BIOHAZARD VILLAGE【EvelineRemnants】   作:放仮ごdz

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どうも、放仮ごです。今日は朝から夜までずっと用事で手が付けられなかったため、事前に書いて何時投下しようか迷ってた爆弾を投下することにします。

地味に、なんでこれまであんなに困難が生まれていたのかも説明します。短いです。あとここまで来てる人なら大丈夫だと思うけど、苦手な人は苦手なジャンルだと思うので一応注意。楽しんでいただけたら幸いです。


file1:6.5【致命的に食い違う歯車】

 エヴリン。その存在のありとあらゆる可能性のままに増え続ける平行世界。バッドエンドからハッピーエンドまで、多種多様で、複数のエヴリンが一つの世界に集まることもあった。そのすべてに共通する出来事がある。【自浄作用】または【修正力】である。エヴリンと言う「悪役」が消えた代わりに、代償として難易度が跳ね上がる、代わりの「悪役」が生まれる、同じ敵でも別の形態になる、など物語を成立させるためにさまざま存在する。

 

 特に強い自浄作用は黒き神(ゼウ・ヌーグル)だろうか。「本筋」という大きな流れだったからこそあそこまで強い存在が生まれ、バッドエンドすら複数生まれたのがいい例だ。それはエヴリンにとどまらず、クイーンやアリサなど、本来悪役として倒される存在がそうならなかったために代わりの者が生まれる。マスターリーチやRT-01がこれに当たる。しかしこの世界は狂いすぎた。本来見つからぬ未知のウイルスの存在と、それから生まれる強力なクリーチャーたち。ぶっちゃけエヴリンはまるで関係ないし責任もないのだが、一人の男のちょっとした考えの改め方から生まれた歪みが大きくなりすぎた。歪みは多少増えようが歯車の動きは止まることはないが、歪み過ぎると致命的に食い違ってしまう。

 

 これはその修正不可能な致命的な歪みから生まれた、怪物が誕生した時の出来事だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 苦しい。痛い。熱い。神経を千切られ、皮をむしられ、肉と骨をすりつぶされて、こねくり回され繋ぎ合わされて全く別の何かに変えられているような、激痛と高熱に侵されて悶え苦しむこと一時間以上。突然苦痛から解放されて、俯せの状態で手を伸ばして床につけ、起き上がる。

 

 

「生きて、いる……!?」

 

 

 聞き慣れない甲高い声が響いて、咄嗟に喉元を押さえると同時に、視界を何かが隠した。金色の毛?髪でも伸びたか…?触れてみると、サラサラと絹のような手触りで指の間を擦り抜け、自然と視線が恐らくRT-01に穿たれた胸元に寄せられた。

 

 

「…なに?」

 

 

 風穴が開いていた胸元に傷は一切見られなかったが、圧倒的な違和感が拭えない。サイズがぴったりだったはずの制服はぶかぶかで、まじまじと見つめた指も陶磁のように白く細くしなやかだ。傍に転がっている愛用のサングラスを拾い上げて、黒いレンズに映る己の姿を見て確信する。髪の色や目などの細部は違えど、アリサ・オータムスと酷似した顔がそこにあった。

 

 

「そうか、そうか……今際の際に打ったRT-ウイルスに適合したか!」

 

 

 ああ、ウィリアム。たしかRT-ウイルスは相性があったな……「再生」「適応」に特化しており爬虫類や蟲の類に特に適合する。脱皮などの肉体を急激に作りかえる特性を持たない人間への人体実験を避けていた…と。だがこの身はどうだ。苦痛が伴う過程こそあったが、適合して見せたぞ!リサ・トレヴァーの細胞の強靭さをこの身で思い知った、いい気分だ!

 

 

「……ははは、はははははっ!アリサ・オータムス!お前の身柄はもはや必要ない!」

 

 

 笑いながら立ち上がる。慣れない身体に体幹が崩れて転びかけるが、見た目とかけ離れた並外れた筋力で支えてバランスを整え、前髪を撫で上げて髪型を整えると改めてサングラスをかけ直し、不敵な笑みがこぼれる。この身体ならば既に必要はないが手土産だ、RT-01やこの洋館に解放されたB.O.W.の手でS.T.A.R.S.が壊滅する様を記録してからお暇するとしよう。

 

 

 

 

 

 本来存在しないRT-ウイルスと、全てのウイルスに適合するチートとも言える遺伝子がベストマッチ、悪魔はより強力な存在として再臨した。




そのアイテムですぐ誰かわかるのは小説的に致命的だと思うけど感想でバレバレだったからまあいいや。

※見た目は金髪オールバックサングラスの長身アリサ。人間に使うとこうなるわけじゃなく、息子にも遺伝してるチートな遺伝子のせいです。普通の人間に使うとどうなるんですかね?

次回も楽しみにしていただけると嬉しいです。よければ評価や感想、誤字報告などもいただけたら。感想をいただければいただけるほど執筆速度が上がります。
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