ワールドトリガー -お兄ちゃん頑張ります!-   作:カボス太郎

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少しセリフを多めにしてみました。
戦闘って書くのむずい。
短いですが、よろしくお願いします。


嵐の前の日常

- ボーダー本部 食堂 -

 

三門第三中学校での騒動から数日後。

 

仄は特別防衛任務から外れ、日常に戻っていた。

修がイレギュラーゲート事件を解決し、クビを免れるだけでなく、B級隊員へと昇格したのだ。

昼夜をとして行われた大駆除作戦の功労者が修と聞いた時は、驚きはしたが同時にクビを免れたと聞いて安心した。

あんなに人を助けることに迷いのない男がクビになるなんて、もったいないと思ったのだ。

 

「仄先輩」

 

それに、たしか妹の藍と同学年のはずだ、藍は性格がきついが友達が多くなれば改善されるはずだ、まぁ友達が必要なのは自分も同じなんだが。

 

「仄先輩ってば」

 

あわよくば、仲のいい先輩後輩になりたいなんて、これっぽっちも考えませんよ、はい。

 

「おい!このシスコン!」

「あ?」

 

考え事をして気付かなかったが、どうやら声をかけられていたみたいだ。

 

「ひえ!こわ!・・・・呼んでるのに、返事してくれないからですよ?仄先輩」

 

声をかけてきたのは、いつの間にか隣に座った緑川だった。

 

「なんだ、緑川か」

「なんだって失礼だなぁ、一応俺、藍ちゃんと同じA級だよ?」

 

A級4位草壁隊の緑川駿、あだ名は迅バカ、迅さんって人に憧れているらしい。

迅さんって人には、会ったことないけど。

 

「って誰がシスコンだよ」

「え?仄先輩ほどのシスコン、俺知らないよ?」

 

どうやらこのA級おこちゃまには、お灸を据える必要があるみたいだ。

 

「そんなことより、仄先輩今暇でしょ?10本勝負しようよ!」

「はい、はい、声をかけてきたってことは、そういうことだろうと思ったよ」

 

なんやかんや言いつつ、こんな感じで絡んでくれる隊員は貴重だ。

2人は、ランク戦をするために、移動した。

 

 

- ボーダー本部 フリーランク戦 仮想戦闘空間 -

 

「そういえば、草壁さんたちまだしばらく帰って来ないんだってな、寂しくないか?」

「戦いながら、世間話しないでよ、その余裕崩すからね!」

 

現在 6 - 3 で仄がリードしており、この試合を落としても勝ち越せるので少し

余裕があった。

互いにスコーピオンで切り結ぶ。

緑川はグラスホッパーで、動きに緩急をつけるが、仄の両手のスコーピオンで全て防がれる。

それならと、大量のグラスホッパーをばらまき、乱反射(ピンボール)を発動する緑川。

グラスホッパーがばらまかれるのが見えた仄は、サブのスコーピオンをしまい、トリオンキューブを出現させる。

 

アステロイド!

 

弾速が遅くならない程度に分割し、光の弾丸を発射する。

標的は緑川ではなく、緑川がばらまいたグラスホッパー。

グラスホッパーは、トリオンの弾丸を当てると相殺されて弾丸もグラスホッパーも消滅するという性質がある。

全体の半分程になったグラスホッパー、当然緑川の動きは、だんだん制限されて行き。

仄のスコーピオンが緑川を捉えた。

ブシュッ!と緑川の体からトリオンが噴出し、ベイルアウトした。

 

「あぁあ、7-3かぁまだまだ勝ち越せそうにないなぁ、それじゃあ仄先輩ランク戦してくれてありがとう!またね!」

 

そういうと、風のように去っていった緑川。

 

僕も帰るか、そうつぶやくと仄も家路につくのであった。

 

 

遠征部隊の帰還まで残り 1日。

 

 

-ツヅク-

 

 




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