BIOHAZARD VILLAGE【EvelineRemnants】 作:放仮ごdz
今回からベロニカ編ラスボス戦。楽しんでいただけたら幸いです。
【戯れだ、遊んでやろう】
「『なっ』」
「ぐっ!?」
「馬鹿な!?」
「うそっ…!?」
「なのだ…!?」
「なに…!?」
【どうした?我に触ると火傷するぞ?】
しかし、それぞれ拳や斬撃を叩き込むも、炎で焼けてすり抜けるだけ。さらにオルタナティブのみんなの弾丸の掃射が叩き込まれるが、ぶれるだけで力なく貫いてしまい、クレアの横蹴りとスティーブの飛び蹴り、クリスの拳も突き抜け、返しの炎で吹き飛ばされる。当たり前と言えば当たり前だ、炎に物理的に干渉するなど不可能だ。私と違って現実に干渉できるのずるいけどなあ!
「なら、炎で燃やすわ!」
【温いわ。もっと火力を上げろベロニカ・アシュフォードォ!我直々に生前火葬にしてくれる!】
そこに、ベロニカがプサイの爪で引き裂いた右腕から流れた血を発火させた高出力の炎を放出するも、
「大丈夫!?ベロニカ!なら……これはどう!ジャンブルの、紡ぐ力!」
転がるベロニカを、蜘蛛の脚で受け止めるユウコ。その手に周囲の瓦礫を糸で紡いで巨大な腕を形作り、アームハンマーの形で叩きつける。なるほど、瓦礫なら…!
【むっ!?】
咄嗟に大剣を盾にするも、それごと圧し潰される
【まったく、乱暴なことだ。火が絶えてしまったらどうする?】
「……物体を薪にしてすぐ再生できるのか、バケモノめ」
【バケモノとは失礼ではないか?我は純然たる炎であるぞ】
右手の人差し指を向け、先端に炎を集束させてレーザーの様に発射、乱射する
『そんな、なんで的確に!?』
【先刻、灼いた時に再生が早かったものから狙った。確実に屠ってくれよう】
吹き荒れる熱風で他の人間の動きを止めつつ、
『クイーン!ミランダ!友子!』
「『わかってる!』」
「助けたいけど、蜘蛛の糸が燃えて……!?」
未だに火傷を治している途中だったミランダと合体しているクイーンに呼びかけて、熱風に負けじと菌根を伸ばしてみんなを回収してもらうが、ダメだ。熱風のあおりを受けてしまっていて遅すぎる。オメガちゃん、モリアーティ、プサイちゃん、セルケト、グラ……ウェスカーはともかくシータちゃんが!?
「がはっ…肺を撃たれただけでこんなに苦しいなんて……」
「悪いなハンターΘ。私のために死んでくれ」
「え……」
瞬間、ウェスカーに手を掴まれて、
「こんなバケモノの相手をしていられるか。私は降りさせてもらう」
「待て、ウェスカー!」
「待って、クリス!」
「おい待てよクレア!?」
「ぐっ……逃がすか、ウェスカー!」
そう言って超スピードで去っていくウェスカーこの馬鹿野郎!絶対に許さないからな!自分の子供みたいな存在すら犠牲にするのか!……今は追いかけて行ったクリスとクレア、スティーブとセルケトに任せよう。それよりも今は。
『シータちゃん!』
「がはっ、ウェスカー、様……」
【灰は灰に、塵は塵に。この世の果てまで燃え尽きろ!】
放たれる、人一人飲み込むには十分すぎるほどの、大きな火球。サイズに半比例して、とんでもない熱量が集束されたそれは、まっすぐシータちゃんに飛んで行って……。当のシータちゃんは、裏切るつもりでいても決して裏切ることができなかったウェスカーに見捨てられたショックで固まってしまっている。だめ、だめ!
「
「あ……」
そこに、飛び込んだのは赤紫色のハンター。スウィーパーという名のシータちゃんの兄弟同然な彼らの最後の生き残りは、躊躇なく飛び込んでシータちゃんをみんなのいる方に投げ飛ばした。宙を舞うシータちゃんは一瞬遅れて状況を理解して、涙に瞳を振るわせる。
「ビーくん!?」
「キシャッ」
スウィーパーは頷きながら火球に飲み込まれていき、一瞬にして燃え尽きた。友子の蜘蛛脚に受け止められたシータちゃんは、放心して立ち尽くした。
「……ビー、くん?」
【いいぞ、その表情。これが愉悦という感情か。愉快、愉快だ!踊れ踊れ!お前たちは、我が薪となる未来しか存在しない!】
そんなシータちゃんを嘲笑いながら乱射する
『オメガちゃん、オルタナティブのみんなに散開させて!命大事に!』
「エヴリンの命令!オルタナティブ、散開!命大事に!」
オメガちゃんがそう一声発すると、屋敷中に散るオルタナティブのただの人間である五人。彼らは大丈夫。自分たちで考えて動ける人間だ。クリスとクレア、スティーブとセルケトはウェスカーを追った。残ったのは、クイーン(INミランダ)、モリアーティ、オメガちゃん、プサイちゃん、グラ、ユウコ、ベロニカ、そしてシータちゃんの……言っちゃ悪いけど人外組だ。
【よい、よいぞ。逃げないとは褒めてやろう。腰抜けどもと違って、楽しませてくれるのだろう?】
「ちい!クイーン!さっきの水鉄砲は使えないのか!?」
「『生憎と無理だ!あの水は外付けだ!下のフロアに行けば、また補充できるが!』」
「……物理的に斬れない炎…どうしよう姉さん」
「諦めるなでござるオメガ殿!今にエヴリン殿が何か思いついてくれる故!」
「友子、大丈夫なのだ?」
「大丈夫よ、グラさん。私は、アトラナートの分まで…!」
「私のオリジナルが生み出した災厄……倒してみせるわ」
「………ビーくん」
『シータちゃん、大丈夫?』
恐る恐ると、呆然自失のシータちゃんに問いかける。すると眼が据えて、ハイライトを失った瞳を紅く発光させて
「……ぶっ殺してやる」
瞬間、目にも留まらぬ速度で跳躍したシータちゃんは、壁を高速で連続で蹴り、まだ半分ぐらい残っていた天井を斬り刻む。落ちてきた天井の瓦礫に飲み込まれる
【炎である我を殺せるものなら殺してみるがいい。もっとも、それを果たす前に燃え尽きて灰になっているだろうがな?】
プシューケーやアレクシアが使っていたもののさらに精密度が高い炎操作。酸素を燃やす広範囲攻撃。瓦礫すら燃やして薪にすることで自らの糧とする再生能力。そもそも炎だから攻撃が当たらない。うん、無敵だね(目逸らし)
次回も楽しみにしていただけると嬉しいです。よければ評価や感想、誤字報告などもいただけたら。感想をいただければいただけるほど執筆速度が上がります。
一番好きな南極編オリジナルB.O.W.は?
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プシューケー
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プシューケー・イグニス
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ノスフェラトゥ・オーバーキル
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ノスフェラトゥ・イグニス
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アレクシア(RT-Veronica)
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オベイロン(アルフレッド)
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アレクシア(オベイロン・アーマー)
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アレクシア・ポッド
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アレクシア・フライ
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アレクシア・シンドローム(合体)
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モールデッド・クインリーチ
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ベロニカ・アシュフォード
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鳴雲友子(アトラナート態)
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Cthugha(クトゥガ)