霊狩中毒   作:WATAHUWA

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翌日、一同は行動した。車で山を迂回して三十分ほどのところにあった廃校。校舎内を立ち入り厳禁しているため、霊がいるかまだわからない。窓ガラスを割り、集音マイクを設置していく。

 

そして休憩時間。皆に冷たい飲み物が配られるのだが…

 

「なんだこりゃ(汗)」

 

滝川に渡されたのは恐竜が描かれた歯磨きコップだと思ってしまうデザインのコップだった。実は女性陣が買い出しした時、麻衣が発見。ちょっとした悪戯とばかりに買ったのだ。ちなみに絵はカエルは麻衣。キツネはナル。ウシはリン。カニが安原。ペンギンがジョン。ウサギは綾子。真砂子はクマ。肖と弓弦は猫と馬だ。

 

「か、可愛らしくてよろしいどすね」

「どんな局面でも遊び心を失わないのはいいことですよねー」

「「…………」」

 

ジョンは引きつっており、安原はいつも通り。ナルは興味なしなのかノーコメント。リンは複雑そうな様子だった。

 

「あれ?雲が出てきたね」

「あ、本当だ」

 

雨雲が出てきたのだ。降ったら面倒なので滝川と安原、真砂子が買い出し組。それ以外は留守番組に分かれることにした。買い出し組を見送った時だ。

 

「ふってきた~~~~~」

「あ、大変マイクが!」

 

雨が降ってきた。肖の言う通り、機材がぐしょ濡れになる。肖達は大急ぎで回収。すぐに作業を終わらせて皆校舎の中へ雨宿りに入っていった。

 

…しかしそれがいけなかった。閉じ込められたのだ。どこか出られる場所を探すためにナル、リン組。ジョン、肖、麻衣、綾子、弓弦組の二手に分かれて行動することになった。しかもどんなに暴れてもガラスは割れない。とりあえず今度は分かれず行動した。分かったことは遠足のバス事故で子供たちが死んだことだった。

 

 

「「!」」

「肖?弓弦ちゃん?」

 

肖と弓弦が何か反応した。

 

「……来る」

 

そう言った瞬間

 

ドンドンドン

 

パタパタパタ

 

きゃ―――――

 

アハハハハハハ

 

楽しそうな子供たちの声。それが終わった後リンが行方不明になってしまった。

本当にどうすれば分からない。そうしていると滝川達が帰ってきたのだ。

 

「ぼーさんたちだ!」

「やった!破戒僧に外からドアを開けてもらいましょ!」

 

麻衣と綾子は大喜び。逆にナルはなにか様子がおかしい。「…まずい」と呟き走り出した。それに肖は察した。

 

「皆玄関に行くよ!!」

「「「え!?」」」

 

肖の言葉に周りは疑問符を浮かべる。しかしジョンは二人の様子で分かった。

 

「ドアが開いてしもて滝川さんたちまで閉じ込められたら……!」

 

麻衣もようやくわかってくれたみたいだ。階段の辺りまで来たところで、建物全体が身体が浮くくらいの縦揺れを起こした。何度も何度も、建物に鉄球をぶつけてるような大きな音と揺れが続く。

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