BIOHAZARD VILLAGE【EvelineRemnants】   作:放仮ごdz

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どうも、放仮ごです。今日はエイプリルフールだったのでまたまた特別編です。時系列は一応不明だけど明らかにベロニカ編の後です。

存在だけ示唆されていた【EvelineRemnantsChronicle】の物語の鍵を握るオリキャラたちが登場。短いですが楽しんでいただけると幸いです。


file?【嘘か真か】

 20■■年。日本、九州某所のそこそこ広い都市。天ヶ沢(“あまがさ”わ)大学病院、と呼ばれる五階建ての大きな建物の廊下を、外国から派遣された医者という形で居ついているサミュエル・アイザックスが歩いていた。

 

 

「お邪魔するよ、アマガサワ」

 

 

 流暢な日本語でそう言いながら、ノックをして院長室の戸を開けるアイザックス。一角がガラス張りで大きな山と海が一望できるその部屋の大きなデスクに、その人物は座っていた。傍には、190cmの並外れた体格を持つ女秘書が控えている。

 

 

「事前の連絡もなしに鉄舟(てっしゅう)様の部屋に来るとは何様のつもりだ貴様、アイザックス!」

 

「やめなさい(レイ)クン。そう邪険にするものじゃないよ、アイザックス氏は大事なビジネスパートナーだ」

 

 

 女秘書が番犬の様に吠えて威嚇するも、デスクに座った軽薄そうな丸眼鏡をかけた日本人の男が制しながら微笑む。彼の名を、天ヶ沢鉄舟(あまがさわ てっしゅう)。30代でありながら医師として確固たる地位を築き上げ、結構大きな病院を一代で築き上げた院長。彼こそがサミュエル・アイザックスのクライアント、支援者であった。

 

 

「失礼した。ミス・イヌガミ。私も気が急いていてね」

 

「アイザックス、お前は雇われている身だ。鉄舟様の恩情にかまけて礼儀を忘れるな」

 

 

 グルル、と猛犬が威嚇している幻覚が見えるほどアイザックスに怒りを向けるのは、天ヶ沢鉄舟の秘書を務める犬上冷(いぬがみ レイ)。明かに異常な体格を有している彼女に、アイザックスは怖気もしなかった。亡命した際の飛行機で世話された時からの仲だ、嫌われていようが関係なかった。

 

 

「僕からも君に連絡をしようと思っていたところだ。実は、G-ウイルスから生み出した例のB.O.W.の買い手が決まってね。近々大金が入る手筈になっている。そうだね?冷クン」

 

「はい。バジリブ共和国のミゲル・グランデ将軍、東スラブ共和国のオリガルヒ(大富豪)、スベトラーナ・ベリコバ様。アメリカ合衆国の■■■様。他には……」

 

「研究の資金はこれで足りるだろう。我々の目的にさらに一歩近づいたわけだ」

 

 

 そうにっこり笑う天ヶ沢鉄舟の胡散臭い笑みに、アイザックスも笑って書類を取りだす。

 

 

「アマガサワ、君と組んでよかった。アンブレラに負けずとも劣らない、むしろ商才だけならかのスペンサーすら超えるだろう。医者にしておくのはもったいないぐらいだ」

 

「この地位にいるからこそ、この病院を運営できる。やめるわけにはいかないのさ。それで?君の用とはそれかい?」

 

「ああ、いい知らせだ。RT-ウイルスと■■■■ウイルスを組み合わせた我々の目的の終着点……其の名も、“I-ウイルス”。その基盤が完成した」

 

 

 そう言って机に置いた書類にはいくつかの数式と「insanity」「雪姫」「Remnants」「怪鳥」「immortal」「伊弉冉」「if」「恵風」「Eveline」「妖花」「intact」「双月」といった英語と漢字が入り混じった文字がびっしりと描かれていた。

 

 

「おお、ついに!」

 

「ああ、ついに。我らが悲願、RT計画は遂行される……!すべては君のおかげだ!エヴリン、いや……」

 

 

 そう言ってアイザックスが視線を向けた先には、エヴリンと同じ顔の少女がにっこりと笑って立っていた。




アイザックスの協力者、天ヶ沢鉄舟(あまがさわ てっしゅう)。名前はエヴリンたち因縁の敵、アンブレラとアイアンズをもじったもの。
そして、以前アイザックスを飛行機で世話してた犬上冷(いぬがみ レイ)も再登場。

次回も楽しみにしていただけると嬉しいです。よければ評価や感想、誤字報告などもいただけたら。感想をいただければいただけるほど執筆速度が上がります。

一番好きな3編オリジナルB.O.W.は?

  • ネメシス(完全武装)
  • グレイブディガー・ハスタ
  • モールデッド・エンプレス
  • モリグナ(本体)
  • ハンター・アーマード
  • モリグナ・ネメシス
  • ハンターy(ガンマちゃん)
  • ハンターπ
  • ネプチューン・ルスカ
  • ブラインドストーカー
  • ペイルキラー
  • グレイブディガー・ヒュドラ
  • モールデッド・シュタール(ネメシス)
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