BIOHAZARD VILLAGE【EvelineRemnants】 作:放仮ごdz
クトゥガ戦本番。楽しんでいただけたら幸いです。
「エヴリン!」
「エヴリン殿!」
『うん、シータも!』
「え?……アイツ殺せるなら何でもいいわ!」
さらにシータちゃんの両手を二人の手が掴み、私が憑依。三人の中心に集まるようにして菌根が湧き出し、本流と化して飲み込む。ゴリラの様な首と肩の境目がわからない三メートルはある立派な体格に蛙の様に太腿が巨大な二本足、鋭い爪を生やして刺々しい鱗に包まれたタイラント・アシュラやラフネックを思い出す三対の六本腕、赤く輝く六つ目の蜥蜴の様な顔。右の三本腕を地面に叩きつけ、グググッと巨体を背後に向けて引っ張る。字は、
「『「「モールデッド・スウィーパー!」」』」
名乗った瞬間に引っ張りを解放し、加速。六本腕を振り回して円形の斬撃を繰り出し、触れた物体を斬り刻みながら突進。シータちゃんの毒によるドーピングで加速しまくった六本腕を振り回して真空状態を作り出すことで
「『「「クトゥガァアアアッ!」』」」
【考えたな?だが当たればの話だ】
しかし
【光は真空でも関係ないぞ!】
「『「「ぐうううっ!?」」』」
さらに、掲げられた大剣の刃がほどけて、極太レーザーとなって私たちを薙ぎ払い、強制合体解除。オメガちゃんとプサイちゃん、シータちゃんは力なく転がり、私は吹き飛んだ勢いのまま、モリアーティに憑依する。
『ごめん、力貸して!』
「ついさっき会ったばかりの奴を信用しろと!?ああくそっ、クイーンといい強引な奴らめ!」
「『モールデッド・スパイダー!』」
そうして、菌根で覆い尽くして八本の手足を持つ蜘蛛の様な形状のクイック・モールデッドのような姿に変身。……あ、この子ももともとウェスカーの部下だったんだ。まあいいや。
「『合わせろ!クイーン!ベロニカ!』」
「『無茶を言うな!
「本当に無茶を言うわね!?」
跳躍しつつ臀部から出した蜘蛛の糸を腕何本かで掴み、それを振り回して固めて6メートルはある長槍を形成。蜘蛛の糸は固まると頑丈なのだ。それに、モールデッド・クインリーチとベロニカに燃やしてもらい、炎の薙刀を形成。炎だから殴れないというのならば、炎でぶん殴る!
「『オラオラオラオラオラオラオラオラオラァアアアアアッ!!!』」
【むっ、ぐぬっ!?ぬぐぐぐぐぐっ!?】
そのまま高速で巧みに複数の腕を動かして振り回し、連続で炎による一撃を叩き込み、
「『逃がすな!』」
「『たたみかけろ!』」
「何かする隙を与えないで!」
「グラさん!これ!」
「ありがとなのだユウコ!燃える鮫パンチ!」
【我が、追い詰められるだと…!?】
ベロニカとモールデッド・クインリーチの火球の弾幕が降り注ぎ、それを駆け抜けるようにユウコの糸で両腕を武装し火球を受けて燃やし、体勢を低くして突撃したグラの両拳が襲い掛かり、必死に逃げる
「『
私は炎の薙刀を回転させ、投げ槍の様に投擲。
【ぐあああああああああああああああっ!?……なんてな?】
しかし貫かれたはずの
「がはっ……なん、で……?」
「シータちゃん!?」
それは、満身創痍のシータちゃんだった。いつの間にか、さっきやられたところまで戻ってきて、入れ替わった!?さらに呆気に取られていたところに瞬間移動で背後を取られ、灼熱の炎の腕で胴体を貫かれ、モリアーティから追い出されてしまう。
『モリアーティ!?』
【いつからそれが本物だと錯覚していた?ここは南極だ、陽炎や蜃気楼を作り出すことなど容易い!】
『そうか、私も肉体に入っていたから……』
あの強さで幻影も使えるとか卑怯すぎないか神を名乗る不届き物め。でもなんでだ、アイツの状況把握能力がえぐい。さっきモリアーティの記憶で見たプシューケーのそれと近いけど何か違う。なんだ、この違和感。いや、それよりも攻撃に手を緩めちゃだめだ。
『くっ…グラ!』
「了解したのだ!」
モリアーティは咄嗟に傷口を糸で塞いでいたが、戦闘不能だ。ならばと、比較的無事なグラに憑依する。グラの顔を覆うようにして菌根が広がり巨大な鮫の頭部を形作り、背中から背鰭と尻尾が生えた姿、モールデッド・シャークとなった私は、その場で高速回転。鋼鉄すら噛み砕く牙で、ガブガブガブガブと噛み砕いていく掘削を開始して、下に下に、ある程度進んだら今度は横に掘り進んでいく。瓦礫でもダメ、真空でもダメ、炎でもダメ、ならやっぱり王道で!
「『みんなを信じてる!こいつはどうだあ……!』」
【そんなもの……なんだと!?】
そこまで行きつくと、私は水流に乗って逆流。そうだ、海…というか、この熱で溶けた氷からできた海水のたまってるところまで繋げて、水流を穴から叩き込むんだ!
【ぐおおおおおおおっ!?】
調子に乗って私にとどめを刺そうと炎を叩き込もうとして穴の真上にいたため、真下から水流の直撃を受けて悶える
【残念だったなあ!我には通じぬよ!】
水流を完全に耐えきった
「『持ってきたけど、ためれた!?クイーン!』」
「ああ、たっぷりとな!」
視線を向けると、ユウコに支えられながら両腕を合掌して、異形の大砲の様な砲口を作りあげたモールデッド・クインリーチがいて。私は跳躍し、その背後に移動。モールデッド・クイーンリーチの首根っこを掴んで尻尾を地面に叩きつけ跳躍、
【させるかあ!】
その威力を知っているのか、大剣を特大火球に変形させて右手で投げ込もうとする
「
「エヴリンさん!グラさん!行って!」
さらに、瓦礫を繋ぎ合わせた両腕ががしりと
「『「『
そして、水大砲が炸裂。
「ぐっ!?あぁあああああああああっ!?」
「『え、モリアーティ!?』」
するとモリアーティが突如発火。苦しみ悶えて炎上し、その炎はモリアーティを飲み込んで人型を形作っていく。うそ、そんな、まさか。さっき、身体を貫いた時にモリアーティに
【炎とは燃え移るもの。薪がある限り、我は不死身だ。さあ。第二ラウンドといこうか…!】
タイトルはエヴリンとクトゥガのダブルネーミングでした。モリアーティ退場です。シータは辛うじて相変らずのタフさで生きてます。
次回も楽しみにしていただけると嬉しいです。よければ評価や感想、誤字報告などもいただけたら。感想をいただければいただけるほど執筆速度が上がります。
一番好きな南極編オリジナルB.O.W.は?
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プシューケー
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プシューケー・イグニス
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ノスフェラトゥ・オーバーキル
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ノスフェラトゥ・イグニス
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アレクシア(RT-Veronica)
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オベイロン(アルフレッド)
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アレクシア(オベイロン・アーマー)
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アレクシア・ポッド
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アレクシア・フライ
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アレクシア・シンドローム(合体)
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モールデッド・クインリーチ
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ベロニカ・アシュフォード
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鳴雲友子(アトラナート態)
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Cthugha(クトゥガ)