BIOHAZARD VILLAGE【EvelineRemnants】 作:放仮ごdz
※1/26 少女だと問題があったので女性に修正しました
本格的にバイオハザードが始まる少し前のラクーンシティ北部。
「フンフフンフン♪」
上機嫌に鼻歌を奏でる彼女は、友達の家に遊びに行って、話し込んでいるうちにすっかり夜が更けてしまっていて慌てて帰っていた。そんな、ありふれた普通の女性は、地面のでっぱりに引っかかって転倒し、特に怪我もなく立ち上がって、ふと違和感に気付く。
あまりにも、人がいなさすぎる。警備員や人目も気にせずいちゃつくアベックなどがいつもはいるはずだ。
今自分が引っかかったでっぱりの様な盛り上がった土が点々と存在している。こんなものあっただろうか。
なにか大きなものが土の中で蠢く音が聞こえる、様な気がする。行きの時に聞こえただろうか?
そんな、いつもの日常に浸食する違和感。女性は首を傾げながらも、ジーパンについた土ぼこりをぱっぱと軽く落として帰宅するべく歩みを再開する。
「けらけらけら」
「っ!?」
一瞬、不気味な笑い声が聞こえて振り返る。なにもいない、気のせいかと胸を撫で下ろした女性は気づく。気づいてしまう。なにもいない代わりに。盛り上がった土が増えていた。ちょうど、女性の真後ろだ。
「な、なに?なん、なの?」
黄昏時も夕陽が落ち始め、夜の帳が落ちていく。
「けらけらけら」
「けらけらけら」
「けらけらけら」
「けらけらけら」
「けらけらけら」
「けらけらけら」
「ハアッ、ハアッ、ハッ!」
気のせいではない。何かが自分を嘲笑っている。息も絶え絶えで、真っすぐ走り抜ける女性だがしかし、また違和感に気付く。もうとっくに公園を抜けていてもおかしくないのに、まっすぐ走ったはずなのに。いつまでたっても、公園から出られない?
「なんで、なんで、なんでよ!?」
あまりの恐怖に涙を流しながら、女性は走るしかないのでひた走る。そんな女性を嘲笑うように不気味な笑い声もついてくる。
「けらけらけら」
「けらけらけら」
「けらけらけら」
「けらけらけら」
「けらけらけら」
「けらけらけら」
「けらけらけら」
「けらけらけら」
「けらけらけら」
「けらけらけら」
「けらけらけら」
「けらけらけら」
「やだ、やだ!こないで!」
両耳を押さえて泣き叫びながら走って、走って。ようやく出口が見えてきた。安堵のため息が漏れる。もうすぐ家だ、この恐怖からも解放される。そう、思おうとした。しかし無情にも、女性は落下していた。突如、足元に出現した大穴に、落下したのだ。
「たすけ……」
グシャッ
助けを求めて伸ばされた手は何も掴むことはなく、紅い液体が飛び散る。大穴の下に落下した女性だったものの前の地面が盛り上がり、それは現れる。上半身だけ地面から飛び出した子供の様なそれは女性だったものに顔を近づけ、死んでいることを確認すると心底楽し気に嗤う。
「あはぁ」
いつの間にか地面に空いた大穴はなくなっていて、誰もいない公園は静寂が支配していた。
女性を襲ったのは何者だったのか。
次回も楽しみにしていただけると嬉しいです。よければ評価や感想、誤字報告などもいただけたら。感想をいただければいただけるほど執筆速度が上がります。
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