「ふぅ……着いた〜!」
「早かったですね〜!」
宍道から特急やくも26号を使って松江にやってきた。
今日の宿はここ、松江。
まず最初にホテルにチェックインをした。
その後……
「美晴さん」
「なぁに?」
「温泉……行かない?」
少し恥ずかしかったけど、美晴さんにこう提案した。
美晴さんはその提案を受け入れてくれた。
「はい!もちろんです!」
「もうすぐ出ようかなって思ってるけど……大丈夫?」
「はーい!」
美晴さんと2人で早めに出て出かけることに。
外は雨が降っていたが、気づけば雨は止んでいて、夕日が時折見えている。
その夕日を見るために、今からある場所へと向かっていた。
歩くこと15分……
「着いたよ」
「ここは?」
「ここは宍道湖公園。個人的に一番夕日が綺麗に見える場所だよ」
「綺麗……!」
時折見える夕日は、とてつもなく綺麗だった。
僕らはそれに惹かれていた。
その夕日は、ぼくらを優しく照らしてくれる。
「マネージャーさん、少し……座って夕日……見ませんか?」
「うん、そうしよっか」
2人で座って夕日を見つめる。
その途中で、美晴さんがぎゅっと僕の手を握る。
その手はすごく暖かい。この温もりをずっと感じていたい……
そう思いながら夕日を見ていると……
「ん……」
美晴さんが僕のことを抱きしめた。
それに最初は少しびっくりした。でも、優しく受け入れた。
だって、美晴さんだから……
「マネージャーさん……」
夕日のような、優しく、甘い声。
この声をもっと側で聞きたい。そう思ってしまうほど惹かれてしまう。
「もっと、ずっと……そばにいてください……」
「うん、そばにいるよ……」
優しく答えた。
夕日の暖かさが溶け合う。
僕らの心にまた一つ、思い出ができた。
「じゃあ、温泉行こっか」
「はい」
美晴さんと2人で温泉に入ることに。
2人で宍道湖大橋を渡り、少し歩いたところにある。
僕はいつも、山陰に来た時はここにしているけど、たまには違うところもいいよね?
今回は……
「今日はここにしよっか」
「すごくボロいですけど……」
「ううん、あっちは本館で、温泉があるのは別館。綺麗な方だよ」
「そういうことだったんですね……」
美晴さんが納得する。
中に入ると、温泉むすめのパネルが置いてある。
美晴さんがそれに惹かれる。
「これは?」
「これは、温泉むすめのパネル。ここ、松江しんじ湖温泉には温泉むすめがいて、グッズ販売やパネル展示もあったりするんだ。もちろん、ここだけじゃなくて、全国各地でも行われているよ」
美晴さんに説明する。
温泉むすめは個人的には好きなプロジェクトなので、これからも頑張ってほしいと思っている。
だから、グッズ販売などには積極的だ。
2人で日帰り温泉に入ることに……
「じゃあ、美晴さん、また後で」
「はーい!」
美晴さんと別々にお風呂に入る。
さすがに……ね……
それぞれが思い思いの時間を過ごしていた。
僕はその間、このようなことを考えていた。
「美晴さんのそばにいてあげたい」
この思いがより強くなる。
それは、やっぱり美晴さんのことを支えてあげたいと思っているからなのかもしれない。
だからこそ、よりその気持ちが強くなる。
外を眺める。
夕日がゆっくり沈んでいくのがわかる。
その夕日は、僕らのタイムリミットでもあった。
温泉から美晴さんが上がってきた。
「お待たせー!」
少しだけゆっくりとしていたら、美晴さんも上がったみたい。
美晴さんの横顔は……どうしてこんなにも美しいんだろう……
ずっと……見てしまう。
そのくらい美しい。
また一つ美晴さんのことを好きになる。
でもそれが今は痛みに変わる。
美晴さんが僕の手を握る。
「どうしたの?」
美晴さんに気になって聞いてみる。
「マネージャーさんと……このまま一緒にいたい……」
美晴さんも僕と同じことを思っていた。
このまま時が動かないでほしい……
2人だけの特別な時間が流れていく。
2人だけの、秘密の時間が……ずっと……
みなさんこんにちは。おみです。
この度は「君と、最高の思い出を…… Op.5」を読んでいただきありがとうございます。
本来なら昨日投稿したかったのですが、慌ただしかったので投稿できませんでした!ごめんなさい!
いつも楽しみにしてくださっている方、本当に申し訳ないです!
さて本編はどうなるのでしょうか?
次回はどこに向かうのでしょうか?
それでは次話もお楽しみに!