BIOHAZARD VILLAGE【EvelineRemnants】   作:放仮ごdz

92 / 535
どうも、放仮ごです。最近某兎のVのバイオ6配信にはまってます。書いている今も見ながらだったり。6も書きたくなるね。

※2023/7/14 蒼ニ・スールさんからいただいたアサルト・モールデッドをエヴリンが描いた風の絵

【挿絵表示】


今回はイーサン&ジョーVSアサルト・モールデッド。楽しんでいただけると幸いです。


♯27‐【アサルト・モールデッド】‐

「ギアアアアアアアッ!」

 

『また知らない奴なんだけど!もうやだ!』

 

 

 咆哮を上げながら転落防止の柵を一撫でで破壊し、天井に飛び付き二つの頭部の口をガパッと耳まで裂けて開くアサルト・モールデッド。そこから黒カビの濁流を溢れさせてきたので慌ててジョーと共に回避。黒カビの濁流が触れた床が高熱で爛れて融解。その上に落ちてきて溶けた鉄の飛沫をぶちまけてきた。咄嗟に後退する俺達。

 

 

『ファット・モールデッドの溶解液とは別の意味で溶ける奴!』

 

「触れたら火傷するぜってか?上等だ!」

 

「ちい!」

 

 

 ジョーが突撃したのを見て、ダブルバレルショットガンを構えて援護を試みる。しかしアサルト・モールデッドはジョーのテレフォンパンチを壁に跳躍して回避。それを追ってダブルバレルショットガンで狙うが、すべて別の壁や天井に跳躍して回避していき、俺目掛けて両腕を構えて急降下してくる。

 

 

「後ろに……」

 

『イーサン、前!』

 

「!」

 

 

 後ろに避けようとしたものの、エヴリンの叫びで前に前転して避ける。瞬間、着地したアサルト・モールデッドが空中で交差して構えていた両腕を勢いよく振り下ろし、俺が背後に避けた場合いた場所が切り刻まれる。危なかった、空中から見てくれているエヴリンがいなかったら危なかった。

 

 

「喰らえ!」

 

 

 グレネードランチャーで焼夷弾を叩き込むが、砲弾は巨大なお腹に当たって爆ぜるもビクともしない。ならばと顔を狙うもブレードで防がれ、やはり通じない。だがこっちに注意は惹き付けたぞ。

 

 

「マジかよ。頼んだぞ、ジョー!」

 

『やっちゃえバーサーkもとい、ジョー!』

 

「オラよ!」

 

 

 その隙を突いて背後から飛びかかり拳を叩き込むジョー。しかし片方の頭部がそれに気付くとグリンと上半身を回転させて動かすとブレードを振るい、咄嗟にジョーは下からの拳に切り替えアッパーでブレードをかち上げるも、ファット・モールデッドの胴体で押し潰されてしまう。

 

 

「ぐああああああっ!?」

 

『もうなんかロボットみたいな奴だね!?』

 

「そんなのありかよ!」

 

 

 ジョーに当てないためにハンドガンに切り変えて連射するも、ジョーを押し潰したまま両腕のブレードの腹を盾にしてビクともしないアサルト・モールデッド。猛攻(アサルト)って名前の癖して堅実じゃあないか!

 

 

「ギアアアアアアアアアッ!」

 

「調子に乗ってんじゃ、ねえ!」

 

『ジョー本当に人間?』

 

 

 すると信じられないことが起きた。アサルト・モールデッドの巨体がグググッと静かに、確かに持ち上がり始めたのだ。それをやってのけたアサルト・モールデッドより一回り以上小さい初老の男、ジョー・ベイカーはアサルト・モールデッドを勢いよく地面に叩きつけ勝ち誇った。

 

 

「どうだ参ったか!」

 

『私が言うべきじゃないけどバケモノかな?』

 

「お前の怪力には参ったよ」

 

 

 二つの頭部が巨体に潰される形となったアサルト・モールデッドの巨体がずしんと音を立てながら大の字に転がる。首が一つ折れている。気絶してるのか……?

 

 

『今だよイーサン、鍵!』

 

「そうか、倒す必要はないもんな!」

 

 

 エヴリンに言われて倒れているアサルト・モールデッドの腰のベルトに吊り下がっているヘビの鍵を奪い取る。よし、これで……。

 

 

「たしかあの向こうにヘビの鍵で開けれる扉があった!地図によれば近道になる筈だ!」

 

「おいこいつどうすんだ」

 

「倒せる気がしない!放っとくぞ、この図体なら地上には出れない筈だ!」

 

『そうかなあ……』

 

 

 言いながら檻から出るとエヴリンがアサルト・モールデッドのぶち壊した壁を見ながらぼやく。出てこれないと祈るしかない。

 

 

「釈然としねえが……作戦はお前に一任してるからな。わかったぜ」

 

「助かるよ。こっちだ」

 

 

 階段を上り、解体室に続く扉がある上の通路を歩きながら観察する。折れていた首がゴキャンと音を立てて戻って行き、立ち上がって両腕で床を突くゴリラの様な体勢でこちらを見上げるアサルト・モールデッド。ヤバいと思ったその瞬間、両腕で床を勢いよく突いてその反動で跳躍、突っ込んできた。

 

 

「うおおおおおっ!?」

 

「あぶねえ!」

 

『ジョーがいなかったら死んでた(コンティニューだった)ね』

 

 

 奴の体当たりが目の前まで迫り、避けきれないというところでジョーが俺の腕を掴んで引っ張ることで回避。アサルト・モールデッドは解体室の瓦礫に突っ込む羽目となるも瓦礫を吹き飛ばして咆哮を上げると両腕のブレードを振り回して歩み寄ってきた。

 

 

「ギアアアアアアアッ!」

 

「おいイーサン、鍵開けてこい!ここは俺が引き受けてやるよ!」

 

『何で突撃できるの…?』

 

 

 そう言って鞄から取り出したガラクタと木材で槍を作り出し投擲して顔にブチ当て怯ませたジョーが突撃する。槍を引き抜き、再び刺そうとしたところを蹴り飛ばされ、転落防止の柵に叩きつけられたところにブレードが降り下ろされ、ジョーは真剣白刃取り。大きく膨らんでいるお腹を蹴り付け、ブレードを横にずらしてリバーブローを叩き込みアサルト・モールデッドを解体室に逆戻りにした。

 

 

『イーサン、見ている場合じゃないよ退路を確保しないと……!?』

 

「そうしたいところなんだがな。マジかよ」

 

 

 死体保管庫の奥にあるヘビの扉に向かおうとしたが、ワラワラと湧き出たモールデッド三体に阻まれる。前門のモールデッド三体、後門のアサルト・モールデッドか。くそったれ。

 

 

「ギアアアアッ!」

 

「まだまだくたばんないよなあ!」

 

 

 アサルト・モールデッドのブレードが連続で振り下ろされるのを拳で刃の腹を殴ることでずらし、反撃の拳を胴体に叩き込んでいくジョー。口から放射された灼熱の濁流もショットガンを盾に受け止めてる。いやなんで受け止めてるんだよ。

 

 

「くっ!」

 

 

 ハンドガンを乱射。モールデッド一体を足止めするがその間に両サイドからモールデッドが迫り、咄嗟に頭部を撃って怯んだところを纏めて蹴り飛ばす。それでも突進してきた奴にバーナーを取り出し火炎放射を叩き込み、怯んだところにハンドガンを口に突っ込み引き金を引き、脳幹をぶち抜いて頭部を破壊した。バーナーじゃ力不足か。

 

 

「バーナー、蟲相手にしか役に立たないようだな!」

 

『悪いこと言わないから持っておいた方がいいよ本当に』

 

「なんでだ?」

 

『ルーカスの性格が悪いままなら絶対必要だから』

 

「?」

 

 

 なんでルーカスの馬鹿の性格が悪いならバーナーを使う必要が出てくるんだ?まあいい、とりあえずこれでヘビの鍵を開けれた。

 

 

「ジョー!鍵が開いたぞ……!?」

 

「うおおおおおっ!?」

 

『わーい、遊園地みたーい(棒読み)』

 

 

 鍵を開けて戻ってみれば、ジョーがブレードにしがみついてアサルト・モールデッドに振り回されていた。エヴリンは遠い目してるし、どういう状況だよ!?

 

 

「ギアアアアッ!?」

 

「あぶねえ、イーサン!?」

 

「おわあああっ!?」

 

 

 アサルト・モールデッドが目障りだと言わんばかりにブンッと勢いよくブレードを振り回し、しがみ付くのも限界が来たのかジョーが投げ飛ばされてきて俺に激突、もみくちゃになりながら階段を転がり落ちて行く。その先にはちょうどヘビの扉があった。

 

 

「な、なんとかヘビの扉に来れたぞ…」

 

「いてて……結果オーライって奴だな」

 

『言ってる暇があったら早く逃げようよ!?』

 

 

 エヴリンに急かされてヘビの扉に入ると、以前蠍の鍵があった厨房らしき場所に来れた。ここに繋がってたのか。ということは地下の出口まですぐそこだ。

 

 

「おいイーサン」

 

「なんだジョー。今は急がないと」

 

「勘だがな。アイツは何処までも追ってくるぞ。ここで倒さねえと邪魔でしかねえ」

 

「それは正直同感だが地下から出てこれないと祈るしかないぞ。それにどうする?奴を倒す方法なんて……」

 

 

 言ってると、ドゴンドゴンと音を立てて壁をぶち破って奴が現れる。二つの顔を見渡し俺達を見つけたその顔が喜悦に歪む。

 

 

「…なるほど、逃げられないな」

 

「だろ?」

 

『私コンティニューの準備するね』

 

「「諦めるな馬鹿」」

 

 

 ジョーと共に構える。覚悟を決めるしかないか。




圧倒的攻撃力、圧倒的素早さ、圧倒的防御力、三拍子そろった怪物アサルト・モールデッド。まさかの次回に続く。打倒する術はあるのか。

次回も楽しみにしていただけると嬉しいです。よければ評価や感想、誤字報告などもいただけたら。感想をいただければいただけるほど執筆速度が上がります。

ルーカスとは……

  • 原作と異なりイーサンが決着をつける
  • 原作通りクリスが決着をつける
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。