BIOHAZARD VILLAGE【EvelineRemnants】   作:放仮ごdz

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どうも、放仮ごです。ついにUAが 500000行きましたありがとうございます!これからも頑張らせていただきます!

今回は衝撃の展開。楽しんでいただけると幸いです。


♯9‐【死んでしまうとは情けない】‐

 エヴリン曰くモールデッドとやらが出てきた部屋を抜けると、大きな黒カビの塊が目立つ廊下に出た。なんだこれ。

 

 

「エヴリン、なんか知ってるか?」

 

『知ってるけど言いたくない…でも触らない方がいいよ。モールデッドはそこから出てくる』

 

「なるほどな」

 

 

 そのまま進むと、ホールの蠍の扉の裏側に出たらしい。鍵がないので曲がり道を進むと、地下室への階段と安全そうな小部屋があったので小部屋に入る。

 

 

『ここは安全そうだね』

 

「ああ、ありがたい」

 

 

 安心できる明るい小部屋。なにかないかと物色すると、引き出しの中からメモが出てきた。

 

 

「【コートニーへ。ヤツらは俺を探している。今なら君だけでも逃げ出せるだろう。犬の頭のレリーフを探すんだ。ヤツらは外への扉をあれで開けている。1つは地下の解体室にあるのを見た。あれが脱出のカギだ】…最後の一つは解体室らしいが何時の話だこれ」

 

『コートニー、コートニー…覚えがないなあ』

 

「毎回似たようなことをしてるって考えた方がよさそうだな。解体室は……地下の最奥部か」

 

 

 地図を見て目的地を確認する。しかし解体室…元農家なら牛とかを解体する部屋なんだろうが……冷蔵庫のメモやホワイトボードのメモを見る限り、牛とかじゃないんだろうな…。

 

 

「よーし」

 

『今度は何?イーサンが「よーし」って言い出したら嫌な予感しかしないんだけど?』

 

「いや。今度会ったらバラバラにしてやろうと思って」

 

『なにを!?』

 

「冗談だ」

 

『冗談の顔じゃないよ!?』

 

 

 …どうやら怒りが顔に出てたらしい。エヴリンを不安にさせるし気を付けよう。クローゼットの中にハンドガンの弾があった。…あたりかしこに弾が落ちている辺り、ジャックは軍人ぽいな。

 

 

「よし、地下に行くか」

 

『正直行きたくないでござる』

 

「なら一人で待つか?」

 

『それは嫌』

 

 

 怖がりながらもついてくるエヴリンと共に地下への階段を下りて行き扉を開く。二手に分かれてるな…近くの扉は施錠されているか。ん?足音……。

 

 

「ギエアァアア…」

 

「またお前か!」

 

 

 曲がり角から出てきたのはモールデッドとかいう黒づくめの怪物。人の姿をしているゾンビだったら躊躇はしたが人間じゃない見た目なら容赦はしないぞ!

 

 

「ギエァアアッ!」

 

「ふん!どらあっ!」

 

「ギエアァアッ!?」

 

 

 モールデッドの爪の一撃をショットガンを盾に防御、ショットガンを背中のリュックに納めて側頭部を左手で掴み、右手でポケットから抜いて握ったハンドガンを口にブチ込んで発砲。頭部を爆散させて転倒させる。

 

 

「よし」

 

『情け容赦なさすぎない?』

 

「こんなバケモノ、ジャックと同じで容赦する理由がない」

 

『えー、不細工で可愛いと思うけどなあ………』

 

「可愛くはないな」

 

 

 ぶーたれるエヴリンを尻目に先に進む。そのまま見つけた部屋に入るとやっぱりモールデッドがいて。ショットガンをバットの様に構えて思いっきり殴り飛ばして転倒したところに顔に銃口を突きつけて引き金を引いて沈黙させた。

 

 

「ここは…焼却炉か?まるで遺体安置室だな」

 

『物々しいね。あ、メモあったよ』

 

「どれどれ…【ルーカスへ。カップルの男のほうは逃げ出さないよう一番左の焼却炉に閉じ込めておいた。「転化」が終わった頃に取り出すこと。】…上のメモを書いた奴のことか。捕まったみたいだな。【開ける手順は知ってるな?覚え方は「3つのA」と…「手」がどうとかっていう。女はお前の好きにしろ】……クソだなあいつら」

 

『コートニーって人はルーカスに……ごめんなさい…』

 

「お前が謝る事じゃないだろ。しかしなんだよ3つのAとか手とかって。また変な仕掛けか?」

 

 

 振り返る。六つの焼却炉。一部にはネームタグの様な物が貼られ、血の手形の様なものがついているものがある。一番左の焼却炉には鍵がかけられ、トラヴィスの名が……トラヴィスって前にも聞いたな。他のは空っぽみたいだ。一番右を開けてみると「tamara」のネームタグが内側に。三つのA、手………あー。

 

 

「暗号ならもっとわかりにくいものにしろ」

 

『わからなかったら意味がないし?』

 

 

 ネームタグにAが三つ書かれたもの…「tamara」の一番右を開けてから、血の手形が付いている焼却炉を開けるとガコン!プシュー!という音と共に一番左の焼却炉が開いて煙を排出する。そして少しだけ開いた扉をこじ開けて出てきたのは、右腕が大きなブレードになっているモールデッド。さしずめブレード・モールデッドか。…いや待てよ。

 

 

「トラヴィスの入ってたはずの場所から出てきたってことは…こいつら元は人間か!?」

 

『…うん、そうだよ』

 

「ゾンビと同じ類か…があ!?」

 

 

 なんとか距離を取ろうとするがそんなに広い部屋でもないので一瞬で距離を詰められ、右足にブレードを受けてしまい転倒する。激痛が走って見てみれば、切断された右足首から下が転がっていた。

 

 

『キャー!?またイーサンの足が酷い目にー!?』

 

「またかよクソッたれ!?」

 

『来てる、来てるよイーサン!?』

 

「マジかよ…!?」

 

 

 地べたを這いずる俺の頭部に目掛けて振り下ろされるブレード。ショットガンを構える間もなく、頭部が貫かれ崩れ落ちる。

 

 

「うわぁあああああっ!?」

 

『そんな、駄目ー!!!』

 

 

 エヴリンの絶叫と共に俺の目の前は真っ暗になった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『起きてイーサン!イーサン!…えーと、こんなときなんて言うんだっけ?そうだ。おお、死んでしまうとは情けない!さすればそなたにもう一度、機会を与えよう!なんてね?』

 

「んんっ…」

 

『おーきーてーよー!』

 

「はっ!?」

 

 

 意識が覚醒する。あれ、俺は確か頭部を貫かれて……右脚も切断されて…?どこも怪我して、ない?焼却炉も開かれてない。

 

 

「…あれ?俺、寝てた?」

 

『どうしたのイーサン、ボーっとして。謎は解けたんでしょ、早く開けようよ』

 

「あ、ああ…」

 

 

 夢か?嫌にリアルな……エヴリンに急かされるまま夢と同じ手順で一番左の焼却炉を開けて身構えると出てきたのは、夢で俺を殺した張本人であるブレード・モールデッド。ここまでは同じだ。俺は逃げ道のない奥まで逃げてしまって死んでしまった。なら…!

 

 

「ギエァアアッ!」

 

「この…!」

 

 

 逃げないまま、振るわれるブレードを咄嗟に回避。机が真っ二つに斬り裂かれて廃材が転がる。咄嗟にショットガンを手にしてぶちかますが、ブレードの腕で防がれてしまった。ならばと廃材を手に取り、奴の右膝目掛けて振りかぶり尖っている部分を突き刺した。

 

 

「ギエアァアアアッ!?」

 

「膝治療だ!」

 

『すごい痛そう』

 

 

 さらに廃材を蹴りつけて抉り込ませ、ブレード・モールデッドは悶絶。ガードが外れたので顔面にショットガンを突きつけて発射。頭部を粉砕して崩れ落ちさせる。

 

 

「暫定トラヴィス、ゆっくり休め」

 

『最期の記憶が膝治療とか嫌だなあ』

 

「…頭部を刺されるよりはよくないか?」

 

『それはそうだね。でもジャックやモールデッドの頭部を踏み潰してたイーサンが言える台詞じゃないと思う』

 

「…そうだな」

 

 

 なんだったんださっきのは。エヴリンは何も知らなそうだし……予知夢かなにかか?

 

 

『あ、イーサン。トラヴィスの入ってた焼却炉になんか落ちてるよ!』

 

「なんだって?」

 

 

 エヴリンに言われて覗いてみると、解体室の鍵が落ちていた。

 

 

「なるほど…死ぬまで握ってたのか」

 

『これで目的地に行けるね』

 

「ああ。先を急ぐか」

 

 

 部屋の外に出て廊下を進み、突き当りのついたてをどかして次の部屋に入る。ここは…調理とかできそうな設備だが、まさかな。

 

 

「お、加工場の見取り図か。ありがたい。…見た限りさっきの鍵がかかった部屋の裏に出たみたいだ。開けておこう」

 

『次来た時に楽だね』

 

「二度と来たくないがな。っと」

 

 

 ダクトに入ってたのか上から落ちてくるモールデッド。地べたに叩きつけられたので、何を思うことなく全体重で頭部をストンプ。踏み潰す。

 

 

『もっと驚くところだと思う…』

 

「いや、あまりに無防備だったから…」




イーサンマストダイ。7は死にゲー。はっきりわかんだね。まさかまさかのコンティニュー。一体どういうことなのか?

次回も楽しみにしていただけると嬉しいです。よければ評価や感想、誤字報告などもいただけたら。感想をいただければいただけるほど執筆速度が上がります。
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