BIOHAZARD VILLAGE【EvelineRemnants】   作:放仮ごdz

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どうも、放仮ごです。例のウイルスのせいで親友とバイオ6できなくてそろそろ我慢の限界だったりします。

今回はライカンの砦攻略。イーサン大暴れです。楽しんでいただけると幸いです。


機械兵団と工場長
第二十六話‐Lycan carnival【獣人達の砦】‐


≪「まずはおめでとうだ。よくもまあミランダが誇る貴族たちを倒して来れたもんだな。お前の狂人っぷりも伊達じゃないってことか?あ?」≫

 

「残ってるのはお前だけって訳か。お前で最後だ。首を洗って待ってろ」

 

『フラスクも綺麗に洗って待っててよね!ローズをバラバラにしたのがお前って知ったから容赦しないよマダオ!』

 

 

 テレビの向こう側にいるであろうハイゼンベルクに吐き捨てるとエヴリンも同調する。聞こえてはないだろうが。

 

 

≪「お前はタフだ。それは認めよう。だが瓶を揃えた後、どうローズを治す?」≫

 

『それは…どうしよう?』

 

「何が言いたいんだ」

 

≪「俺が手を貸してもいい」≫

 

「『!』」

 

 

 ローズを戻す算段がついてないところに舞い込んだ甘言。正直に言って、光明だった。

 

 

「今更謝罪か?」

 

≪「動揺が声に出てるぜ?勘違いすんなよ、これはあくまで取引だ」≫

 

『イーサン、信用できる?』

 

「…いや。まず、取引内容を教えろ」

 

≪「そう焦るなよ。いいか?村の外れに砦がある。そこで俺の瓶を見つけろ。出来たらお前を認めよう。まずは、墓地まで戻ってみな」≫

 

「…ムカつく野郎だ」

 

 

 テレビがまた砂嵐に戻ったのを見て吐き捨てる。…ムカつく野郎だが、ローズを元に戻す為なら…取引に応じるのも悪くないかもしれない。

 

 

『そういえばクソデカオバサンが言ってたね。マダオは忠誠を持ってるかどうかも怪しいって』

 

「そうだな。賭けてみるのも、いいかもしれない、か」

 

 

 昇降機まで繋がっていたのでそれに乗って風車まで戻り、村への道を進むと、いつの間にか夕方になっていて、妙なものが見えた。矢印状に作られた手作り感溢れる巨大な看板だ。

 

 

「THIS WAY…【こっちだ】?」

 

『他にも墓地方面に向けて色々看板があるね』

 

「あいつ…暇なのか?」

 

『ルーカスと同類なのかな』

 

「あー…それは分かる気がする」

 

 

 ルーカス。ベイカー家の長男。俺とはついに決着をつけずにクリスが倒したという、サイコパス。機械いじりが得意で、様々なトラップで俺を苦しめた。…ハイゼンベルクが作ったと思われるあの機械とこの看板は確かにルーカスを彷彿とさせた。

 

 

「【ローズちゃんを待たせるなよ】だあ?」

 

『【ショーはここからだ!】だってさ』

 

「砦って言うからには敵が沢山いるんだろう。一度デュークのいる広場に戻ってできるだけ武器を強化していくぞ」

 

『それがいいね。あの複眼も売りたいし』

 

 

 一度道を外れてデュークの元に戻り、まずモローの複眼を売り払う。その時、デュークが何故かカドゥの入った瓶を持っていたのが気になった。

 

 

「いいところに。ちょうど暇していたところです」

 

「お前、本当にどうやって移動してるんだ…今回はこいつだ」

 

「これはモロー様の?これは何というか…グロテスク・アートですな」

 

『同感』

 

「あと、手持ちの武器をできるだけ強化してくれ。金は厭わん」

 

「それはそれは。この程度のカスタムでしたらすぐにできますとも。あ、もしよろしければ拡張アタッチメントも購入しますか?」

 

「強化できるならそれもだ」

 

『イーサン…本気だ…』

 

 

 当たり前だ。ローズを元に戻せる目処が立ったのだ。力及ばず死にでもしたら死んでも死にきれない。

 

 

「あと回復薬もありったけだ」

 

「毎度ご利用ありがとうございます」

 

 

 金をほとんど使ってしまったが問題ない。村の墓地に戻り、看板の案内通りに六翼の胎児の鍵を使って先に進むと坑道の入り口があって、入って行く。直前の看板には【せいぜい頑張りな】とあった。

 

 

「せいぜい頑張るよ、クソッたれ」

 

『いちいち怒らせる天才だねマダオ』

 

「お前にだけは言われたくないと思うぞ」

 

 

 坑道を抜けて先に進むと分かりやすく大きな砦があり、その道中にはここから見えるだけでも辺りかしこにライカンが跋扈していた。鞄とハンドガンを構える。

 

 

「ふぅ…なるほど、アイツら全員蹴散らして最後のローズが入ったフラスクを手に入れろと、そういうことか。今の俺は苛立ってるんだ。ローズを戻す邪魔をする奴は全員ぶっ倒す」

 

『タイミング読んで変異させる私が一番大変そうな件。鞄も持っていくの?』

 

「今回は回復薬や弾丸も入れてるからな。このままいく」

 

『ローズマリーが入っているの忘れないでよ…?』

 

「あ、ならさ。右腕に盾の様にくっ付けてくれないか」

 

『ええ…いや、いいけど。カビで覆っとけばローズも守れるだろうし。でも重いよ?』

 

「両手で銃が使えるだけ十分だ。行くぞ!」

 

 

 右腕に鞄を盾の様にカビで装着し、二丁拳銃を構え、突撃。隠密とかしている時間すら惜しい。一気に制圧する!

 

 

『あーもう、イーサン時々脳筋なんだから~!?』

 

「どらあ!」

 

 

 全速力で駆け抜けて、不意打ちのシールドバッシュでライカンの一体を背中から突き出た枝に串刺して撃破。俺の存在に気付いて手にした刃物を振り下ろしてきたライカンの攻撃も鞄盾で受け止めて弾き、二丁拳銃を突きつけて胴体に乱射。崩れ落ちさせる。

 

 

「かかってきやがれ、ど腐れ狼ども」

 

『いつにもまして口が悪いよ!』

 

 

 飛びかかってくるのをひたすら乱射で迎撃。近づいてきたのは鞄盾で殴り飛ばし、エヴリンに背後を警戒してもらいながら先に進む。砦まではもう少しかかるか。

 

 

「「グギャアアア!」」

 

「これでも喰らえ!エヴリン!」

 

『ほいきた!』

 

「お前も家族だ!」

 

 

 真正面から二体飛びかかってきたので、銃では間に合わないと判断。サムライエッジを落とすと同時に蹴り飛ばして一体を怯ませ、左拳を振りかぶると意図を察してくれたエヴリンがモールデッドのものに変異させ、ストレートパンチ。大きく殴り飛ばして後続のライカンどもにもボーリングのピンの様にブチ当てる。

 

 

『あんな家族いらないよ…?』

 

「悪い。掛け声はあれの方がしっくりくるんだ。それより…殴った方が速いな」

 

『ええ…』

 

 

 サムライエッジを拾い上げて鞄を開き、しまいこむ。右手に鞄盾とハンドガン。左手にモールデッドの拳。これで行こう。

 

 

「お前も家族だ!お前も家族だ!」

 

「ガアァアア!?」

 

「グギャアア!?」

 

「近づくな、クソッたれ!」

 

『これはひどい』

 

 

 近づく輩を片っ端から殴り飛ばし、中距離のライカンにはハンドガン。的確に数を減らしてきながらズンズン砦に進んでいくと、俺に臆したのかなにかのスイッチを作動させて砦の中に逃げて行くライカン達。そこが入り口か。ハンドガンを腰に戻し、右手でグレネードランチャーを片手で構えて入り口目掛けて撃ち込む。

 

 

「ローズを返せケダモノ共がッ!」

 

「「「ギャアアアアアア!?」」」

 

『南無三!』

 

 

 爆発が起きて何匹かこちらに吹っ飛んできたので、左拳でパンチ、鞄盾でシールドバッシュ、両手で握ったグレネードランチャーの砲身をバットにして殴り飛ばす。

 

 

「よし、入るぞ」

 

『なんだろう。前までは恐かったんだろうけど私、もう何も恐くない!』

 

「やめろ。なんか死亡フラグに聞こえるから」

 

『だって今のイーサン無敵なんだもん』

 

「娘のために戦う父親は何時だって無敵だ」

 

『わー、かっこいいー(棒読み)』

 

 

 乗り込むと、ほのかな灯りしかない真っ暗な中でライカンが蔓延っていて。グレネードランチャーに閃光弾を装填、目を瞑りながらど真ん中に撃ってやると強烈なフラッシュで全員の視界を奪う。

 

 

『目があ!目がああああああ!?』

 

「あ、悪い」

 

 

 目を押さえて悶えているエヴリンに謝りながら、グレネードランチャーを背中に戻して代わりにショットガンを取り出し、視界を奪われてフラフラしているライカンに近づいては零距離でぶちかましていく。中にはあの、ウルヴァリンみたいな大型のライカンもいて。容赦なくシールドバッシュで兜を外し、口の中にショットガンを突っ込んで頭部を爆散させてやった。

 

 

「よし!奥に進むぞ」

 

『私のパパが猟奇的過ぎて怖い件について』

 

 

 なんか文句を垂れるエヴリンと共に、俺は砦の奥へと進んでいった。




鞄を持っていきたい、だけど戦闘の邪魔になる。どうしよう。そして「頑丈で盾になるから装備すればいいじゃない」と思い至ったのが新武装「鞄盾」。防御力上がって弾とか回復薬とかすぐ取りだせて、某キャプテンの盾とまでは行かないけどかなり便利な盾になりました。

次回も楽しみにしていただけると嬉しいです。よければ評価や感想、誤字報告などもいただけたら。感想をいただければいただけるほど執筆速度が上がります。
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