【PUIPUI】モルカーのいる日常【PUIPUI】 作:赤棘アキラ
再放送も終わりモルカーロスなので、この作品でも「レッツモルカーパーティー」します。
※予約投稿にして放送時間にあわせました。
あのチャットから2日後。
いつもの駐車場はパーティー会場になっていた。
店長に使用許可を取り、駐車場のモルカーたちとそのドライバーたちが設営。
カニタマ以外からの参加費や
たとえば。
絨毯代わりのトウモロコシの皮。駐車場の真ん中を陣取るトウモロコシのひげの山。
ニンジンとレタスとトマトのサラダの山脈。リンゴとバナナとイチゴのドライフルーツのてんこ盛り。
チモシーの1番刈りから3番刈りまでの食べくらべセットと、梨北シアワセアオバを含むイタリアンライグラスの食べくらべセット。それとアルファルファ。こちらも山盛り。
デルモンテの「つぶ野菜」が入ったジュースサーバーが複数台。そしてグラスがたくさん。
会場ではモルカーに流行りの音楽が流れる。
さらに黒のタープのついた野外スクリーンまで設置されており、雌雄混合1000メートル走
これらはだいたい今回のパーティーの発起モルのシュタイフの尽力と、駐車場仲間ではないがワンカラット(とドライバーの宝石商)のおかげだったりする。具体的に言うとジュースサーバーから野外スクリーンのあたりは特に宝石商さまさまである。
「PUIPUI! PUIPUI!」
そんな会場にやってきた今回のパーティーの主役であるカニタマは、目と銅メダルを輝かせてめちゃくちゃ大喜び。
姉のニラタマによるエスコートで駐車場の真ん中までやってくると、カニカマは早速トウモロコシのひげをスルスルと口に運びはじめた──ので、とりあえずカニカマにあいさつしようとしていたモルカーたちだったが、食欲に負けて各々ごちそうを食べはじめた。
ニラタマは妹と一緒にトウモロコシのひげを。
主催のシュタイフはドライフルーツをモグモグ。
タマネギは梨北シアワセアオバなどのイタリアンライグラスを数種類ゲット。
いつも通りなアワワはチモシーの1番刈りをのんびり咀嚼している。
寿司モルカー(茶碗蒸し)は友達の(マグロの赤身)と(サーモン)とともに野菜サラダを食べながら、ぷいぷいと談笑。
そんななか、ワンカラットはジュースサーバーを器用に使って「つぶ野菜」を配っており、
ほかにも参加しているモルカーたちは多い。
駐車場モルカーズは全員参加していたし、そんな駐車場のモルカー(主にシュタイフ)から話を聞いてやってきたモルカーたちや、ワンカラット関係のモルカーたち、カニタマの友達、どこかからウワサを聞いたのか、取材に来たモルカーまでいる。
「PUIPUI? mogumogu...PUIPUI?」
「PUI!」「PUIPUI!」
メガネをかけた記者モルカーは、野外スクリーンを見ながらジュースを飲んでいる駐車場モルカーズ2台にマイクを向けていた。もちろん
記者モルカーの「PUIPUI?」と言う問いに「PUI!」と答えたのが、顔が厳つい(気がする)モルカーのシンゲンで、「PUIPUI!」と答えたのが、白と黒と茶の三毛なモルカーのミケランジェロだ。
「PUIPUI...PUI?」
「PUI?」「PUI?」
「PUIPUIPUIPUI」
と、ここで3台の元にやってきたのは赤紫のモルカー、ムー。
ムーは設営時などに特に役割を振られなかったので、「自主的に」食べ物を頭に乗せて配り歩いているようだった。
そして記者モルカーとシンゲンとミケランジェロに持ってきたのは、「チモシーの食べくらべセットとイタリアンライグラスの食べくらべセット
──特筆事項として。
ムーは注意力がないモルカーである。
スクリーンの前に持ってくるまでに「食べくらべセット」は「チモシー3種類と複数のイタリアンライグラスが混ざった小山」になっていた。多分運ぶ途中でほかのモルカーにでもぶつかったのだろう。小山で残っているだけ、まだマシか。
ムーはそんな小山を3台の前に置いて、一瞬だけ「やりきった感」を出しつつ、さらに次のごちそうを次のモルカーに配ろうと向かった。
──特筆事項として。
ムーは注意力がないモルカーである。
ムーは!
「PUI!?」
配線に足を引っかけ!!
「「PUI!?」」
すってんころりん前転5回半して!!!
「「「PUI!?」」」
サラダの山脈をコロコロと上がり!!!!
「「「「PUI!?」」」」
頂上の傾斜で方向が180度変わって!!!!!
「「「「「PUI!?」」」」」
空中に投げ出され、スクリーンのど真ん中まで吹っ飛んだ!!!!!!
ザザッ。プツン。
ドンガラガッシャーン!
「「「PUI---!?」」」
映像が乱れ、音声が途切れ、黒のタープとスクリーンがムーと機材を巻き込みながら、大きな音を立てて崩れると、びっくりしたモルカーたちが、逃げる、逃げる、逃げる。
「PUIPUI...」「PUkyu...」「…………」「PUPUPU...」「PUI...」
震えるモルカーたちの鳴き声が、会場を包む。
「PUI...」「PUI...」
スクリーンから離れたところ(駐車場の真ん中)にいたカニタマとニラタマも、寄り添ってあ然。
しかし。
「...PUIPUI!」
一足先に我に返ったワンカラットが気を利かせ、会場に流れるBGMをダンスナンバーに変えた。
「PUI?」
「PUIPUI!」
「PUI---!」
「PUIPUI」「PUIPUI」「PUIPUI」「PUIPUI」
そして、いつの間にかなくなっていたトウモロコシのひげ。
その山があった場所──そこにいるカニタマとニラタマを中心にして、モルカーたちが円になってお祝いのダンスをはじめたのだった。
──あれ? ムーの救出はした……?
※ムーはこのあと自力で脱出して、何事もなかったようにダンスに加わっています(なおときどきほかのモルカーにぶつかる)。
※モルカーたちのダンスの間に、人間たちがスクリーンを立て直しました。スクリーンやタープ、機材に破損や故障はありませんでした。不幸中の幸い。
【カニタマ】
今回のパーティーの主役。
モルリンピック銅メダリスト。姉はニラタマ。
【シュタイフ】
今回の発起モル。駐車場モルカーズ。
チャットのあとパーティーの協力者と参加者を集めるためにがんばりました。
【ニラタマ】
今回の主役の姉。駐車場モルカーズの主要5台。
チャットのあと好物情報を提供したりカニタマを駐車場に招待したり会場設営をしたり。
チャットを見せたドライバー経由で店長に駐車場の会場設営許可をもらったのも大きい。
【タマネギ】
チャットのあと駐車場の会場設営の主力として働く。
【アワワ】
チャットのあとワンカラット(とドライバー宝石商)をパーティーに誘ったので、もしかすると1番の功労者。
【寿司モルカー(茶碗蒸し)】
チャットのあと近所の寿司仲間をパーティーに誘った。会場設営も手伝った。
【ワンカラット】
あの事件がきっかけで、駐車場モルカーズと仲良し。
宝石商なドライバーも協力したおかげで、参加費500円のパーティーなのに豪勢になった。ついでに主催並みに大活躍した。
【寿司モルカー(マグロの赤身)】
寿司モルカー(茶碗蒸し)の友達。
米っぽい毛並みにマグロの赤身を乗せられた。
【寿司モルカー(サーモン)】
寿司モルカー(茶碗蒸し)の友達。
米っぽい毛並みにサーモン乗せられた。
【記者モルカー】
モルカーに取材するモルカー。
取材内容はモルカー向けには録音し、ヒト向けには録音した音声を翻訳してお届けしている。
翻訳がおかしくても気にしないでください。
【シンゲンとミケランジェロ(略してミケ)】
駐車場モルカーズ(初描写)。仲良しな2台。
今後たまに出てくると思う。
【デルモンテの「つぶ野菜」】
モルカーファンにはおなじみの野菜ジュース。
つぶ野菜のCMは必見。
【ムー】
チャットのことはあとからタマネギたちに聞いた。(結果が予想できるので)役割も特に振られなかった。
そして──
ぷい?
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ぷい!
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ぷいぷい!
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ぷい~。
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ぷ~い……。