outwardの世界に異世界転生   作:越波

15 / 26
第15話 再び、エンメルカルの森

 あれから[モントカーム砦]のボスを倒し、性懲りもなくリュックを戦利品でギッチギチにしながら鈍足状態で[シェルツォ]まで帰り着いた。

 

 若干小金が出来たので、[シェルツォ]のキャラクターや[交わりの山]のキャラクターからスキルを買い足している。

 

 俺(おじさん) ★→前回との差異

  近接武器:残忍な斧 深紅の盾

  間接武器:リカーブボウ

  頭:スカベンジャーのスカーフ

  胴:毛皮の鎧

  脚:厚手のブーツ

  近接耐性:30

  近接攻撃力:24

  間接攻撃力:31

 

  スキル:ハンターの目、スナイパーショット

      フィットネス、要素の招き、

      耐候性、★涼しさ、

      ★タラスクリーバー、★安定した腕、

      ★シールドチャージ

 

 ミカ /は移動/戦闘で切り替え

  近接武器:マチェーテ、語彙目録

  間接武器:木の弓

  頭:パールバードの仮面/神秘的な頭巾

  胴:神秘的なローブ

  脚:学者のブーツ

  近接耐性:18/22

  近接攻撃力:12

  間接攻撃力:26

 

  スキル:ルーン[ファル]、ルーン[デズ]、

      ルーン[シム]、ルーン[エゴス]、

      [マナの源]、[秘儀の構文]

      フィットネス、要素の招き

      耐候性、シャーマンの共鳴、

      魂の現れ、マナプッシュ、

      ★涼しさ

 

 もうちょい貯金しようかとも思ったのだが、「塔で沢山もらったから」とミカに言われて今の装備に合った下級スキルを幾つか買った。

 

「さて、これで数日経ったし[エンメルカルの森]に戻って稼ぐか」

 

 前回とは違い、ミカがかなり戦えるようになった。これで前回は避けた森のダンジョンを攻略出来るはずだ。

 

「狙い目は[巨大な蜂の巣]かな」

 

 俺が呟くと、ミカは「えー‥‥虫かぁ」とボヤいた。ご期待通りグロめのダンジョンですよ。

 

 等身大で行く遠出も、もう慣れたものだ。

 

「森の町まではダッシュでいいの?」

 

「ああ。野盗じゃ大して稼げないしな‥‥避けにくい奴だけやろうか」

 

 頼もしい限りである。

 

 何事もなく俺たちは[エンメルカルの森]に移動し、[ベルグ]の町で一泊した。

 

「宝箱ツアーは前回と一緒。[見張り塔]、[燃える大樹]、[燃えるキャンプ]から[風の陰謀団の遺跡]なんだが――」

 

 俺は前回通り、東から時計回りに地図のランドマークをなぞった。その後、南東にあるランドマークを指で丸をつける。

 

「この[巨大な蜂の巣]を攻略したい」

 

 [巨大な蜂の巣]は、結構儲かるダンジョンだ。豪華報酬が手に入る[華やかなチェスト]も2つ狙えるし、そうでない宝箱や死体からもアイテムが回収出来る。

 

 その代わり敵の数と質も、[ケルネソス]よ地方よりグレードが上がる。

 

「それでも、今ならいけると思うんだ」

 

 ミカに視線を向けると、力強く頷き返してくる。

 

「だね。やってダメなら、ダッシュで逃げればいいよ」

 

 日に日に逞しくなるミカに、俺は思わず苦笑してしまった。

 

 

 

 

 

 [ベルグ]を出ると、橋を渡ってすぐの[コパル]を採取し、[見張り塔]に向かう為に東に移動する。

 

「この[コパル]、綺麗だよねー。琥珀みたいな感じなのかな?」

 

「と言うか琥珀そのものだったはずだぞ。品質は低い奴だけど」

 

 正確には化石化しきってない樹液の塊をそう呼ぶんだとか。気になって調べた記憶がある。数日で木から再採取出来る理由? ゲームだからだろ。

 

 そこから塔に向かう道中、[怪物のゴーレム]に絡まれ、やむなく戦闘になった。

 

 コイツぐらいになると、今の俺では注意を引いた後は盾でガードし続けるしかない。衝撃耐久力がなくなって転ばされたが、耐えている間にミカに[ルーントラップ]で倒してもらった。

 

「助かったよ。俺ひとりじゃどうにもならんな‥‥」

 

「おじさんが引きつけといてくれるからだよ」

 

 四足歩行の[怪物のゴーレム]は、頭部についた鋭い刃物のような角で凪ぎ払い攻撃してくる厄介な敵だ。連続攻撃を捌き損ねると、一息に殺されかねない。

 

 もう少し鎧が強くなればともかく、今の装備では正面から殴り合うには装甲が薄すぎる。

 

(ミカの火力だけで倒せなくなる前に、俺も戦えるようになっておかないと)

 

 ルーン魔法は強力だが、単発の火力はそこまで高くない。敵の耐性次第では物理で畳み掛けた方がダメージを稼げる場合もあるのだ。

 

 実際、ゲーム時代は俺と相方でうまく分担して強力なボスも倒す事が出来ていた。

 

 この世界でも、早くそうなりたい‥‥。

 

 そんな願いが通じたのだろうか。[見張り塔]の入ってすぐの宝箱から、ついに待ち望んでいた装備が登場した。

 

「おおっ、来たっ!!」

 

 [エリートの頭巾]、頭防具である。今つけている[スカベンジャーのスカーフ]の倍以上防御力が上がる一方、よくある重防具特有の移動速度やスタミナへのデメリットがない優秀な軽装備なのだ。

 

 しかも、もう一つ出た武器が素晴らしい。

 

 [生木の斧]――軽い割にエーテル属性の攻撃力を最初から持つ属性武器であり、更に“消費MP10%減“という、実に魔法使い向きの装備なのだ。

 

「2人とも斧になっちゃったね」

 

 適当な装備がなく[ケルネソス]地方から使い続けていた[マチェーテ]を手放し、ミカははにかんだように笑う。

 

「正直、その俺も[ゴースト]系の敵が出た時用に欲しいんだけどな」

 

 俺たちは笑いながら、南に見える巨大なロケーションを見つめた。

 

 その名の通り[巨大な蜂の巣]――今回のメインターゲットに、遂に突入するのだ。




[生木の斧]はマジで好きな装備です。
何より重量が軽い! サブ武器として持つのにリュックを圧迫しないのが素晴らしい。

ちなみにこの[見張り塔]は無傷で装備回収出来る良ポイントですが、よく[祈祷のクレイモア]拾ってブンブン丸やってました。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。