BIOHAZARD VILLAGE【EvelineRemnants】 作:放仮ごdz
今回は最終決戦その一。復活のγ。楽しんでいただけたら幸いです。
―――――「アナーヒタァアアアアアアアッ!!!!!」
同胞の、友のために戦う声が聞こえる。同じウイルスを介しているからか。それとも、自らが
「……おちおち、寝てられないか……」
再生したての左腕で地面を支え、再生したばかりの右足で立ち上がる。シャチの尻尾をフリフリと動かし、アナーヒタの居城を睨みつける。
「……私を変えてくれたお礼もしないとね」
「何人集まろうと、結末は同じだあ!」
ノコギリザメのブレードで腕を引っ掻き、鋭い鱗の雨を降り注がせるミス・ポセイドン。クラウザーがレオンを庇う様に立ってアーケロンの甲羅を構えて防ぎ、ヨナは間をすり抜けて下から襲い掛かるも、三つ首鮫に噛みつかれそうになり回避。ミス・ポセイドンは四つ足を動かして刃の様な尾鰭を振るい、ヨナを吹き飛ばすと三つ首鮫から牙の弾丸を乱射。上から横からと制圧射撃を行う。
「人間とは悲しい生き物だ!脆く、弱い!なあそうだろう、ジャック・クラウザー!」
「アナ―ヒタァ!」
クラウザーがアノマロカリスの足で牙の弾丸を薙ぎ払い、上からの鱗は右肩のメガロドンからの牙の弾丸で相殺。突撃してアンモナイトの拳を振るい、アナーヒタの振るったシュモクザメのハンマーと激突。弾き飛ばすとその勢いのまま、ダンクルオステウスとその尾鰭になっている左足にウミサソリの尾を巻きつけ勢いよくミス・ポセイドンの胴体に突き刺した。
「がああ!?」
「今だ、レオン!ヨナァ!」
「はああああ!」
「でりゃああああ!」
クラウザーの刺突に声を上げたところにレオンの飛び蹴りが側頭部に叩き込まれ、その反対側からヨナの尻尾が勢いよく叩きつけられ、吹き飛ぶミス・ポセイドン。しかし負けじとポセイドンの槍を投擲してくるミス・ポセイドン。レオンに突き刺さるところだったそれはしかし、クラウザーのヒレブレードに斬り払われる。
「無事か、レオン!」
「ああ、助かった…!」
「でも、クラウザーに刺された重症も再生していた。埒が明かないわ…!」
「その通りだ!どう足掻こうと、我には敵わないと知れ!」
V・コンプレックスの開けた天井の穴まで飛び上がり、急降下してくるミス・ポセイドン。着地の衝撃で地震が起きてふら付いたところに、ノコギリザメのブレードで斬り払われるクラウザー、シュモクザメのハンマーで殴り飛ばされるヨナ。床に突き刺さったポセイドンの槍を引き抜いたミス・ポセイドンがレオンを見下ろし、血を流す姿を見て舌なめずりする。
「貴様からだ!レオン・S・ケネディ!」
「くっ、うおおおおっ!」
ポセイドンの槍の薙ぎ払いを宙返りで回避。逃がさんと言わんばかりの三つ首鮫の牙が噛み合わされて放たれる衝撃波の波を、走って壁を駆け上って回避、着地するレオン。前傾姿勢となってのハグの様なノコギリザメのブレードとシュモクザメのハンマーによる同時攻撃も、ノコギリザメのブレードの腹を蹴って舞い上がり、ナイフをサメパーカーの脳天に突き刺すレオン。
「ぐおおおおおっ!?」
「くっ、まだだ!」
痛みに悶え、四つ足で地団太を踏みながら頭を振り回して暴れるミス・ポセイドン。その頭に突き刺さったナイフにしがみつき振り回されながら、アナーヒタそのものである顔を狙ってハンドガンを連射するレオン。
「神の尊顔になにをするぅ!」
「ぐはっ!?」
たまらずミス・ポセイドンは頭部を壁に叩きつけ、ナイフを引き抜いたレオンが投げ出されて転がる。再生していく顔を庇いながら、四つ足で踏みつけにしようとするミス・ポセイドン。しかしそれを、クラウザーが尻尾をアンモナイトの触手指で掴み、持ちやすいアーケロンの甲羅をヨナが握って二人がかりで引っ張ることで後退させ、阻止することに成功。クラウザーとヨナはポセイドンの槍で薙ぎ払われる。
「三人同時はいささか面倒だな……ならば、こうだ」
するとスポンッと音を立てて、上半身が分離して新たに人魚の様にサメの下半身が形成されて、ヨナと同じように着地するミス・ポセイドン。残された下半身が蠢き、前脚が剛腕へと変形し後ろ足が獣の様な骨格の脚となり立ち上がる。三つ首の鮫の頭部を持ち、背中から突起が生えた巨人の様な姿となったミス・ポセイドンの下半身は咆哮を上げる。
「「「キシャァアアアッ!!!」」」
「なっ…!?」
「これって、テティスの…!?」
「教会の怪物か!」
「我の
カリハリアスの拳が床を破壊し、散弾としてクラウザーに襲いかかる。ミス・ポセイドンがポセイドンの槍を両手に持って尾鰭で跳ねて空中からレオンに襲いかかり、レオンはヨナに首根っこを掴まれて回避。そのままヨナの尻尾が振り下ろされるが容易くガードし、逆に掴んで片手で振りまわすカリハリアス。咄嗟に手放されたレオンが転がり、そこを襲ってきたミス・ポセイドンのサメパーカーによる噛みつきをクラウザーがアーケロンの甲羅で防いだ。バキッと音を立てて、アーケロンの甲羅に初めてひびが入る。もはや乱戦状態だ。
「諦めろ!二体の我を同時に相手しているようなものだ!」
「くそっ…!」
「諦めるな、レオン!諦めないと言ったのはお前だ!」
「…ああ、そうだったなクラウザー…!俺も、エヴリンの様に諦めない!」
「エヴリン、こんなところまで影響与えているのね……嬉しいわ!」
言いながら、ミス・ポセイドンに尻尾を叩きつけて、尾鰭の反動で跳び上がり水路に入ることで回避される。組み付いてくるカリハリアスの三つ首鮫の牙を、ヒレブレードを挟み込んで防ぐクラウザー。レオンが飛び蹴りを胴体に叩き込み、カリハリアスは後退する。
「カリハリアスは野性そのもの!そして変幻自在!喰らったものの特性を覚え、変形できる!」
「「「キシャァアアアッ!!!」」」
ミス・ポセイドンがそう叫び呼応するようにカリハリアスが咆哮すると、目に見えて変化が現れる。手の甲にイッカクの角が生えた右腕はバチバチと電磁波を放ち、左腕には甲殻が展開され、手はタスマニアキングクラブの鋏となる。テティスが喰らったドリルとシザースのものだ。
「そんなのあり?」
「俺が似た様なもんだからありだろう」
「いつから世界はファンタジーになったんだ」
「「「キシャァアアアッ!!!」」」
電磁波が放出され、痺れたところにタスマニアキングクラブのものに酷似した左腕で薙ぎ払われるレオン、クラウザー、ヨナ。再び合体し、イッカクの角を胸から生やし、右手にポセイドンの槍を持ち、左手がタスマニアキングクラブの鋏を装備した状態でジャキンジャキンと鋏と牙が音を鳴らしながら迫るミス・ポセイドン。痺れて動けない三人はなすすべがない。
「テティスだけでなくチーム・アトランティスの力までも手にした我は無敵だ…!?」
「そこまでよ、アナ―ヒタ…!」
突如、ミス・ポセイドンとレオンたちの間に降り立ったのは、シャチの尾を持ちカラスの翼を生やした人物。カラスの翼を消すと右手にクリスタル色の甲殻を纏い、打ち出したそれは、爆発と共に衝撃波を叩き込んだ。
「
「ぐ、っううううううううおおおおおおお!?」
それは紛れもなく。ナックルの拳と、ハープーンの衝撃波。予想だにしない一撃に殴り飛ばされ、四つ足で踏ん張って何とか耐えるミス・ポセイドン。その前に立つのは、ガンマ・オルカ。だけど、その様子は違っていて。
「
二重に響く声が、轟いた。
一応体の構造は鮫なんだけど、変形できるから再現は可能ですって話。
そしてガンマ覚醒、【
次回も楽しみにしていただけると嬉しいです。よければ評価や感想、誤字報告などもいただけたら。感想をいただければいただけるほど執筆速度が上がります。
一番好きなマヌエラ編オリジナルB.O.W.は?
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シーデッド
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ネプチューン・テティス(サメイド)
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A1ハープーン
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A2シザース
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A3ナックル
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A4ドリル
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変異マヌエラ
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カリハリアス
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リーサルガイド
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変異ヒルダ
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雪姫
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ブレード
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バイパー
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A5ガンマ・オルカ
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テティス完全体
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変異クラウザー
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V・コンプレックス(ナックル)
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ミス・ポセイドン(アナーヒタ)