【PUIPUI】モルカーのいる日常【PUIPUI】 作:赤棘アキラ
第2回 #ぷいワンドロライ
概要
https://twitter.com/Px2Mlc_1draw/status/1621940089885720576?t=-tXuct-I6dmH-NiNMIbFFQ&s=19
お題
https://twitter.com/Px2Mlc_1draw/status/1629073206874374144?t=zMMf5zYHYSU0UiteWl0Rtg&s=19
※『②やまびこヤッホー』を選択しました。
※現実世界(主な舞台は
甲府市にある景勝地、昇仙峡。
長い歳月をかけて削り取られた花崗岩の断崖、奇岩や奇石。四季折々で変化する「日本一の渓谷美」といわれる観光名所だ。
そんな昇仙峡エリアの、主峰の
「寿司モルカー(茶碗蒸し)」である。
回転寿司では茶碗蒸しが(もちろんシャリには乗らずに)回っているだろうが、寿司ネタなのかというと、否、だ。
「はーい写真撮るよー」
もちろん寿司モルカーに(茶碗蒸し)を乗せた
「PUI......」
しかし寿司モルカー(茶碗蒸し)──名前が長いので以下「(茶碗蒸し)」と表記する──は、とても疲れていた。
昇仙峡エリアは山である。
運転する人間ですらカーブの多い山道に神経を使うのだ。走るモルカーはさらに身体を動かすのでめちゃくちゃ疲れるのである。
……水森かおりが歌っている「
※昇仙峡エリアをご存知のかたへ。
この世界は
「石門」はさすがにモルカー通行NGですが、モルカーたちが余裕ですれ違える程度の幅の遊歩道が整備されていると思っていただければ。
だから
──ドライバーがこのあと荒川ダム(能泉湖)1周するつもりなのは、ここで(茶碗蒸し)に伝えないほうがいいだろう。まあ、さすがに途中休憩を挟むだろうし…………挟むよな…………?
さてと、と。
ドライバーが撮影機材を(茶碗蒸し)のなかに片づけようとしたときだった。
「PUIPUI------」「PUIPUI------」
「ん?」「PUI?」
「PUIPUI------」「PUIPUI------」
耳を済ますと、何やらモルカーの鳴き声が反響している。
「……やまびこか?」
「……PUI!」
ちなみにこの(茶碗蒸し)、ドライバーの趣味でさまざまなSNSに(茶碗蒸し)名義のアカウントを持っており、(茶碗蒸し)自身もPUIPUIチャット程度ならパソコンでスタンプ送信してモルカー同士でやりとりできる程度には機械に明るい(最近はスマホでならチャットできるモルカーが多い)。
なのでネットサーフィンの途中で「やまびこ」のことをイラストで説明するサイトを閲覧したことがあり、ドライバーのつぶやきで(茶碗蒸し)も思い至ったのだった。
──だから、(茶碗蒸し)も試してみた。
「PUIPUI------!!!!!」
「!?」
突如大きな鳴き声を出した(茶碗蒸し)に驚くドライバー。
「PUIPUI------」「PUIPUI------」
そして戻ってきた「ぷいぷい」コール。
「おお……」
「PUI♪」
(茶碗蒸し)はなぜか得意げ。
「……俺も試してみよ」
ドライバーが大きく息を吸う。
「ヤッホーーーーー!!!!!」
しーん。
「……あれ? ヤッホーーーーー!!!!!」
しーん。
ドライバーの「やっほー」は戻ってこない。
「PUIPUI------!!!!!」
「PUIPUI------」「PUIPUI------」
「なんで?」
(茶碗蒸し)の鳴き声は戻ってくるのだが。
──このあとも何度か
いつもよりちょっとだけ反応が大きかった。
ぷい?
-
ぷい!
-
ぷいぷい!
-
ぷい~。
-
ぷ~い……。