君と、最高の思い出を……   作:おみのSS部屋

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Op.7 夕日が沈むのを静かに見つめて

米子のホテルにチェックインした後、僕らは皆生温泉へ向かうべく、バスを使った。

バスに揺られること約20分で皆生温泉にたどり着いた。

 

「ここが皆生温泉」

 

「すごーい!」

 

目の前には観光センターがある。

その観光センターに先に入ることにした。

その観光センターでは、お土産やタオルなどがずらりと並んでいた。

 

「うふふ、家族に何か買っていこっと」

 

美晴さんは家族のためにお土産を買った。

美晴さんは嬉しそうにお土産を選んでいるのをみると、なんだか来てよかったって思えるようになる。

 

「お待たせー!」

 

「よし、じゃあ温泉行こっか」

 

「はい!」

 

今日の温泉地へとやってきた。

その温泉にはいる。

 

「じゃあ美晴さん、また後でね」

 

「はーい!」

 

2人それぞれの時間を過ごす。

僕はこんなことを考えていた。

 

自分のこと、美晴さんのこと、未来のこと……

 

何だろう、それを考えていると突如不安に襲われる。

美晴さんのことを本当に幸せにできるのか、どうすれば幸せになれるか……

幸せにするにはどうすればいいのか……なんて、僕らしくない。

でも、そんな些細なことまで気にしちゃう……

これが、僕のいいことでもあり、悪いことでもある。

そんなことを思いながら、旅の汗と疲れを流してきた。

 

上がって少しゆっくりしてると……

 

「お待たせー!」

 

美晴さんがやってきた。

 

「美晴さん、一緒に涼まない?」

 

「はい!」

 

美晴さんと一緒にアイスを食べる。

その時でさえも、美晴さんのことを考えてしまう。

本当に良くないくせになってきているのかもしれないなと思いながら、2人で涼んだ。

 

時刻は18:00を回ったところだった。

 

「マネージャーさん、このあとはどこに向かうのですか?」

 

「皆生海岸に行こう」

 

2人で歩いて数分のところにある、皆生海岸にやってきた。

そこには、夕日がオレンジ色に染まっていた。

雲ひとつない晴天だったので夕日がよく見える。

その輝きは僕らを照らしてくれる。

 

「美晴さん」

 

「なぁに?」

 

「美晴さんは未来のことって……考えたことあるの?」

 

ふとした疑問を投げかける。

美晴さんは少し考えてこういった。

 

「そうねぇ……わたしのことなら、未来のことは考えるけど、マネージャーさんといる時は、未来のことは考えてない。だって、今が一番幸せですもの……」

 

美晴さんは未来のことを考えているのかなって思ってたから正直意外だった。それに……

最後に……今が一番幸せって……

その言葉がすごく嬉しかった。

 

「マネージャーさんはどうですか?」

 

今度は美晴さんが僕に聞いてくる。

 

「うん、僕は自分のことも、美晴さんといる時も今が一番楽しい……未来のことなんて……わからないから……」

 

正直な話、僕は未来を考えたりすることはあまりしたくないと思っている。

でも、この仕事をしていると、そういうことって考えたりする。

でもちょっとだけ……前よりは嫌いではなくなったのかも。

そう思いながら、静かに沈む夕日を見つめる。

その夕日に美晴さんが照らされる。

2人で手を繋いだ。

その手の温もりをずっと感じていたい……

それは、きっと美晴さんも同じことを思っているのかもしれない……

綺麗な空に、一番星があった。

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