BIOHAZARD VILLAGE【EvelineRemnants】   作:放仮ごdz

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どうも、放仮ごです。漫才見てたらあることを思いついたので、急遽この話を書きました。VSマーガレット編はルートを試行錯誤している最中なのでもう少しお待ちください。大まかには決まってるんですけどね。

1~2話の本物エヴリン視点。楽しんでいただけると幸いです。


♯EX2‐【イカレたババア視点】‐

 うわあ。うわあ……ミアを階段の上から突き飛ばすとかサイテー。ジャックと何も変わらないじゃん。もうやだこのパパ候補。もういい、死んじゃえばいいんだ。

 

 

『仕返しして、ママ』

 

「いやよ、エヴリン!もうやめて……」

 

 

 私は幻影を伝えてそう命令するけど、ママは…私を裏切ったコネクションとかいう組織の構成員、ミア・ウィンターズはこの期に及んで抵抗して夫…イーサン・ウィンターズを護ろうとするけど絶対に許さない。私からママを奪ってはいさよなら?許すわけがない。

 

 

「イーサン、安心して。傷つけるつもりはなかったのよね…?」

 

『そいつを殺して、ママ』

 

「よくもやりやがったな!このクソ野郎が!!」

 

 

 ようやく言うことを聞いた。イーサンを掴み上げて叩きつけ、手にしたドライバーで左手を壁に突き刺すのを、幻影を通じて見下ろして思わずにやつく。ミアはもっと苦しめばいい。このイーサン、すぐ手を出しちゃう危険人物みたいだし、愛する夫に殺されるとか最高だよね?なんて言うんだっけ?そうだ、夫婦喧嘩だ夫婦喧嘩!いいぞもっとやれ!

 

 

「ぐあっ、やめろっ、ミア…!」

 

「お前も味わいやがれ!」

 

『こいつパパになりたくないって。それじゃあ、殺すしかないね?ふへへ、ひうっ、アハハハハハッ!』

 

 

 チェーンソーを持って来たミアがイーサンの左手首を切断する様を見ながら腹を抱えて嗤おうとしたけど、本体の腰が攣ったのでやめて幻影で笑うだけに留める。それ、この廃屋を壊そうとしたけど怖がって逃げてった業者の人のだっけ?懐かしいなあ。そういえば斧とか拳銃とかも落ちてたっけ。あれは上だったかな?

 

 

『じゃあ次はママがお前を殺す番だよー?ねえ、ママ。どうする?殺す?殺されたい?どっちでもいいよ、択ばせてあげる。この廃屋には業者の人や迷い込んだ人が落として行った負の遺産(レムナンツ)があるからねー?』

 

 

 手首を斬られたというのに落ち着いて拾い上げ、逃げるイーサン。え、なにこいつこわい。それをチェーンソーを振り回しながら追いかけるミア。こっちは顔が怖い。これが嫌なんだよなあ。私のE型特異菌に感染すると人間は可愛くなくなっちゃう。モールデッドは不細工で可愛いお友達だけど。私を助けた時は優しい顔だったジャックもマーガレットもルーカスも、あとミアも怖い顔になっちゃった、それがちょっとした後悔だ。

 

 

『ありゃ。誘導もしてないのに勝っちゃった』

 

 

 逃げ込んだ部屋で手に入れた斧をミアに突き刺し、肩で息をしてなんとか勝利したイーサンが悲痛に満ちた顔で左腕を庇いながら出て行く。私は幻影をミアの顔に覗きこませた。

 

 

「そんなので死なない体にしてあげたよね?ほら起きてよママ。どーせ、手加減したんでしょ。私に刃向うなんてやっぱりママ失格だなあ」

 

「もうやめて…エヴリン。私は貴方のママじゃない・・・イーサンも貴方の父親にはならない…」

 

 

 体を直接操って立たせるとママは泣きながら訴えてきた。プチンときた。本体の肉体も怒りで拳を震わせる。あ、これは老衰かな?やだなあ。それにしても何時になったら認めてくれるのかな?

 

 

『ミアは私のママだ!逃げようだなんて認めない、私のママだって認めろ!』

 

「いや、いやよ……」

 

『じゃあもういいよ。またイーサンを襲って、最愛の夫に殺されちゃえ。そう簡単には死ねないから何度でも殺されていいよ!やったね!』

 

 

 ミアの意識に働きかけ、正気を失わせ怒りと狂気に満ちた思考にしたミアを屋根裏のイーサンに送り込む。どういうわけか出口が分かっているらしい動きだ。逃がしてなるものか。先回りさせる。

 

 

『殺して、ママ』

 

「アァアアアッ!?」

 

 

 するといつの間にかハンドガンを手にしていたイーサンが、切断された左腕で器用にマガジンを交換して弾込めすると言う信じられない方法でミアの額を容赦なく撃ちぬいて倒してしまった。何それ怖い。ってそれどころじゃない。え、まってまってまって。

 

 

『ママ!なにをしているの!?動け!動いてよ!駄目だ、動かない。逃げられちゃう……来て、ジャック!』

 

 

 気配を探ったらちょうど付近を徘徊していたジャックに気付いて呼び寄せ、なんとか止めることはできた。

 

 

『ふう、やれやれ。ジャック、ありがとう。よくやっ……』

 

「俺以外にあの子の父親はいらん…!」

 

『ちょまーーーーっ!?』

 

 

 え、バカ!ジャックの馬鹿!殺しちゃった、踏み殺しちゃった!?私を愛するあまりメンヘラ?ヤンデレ?になっちゃった!せっかく新しい家族になれそうだったのに残念……あれ?

 

 

『生きてる?なんで?』

 

 

 なんか私に感染したのか、ジャックみたいな大男に頭部を踏み潰されたのにイーサンは生きていた。何時感染したんだろ……まあいいや。

 

 

『ジャック、本館に連れて行って家族にして。ミアも連れてって。これ命令だからね』

 

「……わかったよ。子供のわがままに応えるのも父親だ」

 

 

 いかにも不服そうなジャックがミアを担ぎ、イーサンを雑に引き摺って本館に連れて行く。……まあいいか。ジャックやっぱり怖いや。イーサンも怖いけどマシだろうし、パパになってくれるといいなあ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 【悲報】目覚めたイーサンが狂人だった件について【虚空とおしゃべり】前にルーカスが見せてくれた掲示板風にするとこうかな。目覚めたイーサン、頭を潰されて変なところがおしゃかになったのか、目覚めた瞬間何もない天井を見てびっくりした挙句、私の幻影も誰もいない虚空に向かっておしゃべりしている。なにあれ怖い。

 

 

「…それは悪かった。お前は何なんだ」

 

「ひゅっ」

 

「お前は何でこんなところにいるんだ?ここの子なのか?……殺されたくはないがこのままここにいたらどの道死ぬだろ。警察に助けを求めるのは当たり前だ」

 

 

 私をじっと見ていたかと思えばいきなりそんなことを言われて思わず空気が漏れた。しかも一人で会話しているし!え、なに?私の正体がばれたの?私、どこからどう見ても大人しいおばあちゃんだよね?言ってて悲しくなってきた!

 

 

「よし。……どこか隠れるところはないのか?……案内してくれるか?……好きにしろ」

 

(え、やだなにあれこわい)

 

 

 誰も何も言ってないのに勝手に納得して、ガレージに一目散に行ってしまった。なんで知ってるの……????と思ったら帰ってきた。ナイフを持っていったからまさかもう逃げられるのかと思ったが手入れしてないおかげでダクトテープが切れなかったらしい。危なかった……!

 

 

「冷蔵庫になにか…うん?」

 

 

 戻って来たかと思えば冷蔵庫を開けて物色し始めた。人の家だよ遠慮がないね!

 

 

「うん?ああ、痩せて骨ばっていてぎすぎすしているやつのことだ」

 

 

 また一人で言い始めた。私の事かな?……私まだぴっちぴちの11歳(多分)なのに痩せて骨ばってるおばあちゃんだなんて悲しいなあ。

 

 

「カレーやシチューに似た南米独自の煮込み料理だな。ミアに作ってもらったことがある」

 

 

 今度は豆知識を言ったかと思えば惚気始めた。いいなあ。美味しそう。私もマーガレットのクソまず料理じゃなくて美味しいミアの手料理が食べたいよ……。あの頃は幸せだったなあ。

 

 

「だろうな。あんなもの食わされて育っているなんて同情するよ」

 

 

 なんだとこの野郎。妻の料理もあんなものだと!?…いやこの場合マーガレットの料理?いやそうじゃなくてもしかして私の心を読んでる?え、こわっ。

 

 

「うるさい」

 

 

 またツッコまれた。これ読まれてるよね!?絶対心を読まれてるよね!?

 

 

「うん?地下があるのか?……なるほどな。…なあ、あれは…お前の家族なのか?ベイカー…じゃあ牧場の持ち主があいつらか。捨て子かなにかなのか?」

 

 

 びっくりした!なんでそう踏み込めるの!?いや私、確かにミアに捨てられたけど……。

 

 

「それは悪いことを聞いたな。それで拾われたのがこんな狂った家族とは……これはお前のか?」

 

 

 なんかおいてたっけ?…ああ、履けなくなったブーツを脱ぎ捨てた気がする。私のだってよくわかったね?

 

 

「こんなところに捨てるなよ。……大きくなった?お前何歳だ」

 

 

 レディに年齢を尋ねるなんて失礼じゃない?

 

 

「それは悪かった」

 

 

 …私、イーサンと会話してるよね?……なんでえ?




あんじゃっしゅあんじゃっしゅしてきた。

次回も楽しみにしていただけると嬉しいです。よければ評価や感想、誤字報告などもいただけたら。感想をいただければいただけるほど執筆速度が上がります。
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