Qどうしてそんなに速く走れるの? A呼吸の仕方があるんだよ 作:競輪
2番サイレンススズカ。
その後を追うのはアグネスタキオン。
後ろから迫るのはスペシャルウィーク。
そのあと僅かに距離開いてハルウララとゴールドシップが並ぶ。
トレーナーになるには資格がいる。それも、彼女とともに歩むには中央のライセンスがいる。
と言う訳で高卒認定試験を受けた美好、脳に酸素をしっかり送り活性化させ勉強は覚えてきた。それでも不安な場合は脈拍から一切緊張してないのが見て取れる頭の良さそうな奴の回答を音で推測した。見事合格して、トレーナー試験を受けに行ったがウマ娘と言う少女達の人生を左右する職業は、責任を果たせる大人ではないとならないと断られた。
なので、美好はまず責任とやらを果たせるお金を集める事にした。商店街の福引きなんかで家電を当て、それを売る。あるいは特定外来生物などを捕まえて役所に届けたり。透き通る世界を使える美好には全て簡単に行える。
とりあえずそれで百万ぐらい稼いだ。大食いチャレンジもしたりした。
株をやろうとしたら母に止められた美好は仕方なく早朝配達などを行った。
掛け持ちして更に稼いだ。
「と言う訳で直談判しに来た………ました」
「驚嘆! そのような理由で私の元に訪れるとは!」
「担当したウマ娘達の人生の責任は持つ……持ちます」
日本ウマ娘トレーニングセンター学園、通称トレセンの理事長秋川やよいは扇子を開きながら叫ぶ。
「うむむ………私としてもそれだけ向上心のある者には是非とも我が校に欲しい。しかし……」
「お金ならあります。俺のせいで人生を台無しにしてしまうウマ娘が居たら、責任は取るつもりです」
「ああ、いや。そういう事ではない………そもそもそういった責任を取るのは我々の仕事だ」
「…………かっこいい」
「ふふん、そうだろう!」
パシンと扇子を閉じるやよいは平らな胸を張る。美好がパチパチと手を叩くと更に胸をのけぞらし鼻息を荒くする。
「感激! そこまで褒められると照れてしまう! ………まあ、君の言い分は分かった。だがトレーナー試験を受けていないのだろう?」
「…………勉強は、してきましたけど」
「その心意気だ。それを疑う気はない。テストすれば証明してくれると信じている。だが、資格とは保証だ。保証なき者に大切なウマ娘達を任せる事はできない……」
「………………」
元々自分もかなり無茶な要望をしている自覚のある美好はしゅんと落ち込む。
「だが!」
再び扇子を開くやよい。扇子には何時のまにか『提案』と書かれていた。
「提案! トレーナーとして、勉学をこの学園で学んではどうか」
「知識なら………」
「あるだろうな。だが、人一人の人生に関わると言うのは、存外重たい。中央トレーナーはその辺りの経験もしている。それを学んでからでも遅くあるまい。何より、この目でしかと見れば推薦もしやすい」
要するに近くに置いておき、素質をきちんと見るという事だろう。見た目にそぐわぬ少女の彼女も若くして学園を継いだ優秀な人物。彼女の推薦ともなれば年齢制限もある程度緩められるかもしれない。
「暫くは用務員といったところか。もちろん給料は出すし、個人的な付き合いを持つのも制限しない。トレーナーの誰かに頼み学ばせてもらうのも良い」
「っ! ありがとうございます!」
「不要! 頭を下げる必要はない、ウマ娘を思うトレーナーが増えるのは私にとっても嬉しい事だ!」
こうして、美好はトレセンで働く事になった。彼女との再会も近い。
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幼馴染ヒロインは誰にしよう。名前短縮により候補増加
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スペ(正統派)
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ライス(妹)
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スズカ(しっかり)
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マルゼン(姉)
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ゴルシ(理解不能)
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タキオン(研究者)
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ウララ(後輩)
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オグリ(大食い)
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ルナ(ライバル)
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マック(お嬢様)