BIOHAZARD VILLAGE【EvelineRemnants】 作:放仮ごdz
短いですが、楽しんでいただけると幸いです。
ドクン。ドクン。ドクン。ドクン、ドクン。
訓練所の二階、生物実験室に持ち込まれた大小様々な五つの培養カプセルに浮かんだ影が、脈動する。その五つ全てが異形の姿をしており、打ち込まれたプサイの血液を基としたRT-ウイルスにより意識を持ち始めて、ゴンッゴンッ!と培養カプセルのガラス蓋を叩く。すると設定された“時間”が過ぎ去り、頑丈なカプセルが開いて、ボトリと落ちる五つの影。
「に、に、にいさま。わた、わたしたちは、どこに?/おお、おお、いも、いもうとよ。ああるじの、のぞむ、ままに」
そう男女二つの声を響かせるのは、頭部に角が上を向いた水牛と角が下を向いたバッファローの皮を半分ずつ被った、上半身裸でタイラントの様に筋骨隆々で腕や腰にベルトを幾つも巻き付けて、下半身は黒い腰布と黒いズボンを履いた二メートル大の巨人。タイラントによく似ていた。
「ああ。お腹が空いたわ。そこの牛、食べてしまおうかしら」
赤いツリ目が6つ存在する頭部に、色白の肌で腰まで届く黒い長髪をした6本腕を持った上半身、下半身は巨大な蛇が腰まで飲み込んでいるような形状をして境目には牙が生えている女性の姿をしているヨナを思わせる、リヒトを超える巨女がお腹を擦りながら呻く。明かに自分とサイズが合っていない部屋に不満なようだ。
「それはダメよ、ご主人様に怒られてしまうわ」
体格は人間の女性と同じだが、頭部は青緑色の長髪をした蛇そのもので首が長く、尻尾こそ生えているがハンター姉妹同様、鱗で覆われている手足を持つ小柄な女が嘲笑する。
「主に逆らったら私たち全員殺されてしまいます……」
複数の目がない蛇の様な触手が頭部と一体化した髪の様に生えている、口から上が鱗で覆われた仮面の様になっており中央に縦に裂けた赤い単眼が存在する、下半身は布で隠している小柄な人型の少女が、自分と同じ蛇の特徴を持つ二人を諫める。
「……ああ、ああああああああ……顔、顔を隠さなければ……!」
そして最後の一人は、爪で引き裂くのも構わず自分の顔を覆い隠し、前が見えないまま歩いて右手で顔を覆ったまま左手で辺りを手探りで探し、ちょうどいい紙袋を見つけて頭に被ることで落ち着いた。金色の毛皮に覆われ鋭い爪を持つ明らかに身体のサイズに合っていない異様に長く足は獣の骨格をしている四肢と、金色の毛皮の長いモフモフとした尻尾を有している。シルエットからして女の様だ。
「ああ、落ち着く……っ!」
指で目の部分に穴を開けて辺りをきょろきょろと見渡す五人目。匂いが嗅ぎ分けられるらしいそれが反応してすぐ、扉が開いて大きなカバンを持ったアレクシア・アシュフォードが姿を現した。アルフレッドが時間を稼いでいる間に、“作品”たちが完成されるのを待っていたのだ。
「貴方たちは設計して生み出したまでは良いけど、能力の強さにT-ウイルスの方が追い付いてなかった。だけど、RT-ウイルスを用いてあなた達は完成されたわ。お……兄様は、彼女たちの死を望んでいる。これはゲームよ。私達兄妹以外の人間を、玩び、苦しめ、痛めつけてから殺しなさい。……そうすればお兄様は満足してくれるわ」
そう告げるアレクシアに頷き、壁を破壊し、窓を突き破り、五体の“恐怖”は解き放たれた。
本当に意図してなかったのだけど完全にボスラッシュになってます。ベロニカ基本的に探索が長いので、それをカットすると戦闘になりがち。
今回登場したある真実に気付けた人はすごいと思う。
次回も楽しみにしていただけると嬉しいです。よければ評価や感想、誤字報告などもいただけたら。感想をいただければいただけるほど執筆速度が上がります。
一番好きな3編オリジナルB.O.W.は?
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