BIOHAZARD VILLAGE【EvelineRemnants】 作:放仮ごdz
今回はアリサ一行。教会へ突入です。楽しんでいただけたら幸いです。
「レオン、ショウ?マリオ?いる?」
一時間ぐらいかけて、リディアの自爆の爆心地となって黒焦げになっている村中央部まで戻ってきた私たち。メンバーは私とアリサ、ビリー、プサイ、アルベラ、ルイス(とドン・キホーテ)。アリサがレオンから聞いた洞窟を確認して呼びかける。しかし、コルガドに寄生されたプサイを追いかけた時はアリサとビリーだけだったのに増えたなあ。こんだけ戦力いれば私は哨戒しとくだけでいいかも。最悪プサイちゃん辺りに憑依してパワーアップぐらいはするけど、ハンターはどうしても本能が強くて使い辛い。
「あ、アリサ!ビリー!よかった!」
すると中からマリオと、黒ずくめでフードとマスクで顔を隠した男が出てきた。この胡散臭い不審者が例の……。
「貴方が?」
「ヴェルカム、ストレンジャー……武器商人と呼んでくれ。お安くしとくぜ」
「……貴方は。お久しぶりです」
すると挨拶した武器商人にぺこりとアルベラが頭を下げる。知り合いなのかな?
「おっ、アルベラ嬢。俺の誂えたサーベルはどうだい?」
「私の力で振るっても刃こぼれ一つしない名剣でございます。あ、ハンドガンください」
「あいよ。まいどあり」
「ところでこれは教団への裏切り行為でございますか?」
「そいつらと一緒にいるアンタは言えないと思うぜアルベラ嬢」
会話的に武器商人も教団側なのかな…?しかし仲いいなこの二人。するとルイスも親し気に話しかけた。
「ちょうどよかった武器商人。煙草の在庫はあるかい?」
「ガナード相手にゃ売れないから山ほどあるぜストレンジャー」
「よし、ダースでくれ」
【ルイス。感心しませんよ】
「いいじゃないかドン・キホーテ。煙草でも吸わないとやってられないぜ」
「相変らず愉快な体してんなストレンジャー」
武器商人から煙草の箱を受け取り、ライターで火をつけて煙を吸うルイス。ちょっと、ここ洞窟なんだけど!?けむい!
「弾薬補充できるのは良いが……レオンとショウはどうした?」
「それが、様子を見に外に出たところでバケモンに襲われて、レオンは逃げてショウはそれを助けに……」
「ありゃ音に聞くエル・スモ・サセルドーテだ、ストレンジャー。目を付けられたら最期、逃げ切るのは不可能だ。無事だといいが……」
「この村バケモノしかいないの?」
アリサがツッコむぐらいにはバケモノ加減がひどい。人間に潜む必要がないからか好き勝手し過ぎである。アルベラは異形感全然ないけど肉体の構造が異形なんだっけ。そんなことを考えている間に、弾薬の補給や武器の購入を済ませるアリサたち。
「アンタらの目的である教会はこの洞窟を抜けた目と鼻の先だぜ。そこにアシュリー嬢がいる確証はないがな。だがひとつ、わかっていることがある」
「……彼女の存在ですね」
武器商人の言葉に頷くアルベラ。彼女とな。私がひとっ走り行って確認して来ようかなあ。
「ああ、そうだ。外はさっきも言った
「……ルイス、一応聞くけど怪物と戦える?」
「ガナードの相手が精いっぱいだ。悪いな」
【私も戦闘力があるわけではないので……】
「マリオも、そうだよね?」
「お、俺は行くぞ!ここまでアンタらに頼りっぱなしだ!俺は相棒の仇を取ってみせる!」
アリサの問いかけにそう返すマリオだが、その手は震えていて。相棒が死に、そしてリディアまで死んだから当然だ。警官だろうと命の覚悟まではできない。その手を握って、優しい声でアリサは告げた。
「レオンとショウの帰りを待っている人が必要なの。ルイスと……武器商人と一緒にここで待ってて、情報収集をお願い。これも大事な仕事だから、ね?」
「……そうだな、俺は足手まといだ。そうするよ……少しでも、アリサたちの役に立つ」
「ようマリオって言ったか?俺も元警官なんだ、仲良くしようぜ」
落ち込むマリオの肩を組んで笑いかけるルイス。まあ大丈夫だろう。そんなこんなで、教会突入チームは私、アリサ、ビリー、プサイ、アルベラに決まった。
『ぶっちゃけルイス合流前と何も変わりません!』
「それを言ったらおしまいだよエヴリン……死なせにいくのは、違うよ?」
「またエヴリンが馬鹿言ってるのか」
「エヴリン殿はムードメーカーでござるからなあ」
「とても愉快な猫なのでございましょうね」
誰が猫だ誰が。もしかして私、人間扱いもされてない?人外のアルベラに?唸っている間にアリサたちが洞窟から出ると、ガナードが大量に待ち構えていた。なんか犬まで何匹かいる。やばそう。
「団体様のおなりだ!」
「お金に糸目はつけません!一発限りのロケットランチャー!」
しかし、アリサが武器商人から購入しておいた一発限りのロケットランチャーが発射され、固まってたガナードと犬たちは一掃された。
『うーん、出オチだあ』
「鍵がかかってるみたいだがそっちに撃つべきじゃなかったか?」
「鍵なんて知るか!ぶっ壊す!」
扉には複雑な仕掛けで鍵がかかっていたが、問答無用とばかりに拳でぶん殴って突入するアリサ。中には、赤いローブを纏った教団の人間と思われるガナード十数人がクロスボウを構えていて。放たれた矢を、アルベラが前に出て斬り落とす。すると、牛の頭を被ってハンマーを持った大男が奥から出てきた。イノシシじゃないけどめっちゃ見たことあるなあ!
『伊之助ですらねえ!』
「邪魔、だあ!」
ビリーからハンマーを受け取ったアリサが、引きずりながら突進。牛頭のスイングを頭突きで跳ね返して、アッパーカットの要領で顎に叩き込んで天井のシャンデリアに頭からめり込ませる。アシュリーが近くにいるからって無茶し過ぎじゃないかアリサ。
「早撃ちで勝負しようぜ。ビリーの名を持つ俺とな!」
「ボウガン程度の速さで拙者を捉えるなど不可能でござる!」
「教団の皆様、申し訳ないでございます!」
さらに教団の連中を撃ち、首を撥ね、斬り捨てていくビリー、プサイ、アルベラ。負ける気がしねえとはこのこと。と、その時だった。
「上が騒がしいから来てみれば……侵入者?サセルドーテは何をしてるのでしょうか」
『ひょっ』
それを見て変な声が出た。女性の顔、ではある。が。なんか、ろくろ首みたいに首だけ伸ばしてどこからともなく文字通り顔を出していたのだ。
「テメエがエル・ソルか!」
ビリーの早撃ち。しかし、首をくねらせてあっさり避ける暫定エル・ソルは眉を潜ませて怒りを見せた。
「いきなり撃ってくるなんてひどいですね…。焦らなくてもみんな招待してあげますのに」
「な」
「え」
次の瞬間、細長いなにかが伸びてきて、ビリーとアルベラの首根っこを掴んで奥まで引きずり込んで行って。その場には、アリサとプサイだけが残された。そして、キーッと音を立てて奥の扉が開く。
「地下へおいでなさい。相手をしてあげましょう。彼女への供物となりなさい」
「上等じゃん…!」
「拙者たちから仲間を奪って、覚悟するでござるよ…!」
『心配ないと思うけどなあ』
そう意気揚々と飛び込んで、次の瞬間二人は後悔することとなった。張り巡らされた「巣」に絡めとられてしまったのだ。
『私が見ておくべきだったね』
「「遅い!」でござる!」」
反省しますごめんなさい。
エルソルの魔の手(物理)。今更だけどアルカナードは人間への潜入を目的としてないから異形が多いです。
次回も楽しみにしていただけると嬉しいです。よければ評価や感想、誤字報告などもいただけたら。感想をいただければいただけるほど執筆速度が上がります。
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