霊狩中毒   作:WATAHUWA

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(ナルがデイヴィス博士ならサイコメトリが使える。ジーンの私物に触れたから死んだってわかったんだ)

 

そしていつも旅行に行くのはその時見た映像に当てはまる湖を捜していた。そして昨日、とうとう見つけたという事だ。肖がそのように思っているとナルが来た。曰く水の透明度が低い。湖底には障害物があるから難航しているそうだ。

 

(……見つかるといいな)

 

夢の中で会ったジーンの様子からしてナルと仲が良かったのだろう。ナルのためにも早く見つかってほしい。そう思っているとだ。

 

「あ…あのう」

 

話しかけてきたのはお爺さん二人。この近くの村の村長と助役だ。村で困ったことがあり、霊能力者を呼ぼうとした時、キャンプ場に専門家がいると聞いて、ナル達の下へ来たそうだ。

 

 

「困ったこと、というのは?」

「それが、ですね。」

 

廃校に霊が出ると噂が出ている(例のダム湖のせいで廃校になった)。廃校の近くにリゾート施設を建てよう、という計画もあるので客足に響くとやっていけないから少しでも不安材料をなくしたい。そんな依頼だった。さらにキャンプ場や観光収入で辛うじて財政を賄っている状態なので二人はかなり必死だ。ジーンの死体捜索もあるので途中で

打ち切る可能性があるが受けることになった。

 

「だから、誰か学校関係者が学校以外の場所で死んだとして、どうしてその幽霊が学校に出るのかって。よく、事故の現場に地縛霊がいるとか言うじゃない。でも、学校は現場じゃないよね。」

 

安原は疑問に思うことを話し始めた。麻衣は綾子を見た。

 

「…えーと…人が死ぬと霊になるわよね。」

 

綾子は地縛霊について説明を始めた。心残りがあるがそれが分からない。自分が死んだことに気づいていない霊が浮遊霊。心残りがある霊はその場所へ行くが当然気づいていない。家族に無視される。それが辛いから思い出の場所へ行く。それを繰り返していくうちに動けなくなり地縛霊が出来上がるのだ。

 

「実際、君尋さんもそういう霊に遭遇したこともあるよ」

「えーそうなの?」

 

肖の言葉に興味津々な麻衣。肖は説明する

 

「昔君尋さんがYさんのところでバイトをしていた時、女子高生が来たの。変な音や人の気配がするって」

「ポルターガイスト!」

「その嬢ちゃん怪現象に悩まされてたのか」

 

滝川の問いに肖は頷き続きを言う。

 

「それでYさんに大量の鈴を持たされたんだけど、一向に良くならない。逆に余計にひどくなる。なぜかというと彼女自身が幽霊であり、音や気配は元々住んでいる住人のもの。さらにお互いが見えてなかったって」

「え!?」

「そして霊媒師のおかげで女子高生は成仏しましたとさ」

 

ジョンは欧米での考えを説明する

 

「地縛霊とか浮遊霊、あるいは背後霊とか守護霊とか・・・。そういうのはわりあいに日本の独特の分類で、あまり欧米では言いません」

「へえ、そうなんだ。」

「幽霊の目撃談にしても日本と欧米では随分違いますし。日本の幽霊は祟りとか悪さをするのが多いですね」

「うん」

「けど欧米やとそうとも限らへんのです。ただ出現するだけゆうのが多いんです。祟る霊の話は少ないし、ましてや血筋につくゆう話はもっと少ないです」

 

 

日本と欧米ではやはり考え方が違っていた。

 

 

 

 

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