BIOHAZARD VILLAGE【EvelineRemnants】 作:放仮ごdz
クリスとジルを始めとした新入りが次々と入り、同僚のマービンらと共に鍛え続けて1996年。あれから三年、セルケトの襲撃もあれ以降ない。どこかで死んだのかそれとも実験台にされているのか。後者なら思うところはあるがまあどうしようもない。アンブレラはいまだにただの製薬企業として名を売っている。未だに反撃はできていない。
私達も7年も在籍すればそれなりに重鎮ではあるが、今でも現場に出向いている。書類仕事が壊滅的に向いてないのである。そもそも警察学校すら通ってないからな。アイアンズ署長からしても人気がある私達が現場に出向けばR.P.D.の評判も高くなるためか黙認されている。クリスには文句を言われているがお前は空軍にいたぐらい地頭がいいんだから文句言うな。ジルを見習え。
シェリーも今年で10歳だ。3年も育てれば完全に信頼もされるもので、親の様にリサと共に慕われている。しかし父親のウイリアムに面と向かってお礼を言われた時は驚いた。リサの顔に怪訝な表情を浮かべていたが、年を取る様にエヴリンが調整しているのでリサ・トレヴァーとは結びつかなかった様だ。二人とも仕事で面倒を見れない曜日も多いが、休みが取れればできるだけ面倒を見る様にしている。
そして、1996年2月の月末。ラクーン市警管轄の特殊作戦部隊『S.T.A.R.S.』設立され私とリサも転属された。アルファとブラボーのチームに分かれたアルファチームのリーダーにして隊長には、一年前に配属されて以降、一気に私達よりも手柄を立てて階級も高く昇進したアルバート・ウェスカーが就任。…そう、アルバート・ウェスカー。私達の仇敵の一人だ。1995年の奴との再会は胸糞悪い物だった。
「失礼した。貴方達がアリサ・オータムスとクイーン・サマーズか。貴方達のコンビは有名だ。特にアリサ・オータムス殿の人間離れした活躍には舌を巻く。クイーン・サマーズ殿も目立ちこそしないが相方についていけてるぐらいタフで優秀だ。学ばせてもらいますよ、偉大な先輩方」
「喧嘩を売ってるなら買うぞ後輩」
「落ち着いてクイーン。…私の相棒を悪く言うのはやめてほしいかな、ウェスカー」
「すまない。悪気があったわけじゃないんだ。善処しよう」
そのあと昇進しまくってすぐ私達を追いぬくもんだからぐうの音も出せなかった。そしてついには私達の上司だ。反吐が出る。正体晒して殺してやろうか。
『やめた方がいいよ。今はクリスを始めとして優秀な人間が揃ってる。悪いのはクイーンってことにされて理由付きで殺されてしまうよ』
「私もやめた方がいいと思う…あっちは私達の正体に気付いてないみたいだし」
「はっ、アンブレラは無能の集まりだな。我が父以外」
『それはマジでそう思う。ウェスカーは切れ者だけど、想定外に弱いみたい』
「なーに話してんだ?美女二人!」
すると、S.T.A.R.S.に与えられたオフィスにてコーヒーを飲みながら会話していた私達の肩を抱いて話しかけてくる男がいた。アルファチームの一人、ジョセフ・フロスト。武器の整備を担当するオムニマンであり血の気が多く激しやすい性格が偶に疵だが赤いバンダナがトレードマークの陽気なムードメーカーだ。
S.T.A.R.S.はの部隊編制の7名で1チームとする7マンセルであり、隊員は各チーム内においていくつかポジションに振り分けられ、作戦行動を行う。アルファとブラボーの2チームで14名が在籍している。
総隊長と副隊長が戦術的な作戦決定を行うチームの指揮官
偵察や陣地確保など最前線での活動を主任務とする故に最も戦闘能力の高い隊員が担当する
ポイントマンの援護役で共に行動することが多く、PMに並ぶ力量を持った隊員が担当する
機器の操作や重火器の整備・運用などを行う
ヘリコプターの操縦や警護、後方警戒が主な任務で、状況によっては狙撃手を担当する二名、
そして他メンバーの護衛と潜入任務をメインとする、PMの次に個人での戦闘力を必要とされる役職、
「アンブレラがどうしたんだ?なんかの病気なのか?俺と恋の病とかどうだい?」
「丁寧にお断りする、ジョセフ」
「勘違いしないでね、ジョセフはいい人だよ」
「はははっ!体よくフラれてるじゃないかジョセフ!」
「よせよせ!俺達にゃ高値の花だよ!」
そこにやってきたのはブラボーチームのリーダーにして本来であれば実力的にも年齢的にもS.T.A.R.S.の隊長に相応しい人物なのだが、
「よくわかってるじゃないか。そもそも私達は男に興味はない」
「え、それって女には興味あるってことですか…?」
「待てレベッカ。そう言う趣味もない。だから引くな、普通に傷付く」
思わず引き止めたのはレベッカ・チェンバース。衛生要員で化学・薬品に関して豊富な知識を持ち、飛び級により大学を卒業した期待の新人のリア・セキュリティ。一番かわいがってる後輩に嫌われたら普通に泣くぞ。
「こりゃあ傑作だ!なあ、リチャード!」
「俺を巻き込むなエドワード…」
『ハハハハッ!』
通信要員でバックアップマンのリチャード・エイケンは許すがリア・セキュリティ兼ヘリコプターのメインパイロットのエドワード・デューイはケツを蹴り飛ばす。エヴリン腹を抱えて笑うな貴様。
「ハッハッハ!R.P.D.屈指の最強コンビの片割れも期待の新人の前には形無しか!」
「怒らせたら怖いからやめた方が…」
「男が女を怖がるもんじゃないぜブラッド」
「バリー、ブラッド、フォレスト。お前らも蹴られたいか?」
火器の補充と整備を担当している元空軍兵および元SWAT隊員でバックアップマンのバリー・バートンと、化学防護要員のリア・セキュリティでヘリコプターパイロットのブラッド・ヴィッカーズ、整備・対電脳犯罪担当オムニマンのフォレスト・スパイヤーにしっかり釘を刺しとく。男ってのは馬鹿ばっかりだ。
「アリサ先輩、このコーヒー美味しいわよ」
「わあっ、ほんとだ。ジルのおすすめは何時も美味しいね」
そこでジルと仲良く会話しているアリサはマイペースが過ぎる。羨ましいなおい。馬鹿どもの相手を私だけにさせるなこら。
「ただ今戻りました…なにしてるんだ?」
「どうやら男衆がクイーンを怒らせたようだな」
そこに、アイアンズ署長に呼ばれて署長室に行ってたウェスカーとその付き添いをしていたクリスが書類を手にして戻ってきた。イライラしているのはウェスカー、お前のせいでもあるが言わぬが吉か。
「諸君、仕事だ。アイアンズ署長からの依頼で、ラクーンシティに潜伏しているテロリストの鎮圧をしてもらいたいとのことだ。敵は爆弾を所有している、早急に解決してもらいたいとのことだ」
その言葉に私達は気を引き締める。そのうちアンブレラに当たってほしいがこの男がリーダーな時点で無理だろうな。さっさと解決してシェリーと戯れるとしよう。
爆発テロ組織はアンブレラに敵対している組織の差し金なので、体よくアンブレラに利用されているリサとクイーンだったりします。
オリジナル役職「
男所帯で辟易しているクイーン。リーダーがあれだからセクハラ多そう(偏見)
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