこえ・・・

 

 

 

 

 

「失恋による自殺です。」

 

ねむたい

 

 

 

 

 

・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

死にたく・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

ない・・・

 

 

 

 

 

 

 

・・・

 

 

 

 

 

 

 

たすけて・・・

 

 

 

 

 

・・・

 

 

 

 

 

ヒロシ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・。

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・?

 

 

 

 

 

 

最近少し・・・

 

視線を感じるよーな・・・?

 

 

 

誰かの

 

 

 

 

 

 

視線

 

疲れてるのかな?

 

 

 

 

・・・

 

 

 

 

 

 

そう感じるだけか

 

視線を感じる

 

よーな気がする。

 

 

 

 

・・・

 

 

 

 

 

私のいる6号室・・・

 

当然 私しかいない 1人暮らし

 

 

 

 

 

誰かの視線・・・ 感じるハズない

 

当然

 

 

 

 

でも 時折感じる・・・

 

ような?

 

 

 

 

・・・

 

 

 

 

 

なんでだろう・・・

 

きのせい・・・

 

 

 

 

・・・

 

 

 

 

 

・・・?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あな・・・

 

 

 

この穴は?

 

 

 

 

・・・

 

 

 

 

いつのまにかある あな

 

この前の地震で崩れたのかな

 

 

 

 

・・・

 

 

 

 

壁に穴が開いている。

 

小さいあな

 

 

 

 

・・・

 

 

 

 

管理人さんにも少し話したコトあるけど・・・

 

 

 

小さい穴だから か・・・

 

直そうとはしない。

 

 

 

まあいいけど。

 

 

 

 

 

・・・・・・

 

 

 

 

でも少し気になる。

 

 

 

 

 

 

すこしだけ・・・

 

 

 

 

・・・

 

 

 

 

 

覗いてみる・・・

 

 

 

 

 

・・・

 

何もない 暗い

 

 

 

 

 

まあ・・・

 

 

 

 

 

 

当たり前か

 

 

 

この穴から覗いて見えるのは隣の5号室(の押し入れ)

 

今は誰もいない 誰も住んでいない

 

 

 

空き部屋

 

・・・

 

 

 

 

ココから誰か見る筈もない・・・

 

 

 

 

・・・

 

 

 

うーn・・・・

 

 

 

 

 

やはり思い過ごし かな

 

疲れているのかな・・・

 

 

 

 

・・・

 

 

 

 

 

 

じゃあ・・・

 

 

 

 

 

 

 

穴を覗くのやめてベッドへ行く・・・

 

・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

と見せかけてもう一度!!!!!

 

 

 

 

 

あらっっっっ!!!!

 

やっぱり!!!

 

 

 

 

 

 

・・・!

 

 

 

 

 

 

 

・・・なんもない

 

しょーもな

 

 

 

 

 

 

ベッドへ行く(ふとん3980円)

 

 

 

 

 

 

 

・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・でも

 

 

 

 

 

どうしても・・・

 

ひとりになると思い出す・・・

 

 

 

思い出・・・

 

 

 

 

 

ねむい

 

 

 

 

 

 

もう

 

眠ろう

 

かな

 

 

 

 

 

・・・

 

 

 

 

 

・・・

 

 

 

 

 

 

ヒロシ・・・・・・

 

・・・

 

 

 

 

 

 

・・・・・・

 

 

 

 

 

・・・

 

 

 

 

 

 

 

覗く男

 

「・・・・・・」

 

 

 

 

 

・・・

 

 

 

 

 

覗く男

 

(眠り・・・ った。 か・・・?)

 

 

 

(さっき ちょとフェイントかまされてびっくりしたけど・・・)

 

 

 

 

 

 

・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

覗く男

 

(覗いて見た感じ・・・・・・)

 

(この様子だと・・・)

 

 

 

 

 

 

 

覗く男

 

(まだまだ・・・ 引きずってますね・・・)

 

 

(これだと まだ・・・ 危険)

 

 

 

 

 

 

 

・・・

 

 

 

 

 

 

 

覗く男

 

(偶々 運が良かっただけです・・・ よ)

 

 

 

 

 

・・・・・・・

 

 

 

 

 

覗く男

 

(あのとき もう少し救出されるのがおそかったら・・・)

 

(死んでました)

 

 

 

 

 

(アナタ・・・)

 

 

 

 

 

・・・・・・

 

 

 

 

 

 

覗く男

 

(六本木朱美・・・ 少し珍しいなまえ・・・)

 

 

 

 

 

(本名だろうか?)

 

(それとも 夜の仕事の源氏名とか?)

 

 

 

 

 

 

・・・

 

 

 

 

 

 

覗く男

 

(今の所 良くわかりませんが ともかく・・・ は)

 

 

(まだ危険な状態なのは確か)

 

 

 

 

 

(目が離ない)

 

 

 

 

・・・

 

 

 

 

(何かあったら 直ぐ助け出さなくてはいけません)

 

 

 

 

 

 

・・・・・・

 

 

 

 

・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

六本木朱美・・・

 

 

 

 

 

あのときから止まったまま・・・

 

時計の針・・・

 

 

 

 

 

 

 

・・・

 

 

 

 

 

再び動きだすでしょうか・・・

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