コックピットside
俺はランドスピーダで第4アリーナのPG用ゲートから進入してアリーナ内の壁越しに移動してランドスピーダを停止させて両ゲートが見られる位置で停止して右手にSSGを持ちポンプアクションをして弾は装填した。
「はぁ・・・はぁ・・・あいつら俺を拉致しようとした。俺がエイタ・ゴトウの息子だからか?それとも只の偶然か?どっちにしても俺が狙われたことに変わりなしか。」
ランドスピーダを停止させて少々思考した。
ハンドガンにショットガンだと中遠距離砲撃には不向きだし、近接戦闘するにしてもそれだけの間合いを詰めるとなると相手の武装次第だけど中破覚悟で一太刀浴びせてあっちを戦闘不能にする以外俺の生き残る道はない。警備部がこっちに気づいてくれて助けてくれれば儲けものだ。だけど、すぐに教員や生徒会警備部の精鋭が気づいて駆けつけてくれるとは思えない。それまでは時間を稼がないと抗いつつ逃げ回るしか無いな。
周辺を警戒していると敵襲を告げるアラームがやかましく響いた。
第4アリーナ西側ゲートからFOX TAILのカスタム機とRAIGEKIのカスタム機がそれぞれアリーナに進入してきた。それと同時に俺の使っている通信チャンネルに合わせてあいつらが通信をしてきた。
ベイク:『おい、サイサリス。マサキ・ゴトウって整備科じゃなかったのか?なんであいつRAIUNの改型乗ってSSGやAPS装備しているのさ?それにあのPGはさっきお前が唾付けたRAIUN KAIGATAだろ?』
サイサリス:『おれも最初はそう思ったけど、隊長と俺達が整備科をチェックしていた時に偶然隣に座ったから発見できた。だから隊長は偽情報に乗ったふりしてこいつの勧誘(誘拐)の方向に切り替えた。だけど、勧誘は失敗したから実力行使だとさ。でもまぁよかった。マサキ・ゴトウとさっきのPGパイロットを同時に確保できるからな。』
ベイク:『いえているぜ。俺達は命令通りマサキ・ゴトウを確保すれば良いだけだ!!』
言い終わるとFOX TAILはサブラックに収めてあるトリガーレスタイプの実弾砲を構えて撃ってきた。
咄嗟に左に避けたらそれはネット砲弾だった。どうやら俺をPGごと捕まえるらしいがそうはいかない、ランドスピーダでFOX TAILに近づきSSGの散弾をばらまいた。距離が少し離れていたので散弾でタコ殴りはできなかったが多少のダメージは与えた。
「冗談じゃないぜ!そんなのに捕まるかよ。」
ベイク:『損傷はやや軽め、作戦行動に支障なし。やれやれおとなしく捕まっていればこれ以上痛い目見ないで済んだのに。』
サイサリス:『イヤーハー!!そらそらぁ食らいやがれぇぇ』
RAIGRKIのカスタム機はこちらもトリガーレスタイプのチェインガンとHBZを交互に撃ってきた。
ベイク:『マサキ・ゴトウ、俺は忠告したぞ。(おとなしく捕まっていればこれ以上痛い目見ないで済んだのに)ってな。こいつは重火力系のPGに乗ると性格が豹変するからな。俺だってもう止められないんだな。』
こっちもSSGを乱発しつつ回避行動しているから相手に近づけないのは当然である。PGの戦闘に関してこっちは完全に素人。あっちはその手の訓練を積んだプロ、とは言いがたいが実力はあっちが上バズーカ弾はうまく回避できるがチェインガンは弾速が速く連続で同じ箇所にダメージを貰わないように避けるがギリギリだ。
「こんなネット弾切り裂いてやる。」
一度SSGをサブラックに収めて出雲を取り出し、意気揚々と向かってきたネット砲弾を出雲で切り裂きHBZやチェインガンを巧みにかわしつつネット砲弾を切り裂き、敵の砲弾をかいくぐるためランドスピーダを使い駆けながらのダッシュ&スラッシュを続けるにも限界がある。くそ、APSの間合いに入れない!!
ベイク:『この子、パイロットとしてのセンスも荒削りながら充分素質あるわ。分隊長が気に入る訳ね、こういうの嫌いじゃ無いわ。』
サイサリス:『おいおい、ベイク素が出ているぞ。少しは自重しろ!できねーならお前もこのガキ同様に蜂の巣だ。』
ベイク:『おっといけね。任務中カマ言葉は分隊長から止められていた。蜂の巣は勘弁で。』
なんなんだ、こいつら?俺を拉致に来ている割にはずいぶんフランクじゃねーかよ。こんなヤツラに捕まったら末代までの恥は言い過ぎだが、今後の人生において最大の汚点になる。なろー!あいつらのPGを四肢切断してでも逃げ切ってやる!!
さて、どうするここに逃げ込んでもう10分以上経過している。ダメージだけなら全体の装甲にかすり傷があり、両肩のショルダーアーマーは中破。やはり銃器だけで戦闘するには限界があるし、APS出雲でネット弾は切断できるがこいつらは近接戦闘の間合いを取らしてくれないから俺の有利な間合いが作れない。
「ウェポンズチェック。・・・・やばいな、ショットガンの銃弾カートリッジがあと1セットしかない。HQGの銃弾は65発。余裕はあるけどあいつら、HQG有効射程にはギリギリ間合いを外していやがる。俺の腕じゃ銃はきっちり有効射程範囲内で無いと当たらないからな。」
俺の今の腕だと、10発入りカートリッジ3セットにSSGに装填されていた弾8発と合わせてショットガン38発HQG装填済みの10発と10発入りのマガジン9コ、計100発ではPG単機なら対応できたが複数対応となると最低でも倍はいる。
それにさっきからRAIGEKIのカスタム機はやたらと弾幕を放って弾切れ狙いで近づいて両手とトリガーレスウエポンをAPSで切断すれば形成は逆転するが、FOX TAILのカスタム機は不定期にネット弾しか撃ってこないがそれ以外の武装も確認しているから油断できない。
特にあいつの左腕にリングカッターと射出台がセットになっている見たことのない武装があるし、その武装を使ってきてないから余計に不気味だ。
ん?RAIGEKIのカスタム機様子がおかしいと思いサーモヴィジョンで見るとチェインガンの砲身熱量が以上数値を示していたと同時に奴のHBZも弾切れだ。
サイサリス:『うをっ!!しまった』
好機。これならいけると思いSSGをサブラックにしまいAPSとHQGに持ち替えてハンドガンでFOX TAILカスタムを牽制しつつRAIGEKIのカスタム機両腕とトリガーレスウエポンを両断した。
これで逃げられると思ったら警告音が聞こえて咄嗟に右に避けたら、HQGを持っていた左腕の肘から下が綺麗に切断していた。
FOX TAILの方を見るとさっきの左腕にあったリングカッターが無かった。
「なにしやがったあのFOX TAIL?」
ベイク:『残念だったな。お前さんこれは近接戦闘武装だと思ったか?こいつは有線式のヨーヨーシューターだ。俺を警戒しつつハンドガンで牽制して近づけないようにしたのは良いセンスだが、サイサリスのPGは最初から囮よ。』
サイサリス:『そういうことだ、俺がトリガーハッピーのふりして乱発してれば近接戦闘が得意なお前さんなら弾切れやオーバーヒートの隙を逃さないと思ったからさ。』
RAIGRKIのカスタム機はサブラックの武装をパージして立ち上がった。
サイサリス:『しっかし、綺麗に両腕とサブラック武装が切り落とされているな。そこは天晴れだぜ。』
くそっ、一杯食わされた。こいつがトリガーハッピーだったのは俺を欺くための演技で俺はまんまと引っ掛かったってわけか。言葉に出さずに悪態をついた。
だが、まだだ。たかがハンドガンの持っていた肘から下切り落とされても出雲があれば何とか出来る。ハンドガンは拾えばまだ使えるがSSGは無理だ、あれはどっちかの腕でポンプアクションして装弾しないと撃てないから。
俺はSSGと残っていたショットガンマガジンをパージしてFOX TAILに斬りかかろうとしたら奴のヨーヨーシューターからリングカッターが射出されたあとに更に右腕にも同じ物を新たに装備してまるでリングカッターがまるでトリックを決めるように前後左右不規則に動いている。
これをかいくぐるには一度ハンドガンを拾い直してあのヨーヨーをたたき落としてそれからあの野郎の両腕を切断するしか無い。ランドスピーダを使わずにじりじりと斬られた左腕に近づこうとしたらFOX TAILが右側面に回り込み警告音なりヨーヨーがKAIGATAの右ランドスピーダを足の甲ごと貫き切り裂いた。
「しまった!!」
ベイク:『おっと、飛び道具は使わせねーぜ。まずは機動力を削ぐ。』
ベイクのリングカッターが俺のランドスピーダを斬った後、切り落とした左腕のハンドガンを真っ二つに裂いた。くっそ!!完全に詰んだ。
だとすると半壊覚悟で奴の腕を切り裂くしかないが、ここは素直に逃げるのが好手か悪手か判らないがどうする・・・
ベイク:『さてと、これ以上抵抗しないようにするか。』
そう聞こえると奴は俺のKAIGATA周辺を回り奴のリングカッターがKAIGATAの右腕、左膝関節、右太もも、頭部等とこちらが反撃出来ないスピードであちらこちらが切り裂かれ、FOX TAILのヨーヨーラッシュが終了し奴のFOX TAILは少し遠のいた。警告アラームが鳴りっぱなしで最早KAIGATAは立つことすらでき無い状態になり横倒れになってしまった。
「ダメージチェック・・・・右腕部手首切断により武器使用不能、左腕部切断大破、脚部外装と膝シリンダー損傷により歩行不能、頭部粉砕大破、ここまでか。」
脱出装置を使えば逃げられるが自力で走ってもPGの速度に追いつかれる。どうする?このままヤツラに投降するか?無駄なあがきと知りながらも抗うか?だけど抗うにもこのRAIUNには元々軍用設計RAIGEKIとは異なり鎖骨部分に小型追尾連射式回転銃が標準装備されて居ないからもう俺の機体に武装は無い。
ベイク:『さてさて、俺達の目的はお前自身だからコックピットには手は出さないけどここまでやっておいてアレだけど、これ以上抵抗しないと俺達は嬉しいぜ。』
辛うじて上半身にあるサブカメラのおかげで外の状況は判るがFOX TAILとRAIGEKI俺の様子が知りたく俺の機体に近づいて来た。
その時、FOX TAILの右肩に閃光が貫いた。俺は見たアリーナの屋根にフライトユニットを付けたPGがいた。
ベイク:『なんだ?警報は鳴らなかったぞ!どこから撃ってきた。』
サイサリス:『ベイク。9時の方向、遠方狙撃型のFOXT AILがこっちを・・・』
言っている矢先にRAIGEKIの両足がスナイパーライフルの閃光が貫いていた。これによりRAIGEKIは手も足も失った為奴自身の脱出装置を作動させた。
サイサリス:『しまった、足をやられた俺はもう動けん。先に脱出する。』
???:『悪いがそれはさせないよ。』
「あ、アレは・・・・コバ・・ヤシ先生の、あ、AKAFUJI。あと、誰のPGだ。な、なんとか・・・助かったのか?」
だけどそこから先は良く覚えていない。
三人称side
マサキは眼を覚ましたら見覚えの無い天井が目に写っていた。周辺を見渡すと医薬品の入った瓶を収納している薬棚に、メディカルチェッカーがあり、ここは保健室だとわかり彼自身療養ベッドに寝ていた。
マサキ:「ここはいったい、俺はたしか不審者のPGと戦闘してボコボコされて・・・・」
ミヤコ:「やっと眼を覚ましたか、全く心配したぞ。」
マサキ:「ゴトウ先生」
ミヤコ:「いまはお前の姉としてここにいる、だから先生と呼ぶな。」
マサキ:「ミヤコ姉さん。俺、襲われた後に何があったのです?」
ミヤコ:「順を追って話すぞ。まずお前がA-3ピットから脱出して2~3分後、つまり12:00に生徒会警備部と精鋭の教員数名でA-3ピットを制圧の為に強行突入。しかし犯人は光学迷彩といった装備を使用しそこには居なかった。それから5分後第3アリーナに爆発音を確認。その爆破を企てたバッシュ・ソレノスと名乗った工作員を隠密諜報部の教員がその男を確保。もちろん自害防止の猿ぐつわをかけてだが。爆破騒ぎも有り、来賓と一般人保護のため午後からのプログラムは非公開を条件に後日に延期。別行動をしていた諜報部のスタッフがKAIGATAと拉致を企てた奴らが乗っていた連中の乗車したPGが時間差で第4アリーナに進入するのを確認した後、私とコバヤシ先生に連絡が入りKOTETUとAKAFUJIフライトユニットを装備させて緊急発進し、第4アリーナに急行した。その時に別のRAIUN KAIGATAがコバヤシの狙撃を合図にショーテルタイプのAPSをつかいヨーヨーを振り回すFOXTAILと対峙し奴のPGを圧倒し四肢切断により行動不能にした後、被疑者2名を確保と同時におまえが脱出システムを作動させて不時着した後に、コックピットブロックから引き上げ治療のためここに運んで貰った。まぁこんな所だ。」
Side out
「俺が脱出装置を使った?覚えてないな。助けが来たとたん気を失ったみたいだし。それに、A-3ピットを出て行ってから通信傍受を防ぐためにどうも近距離通信はできたけど遠距離通信機能を切っていたから。あ、でもあいつら俺は偽装工作をしつつ、かなり紆余曲折してから第4アリーナに入ったから巻いたと思ったのに追ってきたのは何でだろう?」
「それはお前のパイロットスーツにこんな物が張り付いていたからだ。」
姉貴から受け取った物は一見すれば誰かが落としたシンプルデザインのピアスのようだが、よく見ると電波発信型の小型発信器だった。
ちなみに俺はパイロットスーツでは無く学園指定のジャージを着ていた。
「あっ、いつのまにこんな物付けられていた?」
俺は姉貴から受け取った発信器をすりつぶしもう少し横になろうとしたら、姉貴が俺に背を向け、肩をふるわせているのを見た。
「(ぼそっ)よかった。マサキが・・・・・死ななくて・・・・・ほんとに・・・良かった。」
「姉さん。何か言った?」
「いいや、何も言っていないぞ。」
「そう?何か聞こえたのは気のせいだったか。」
「そ、そうだ極度の疲労から幻聴でも聞こえたのだろ?今日はここでゆっくりしていろ。」
全く姉さんは相変わらずだな、姉さんがぼそっとつぶやいたのは俺には聞こえたけど、あえて聴いてないふりをしておこう、おかげで心配していたのが良く判った。それをあえて口に出すことはしないでおこう。
元々バーシスト人は聴覚が地球人より聴覚が優れていて、俺達バーシストと地球のハーフは純血のバーシスト人に比べれば劣るが、それでも地球人よりかは数段優れている。個人差はあるけど直径150m前後のひそひそ話は周辺がざわついていても楽に聞こえるが、よほどアホで無い限りそれを全部露呈する奴は居ない。防音施設にこもられたらさすがに聞こえないが障害が無ければ俺自身は170mがMaxではあるがそれ位は聞こえる。
俺がシルヴィアさん達と街観光するときにフェイとカナエさんの会話が聞こえたのは、バーシスト人の特徴が有ったからである。だからあのとき聞こえたからこそ、はぐらかすしかできなかった。
話が終わるとノックが3回聞こえた。
ミヤコ:「どなたです?」
アキナ:「コバヤシです。」
ミヤコ:「判った入れ。」
副担任のコバヤシ先生と黒いスーツに黒いネクタイとまさに黒ずくめが似合う高身長、黒髪短髪、さらに俺と同じバーシストと地球人のハーフである片方だけ赤い目の青年が入ってきた。しかし、このスーツの兄さんどっかで見たことあるような気がする。どこだろう?
アキナ:「失礼します。あ、マサキ君目が覚めたのですね。」
「コバヤシ先生がスナイプしてなかったら俺は誘拐されていましたね。助かりました。」
アキナ:「わ、私はきっかけを作っただけです。マサキ君を助けたのはこちらの諜報部の方ですから、彼にお礼を言って下さい。
諜報員:「全く、学園長の指示で君をガードするように頼まれていて、君を見張ってなかったらどうなっていたことやら。まぁ無事で良かったよ。」
っ!!声を聴いて思い出した。この人PG学園非常勤講師で担当は異星歴史のリョウヘイ・サカイド先生だ。
俺の知っているリョウヘイ・サカイド先生は、異星歴史の非常勤講師をやっている授業は面白く的確だけど格好が残念な人。アフロみたいに整えた髪型で無く、身だしなみに気をつけないタイプのボサボサヘヤーで今時珍しい黒縁メガネで灰色の瞳で、いわゆるメガネを取ったらイケメンタイプで全体的に教師とは思えないだらしないよれたワイシャツに裾を上げていないスーツパンツにサンダルがデフォの先生である。
「あの、コバヤシ先生。」
アキナ:「はい。何でしょう。」
「その人非常勤講師のサカイド先生ですよね?なんで諜報部の格好をして居るのでしょう?それ以前にサカイド先生は地球人で灰色の瞳で黒縁メガネでしたよね。それなのにバーシストと地球のハーフである虹彩異色なのか説明して下さい。」
アキナ:「あ、えっと・・・その、ごめんなさい。学内教員規定に該当するので私からは言えません。それにこの人がサカイド先生だと、思わなくって知らなかったわ。」
あんた、仮にもAPSTに所属している特殊部隊員だろ。そこんところ理解していろ!!とも思ったが恐らくコバヤシ先生には知らされていなかったのだろう。そんな風に思考しているとスーツのお兄さんがしゃべり出した。
リョウヘイ:「そこについては僕から語ろう。」
ミヤコ:「いいのか?お前の素性を生徒にばらすことになるのだぞ。」
リョウヘイ:「今回は緊急事態ですので彼だけです。」
ミヤコ:「判った。ゴトウ、この事は他言無用だぞ。」
俺が黙って首を肯定の方向に振りサカイド先生はしゃべり出した。
リョウヘイ:「非常勤講師のリョウヘイ・サカイドは世を忍ぶ仮の姿で、本来はこの学園の隠密諜報部所属で本名は同じです。地球人だというのはもちろん仮の姿で、本来は君やゴトウ先生と同じく地球とバーシストのハーフです。そして欺くためのカラーコンタクトと黒縁メガネだよ。」
ずいぶん簡易ではあるが手の込んだ変装だなと思ったが、口には出さずサカイド先生は話し続けた。
「私は学園長からマサキ・ゴトウ君を影ながら守るように指示を受け、そのために地球人の非常勤講師としてこの学園に教師の籍を貰ったのですよ。担任のゴトウ先生には隠語でこの事は伝えていまして、副担任にも他言無用という条件で了承してくれました。」
「アキナ:「えっ!私には情報無しなのは、情報漏洩の危険を可能な限り抑えるためなのは判りますよ。私だって仮にもAPSTのストライカーだからその手の情報が戦局を左右することぐらいは判りますよ。」
「ところで俺のKAIGATAはどうなりました?って聞かずとも直前にダメージチェックしましたから、あれは修理不能ですね。」
リョウヘイ:「PGに関しては後ほど学園長から話があるから呼び出しが有り次第学園長室に来てくれとお達しですのでお願いします。」
「判りました。」と短く返したあとにリョウヘイ・サカイドは保健室を出て行った。
その後、委員長とセンイチにユキトが見舞いに来てくれた。幸い俺の怪我はたいした物ではなく2~3日ガーゼと包帯を巻く程度で済んだ。
今回のことで判ったことはいくつかある。まず内の姉貴は俺をパイロット科に無理矢理入学させた犯人じゃ無いこと。これができるのはもっと学内で権力のある人間しかあり得ないからである。
この学校に爆破テロを表向きにして、俺を含め優秀なパイロット候補生と整備士候補生を勧誘と言う名の拉致をしようとしたこと。
体育祭とマサキ君の洗脳兵にされるか逃げ切るかの戦いもこの話で終わりです次回からは学園生活や休日の過ごし方を中心に展開します。
それでは又次のお話しでぐっらーく