BIOHAZARD VILLAGE【EvelineRemnants】   作:放仮ごdz

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どうも、放仮ごです。シェリーのG投与とか未来のための投資もしないといけないので、組み立てるの本当に難航しました。

今回はタイトル通り、イーサンとエヴリンを苦しめたあいつが参戦。楽しんでいただけたら幸いです。


【EvelineRemnantsChronicle】file2【G生物編 裏】
file2:45【記憶継承(アンダーテイカー)、吸血鬼】


 この時間軸でリヒト、ヨナ、グラたちを仲間にした方法、なんちゃってむりょーくーしょ。今回の寄り道のおかげでその使い方をマスターした私は、合流するなりクイーンたちにもこれを使ってクレア、シェリー以外、つまり菌根を有しているみんなと記憶を共有。クイーンには怒鳴られた。それはもう怒られた。二度と一人で頑張るなと言われた。本当にごめん。プサイちゃんには「呪いを残して申し訳ないでござる」と謝られたが、そのおかげで頑張れたと言ったら泣かれた。本当にありがとね、プサイちゃん。

 

 

 今回のやり直しでは、いろんなことが変わっている。モリグナの襲撃やリヒトとの対決で分断されることはそもそもなくなったし。だいぶ時間を取られたアイアンズはそもそもウェスカーたちと取引させることなく子供を利用していることにキレたアリサが殴り倒した。以前は加減して殴ってたけど今度はマジ殴り、慈悲はない。

 

 

 そして得られた大量の猶予時間で、作戦は考えた。その分、ここに来るまでウェスカーたちがシェリーを狙って襲撃してきたりエイダと敵対したり、変異するタイラント三体がまとめて襲い掛かってきたりで大変だったけど……あえて言わせてもらおう、数が違う。なんならタイラントの亜種のリサやネメシスもいるのだ、負けるはずがなかった。普通に強いウェスカーたちについては後でね。

 

 

 厄介なベルセポネについては、ネメシスのホットダガーや焼夷手榴弾で瞬殺するのも考えたが、そうなるとこの作戦が使えないため、動けないのをいいことにスルーしてもらうことにした。そもそも怪力で扉をこじ開ければあそこを通る必要はないのだ。レオンが私を見ることはなくなってしまったけど……まあしょうがないね。

 

 

 だけど、元々NESTから脱出する計画だったとはいえ警察署地下で遭遇し、全員で殺せるだけ殺してから逃げるように落ちた後に姿をくらまし、警察署を出たところで襲撃してきたアネットに、シェリーを一回攫われるというハプニングは本当に想定外だった。ケンド親子を放っておくわけにもいかなかったので、T-ウイルスに菌根が混じっているためなんちゃってむりょーくーしょに巻き込まれ事情を把握していたマービンが、ケンド親子を全力で守ると約束してくれたためリヒトの案内で最速で下水道を攻略。

 

 

 そして、G6に進化を果たしたアネットに追いついた。←今ここ。

 

 

『シェリーを返せ!アネット!』

 

「どの口が。シェリーは私のものよ。すでに植え付けた、時間の問題ね。あなた達も究極の生命体の糧となりなさい!」

 

 

 アネットの伸ばしてきた触手を、散開して回避。まずは母体としての価値がない男から狙うのは分かっていたので、ネメシスがホットダガーで触手を斬り裂いて迎え撃ち、クイーンとアリサとリサが拳を握り接近、ぶん殴って隙を作る。

 

 

『今だ!プサイちゃん、シェリーを!』

 

「承知!ワクチンの元まで連れて行くでござる!」

 

 

 そこに物陰から飛び込んできたプサイちゃんが気絶しているシェリーを回収し、下水道を高速で駆け抜けていく。よし、上手くいった。

 

 

 道中で話し合い考えに考え抜いた結果、アネットの相手に選んだのはクイーン、アリサ、リサ、ネメシスの四人。それぞれ、クイーンは打ち込まれた部位を切り離すことができる、そもそもG-ウイルスはアリサから生まれたため効かない、リサはアリサのオリジナルでさらに適応速度が速い、ネメシスは男であるため胎の効果が薄い、と対抗策を持っているのが決め手だ。

 

 

 そして私たちがシェリーを連れていると思ったのか下水道で襲撃してきたウェスカー、エイダ、ウィリアムをヘカトちゃん、リヒト、ヨナ、グラ、ガンマちゃんのB.O.W.組5人で足止めしており、今頃先行してNESTを進んでいるはずのレオンとクレアをオメガちゃんと、そしてシェリーを連れて駆け抜けたプサイちゃんが護衛をしてG-ウイルスのワクチンを手に入れ、列車のターンテーブルを降下させて脱出の準備をする手はずだ。そこにこいつをいかせず倒せば、私たちの勝ちだ。……問題は勝てれば、なのだが。

 

 

「血液の流れを加速させる……破裂する心臓と血管は即再生する!」

 

「ぐっ!?」

 

「わかってても、速い…!?」

 

「がっ!?」

 

「スタァアズ!?」

 

 

 血流を加速させ身体能力を底上げしたアネットが、高速移動で次々と殴りつけて四人を吹き飛ばす。本人曰く脳、筋肉、骨、髪、爪、心臓を始めとした内臓、血液。そのすべてにG-ウイルスが浸透し、自在に操ることができるようになったG6。なんでわざわざこの形態になるまで事前に殺していたかというと、永遠に進化し続けるG-ウイルスの終着点がこれだと思ったからだ。これ以上何を進化するのかっていう話だ。そんなバケモノならば正史でも猛威を振るったはずだ。つまりこれ以上の形態は存在しない。前の形態で倒した気になって後から襲われるぐらいならこっちのタイミングで戦えた方がいい。そう思ったんだけど……!

 

 

「次はこういうのはどうかしら!筋肉を操作して血管を圧迫、血液を合わせた掌の中で加圧して限界まで圧縮した血液を一点から解放、音速を超えて撃ち出す……!」

 

「それは予想済み……くっ!?」

 

「はやっ…!?」

 

「ぐっ!?こんなもの、すぐ適応して…!」

 

「スタァアアズ!」

 

 

 合掌した先端から血のレーザーを放出して振り回して攻撃してくるアネット。クイーンとアリサ、リサは斬り刻まれ、即座に再生して対応。ネメシスはホットダガーを驚異的な反射神経で血のレーザーにぶつけて蒸発させ弾き飛ばすことで応戦する。他者にとっては毒の血を、高速で射出してウォーターカッターの様に斬り刻んでくるこの技が本当に厄介なんだ。対策は考えてきたんだけど、使う隙がない。クイーンは血が触れた部位を切り離して難を逃れ、アリサは動きが止まったものの、すぐ復帰したリサと共に適応している。

 

 

『やっぱり強いな…!出し惜しみはなしだ!リサ、あとは任せた!』

 

 

 クイーンが粘液糸で蜘蛛の巣を張りアネットをくっつけて無理矢理動きを止めている間に、菌根に接続。引き出すのは私の知る限り最強の肉体を持っていた貴婦人。

 

 

記憶継承(アンダーテイカー)!……力を貸して、オルチーナ・ドミトレスク!』

 

 

 私の身体にノイズが走り、姿が変わっていく。黒い帽子を被り、裾がめっちゃ余るけど浮いてるから巨体に見える、白いカーテンの様な貴婦人の様なドレスと黒手袋を身に纏い深紅の口紅が唇に塗られる。……私はオルチーナ・ドミトレスク。偉大なるマザー・ミランダの娘なり。

 

 

『……さて、たっぷり楽しませてもらうとしましょう。肉体は……そうね、クイーン。借りるわ』

 

「なに?おい、待て……!?」

 

 

 私にふさわしい肉体としてクイーンを選び、憑依する。クイーンは私の記憶に合わせて擬態、肥大化してオルチーナ・ドミトレスクの姿そのものとなり、右手だけ菌根を纏って手袋の様にして、指の先端からサーベルの様な刃を生やして擦り合わせる。

 

 

「『バラバラに斬り刻んでやるわ…!』」

 

 

 そして血のレーザーを胴体で弾きながら(・・・・・)歩いて接近、右手の平手打ちを浴びせて胸部を斬り刻む。銃はもちろん地雷による攻撃でさえ傷付ける事はおろか怯みすらしないという無敵と言っていい不死の血肉。それが私の能力…!

 

 

「ぐっ……そんなもの、すぐ再生するわ!」

 

「『アーハッハッハッハ!小賢しい!』」

 

 

 だけどこのめんどうくさい女は即座に傷を再生させ、右手に巨大な爪を生やして私の右手の刃とかち合わせ、次々とぶつけ合い火花が散る。埒が明かないと思ったので左手に拳を握り、圧倒的な体格差から拳を叩き込んで殴り飛ばし、さらにアリサが背後から羽交い絞め。その怪力でアネットを持ち上げる。

 

 

「これで、どうだああああっ!」

 

「くっ、放しなさい…!?」

 

「『上出来よ、アリサ!』」

 

 

 そこに、振り上げた右手を勢いよく振り下ろした渾身の斬撃が斜めに炸裂。血飛沫が上がる。毒でなければ味わいたいものね。しかしアリサに拘束され、私の渾身の一撃を受けてそれでも、アネットは喜悦に表情を歪ませる。

 

 

「ハァアア……!本当に素晴らしい力を与えてくれたわウィリアム……究極の生命体の力を引き出すのに、申し分のない敵……!最ッ高!」

 

「がああっ!?」

 

 

 瞬間、全身から白い刃をいくつも生やして、アリサを串刺しにして拘束から逃れるアネット。その正体はすぐに分かった。骨だ。全身の骨を変形させて、剣山になったのか。小癪な真似を…!私はすぐに右手の爪を振り上げる。がしかし、その前に全身剣山で動きがよく見えないアネットは合掌してその先端を私の腹部に突きつけていて。

 

 

「そして今の私と似たような無敵の身体……からくりは読めたわ。驚異的な新陳代謝の影響ね。毒で代謝を狂わされるのに弱いんじゃないかしら?」

 

「『ぐうっ!?』」

 

 

 瞬間、血のレーザーがゼロ距離で私の腹部を撃ち抜き、今はヒルを分離して逃れることができない毒で弱り片膝をついたところに膝蹴り。膝の骨が変形して杭の様になっているそれが顔面を貫き、私はなすすべなく吹き飛ばされた。




万全な策を立てようとも使えないんじゃ意味がなかった。

現状説明
・現在のアネット
初戦で殺しまくってどんどん形態変化した挙句落ちて逃亡、その後シェリーを連れ攫い、G6に進化する。まだ自分の身体を理解はしたが慣れていなかったが、ドミトレスクとの戦いで自由な発想を得る。血と肉と骨のバケモノ。

・みんなの記憶
むりょーくーしょで菌根使われてる組は同期済み。プサイは泣いた。

・モリグナ戦とリヒト戦、ベルセポネ戦などカット
モリグナは討伐済み、リヒトヨナグラは仲間入りしているのでそもそもカット。G2戦はG1戦で消費してます。そしてベルセポネはスルー。いやほんと、動けないから用がないならスルーが安定なのです。ガチ勝負すると炎武器持っているネメシスがいるのでどっちにしろ勝てます。

・アイアンズ
アリサの必殺マジシリーズ、マジ殴り炸裂。ミンチよりひでえや。

・ウェスカー組
エイダは最初からばれてるので共闘なし(ベン・ベルトリッチは犠牲になった)。下水道で襲撃したもののヘカトちゃん、リヒト、ヨナ、グラ、ガンマちゃんというガチメンバーと対決。ウィリアムがG生物にならないためにも時間稼ぎされる。

・タイラント・ハーキュリー×3
警察署にてエヴリン一行で総力戦。機会があれば描くかも?

・マービン
一巡目通りエヴリンに助けられ、ケンド親子を連れて脱出中。がんばれ。

・レオン、クレア、オメガ、プサイ
脱出手段確保係。さすがに普通の人間じゃG6の相手はまずかった。オメガとプサイは何かあった時のための護衛。

・対アネット組
クイーン、アリサ、リサ、ネメシス。それぞれ胎植え付けの対抗手段を持つため採用。少数精鋭なのは迂闊に胎を植え付けられて戦力増強されるのを防ぐため。エヴリンはコンティニュー祭りでどんなことしようと結局G6が出現するのを知っているので、早めに出るように調整。これ以上進化しない、は希望論でしかない。

・エヴリンの秘策
下水道を選んだことに意味がある模様。出し惜しみできないのでドミトレスクを記憶継承させる。


参戦、ドミトレスク夫人。変異最小限でG6と殴り合えてるやべースペックの持ち主。服装的にはリサが適任なのだけどストッパーなので断念。その代わり擬態でドミトレスクそのものになれるクイーンを肉体に採用です。

次回も楽しみにしていただけると嬉しいです。よければ評価や感想、誤字報告などもいただけたら。感想をいただければいただけるほど執筆速度が上がります。

一番好きな3編オリジナルB.O.W.は?

  • ネメシス(完全武装)
  • グレイブディガー・ハスタ
  • モールデッド・エンプレス
  • モリグナ(本体)
  • ハンター・アーマード
  • モリグナ・ネメシス
  • ハンターy(ガンマちゃん)
  • ハンターπ
  • ネプチューン・ルスカ
  • ブラインドストーカー
  • ペイルキラー
  • グレイブディガー・ヒュドラ
  • モールデッド・シュタール(ネメシス)
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