BIOHAZARD VILLAGE【EvelineRemnants】   作:放仮ごdz

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どうも、放仮ごです。執筆中に元々壊れて外れていたHのキーが吹っ飛んでなくなると言う事態が発生していたため遅れました。放仮ごという名前の関係上Hは一番使うキーなので一応使えているとはいえキーがないのは地味につらい。

今回は胸糞注意回。VSローズデッド。楽しんでいただけると幸いです。


ダイブⅩ【IFバッドエンディング】

「アハハハハアハハアハハハハッ!!」

 

 

 壁から降り立ち、狂ったような笑い声を上げる黒い私の怪物に、姉さんが近くの木に向けて跳躍、枝を両手で掴んで身体を揺らして手放して宙返り、拳を握って飛びかかる。

 

 

「いくらローズだろうと容赦しないよ!」

 

「無駄ね無駄だ無駄よ無駄さ無駄か無駄なことォ!!」

 

「きゃあ!?」

 

 

 すると薔薇の様な胴体の背中の花弁の隙間から長い白く細長い、九本目の右腕が伸びて姉さんの首元を掴んで受け止めると容赦なくぶん投げ、長い右腕を引っ込めると八つの腕を動かしてこちらを向いてくる黒い私の怪物。

 

 

「お前も私達の道連れにしてやるゥ!」

 

「くっ…!」

 

 

 そのまま突進してくる黒い私の怪物にハンドガンを乱射するも、蠢く黒い私の怪物相手には狙いが定まらず外れていき、八本腕の一本に首を掴まれ持ち上げられる。

 

 

「があっ!?」

 

「父さんも姉さんもいなけりゃ貴方は無力な子供にすぎないのよ!」

 

【力を使え】

 

 

 首を絞められ苦しむ中で、黒い私の怪物の向こう側に金色の文字が躍るのが見えて、右手を黒い私の怪物の顔に突きつけると白く輝く。

 

 

「ギャアアアアアアッ!?」

 

「あれは…!」

 

 

 すると大きく怯んで私を手放し、悲鳴を上げながら後退した黒い私の怪物の薔薇の様な胴体の花弁が満開の花の如く開いて菌核が露出。もう一度右手を突き出し、光り輝かせると菌核は白く染まっていきダメージを与えたのを感じた。

 

 

「おのれ!おのれ!よくも!よくも!よくも!」

 

 

 すると八本の腕から黒領域をしみださせて溶け込むように潜り込むと姿を消す黒い私の怪物。私はハンドガンを構えて警戒しながらも姉さんに駆け寄る。

 

 

「姉さん、無事?」

 

「あいたたた……あいつは?」

 

「どこかに逃げた。今のうちに父さんに……!?」

 

 

 あいつがいないかと周りを見渡して、絶句する。城の壁に出現した黒領域から出てきた黒い私の怪物が壁を凄まじい速さで這いまわっていたのだ。控えめに言って気持ち悪い。

 

 

「なにを…!?」

 

「黒領域が広がって…って、ああ!?」

 

 

 黒い私の怪物が這いずりまわった跡にある黒領域から、次々とフェイスイーターが湧き出して落ちてきていた。8体のフェイスイーターが私達を取り囲む。

 

 

「フェイスイーターは私に任せて!ローズはアイツを…えっと、クイック・モールデッドを思い出すから名付けるとしたらローズデッド?」

 

「なんか嫌なんだけど」

 

「とにかく、ローズの力しか効かないみたいだから任せた!」

 

 

 言いながらフェイスイーターの一体に飛び膝蹴りを叩き込む姉さん。信じて任せるしかない。

 

 

「わたわたしわたしししっわたっわたわたわたしししっ!しねしねししししねしねねねねっ!!」

 

「…?」

 

 

 シャカシャカ壁面を這い回りながらまるでバグったかのように叫び散らかしながら六本の腕で壁を這いまわり残る二本の腕に黒領域を纏って塊にして投擲してくる黒い私の怪物改めてローズデッド。ゆっくり落ちてくる黒領域に咄嗟に狙いをつけて引き金を引いて撃ち落としていく。当たったら不味そうだ。

 

 

「こーれーでーもー!くーらーえー!!」

 

「わたわたわたし!?」

 

 

 そこに、いつの間にかフェイスイーターを一掃したらしく最後のフェイスイーターの両足を掴んでグルグル独楽のように回転した姉さんがジャイアントスイングで投げ飛ばし、放物線を描いたフェイスイーターがローズデッドに激突。もみくちゃになって落下したところに突撃する姉さん。

 

 

「これがジャック直伝…じゃないけど!ファミリーパンチ、だあ!」

 

 

 立ち上がろうとしていたローズデッドの肩(?)を背後から掴んで無理やり振り向かせ、そこに拳を振り抜く姉さん。怪物化した私の顔が殴り飛ばされ、ダウンしたローズデッドの胴体の薔薇の花弁が咲いて菌核が姿を現す。

 

 

「ローズに触れるようになったのはいいけど殴りたくなかったなあ…今だよ!」

 

「う、うん!」

 

 

 近づいて右手を向け、じわじわと白化させて破壊を試みるも耐久力が今までの比じゃなく、耐え抜いてまた手から出現させた黒領域に沈み込んで姿を消すローズデッド。今度は中央、仮面を置いていた部分に出現した黒領域から現れて滅茶苦茶な軌道で突進。私と姉さんは咄嗟に回避すると道を黒領域で埋め尽くしながら道なりに走りながら曲がって襲いかかってくる。

 

 

「痛いやめて姉さん苦しいなんで許さないひどい助けて!」

 

「っ…」

 

「姉さん!?」

 

 

 ローズデッドの叫び声に苦々しい表情で止まってしまった姉さんを突進の勢いのまま二本腕で捕らえて、姉さんを引きずりながら残る六本腕で爆走し壁を這いあがって行く。

 

 

「がっ、このっ…ぐう!?」

 

「アハハハハアハハアハハハハッ!!」

 

 

 楽しくなってきたのか笑いながらズタボロの姉さんを放り投げ、四本腕で壁に掴まり残る四本腕に溢れださせた黒領域を塊にして飛ばして姉さんに浴びせて黒領域に塗れにして吹き飛ばしてしまった。

 

 

「助けを乞え!怯声を上げろ!お前は私は一人じゃ何もできない!」

 

「くっ…姉さん…!」

 

「無様に逃げ惑え!苦悶の海で溺れろ!そうしなければ私達は満たされない!」

 

 

 四本腕で這い回り残る四本腕で黒領域の塊を投げ飛ばしてくるローズデッド。さっきより攻撃が激しい、なにせ二倍だ。だけど四本腕で重い自重を支えるのは苦労するのかちょっとずり落ちてる。…どうすればいいかわかったかもしれない。

 

 

「これを投げているときは逆にチャンスなんだ…!」

 

「ギャアアハハハハッ!?」

 

 

 落ちてくる黒領域の落下地点をちゃんと見ながら回避しつつ、ハンドガンを構えて乱射。壁に張り付いている右腕二本の手の甲を撃ち抜いてバランスを崩させ、その巨体を背中から落下させダメージに呻き、引っくり返ってなんとか立ち上がったローズデッドの胴体の薔薇の花弁が開かれ菌核が露出される。

 

 

「うおおおお!」

 

「くくっくくるくるなぁああッ!?」

 

 

 そこに真正面から突撃。姉さんの見よう見まねで光り輝く右腕を振りかぶり、渾身の力で振り抜く。かざして光を浴びせていたんじゃまた回復される!この力を、直接叩き付ける!

 

 

「わたわわたしししっわたっわたわたわたしししっ!きえっきえたくなななないあぁああああっ!?」

 

 

 私の顔と声で苦悶の絶叫を上げながら白化し、崩れ落ちて行くローズデッド。同時に黒領域も白化し、崩れて無事な姉さんが顔を出す。……あれは確かに私だった。姉さんと父さんが一緒にいなければ、私もああなっていてもおかしくない。ああならないという確証がない。そんな私を、救いを求めた私を。この手で殺してしまった……。

 

 

「…もういやだ」

 

 

 もうこんな思いしたくない。帰りたい。でも結晶は手に入れたい。私は、どうすればいいんだろう。




哀しいモンスター、ローズデッド。実はモチーフに深夜廻、Ib、FGOの(ネタバレ注意)なキャラも入ってたりします。

次回も楽しみにしていただけると嬉しいです。よければ評価や感想、誤字報告などもいただけたら。感想をいただければいただけるほど執筆速度が上がります。
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