BIOHAZARD VILLAGE【EvelineRemnants】 作:放仮ごdz
今回はある意味みんな大好きあの男が参戦。楽しんでいただけたら幸いです。
9/26
13:00 RCに潜入 混乱は局地的 行動を開始
19:30 RPD×5 20体規模の群れと交戦 20分で壊滅
20:00 RPDの生き残りが群れを成した鴉に襲われる光景を目撃。報告にあった“モリグナ”と推測される。
9/27
12:00 大学を利用し実験 犬含む群れを誘導
2時間で64%が感染 発症 生存者0
16:00 連絡が取れなくなったU.B.C.S.から最後に連絡があった墓地に確認しに行ったところ、隊員を貪る未確認の人型B.O.W.を確認。データを参照、S・Iの開発し逃亡したというRT型の“グレイブディガー”と推測。要観察。
23:00 M隊に合流 明朝実行
9/28
04:30 拠点に群れを誘導
夜間密室での多人数戦(映像添付)
08:00 戦闘終了 生存者7名が脱出に成功
18:00 ポイントD18に未知のB.O.W.―――特徴から新型のNと推測される―――が投下される
観測開始 何かを探している様子
20:00 Nを観測中 三ツ星3名と民間人一名発見
唯一の男のは群れに襲われ脱落 民間人と思われていた女が未確認のB.O.W.だったと判明、Nを圧倒する。記録開始。
ここまで手帳に書き記した男は不敵に笑む。これはー―――高く、売れそうだ。
「あの怪物……ネメシスを知ってるの?」
「ネメシスっていうのか?いや、初めて見た。でもゾンビとは違う、明確な意思を持ってあんたたちを狙っていた。奴の装備を見る限り俺達と同じアンブレラの差し金らしいが、残念ながら知らないな」
『でかでかとロゴマーク引っ提げてきてるの完全に目撃者を始末しに来てるよねえ』
地下鉄の通路を歩きながら、ネメシスについてカルロスに尋ねてみると、聞き捨てならない言葉が返ってきた。アンブレラ、アンブレラだって?
「アンブレラ……?あなた、アンブレラなの?」
「アンブレラっていうと、あれか。グローバル製薬企業の」
「言わなかったか?俺らはU.B.C.S.。
それを聞いたジルの態度が一変する。私も同じ気持ちだ。アンブレラがこの事態を引き起こして、助けに来た?マッチポンプにもほどがある!
「アンブレラ?ちょっと、冗談でしょ?あなたたちがこのすべてを引き起こしたんじゃない!」
「お前たちが…!返せ!俺の娘を、返せ!」
「はあ?なあ落ち着けよ。なんのことだ?俺らはみんなを助けに来た。誓ってもいい。アンブレラの何が悪い?」
「“アンブレラの何が悪い?”信じられない!あなたたちアンブレラが開発したT-ウイルスのせいで感染者が次々と出て、こんなことになったんじゃない!」
「待て。それは初耳だ」
「どの口が…!」
『本当に悪い奴なら馬鹿正直に言わないと思うけど』
ジルが非難し、それを聞いて怒りの矛先を探していたダリオが掴みかかる。カルロスは本当になんのことだかわかってないらしい。さっきから冷静に様子を見ているリサに問いかける。
「リサ。どう思う?」
「…ネメシスも十中八九アンブレラの差し金。アンブレラ同士で戦う理由がないわ。しかも高価なロケットランチャーを使ってまで私達を助けるメリットがない。U.B.C.S.はともかく、少なくともカルロスは本気で私達を助けようとしているんだと思うわ」
「たしかに……カルロス、本当に何も知らないの?」
「アンブレラが原因だなんて俺達はそんなこと聞かされてない。そもそも俺達は雇われの身だ。U.B.C.S.の多くが傭兵で占められた非正規部隊で、隊員の大半は服役中の戦争犯罪人や大罪を犯して無期懲役か死刑判決を受けた元軍人、亡命軍人、元ゲリラで構成されている。中には贖罪不問を条件に傭兵として雇用されているならず者もいる。俺達はただ、ラクーンシティの住人を助けるように言われてきただけだ」
「……なるほどね。U.B.C.S.はアンブレラの体裁を保つための捨て駒ってことか」
「なんだって?」
リサの結論に、眉を顰めるカルロス。それなら納得のいく話だ。それ以外にこんな死地に私設部隊を送り込む理由がない。カルロスは本気で住人を助けるために来たけど、実態は……。
「ネメシスの性能実験でもあるのかも。比較的戦える人間を相手にした方が、データも取りやすいから……」
「そいつは聞き捨てならないな。アンブレラが信用できないことはわかった。別に俺のことを信じなくてもいい。だがまずはシェルターに行こう。そこに隊長もいる。もしかしたら事情を知ってるかもしれない」
「隊長?貴方たちは何人いるの?」
「4個小隊120名が投入されたが、ほとんど全滅だ。俺と隊長の他には三人しか残ってない。ゾンビや、爬虫類の様な人型の怪物……それに、北の公園付近で詳細がわからない何かによって消息不明になった人間も十数名。俺達は壊滅した。だからできることを精一杯やろうとしてるわけだ」
「……ハンター」
その特徴から間違いない。オメガちゃんかプサイちゃんがいればな、と少し思ってしまう。ハンターなら彼女たちの指示に従うはずだから。
『プサイちゃんだけでも連れてくるべきかな……いや、プサイちゃんがいなかったら情報収集ができなくなって色々影響が出るか……ううーん』
「ついたぞ。ここだ」
そう言って階段を下りたカルロスの先には、ラクーンシティを走る路面電車カイトブロス・レールウェイの車両が三両線路に上に鎮座していた。なるほど、これなら。プラットホームにはU.B.C.S.が持ち込んだのか資材が入っていると思われる箱が大量に置かれてある。食料や水も問題なさそうだ。
「……?」
『どうしたの、リサ。なんかいた?』
すると不思議そうな顔で来た道を振り返るリサにエヴリンが問いかけていた。まさかネメシスが?と私含めてジルもカルロスも身構えるが、なにもいない。リサはため息をつき、来た道を引き返し始めた。
「いきなりどうしたの?リサ!」
「……ちょっと行ってくるわ。エヴリンは連れてく。隊長とやらによろしくね」
『あ、待ってよ!こっちも気になるんだけど!ねえ!』
「おい、外は危険だぞ!」
慌ててついていくエヴリン。私達はそれをポカーンと見送るしかなかった。
「くそっ、勘づかれたか?なんにしても不味い!B.O.W.を相手にするなんて冗談じゃない!」
秘かにアリサたちの後を尾行していた男は、慌てて外に逃げ出していた。男の目的は観察及び監視。高みの見物を決め込むつもりだったのに、一番危惧していた相手に勘づかれた。駅の出口から外に出て、ゾンビを気を付けながらひた走る。
『みーつけた』
「待ちなさい」
「っ!?」
そんな男の目の前の炎上する自動車を踏み潰しながら、それは降り立つ。擬態を解いて両腕が長い八尺様とでもいうべき姿に戻ったリサである。カエルの様に足を曲げて腰を深く下し両手をついた体勢で男を睨みつけるリサに、男は咄嗟に拳銃を引き抜いて構える。
「うおおおっ!?」
「無駄よ」
しかし銃口に手を被せられて一発目は肉を抉ってあらぬ方向に着弾し、リサは風穴が開いた掌をそのまま押し付けて、撃たれながらも気にせず銃身を風穴に入れて握りこむと取り上げる。
『見てるだけで痛い痛い痛い』
「あなた、何者?なんで私達を見張っていたの?」
ひゃーっと言いながら自分の身体を抱きしめて痛がるエヴリンを無視して、リサは銃を頭上に掲げて取れないようにしながら問いかけると、男は観念したように両手を上げる。
「参った。勘弁してくれ。俺はU.B.C.S.のニコライ・ジノビエフ軍曹だ。敵じゃない。びーお……怪物を警戒するのは仕方ないだろう?おっと、気を悪くしないでくrぐはあああ!?」
「ふんす」
『あちゃー』
ニコライを名乗った男からなんか嫌な感じがしたリサは問答無用でぶん殴った。残当である。
※この間にジル達は原作まんまのイベント進んでますが割愛。
7編のルーカスポジのニコライくん。そう簡単に悪だくみできると思うなよ。エヴリンとかいう誰にも見えないどこでも監視カメラと、リサとかいう圧倒的危険察知能力の持ち主とかいう天敵コンビ。
REにてリストラされたグレイブディガーはまんまグレイブディガー、これには理由がありますが後々。
次回も楽しみにしていただけると嬉しいです。よければ評価や感想、誤字報告などもいただけたら。感想をいただければいただけるほど執筆速度が上がります。
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