outwardの世界に異世界転生   作:越波

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第17話 もう一体の[巣の長]

俺(おじさん) ★→前回との差異

  近接武器:残忍な斧 深紅の盾

  間接武器:リカーブボウ

  頭:エリートの頭巾

  胴:毛皮の鎧

  脚:厚手のブーツ

  近接耐性:37

  近接攻撃力:24

  間接攻撃力:31

 

  スキル:ハンターの目、スナイパーショット

      フィットネス、要素の招き、

      耐候性、涼しさ、

      タラスクリーバー、安定した腕、

      シールドチャージ

 

 ミカ /は移動/戦闘で切り替え

  近接武器:生木の斧、語彙目録

  間接武器:木の弓

  頭:パールバードの仮面/神秘的な頭巾

  胴:★部族賢者のローブ

  脚:学者のブーツ

  近接耐性:18/22

  近接攻撃力:24

  間接攻撃力:26

 

  スキル:ルーン[ファル]、ルーン[デズ]、

      ルーン[シム]、ルーン[エゴス]、

      [マナの源]、[秘儀の構文]

      フィットネス、要素の招き

      耐候性、シャーマンの共鳴、

      魂の現れ、マナプッシュ、

      涼しさ

 

「もうムリ‥‥コイツ、ホントムリ‥‥」

 

 ミカはあれから更に登場した[サシガメ]にも絶叫し、結局俺が倒す事になった。

 

「ほら、この先はまた[巣の長]と[歩く蜂の巣]だから。通路あるし罠敷くぞ」

 

 坂を登った先は少し薄暗い通路になっており、奥が吹き抜けのホールのように明るくなっている。

 

 そこでは二匹の[サシガメ]が[巣の長]と[歩く蜂の巣]相手に戦いを繰り広げていた。あの戦いが終わる前に、通路を罠で埋めておく。

 

 ややあってモンスター同士の戦いは[巣の長]たちに軍配が上がったようだった。

 

「じゃあさっきの通り‥‥いっせーの、で!!」

 

 [スナイパーショット]と電撃弾が一斉に[巣の長]に着弾する。さっきと違うのは、罠があるので俺は更に弓でチクチク矢を射る点だ。

 

 侵入者に気付いた[巣の長]がノシノシと歩み寄り、施設したワイヤートラップに軒並み引っかかる。次々と鉄釘が飛び出して[巣の長]を貫き、その巨体がその度にガクガクとダメージに揺れる。

 

 結局、斧と盾のスキルをぶち込んだ時点で[巣の長]は倒れてしまった。

 

「罠ってホント強いよね‥‥」

 

「序盤は特にな」

 

 敵を一掃した俺たちは全てのアイテムを回収し、吹き抜けの上に繋がる出口から外に脱出した。

 

「入り口からじゃないんだ?」

 

「こっちにも宝箱があるんだよ」

 

 そう言うと、俺はミカをある場所まで連れて行った。

 

 実を言うとこの場所は入り口のあった場所より高台にある窪地で、ダンジョンに入らず抜け出す道が一カ所しかない。ミカにはその抜け道に隠れてもらうように指示を出したのだった。

 

「この先にある宝箱の前に、もう一体[巣の長]がいるんだよ」

 

「‥‥倒しちゃえばいいんじゃ‥‥?」

 

「それが、巣の中にいる奴より遥かに強いんだよ。最悪倒せなくても宝箱が回収出来れば問題ないから、先に俺が行って来る」

 

 そう言うと、俺はランタンを消して夜闇に紛れた。道はわかっているので僅かな月明かりでもどうにかなる。

 

(いたいた‥‥やっぱ何となく威圧感が違うな)

 

 巣の中にいた奴はいわゆる“蜂の巣色“っぽい薄い黄色だったが、ここにいる[巣の長]は緑色だ。何となくオーラを纏っている気がする。

 

 俺は奴の向きが変わった隙に、奥へ走って切り株の裏に安置された[華やかなチェスト]を開けた。

 

 重量武器ばかりでリュックの重量がオーバーしてしまった為、安い武器を分解して[仕掛け線の罠]と[大きな鉄釘]に変えておく。

 

(またすぐ使うし、必要経費だな)

 

 そう独り言を呟きながらミカと合流する。

 

「ただいま。宝箱回収したし、罠敷いてアイツもやっとこう」

 

 俺は残る罠を全て抜け道に敷き詰め、減ったHPとスタミナをアイテムで回復する。

 

「ミカはこの足場の隅で電撃弾撃ちまくってくれ」

 

「おじさん、気をつけてね‥‥」

 

 心配そうに眉根を寄せるミカの肩を優しく叩き、俺は緑色の[巣の長]に[スナイパーショット]を放った。

 

「こっちだこっち!」

 

 距離がある内はひたすら弓を射る。罠が続けざまに発動し、[ルーントラップ]や電撃弾が直撃するが緑色の[巣の長]はまだまだ倒れない。

 

 俺は武器をショートカットから盾と斧に切り替えた。

 

「ほら、突っ立ってないでこっち来い!」

 

 [キック]や[シールドバッシュ]で注意を引きながら、ミカの前に誘導する。

 

「おじさん!」

 

「よし、これで‥‥うまくいけば‥‥!」

 

 足場に上がったミカの足下で[巣の長]の攻撃を盾で受け止めると、俺はダッシュで階段を上がり、ミカの横に並んだ。

 

「お、おじさんどうするの? もう来ちゃうって!」

 

「慌てるな、もう当たるはずだから[ルーントラップ]で削ろう」

 

 台の下とは言え目の前まで近付いた[巣の長]にミカがパニックに陥るが、俺は彼女の肩を軽く叩いて落ち着かせる。

 

「よく見てみ。アイツ手すりとこの段差に引っかかって身動き取れてないから」

 

 驚いたミカがマジマジと[巣の長]を見やるが、奴はモゾモゾ段差の下で足掻くだけでその攻撃は全くこちらに当たらない。

 

「えっと‥‥[ルーントラップ]」

 

 だがミカが恐る恐る段差の床に施設した[ルーントラップ]は、[巣の長]に接触すると眩しくエーテル属性の光を撒き散らして派手に爆発する。

 

「え‥‥えぇ~‥‥こんなのアリかなぁ‥‥」

 

「出来るんだからアリだろ」

 

 俺はそう言うと、再び弓に持ち替えてありったけの矢を長の頭に叩き込んだ。

 

 10 分ぐらいそうして一方的に攻撃した結果、ようやく奴は沈黙し、俺はその死骸から一本の巨大な両手斧を回収したのだった。




PC版でHUD改良mod入れるまで、巣の外うろついてる緑色の[巣の長]のHPが数千あるの全く気付いてませんでした。
今回のハメ討伐は実際相方と2人で見つけて爆笑しながらやった方法になります。
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