廻戦 影法師   作:赤猫project

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・考察・推察は大歓迎です。感想欄にてお好きなように考察していただいて構いません。ただし喧嘩等が起こらないようご注意ください。


報告書 (呪術廻戦サイド)
特級呪霊【仮呼称・主(master)】に関する記録・報告書①


呪霊【仮呼称・主(master)】の報告書

呪霊の階級 【特級または特級以上】※現在階級に関する再審査を要求中

 

 

 

"特級呪霊【主(master)】"は現在、特級術師数名に監視させています。他階級の術師には"特級呪霊【主(master)】"が人間に危害を加えない限り"特級呪霊【主(master)】"への攻撃を一切しないよう徹底的な指導をしてください。

 

 

繰り返します、特級呪霊が人間に危害を加えない限り絶対に攻撃をしないでください。

 

 

〈発見経緯〉

"特級呪霊【主(master)】"は神奈川県の■■■■市■■区■■■に存在する廃棄された寺にて別任務に当たっていた呪術高専の学生数名によって発見、確認されました。

外見は小学生程の身長・黒いローブのような外装をしており、対象の体には黒い靄が絶えず出ています。対象の素顔は黒い薄布のような物で隠されておりはっきり確認できておりませんが、橙色に似た髪色の少女と思われます。

 

 

 

 

 

 

〈特級呪霊【仮呼称・主(master)】に関する調査報告1〉

"特級呪霊【主(master)】"は所有物として黒い小さなジュラルミンケースに似た物を所持しており、ジュラルミンケースには謎のマークが施されているのが確認されております。

ジュラルミンケースの奪取は対象が強く否定的な為固く禁じられておりますが、"特級呪霊【主(master)】"が友好的に接している者に対しては少し調査する事ができます。

調査の結果、ジュラルミンケースは「戦闘時以外は使わない」、「"特級呪霊【主(master)】"以外は扱えない」、「"特級呪霊【主(master)】"以外ケースを開けられない」この三点の情報の取得に成功しました。現在も調査中です

また、ジュラルミンケースに施されたマークに関しては現在調査中ですが今の所有益な情報はでてきておりません。

 

 

"特級呪霊【主(master)】"は会話をすることができます。ですがそのしゃべり方は途切れ途切れでたどたどしい物です。基本的に人間に対して友好的な反応を示し、呪霊に対して敵対的な行動をすることがあります。現在対象は呪術高専の学生、特に一年虎杖悠仁(いたどりゆうじ)釘崎野薔薇(くぎさきのばら)に対し非常に友好的です。

ただし"特級呪霊【主(master)】"を攻撃しようとする人間がいた場合"特級呪霊【主(master)】"は自己防衛の為、術式を人間に使用します。術式は強力な為、1級の術師では到底手に負えない程と追記します。

 

 

 

 

 

〈特級呪霊【仮呼称・主(master)】に関する調査報告2〉

虎杖悠仁(いたどりゆうじ)内部に存在する"特級呪霊両面宿儺(りょうめんすくな)"が"特級呪霊【主(master)】"に対し気になる反応をしました。近くにいた1年伏黒恵(ふしぐろめぐみ)の起点により会話を記録する事に成功。下のログは録音した音声を映した物になります

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

[記録開始]

両面宿儺:ほぉ、貴様中々面白い体をしているな

 

虎杖悠仁:あっお前、また勝手に出てきやがって!

 

両面宿儺:長年この世を見て来たが、貴様のような異質な存在は初めて見た。

 

【主(master)】:……だ れ?(首を傾げる)

 

両面宿儺:それほどの呪いをため込んでいるとはな、呪力として扱ってはないが、その身に宿した呪いを呪力に変えれば俺の全盛期を軽く超える量とは面白い

 

伏黒恵:なっ⁉

 

虎杖悠仁:嘘だろ、昔のお前と同等⁉

 

釘崎野薔薇:嘘でしょ…

 

【主(master)】:……じゅ りょく?

 

両面宿儺:貴様。それほどの呪いを持ちながら、呪霊のくせに呪力を知らないとは言うまいな

 

(【主(master)】は首を傾げている)

 

両面宿儺:……貴様どのようにこれ程の呪いを集めた?これ程の呪い、さぞ人間共を殺したんだろうなァ(両面宿儺は笑いながら話す)

 

【主(master)】:あ なた  は

 

両面宿儺:あん?

 

【主(master)】:あな た は かみを ころしたこと ある?

 

両面宿儺:……クッハッハハァ!! 成程、貴様"神すら恐れる業"を背負ったな!!これは愉快、愉快極まりない!!これ程の呪いを"人間の時に背負った"とは!クク面白い、面白いぞ貴様!

 

伏黒恵:宿儺が笑ってる…。

 

虎杖悠仁:お前……笑う事あるんだな。

 

両面宿儺:これ程愉快な事があるか、これは"楽しみ"がもう一つ増えた。

 

(両面宿儺の声が遠ざかる、おそらく引っ込んだ模様)

 

虎杖悠仁:お前昔何があったんだ?

 

【主(master)】:いわない……

 

虎杖悠仁:そっか……。

[記録終了]

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

この会話を機に【主(master)】の階級を特級に制定、現在対処法を検討中

両面宿儺、【主(master)】が口にした言葉『神を殺したことがある』、『神すら恐れる業』、『人間の時に背負った』この三点の言葉についての調査を虎杖悠仁含む呪術高専の学生および担任である特級術師、五条悟に一任するよう指令が出ました。

 

 

 

 

〈特級呪霊【仮呼称・主(master)】の術式に関する調査報告〉

"特級呪霊【主(master)】"が扱う術式は式神使いに似た能力と判明しました。

"特級呪霊【主(master)】"は武装のみの召喚、式神本体の召喚の二種類を使い分けます。式神本体が持つ武具は"武装のみの召喚された時の武具"と酷似した物だった為、武装のみの召喚は"式神が扱う武具しか召喚できない"可能性があります。

 

"特級呪霊【主(master)】"が術式を扱う際、所持しているジュラルミンケースが開き、中から札のような物を取り出し発動します。

式神の特徴として、人型の物が多く召喚されていますが、極稀に異形とも言える式神が召喚する時もあります。さらに式神との意思疎通が可能、会話にも応じます。

現在"特級呪霊【仮呼称・主(master)】"が呼び出した式神の分類分けで13、式神の数は約100を優に超えており、どの式神も1級、特級ほどの実力を持っており、まだ強力な式神が存在する可能性があります。

 

"特級呪霊【主(master)】"が式神を召喚した際、式神の事を「特定の名称」で呼ぶ事が確認されています。

現在確認された名称に関しては下記の通りです。

 

[名称リスト]

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

《セイバー(剣士)》現在確認された式神の数 40体

 

・刀や剣を主に扱う式神を呼ぶ名称、その名の通りの分類と思われる。

・姿は和風の服装をした式神や、鎧姿の洋風の騎士の式神など幅広い姿が確認されている。

 

 

《アーチャー(弓兵?)》現在確認された式神の数 38体

 

・弓や銃といった遠距離攻撃に長けた式神を呼ぶ際に呼ばれていた名称と思われる。

・だが《セイバー》と呼ばれる式神と比べて《アーチャー》と呼ばれた式神が扱う武器は多種多様。

・剣や銃、棺?に車輪?など様々な武器を扱う者が呼ばれていた為要検証。

※一体、近代の服装に類似した姿の式神を確認。現在類似した人間が居るか調査中

 

 

《ランサー(槍兵)》現在確認された式神の数 39体

 

・槍を扱う式神を呼ぶ際に呼ばれていた名称。

・《セイバー》と同じく槍を基本とした戦い方を用いる式神で、現在呼ばれた式神の全ては槍を扱っていたが《アーチャー》と同じく槍以外を使う式神が現れる可能性は有り。

 

 

《ライダー(騎兵)》現在確認された式神の総数 34体

 

・大型船や馬、中世の戦車など乗り物を呼び出す式神の名称。

・式神が新たに道具を呼びだすという珍しい式神、騎兵の名を持ちながら肉弾戦も得意とする者が多い。

・現在確認された《ライダー》と呼ばれる式神の中に、異形の姿の式神を2体確認。

 

 

《キャスター(魔術師)》現在確認された式神の総数 41体

 

・術式を基本戦闘を得意とする式神の名称。

・呼ばれた式神毎に扱う術式が違うらしく、中には反転術式による治癒を得意とする個体が居るとの情報あり。

・"特級呪霊【主(master)】"の証言によると「式神が扱う力は呪力では無く魔法」と言うが意味は不明、現在「魔法」に関して調査中。

 

 

《アサシン(暗殺者)》現在確認された式神の総数 36体

 

・暗殺や闇討ち、潜入などに長けた式神の名称。

・他の分類に比べ黒を基調とした式神が多くみられる。情報が少なく現在調査中

※一体、近代の服装に類似した姿の式神を確認。現在類似した人間が居るか調査中

 

《バーサーカー(狂戦士)》現在確認された式神の総数 34体 ※要警戒

 

・暴れるように戦う様子が多く確認されている式神の名称。

・式神のほとんどが人語を話せず獣に似た咆哮を口にする

・話せる個体も存在するが、その殆どが大きく性格が破綻、狂気にも似た思考を持つ者が多い。

 

 

《ルーラー(統治者?,支配者?)》現在確認された式神の総数 10体

 

・分類詳細不明。

聖人とも捉えられる言動や行動が多く、他の式神と比べて人心の心を案じている傾向が見られた。

 

 

《アヴェンジャー(復讐者?)》現在確認された式神の総数 10体

 

・式神の中で最も呪霊に近い力を持つ式神の名称。

・《アヴェンジャー》の扱う技にはどれも怒りや憎しみといった憎悪を強く感じる物が多い。

・理由は不明だが《ルーラー》の式神に対して苛立ちをあらわにする瞬間を多く確認した。要注意対象

 

 

《ムーンキャンサー(直訳:月の癌細胞?)》現在確認された式神の総数 4体

 

・分類詳細不明、一体の式神の証言によると月に大きな関係があると思われる。

 

 

《アルターエゴ(別人格? 他我?)》現在確認された式神の総数 9体

 

・分類詳細不明。

・《ムーンキャンサー》の分類で呼ばれる式神の1体に似た素顔の《アルターエゴ》の式神を3体確認。関係性は不明。

 

 

《フォーリナー(直訳:外から来た者?)》現在確認された式神の総数 8体 ※要警戒

 

・分類詳細不明。

・"特級呪霊【主(master)】"によると「外から来た神」に魅入られた者達を表すらしい。詳細は"特級呪霊【主(master)】"にもわからないとの事、現在調査中。

 

 

《シールダー(直訳:盾を持つ者?)》現在確認された式神の総数 1体

 

・盾を主体とした戦闘を行う式神、唯一1体しか確認されていません。

・"特級呪霊【主(master)】"によく信頼されており、時折《シールダー》は"特級呪霊【主(master)】"を呼ぶ際何故か"先輩"と呼ぶことを確認しており現在関係性を調べています。

・"特級呪霊【主(master)】"と《シールダー》が会話をする際、《シールダー》は少し悲しそうな表情を見せるそうです。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

以上が式神の分類となります。

 

 

 

〈特級呪霊【仮呼称・主(master)】に関する調査報告3〉2018/■■/■■ 追記

 

"特級呪霊【主(master)】"と接触した重要参考人を一人招集し事情聴取を行いました。下記に記録します

 

【重要参考人:虎杖悠仁】

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

[記録開始]

ああ、なんとゆうか最初に会う前の事から話すんだけど……俺は別任務であの寺に行ってたんだよ、伏黒と釘崎と一緒にな。

相手は2級の呪霊数体で皆で対処したから任務自体は特に問題なく終わったんだよ。だけど寺の奥の本堂って言うのかな?その奥に伏黒が「妙な呪力を感じる」って言うから俺達見に行ったんだ。

そしたら本堂に掛け軸があったんだけど、その後ろが隠し扉みたいな物になっててよ。

ますます怪しいってことで新田さんに報告して、あと一応五条先生にも連絡した後隠し扉に向かったんだよ。あ、一応録画してたけど見る?

 

(虎杖悠仁はスマホを取り出し、記録映像を見せる)

※下記の文面から映像内の音声を記録した物となります

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

[映像再生]

(映像には下に続く階段があり、周囲は掘られたような土壁でできていた)

 

虎杖悠仁:だいぶ下続いてんなぁ

 

釘崎野薔薇:ねぇ、ほんとに降りんのここ?めんどくさいんだけどぉ

 

伏黒恵:文句言うな、事前に危険が無いか調べる必要があるんだからな

 

虎杖悠仁:よし、さっさと終わらせようぜ!

 

釘崎野薔薇:はいはい、にしてもアンタ、やけにテンション高いわね

 

虎杖悠仁:なんかゲームでよくある隠しダンジョン探索みたいで面白そうじゃん!

 

釘崎野薔薇:子供ねぇ

 

虎杖悠仁:んだとぉ!!

 

伏黒恵:さっさと行くぞ…

 

 

(数分間階段を下りる映像と、反響する靴の音が聞こえる)

 

 

虎杖悠仁:まだ続いてんなぁ、いまどれくらいだ?

 

伏黒恵:何階の記載があるわけでもないのにわかるか。だがわかる事はある、ここまで下に降りるとなると"相当隠したい物がある"ってことだろうな

 

釘崎野薔薇:ねぇ、昔呪物を隠してたって事は無いの?よくあるやつ

 

伏黒恵:その可能性も含めて調べるんだ。っと、そろそろ階段終わるぞ

 

 

(一分後、階段を下りきると大きな広間に到着 広間の中心には超巨大な鍾乳石が柱の様にできている)

 

 

虎杖悠仁:お、広いとこに出たな!

 

伏黒恵:また隠しが無いか調べさせてみよう、『鵺』

 

釘崎野薔薇:鵺が自由に飛べる広さみたいね、これ自然にできたのかしら?

 

伏黒恵:どうだろうな……ん?鵺が何かみつけたみたいだ、行くぞ

 

 

(数秒走る映像)

 

 

伏黒恵:これは、この鍾乳石、隠匿術式みたいだ、中に何かあるな。

 

釘崎野薔薇:このバカでかいのが⁉

 

伏黒恵:このバカでかいのがだ、今解除する……

 

 

(伏黒が術式を練ると、鍾乳石にヒビが入り砕け散る。 映像には鍾乳石の中には木製の机と本などの書物、床には西洋の魔法陣に似た模様が描かれていた)

 

 

虎杖悠仁:お、なんか出てきた!ってなんか実験所みたいな感じだな

 

伏黒恵:たしかに、この書類と本は複数の外国語で書かれているな。英語にフランス、中国に……これはラテン語か?

 

釘崎野薔薇:あんた、それ読めんの?

 

伏黒恵:いやまったく、だが英語の本の表紙だけは絵を見て何とか……「grail」……聖杯?

 

虎杖悠仁:聖杯ってなんだ?

 

釘崎野薔薇:そりゃああれよ、聖なる盃よ!

 

伏黒恵:・・・・・。聖杯はキリスト教の儀式かなんかで使われる杯で、たしか聖遺物とか言われていた物だったな

 

虎杖悠仁:キリスト教?でもここ寺だよな、むしろ仏教なのになんでそんな物が?

 

釘崎野薔薇:その理由は、こいつにあるんじゃない?

 

伏黒恵:これは……なんだ?まるで魔法陣みたいな

 

虎杖悠仁:術式ってこんな西洋風の物ってあったりするのか?

 

伏黒恵:いや……そんな術式を使う術師は聞いたことない

 

釘崎野薔薇:まさか……"本当に魔術を使おうとしてた"とか?

 

虎杖悠仁:まさか!魔術なんて空想の…って言えないか、術師や呪いなんて存在するんだからなぁ

 

伏黒恵:とりあえず、此処にある本や資料は回収しよう、妙な呪いの正体はこの術式の様だったしな

 

???:だ…れ?

 

 

(突如背後から声がし、振り返る3人。後ろには"特級呪霊【主(master)】"が佇んでいた)

 

釘崎野薔薇:え、子供?

 

伏黒恵:いやありえない、帳は下ろしていたはずだ…呪霊だろうな

 

虎杖悠仁:なぁ伏黒、この子から呪力の感じするか?

 

伏黒恵:かすかにだがな……黒い靄を纏う子供……あきらかに呪霊だと思うがさほど強いわけじゃ…

 

虎杖悠仁:お前も強いとは思えないんだな、じゃあ何でこいつ"俺たちに誰って言った"んだ?

 

伏黒恵:はぁ?それって……まさか特級とでも言いたいのか?

 

特級呪霊【主(master)】:ねぇ…だれ…な…の?

 

釘崎野薔薇:と、とりあえず話かけてみる?

 

伏黒恵:そうするか……俺達はここを探索しているんだ

 

特級呪霊【主(master)】:……そう なんだ

 

虎杖悠仁:なぁ、ここの書類とか魔法陣みたいなのって君の物?

 

(特級呪霊【主(master)】は横に首を振っている)

 

特級呪霊【主(master)】:きづいたら…ここに…いた…。

 

釘崎野薔薇:そうなのね

 

伏黒恵:会話が成立している、やっぱ特級か?にしては感じる呪力が少ないが

 

虎杖悠仁:呪力量を隠せるタイプ……とか?

 

伏黒恵:可能性としてはありそうだな

 

釘崎野薔薇:ねぇ貴方は……"敵意はある"?

 

特級呪霊【主(master)】:ない…けど?

 

伏黒恵:敵意がない?そんな呪霊聞いたこと無いが

 

 

(突然待機していた鵺が特級呪霊【主(master)】に襲い掛かろうとした)

 

 

虎杖悠仁:ちょ、伏黒!?

 

伏黒恵:違う!俺の意志じゃねぇ!!

 

特級呪霊【主(master)】:…限定…召喚…《アーチャー》…。

 

 

(特級呪霊【主(master)】の抱えていたトランクから、一枚の札が飛び出し弓に変わる。そして伏黒の式神に狙う)

 

 

虎杖悠仁:ちょ君何を!

 

特級呪霊【主(master)】:…■■■■■■(ノイズ交じりの声により解読不能)

 

 

(特級呪霊【主(master)】は何かを口にし弓を放つ。赤い一閃が鵺の体を貫き、鵺は墜落した)

 

 

伏黒恵:鵺を一撃で瀕死に…。

 

虎杖悠仁:今の弓…だよなぁ?でも弓にしては威力が……

 

釘崎野薔薇:普通矢を放つとき、土煙なんか出る…?

 

伏黒恵:これは…五条先生に聞かないとな……。

 

(特級呪霊【主(master)】は3人の方をみて首を傾げる。ここで映像は終わった)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

※ここから先は事情聴取の際の記録となります

 

とまぁこんな感じかな、明らか異質な空間に異質な書物、異質な陣に、異質な呪霊……あの場所はまさしく混沌といえる空間だったね。

その後は俺達が一緒に来てほしいと言ったら、何も言わず後ろを付いてきたって感じかな。いろんな呪霊を見てきたけど、なんていうのかな…この子だけは他の呪霊と違って"人に近い"って感じがしたんだよね…

 あ、鵺が暴走したのは"あの子の深意にある何かを感じたのかもしれない"って言ってたよ。あの後は鵺を呼んでも襲う事は無かったとも言ってた

 

[記録終了]

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

"特級呪霊【主(master)】の深意"この部分に触れるのは非常にリスクがある為、現在調査は容認されていません

最新話が追いずらい可能性を考慮し【カルデア 特異点C:《呪術■■■■ ■■■受胎■■》】記録ファイルの章区分を削除を検討しています。区分はそのままの方がいいかどうか、アンケート募集中です。(章区分を削除した場合、最新の報告書が必ず一番下になるようになります。そのままが良い場合、呪術サイド、FGOサイドで話を分け、それぞれの章の一番下が最新話になります)

  • そのまま(サイドごとに分けて欲しい)
  • 消して欲しい(一番下が最新話の方が良い)

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