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「ねえ ひいお祖父ちゃん。ひいお祖父ちゃんの集めた文献見せて上げていい?」
「あれを?どういうことだ?」
肖に言われ、遥は問う。肖は「実はね」と説明を始めた。
***
「肖!頼むお前のひい祖父さんの蔵書見せてほしいんだ!」
いきなりの滝川のお願いに渋谷サイキックリサーチは当然の事、最近では喫茶店代わりに入り浸っている真砂子、綾子、ジョンはキョトンとする。
「ぼーさん一体どうしたのさ」
「なんでいきなりひいお祖父ちゃんの蔵書を?」
その様子に麻衣は呆然、肖は事情を聞く。
「ミニー事件でお前のひい祖父さん、憑き物落としやっていたって言ってただろ?気になったからお坊さん仲間から「百目鬼って知ってるか?」って何気なく聞いたら、そいつの師匠曰く様々な呪術や呪法に通じてるは憑き物落としの実力は本当に見事で右に出る奴はいるかもどうか分からない程だって」
「ああ。確かに」
その話に肖は納得。実際、遥は様々な呪術や呪法に通じてる。相当高い霊力を持っている。それを扱うにふさわしい実力の持ち主だからだ。
「そんなわけでその人が集めた蔵書に物凄く興味を持ったオレはそれを読んでみたいって思ったんだ!」
「へーそれなら私も読んでみたいわねー」
様々な呪術や呪法に通じてるの蔵書。巫女でも興味を持ってしまう。
「僕も興味がある」
「あたしも見てみたい!」
ナル達も興味を示した。心霊現象を調べるから興味を持つのは当然だ。
「そっか。でも私が勝手に見せるのはどうかと思うから聞いてみるね」
「聞いてみるって」
肖はソファーに座ると数を数えながら大きく呼吸し眠りに落ちた。
「なるほど。そんなわけか」
「それでどう?嫌だったら断るよ?」
遥が集めた蔵書。本人が見せたくないなら断ろうと肖は思っている。
「別に大丈夫だよ。自分が集めた蔵書が後の霊能力者に役立つなら。その代わり」
「対価だね」
与えられたモノには須くそれに見合うだけの代償、代価が必要だ。
「蔵掃除と墓に良い酒を供えてくれ。」
「わかった。伝えておくね」
目を開ける肖。目の前には心配そうにのぞき込む麻衣達が居る。(弓弦は慣れてるため心配してない)
「おはよう。聞いてきたよ」
「き、聞いて来たって(汗)」
「一体どういうことですの?」
しかしナルは言った。
「お前のひいお祖父さんは夢枕に出るのか」
「夢枕?凄い枕なの?」
その麻衣の疑問にナルは
「無知」
と言った。
「むぎゃ―――――――!!!」
「ヽ(´Д`;≡;´Д`)ノ」
「嬢ちゃん落ち着け!!夢枕って言うのはそう言う物もあるがこの場合神仏や故人などが夢の中に現れて、ある物事を告げることなんだ!!」
暴れる麻衣に慌てる弓弦と抑え込む滝川。滝川の説明にジョンはあることを聞いた。
「肖さんのひいお祖父さんはお亡くなりもうたんどすか?」
『あ』
ジョンの言葉に全員、肖を見る。
「確かに死んでるけど……夢の中に出ては談笑したり、小唄歌ってくれたりするから死者のイメージは全然ないな。後ぼーさん。」
「な、なんだ」
「ひいお祖父ちゃん、後の霊能力者に役立つなら別に大丈夫。その代わり蔵掃除と自分の墓に良い酒供えてくれだって」
「あ、ああ。美味い酒用意する」
こうして渋谷サイキックリサーチと協力者は後日、肖の家に行くことになった。