BIOHAZARD VILLAGE【EvelineRemnants】 作:放仮ごdz
というわけでクトゥガ戦決着。楽しんでいただけたら幸いです。
モリアーティの肉体を薪としてくべて食い破り、復活を果たした
「ビーくんとモリアーティの仇ぃ!」
「ユウコ、お願い!」
「さっきの力を!」
「わかったわ!ジャンブルの、紡ぐ力!」
シータちゃん、オメガちゃん、プサイちゃんが突っ込む中で、ユウコが両手と背中の蜘蛛の脚を使って糸を出し、瓦礫を紡いで三人の両手に武装。息の合った連携で、次から次へと飛び掛かって殴りつけていくハンタートリオ。さらに反撃を受けそうになったところを、ユウコが糸で引っ張って回避させるというさらなる連携を見せる。さすが、オルタナティブ……いや、オメガちゃんとユウコはそうだけどプサイちゃんとシータちゃんは違うじゃん。なんで通じ合ってるの?
「『恐らくアトラナートの力だ。エヴリンも体験しただろう、ネットワークを』」
「『そうか、一時的にW-ウイルスを付与することで意識をあの世界で繋げて連携してるのか…!』」
「『統合する力を持っていたアトラナートの力を引き継いだだけはあるな。とんだ逸材がいたものだ』」
ユウコは特にアンブレラに恨みはないけどラクーンシティを追われた怒りでオルタナティブに参加した正真正銘の一般人だ。それがこんなになるなんてなあ。アトラナートを救うなんてことを成し遂げたお人好しはすごい。
【ぬうっ、なんたる質量か…だが!】
瓦礫を圧縮しただけあって武装したハンタートリオをすぐ燃やすことはできないらしく、押し込められる
「はあ!」
「『まだ水は残っているぞ…!』」
「『いっくぞー!』」
そこに、ベロニカが炎を飛ばして怯ませたところに、両手を合わせて大砲の様な水流を放つミランダが憑依したクイーン。さらに、私とグラがその水流に乗って加速、焼かれるのを気にせず鮫パンチによる風圧を叩き込む。直接攻撃が効かないなら、圧倒的な腕力で吹っ飛ばせばいい!究極の脳筋だああ!
【吹き飛ばされても、消えたわけではない…!】
しかし
「『くそっ、ダメなのだ!』」
「『もう水もないぞ!補充に行く時間もない!』」
「なら…もっと、炎を!」
すると横から火柱が上がり、
「『駄目なのだ!そんなに使ったら、貧血どころじゃすまないのだ!』」
あれは血を燃やしているものなのはアレクシアとの戦いで知っている。それを、輸血もしないで連続で使うということは血を消費し続けているということだ。次々と
「だめ、もっと!もっと!アイツを焼き尽くすほどの業火を…!」
【面白い!その火すら飲み込んでくれようぞ!】
「『やめろ、ベロニカ!やめてくれ!』」
すると、燃えながら
「ざーこ。あんなかすり傷なんかすぐ治るわよ。…なにしていたの、アレクシア……いや、ベロニカ」
「なにって……私が、アレを倒さないと……私のオリジナルが、生み出した怪物だから……」
「馬鹿なの!?ビーくんに、モリアーティ……私から、また、親しい人を失わせるつもりなの!?さっき、友達って言ってくれたわよね!?あれは嘘だったの!?」
「うっ……あの短い時間は、貴女に親しい感情を抱くには十分だったわ……」
「それは私もよ!私を、兵器から人間に変えちゃって……許さないんだから!クイーンも、プサイもだからね!」
「『え、私もか?』」
「ござぁ……シータ殿はいい意味で変わったでござるなぁ……」
シータに涙ながらに訴えられて白状するベロニカと、困惑するクイーン、わりかし瀕死なのに笑うプサイちゃん。とりあえずプサイちゃんは回復に専念して。
「でも、
「あんな奴のために死んだら、絶対に許さないんだから!」
【あんな奴……?我は全てを灰燼に焼き尽くす炎だぞ…?】
「うるさいざーこ!私も燃やせてないじゃない!ざーこ!」
そう言うシータちゃんの火傷を負って黒炭となっていた手は取れて、もう既に生え変わっていた。そっか、シータちゃんレベルの再生力だったら、燃やされてもすぐ治せるんだ……でも、弱点がわかっても。
「『……それでも、勝てない』」
「『……
「そんなもの、どこにもない!奇跡でも起こらない限り、私がやるしか……!」
【我は炎。我は全てを灰燼に焼き尽くす炎……!よくもこけにしてくれたな。灰は灰に、塵に塵に!まとめて、この世の果てまで燃え尽きるがいい!】
そう怒りながら
「『な、なに!?』」
「『警告音…?』」
「知らない……アレクシアの記憶を持つ私も、これは知らない……」
すると研究所の壁面に存在するモニターがひとりでについて、一人の男が映し出される。それに反応を示したのは、ベロニカだ。
「お爺様!?」
「『お爺様?』」
「『待て、つまりノスフェラトゥ……アレクサンダー・アシュフォードか!』」
《「この警告の発動は異常な超高熱を確認、つまりはベロニカ計画が破壊的局面にあることを意味する。それ即ち、制御を失ったT-Veronicaの暴走だ」》
そう語りだした男の真下の壁が変形し、なにかが飛び出してきた。
《「1983年現在、私の娘、アレクシアは自ら開発したT-Veronicaに取り付かれるあまり、自らの体を使った実験にまで手を出してしまった。その欲望は留まることなく、自らのクローンをいくつも生みだし、実験体にする始末だ。このうちの一つ、……失敗し燃え尽きたとされるアレクシアのクローンは恐らく生きている。私の仮説はおそらく正しい。T-Veronicaそのものが自我を持ち、宿主を殺したのだ。この炎は恐らくアレクシアすら飲み込んで、世界中に広がる災禍となる」》
「『愚かだが、馬鹿ではなかったのか…』」
それでも
《「この兵器は父として娘のためにできる最後のことだ。あなたがアンブレラの敵であっても、アンブレラや他の組織の人間だとしても。どうか、娘を開放してほしい。この、私が生み出してしまった呪いを解き放ってくれ」
《リニアランチャーを起動しました。リニアランチャーのチャージは異常事態につき既に完了しています》
【させるものか!我を消し去るための兵器なぞおおお!】
「それはこっちの台詞だ!みんな!」
その機械音声に、ユウコが反応。糸を飛ばしてそれにくっつけて引っこ抜き、宙を舞うメカニカルな銃器に、瞬間移動した
「えっ」
「おっと」
それを受け止めたのは、ベロニカとシータちゃん。困惑するベロニカを差し置いて、兵器の扱いに慣れているのか手際よく構えるシータちゃん。
「一緒にやるよ!ベロニカ!」
「っ、お爺様……やってやるわ!」
「「リニアランチャー!」
【うおおおおおおおおっ!?】
そして、シータちゃんとベロニカの手に握られたリニアランチャーから電気を集束させた砲弾が叩き込まれ、
しかし、私たちは忘れていた。
いいところがなかったアレクサンダーが託したものが孫娘に受け継がれ、娘の生んだ怪物にとどめを刺す。もう何を言ってるんだからわからねえな?
次回、本当の最終決戦。ちょうどいい薪がまだありますねえ?次回も楽しみにしていただけると嬉しいです。よければ評価や感想、誤字報告などもいただけたら。感想をいただければいただけるほど執筆速度が上がります。
一番好きな南極編オリジナルB.O.W.は?
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プシューケー
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プシューケー・イグニス
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ノスフェラトゥ・オーバーキル
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ノスフェラトゥ・イグニス
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アレクシア(RT-Veronica)
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オベイロン(アルフレッド)
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アレクシア(オベイロン・アーマー)
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アレクシア・ポッド
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アレクシア・フライ
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アレクシア・シンドローム(合体)
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モールデッド・クインリーチ
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ベロニカ・アシュフォード
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鳴雲友子(アトラナート態)
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Cthugha(クトゥガ)