廻戦 影法師   作:赤猫project

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・考察・推察は大歓迎です。感想欄にてお好きなように考察していただいて構いません。ただし喧嘩等が起こらないようご注意ください。


【カルデア 特異点C:《呪術■■■■ ■■■受胎■■》】記録ファイル (FGOサイド)
特異点 活動記録①


2018年■■月■■日 記録者・間桐 桜

 

 異変が起きたのは■■月■■日の昼頃、マスターはいつも通り英霊の皆様と体術の訓練をしていました。

メンバーはレオニダスさんにケイローンさんだったと思います。私はマシュさんと共にマスターさんの応援をしながら色々お話をしていました。12時を知らせる音色が聞こえ、マスター達は休憩を入れることになり、私はマシュさんと共にマスター達にお水やタオルなどを渡しに行きました。

もはや日課となりつつある名のあるサーヴァントとの稽古、そのおかげもあって、戦闘時の動き方等が大きく変わり、パルクールに似た動きもできるようになりました。それもあってか最近の訓練はよりビシバシと大変なものとなっていましたが…

 

その日の訓練後、私達と昼食をとろうという話になりまして一緒に向かう事にしました。その時、立ち上がろうとしたマスターがふらつき倒れそうになったのです。

最初は皆訓練の疲れのせいだろうと、思っていたのですが。マスターさんはどんどん顔色が悪くなっていき、ついには意識を失い倒れてしまいました。

マシュさんが必死に声をかけても一切返答はなく、私は急いで医務室のサーヴァントの皆さんを呼びに、ケイローンさんはスタッフの方々に報告という形で行動しました。

 

私は医務室に行くとナイチンゲールさん、アスクレピオスさんが居ましたのでマスターさんの容態を説明し、受け入れの準備をしてもらいました。

少しするとレオニダスさんとマシュさんがマスターさんを抱えて医務室に到着、すぐに診察の方が始まりました。

 

マスターさんの診察結果を待つ間、マシュさんはとても不安そうな顔をしていましたので、私は彼女をなだめることしかできませんでした。一方レオニダスさんは他の英霊の方、「溶岩遊泳部」(?)と呼ばれていたお三方に囲まれ怒鳴られていました。無理をさせ過ぎたのでは!とか、無茶な特訓を無理矢理させていたのでは?とかすごい剣幕で。さすがのレオニダスさんも対応しずらいご様子でした。後ほどケイローンさんが仲裁していので大丈夫だと思いますが

 

 

20分後、診察が終わったというアスクレピオスさんが診察室から出てきました。結論から言うとマスターさんは命に別状は無いとの事、その言葉を聞いて診察室に集まっていた英霊の皆さんは少し安心したお顔をしていました。

ですがアスクレピオスさんはこれは病や精神的疲労などのせいではなくマスターさんは"精神部分を何かに隔離された状態"だと言いました。どうゆう事かマシュさんが聞くと、マスターは以前からたまに"レム睡眠の様に眠りにつき、精神世界の特異点とも言える場所に行くととがあった"との話がありまして、今回はその重症版。睡眠ではなく意識を失った理由は、強引にその精神世界に引き込まれたからではないかと。

 

そんな話を聞かされた時、指令室から連絡が届きました。どうやらマスターさんの失神とほぼ同時刻に日本の関東周辺で特異点が"急に発生"したと。マスターさんがそこに居るのか確認はとれていないけど、絶対に無関係じゃない。ダヴィンチちゃんはそう言っていました。

マスターさんが居ない中誰がその特異点の調査をするのか、話してくれと頼まれ。会議をしようとしたところ。とあるサーヴァントが言いました。

 

「マスターとの繋がりが強くなっていくのを感じる、呼ばれてる気がする」と、そういったのは私の大先輩にあたる方、アンリマユさん。彼はそういうと私の方をみて「おまえさんも、繋がりが強くなった感じしないか?」と声をかけてきました。私はすぐさま目を瞑り、マスターとの繋がりを確認しました。

 

"強くなっている"、それもどんどん強くハッキリと。その事を伝えるとダヴィンチちゃんは「それが鍵になるかもしれない!至急二人で特異点に向かってくれ」と指示がありました。

 

私はマスターさんが居ない中でのレイシフトは初めて、少し不安がありました。ですがマシュさんや他の英霊の方達が私をみて「お願いします!」と言ってくれました。こんな悪に染まり、アヴェンジャーとして登録されてしまった私に…… 皆さんの思いをしっかり受け止め、私はアンリマユさんと共にコフィンに入りレイシフトを開始しました。必ず助け出すと決意を決めて

 

 

 

ここから先は、出発前にマシュさんから頂いた多機能通信機にて記録した映像を下記に添付しますのでご確認ください。

 

追記:これからの方針として活動記録の方は映像で取る事にし、現地調査記録の方は文面にて纏めることにしました。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

[映像記録再生]

桜:さて、レイシフトが完了したと思ったら、一面暗闇ですね。アンリマユさんは、青い模様が目立つので大丈夫そうですね

 

アンリマユ:え、俺っちを懐中電灯かなんかにしようとしてる?

 

桜:フフッ、冗談です。でも本当に周りは暗くて何も見えませんね

 

アンリマユ:だなぁ、ここが町なのか森なのかすらわからねぇ。なぁ嬢ちゃん、嬢ちゃんが操ってる触手みたいな影使って辺り捜索できねぇ?

 

桜:いいですけど…、それをして誰か現地人が影に触れたら、下手したら死人がでますよ?

 

アンリマユ:大丈夫、大丈夫。だって此処"人間の存在"感じないもん

 

桜:えっ?なんで人が居ないと分かるんですか?

 

アンリマユ:なんて言うかな…ひとの生気っつうの?それが全くないんだわ。むしろ感じるのは人間の悪意だね

 

桜:人間の悪意、ですか…

 

(突然周りの雰囲気が変わり、赤茶色の石で構成された洞窟のような景色に切り替わる)

 

アンリマユ:こりゃ、敵さんのおうちっぽいな!

 

(視線の奥からペタペタと裸足で歩いてくる何かが近づいてくる。複数の目を持ち、灰色の皮膚をもった人型のエネミーだった)

 

エネミー:キィイヒヒヒヒィ!!

 

アンリマユ:おうおうお前がここの主か?

 

桜:これは、対話は出来なさそうですね

 

エネミー:キィイイイイ!

 

(エネミーがオレンジ色のオーラのような物を手に纏い、弓を引き絞るような動作でオーラの塊を引っ張る)

 

桜:それを撃ち込むと?

 

(エネミーは笑いながらオーラの塊を撃ち込む)

 

桜:えいっ

 

(桜は足元から影の触手を一本出すとペシッと簡単にオーラの塊を弾く)

 

エネミー:イィイイ!?

 

アンリマユ:なんだ?あっさり弾いちまったがもしかしてあいつ弱い?

 

桜:どうでしょう、エネルギーの弾に触れた時呪詛のような物を少し感じましたが

 

アンリマユ:こいつは呪いをオーラとして出せて、それを具現化して撃ち込んだと?

 

桜:おそらくそうでしょうね

 

エネミー:ギィイイイアアアァアアアア‼‼

 

(エネミーは自分を無視されて腹を立てたのか、オーラを拳にまとってアンリマユに殴りかかる)

 

アンリマユ:おっと!

 

(アンリマユはエネミーの攻撃を簡単に躱すと、奇形の短剣を取り出す)

 

アンリマユ:…ほぉ、お前面白いねぇ。存在そのものが"呪詛で形成"されてるのか

 

エネミー:ギィイイ!!

 

アンリマユ:騒ぐな騒ぐな、言っとくがお前は俺っちに勝てねぇぜ?"この世全ての悪(アンリマユ)"である俺に"只の呪い風情"が勝てるわけねぇサァ!!

 

(アンリマユはエネミーの攻撃を奇形の短剣で数回切り付けると、エネミーから炎が現れ消え去った)

 

アンリマユ:いやぁ勝てた勝てた!まさか俺が勝てる奴が"人間"以外にも見つかるとはなァアッハッハァ!!

 

桜:楽しそうですねぇ、毎回思いますけどそんな弱さで本当に私の先輩だったんですか?

 

アンリマユ:おうさ、ってもお前さんの体に籠ってた"この世全ての悪(アンリマユ)"は"アンリマユ()"じゃねぇけどな

 

桜:そうなんですか…と、あの敵さん倒したら周りの風景が変わってきましたよ?

 

アンリマユ:こりゃあ俺達はさっきまでアイツの固有結界に似た何かに居たっぽいなぁ、ここはぁ……森か?

 

桜:みたいですね……あちらの山の方にはお寺らしき物も見えますので、しっかりここは日本なのは確認できました

 

アンリマユ:あそうだ、戦闘してて忘れてたがカルデアに通信は?

 

桜:……ダメみたいですね、通信以外の機能は変わらず使えますが。というかいつの間にか自動的に映像記録とってますね

 

アンリマユ:たしかダヴィンチが言うには、『周囲の魔力を少しずつ収集して稼働する装置だから、ほぼ半永久的に使える物』って話よな。

 

桜:そうですね…それで魔力で気づきましたが、ここ魔力の質と量が明らかに違います。

 

アンリマユ:すげぇ質のいい魔力がただよってるよな此処、それと"呪いの感覚が強い"のも異常だ…。

 

桜:この呪いの量、現実ではありえません。もしかしてこの"呪い"の多さが私達を引き付けた理由?

 

アンリマユ:だろうなぁ、呪いの塊である俺と呪いの塊をその身に宿した嬢ちゃん。一番莫大な呪いをその身に宿した者同士、この世界は相性がいいんだろうなぁ

 

桜:……私は好きでこんな体になったわけでは無いです。

 

アンリマユ:っとそうだった、悪い悪い……。で、この先はどう動く?

 

桜:とりあえず、先ほど見えたお寺に向かいましょう。この辺りが何処なのかわかるかもしれません

 

アンリマユ:了解ー♪じゃ前よろしく!

 

桜:……貴方が前に出たらどうです?この世界と相性いいんですから

 

アンリマユ:相性は確かにいいが、それでも俺は"史上最弱の英霊"だからな

 

桜:はぁ…そうですか

 

 

(会話の後数分間森を歩む映像の為割愛――重要になりそうな映像記録はありませんでした)

 

 

(寺に続いているであろう階段を発見。現在登っている最中、会話は無いため省略―― 4分後、階段最上到着。)

 

アンリマユ:さて、階段上って本殿登場!ってすごいボロボロだなぁ

 

桜:ですね、大分昔に廃棄されたようですね…っ!今感じましたか?

 

アンリマユ:……あぁ一瞬だが感じた、マスターの繋がりの感覚。こりゃあここでビンゴだな

 

桜:本殿らしき建物から感じました…行きましょう

 

 

(本殿に入る二人、中はボロボロに朽ちている柱や畳が見える。本殿の奥に進むと周囲と比べて変に綺麗に残っているエリアが現れる)

 

 

アンリマユ:おーい嬢ちゃん、こっち来いよぉ!

 

桜:これは……あきらかにここだけ風化が進んでないですね

 

アンリマユ:滝が描かれた掛け軸みたいだが、"魔力の方"は感じねぇな

 

桜:ですね、魔力の方は…でも

 

二人:呪いの方は強く感じる

 

アンリマユ:この掛け軸の辺りから呪いが濃いが、掛け軸自体が呪われてるのか?

 

桜:いいえ、多分その後ろに…

 

 

(桜が掛け軸をめくり後ろの木の壁を押すと、壁が動き地下へと続く階段が現れた)

 

桜:これですね、呪いの感じも強く感じますが

 

アンリマユ:"マスターのつながりも強く感じる"だろ?んじゃさっさとおりてマスターと合流しようぜ

 

桜:えぇ行きましょう……待っててくださいね、先輩(マスター)

 

(二人は階段を下り始める――)

 

[映像停止……長時間映像の為、分割した続きはリストからご確認ください]

 

[映像終了]

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最新話が追いずらい可能性を考慮し【カルデア 特異点C:《呪術■■■■ ■■■受胎■■》】記録ファイルの章区分を削除を検討しています。区分はそのままの方がいいかどうか、アンケート募集中です。(章区分を削除した場合、最新の報告書が必ず一番下になるようになります。そのままが良い場合、呪術サイド、FGOサイドで話を分け、それぞれの章の一番下が最新話になります)

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